病棟看護師の仕事内容は?10年経験して感じたやりがい・大変なこと

看護師の中でも病棟看護師になりたいと思っているのですが、仕事内容はどんな感じなんですか?
こんにちは。私は約10年間、病棟看護師として働いていました。病棟看護師にはかなりの数の仕事があります。この記事では、そんな病棟看護師について、私の10年間の体験談をもとにご紹介しています。ぜひ参考にしてみてくださいね。

私は看護大学を卒業後、地元である地方の総合病院に看護師として就職しました。そこで約10年間、3つの病棟(ICU、呼吸器内科、循環器センター)で働いてきました。その経験をもとに病棟看護師の仕事内容や、やりがい・大変なことについて書こうと思います。

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病棟看護師の仕事内容

まず病棟看護師の仕事についてですが、配属先の病棟によって多少の違いはあるものの、仕事内容は膨大で書ききれないほどと言ってもいいと思います。

日勤業務

ある日の日勤業務を簡単に書くと、始業前に担当患者の情報収集を行い、点滴や清拭の準備を行います。始業後は、担当患者さんのもとを周りながら、検温を行いつつ点滴を落とし、清拭などの清潔援助を行います。

この間にも手術予定の方がいれば、その準備から手術室へ送り届け、家族対応など行いますし、検査の方がいれば搬送を行います。

点滴も化学療法を行う方の場合には、時間や副作用に注意しながら頻回に訪室するなど、ナースコールに対応しながら、業務を行います。

お昼近くになると、食事の準備や血糖測定・配薬などを行い、食事介助やや経管栄養をつなぎながら、自分自身も周りと相談しつつ、休憩に入ります。

午後は少しの時間ですが、看護師同士で、問題を抱えている方のカンファレンスなどを行い、午後の検温に入ります。

あと新たに入院する方もいるので、担当になった場合には入院患者さんの対応も行います。そして夕方に夜勤に引き継ぎを行い、カルテの整理などを行って仕事が終わります。日勤業務は仕事量が多い為、とにかく忙しい日がほとんどです。

夜勤業務

夜勤は逆に忙しい日もあれば、落ち着いている日もあり、その差が激しいといえます。

夜勤は50人程度の患者さんに対し、4人の看護師で対応します。そして私の勤めていた病院は2交代制でしたので、夜勤は夕方から翌日の朝までと、長い勤務になります。

まず日勤から引き継ぐと、夕ご飯の準備や介助などを行いながら、検温を行い、夕方の点滴を落とし、就寝前にオムツ交換や体位変換を行います。日勤と違い、看護師の人数も少ないので、食事介助やオムツ交換などは、4人で協力して行います。

消灯後は基本、カルテ作業とナースコール対応、夜中の点滴の管理がメインとなります。あとは数時間ごとにオムツ交換・体位変換、巡視を行い、朝は検温と朝食の準備と介助を行い、日勤に引き継ぎ、カルテ整理を行い終了となります。

日勤に比べて検査などもないため、業務量は少ないです。しかし患者さんが急変・入院があった場合には、少ない人数で対応しなければならず、1人2時間程度とれる仮眠が取れないことや、夕飯や朝ごはんを食べる時間がないこともあります。

あとは夜になると、せん妄状態となり、眠れず声を出したり、暴れたり、ナースコールを連打したりする方もいらっしゃいます。そのような方の対応に苦慮することもしばしばあります。以上が病棟看護師の大まかな仕事内容です。

病棟看護師のやりがい

私が10年、病棟看護師をしてきた理由は「大変だけど、自分の知識や技術を磨ける。そして患者さんと深く関わり自分の成長できる。」それにつきると思います。

知識と技術を磨くことができる

まず自分の知識や技術を磨くことができる理由は、他の職場と違い病棟では、様々な疾患を抱えている方と関われ、その方々の病状も急性期や慢性期、終末期とそれぞれです。

それによって行う治療方針も違い、手術や化学療法、緩和治療、様々な処置が行われます。その準備から実施、医師のサポート、患者や家族のサポートを行うのが看護師です。

そのため、様々な知識をもっていなければなりません。何年同じ病棟にいても、新しい治療や検査方法が導入すれば全員が勉強をします。常に情報をアップデートし、新しい知識を身につけることができます。

また様々な治療や処置につく機会があるため、技術も磨かれます。その中でも、特に病棟看護師として技術が磨かれるのが急変対応です。

私は急性期病棟にいた期間が長かったため、患者さんの急変には何度もあたりました。目の前で心停止をする方や、倒れる方、様々な場面に遭遇しました。

病棟といっても医師が常駐しているわけではないので、初期対応は全て看護師で行います。そのため急変した際の対応は、素早く行えるようになったと思います。

自分が成長できる

次に患者さんと深く関わり自分が成長できるということですが、病棟にいる患者さんは、初めて入院する方もいらっしゃいますが、それほど多くはありません。むしろ再入院を繰り返している方や、長期の入院をしている方も多いです。

そのような方の担当するようになると、少しずつ顔なじみになり、仕事の話しだけでなく、自分の話しや、家族の話しなど病気以外の話しもするようになり、患者さんと少しずつ信頼関係を築きあげ、精神的なサポートができるようになっていきます。

この信頼関係を築くということは、ただ知識や技術を磨くとは違った、人間力が試されるため、自分の成長につながります。そして担当の患者さんが、退院される時に「ありがとう。」と言って、病棟を出て行く時の姿を見るのが、「看護師をやっていて良かった。」とやりがいを強く感じることができます

それとは逆に亡くなる方もいますが、それでも安らかな顔で、家族の方も納得した最期を迎えられることができた時には、退院した時と似たような「よかったな。」という気持ちになります。

病棟看護師の苦労

ただ楽しいことばかりではありません。次に病棟看護師の苦労について話します。

1分1秒を惜しむ忙しさ

とにかく病棟看護師は一言でいうと忙しくて、大変です。様々な知識を得られる分、覚える知識や技術は膨大です。そして日々の業務も、細かなカルテ整理まで考えると、1分1秒を惜しんで働かなくてはありません。

どんなに忙しくても、ナースコールが鳴れば対応し、患者さんが急変した時などは、自分の食事やトイレも忘れて、対応しなくてはなりません。それは過酷そのものです。私は何度となく、夜勤終わりに居眠り運転をしましたし、膀胱炎にも頻繁になり、病院に通いました。

危険で汚い仕事が多い

あとはやはり、汚い・危険な仕事をしなければならないのも現実です。

オムツ交換は日常茶飯事ですが、患者さんによっては、下痢がひどく、シーツ一面が便だらけということもあります。認知症の方が便を手でこねていたこともあり、その方の手浴をしたこともあります。

また感染症の方の対応もしなければならない場合もあります。空気感染する結核の患者さんや、血液感染するHIVの方の対応もします。中には診断がつかず、あとになって感染症だったと判明した場合には、私たち自身の身に危険が降りかかることもあります。

患者さんとのトラブル

あとは患者さんに感謝されるばかりではありません。ちょっとした行き違いから怒られることも頻繁にあります。

また最近では、モンスターペイシェントのようなスタッフに無理難題を言いつける、気に食わないと暴力を振るう、セクハラまがいのことをする患者さんもいます。

病棟に入院する患者さんは、大きな病気を抱えて苦しんでいる方がほとんどです。そのストレスは多大で、そのストレスのはけ口として看護師が利用されてしまう場合が多いのだと思います。そのため患者と深い関係を築ける分、患者さんに傷つけられることや、裏切られたと感じることもあります。

最後に

それでも私は10年間、病棟看護師をやってきて良かったと思います。妊娠・出産を機に退職し、現在は専業主婦ですが、また看護師に復帰する際には、病棟勤務をしてみたいと思っています。これから就職・転職される皆さんも、やりがいと自分の知識・技術の向上を願うのなら、病棟で働くことをおすすめいたします。

 

キャリアコンサルタント

病棟看護師として、約10年間働かれた方の体験談、とても参考になりましたね。

病棟看護師の仕事内容や職場環境は、かなりハードではありますが、だからこそ、患者さんの「ありがとう。」に強いやりがいを見いだせるんですね。

この記事を読んで、病棟看護師として働いてみようかな?と思った方は、ぜひこちらの記事を参考にしてみてください。

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