職場決めで悩む看護師必見!病院・介護・診療所経験者が実情を紹介

看護師です。転職したいですが、次にどんな職場が合っているのかわかりません。
看護師歴14年です。私は、総合病院・介護施設・クリニックを渡り歩いてきました。それぞれのメリット・デメリットや裏事情を詳しく紹介します。

筆者は、看護学校卒業後、総合病院で10年・介護施設で2年・クリニックで2年、看護師として経験を積んできました。経験者でないとわからない、それぞれの職場のメリットデメリットを詳しく紹介します!

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看護師の転職に「総合病院」はおすすめ?特徴とメリット・デメリットまとめ

総合病院の特徴

卒業後、最初に就職したのは総合病院(第三次救急病院の混合病棟)でした。こちらの病院は当時では先端医療を提供している病院でした。

実践を通してでしか学べない医療を知り、それと同時に学校では教えてもらえない、さらにいえば実習でも知り得ない現実を学ぶ点においては十分すぎる病院でもありました。

病院の機能の基本は 医者のオーダー 受付 医療提供 会計①→②→③→④から成り立っているものであり、どれだけの人数を確保し、何ができる医者がいるかによって、行える医療の提供も違ってきます。抱えられるスタッフの数も変わってきます。

つまり総合病院は人間を総合的に診ることができる病院である以上、診療科も増えるわけで、それらを勤めながら肌身で感じて学ぶことができるのは総合病院以外にはありません。

だから研修医だけではなく、看護師も基礎を学ぶためには総合病院に身を置くのが一番だと思います。

研修体制が充実!ただしその分仕事も多くなる

新卒や既卒を含めて教育体制も充実していました。もちろん看護の実務以外でも看護研究や各種委員会などたくさんの仕事も振りわてられ、本当の意味で慣れるまでには人それぞれとはいえ、相応の時間を要します。

そのため、若くて知識の吸収力もあり、体力的にもまだまだこれからといった若い世代については、最初はこうした総合病院で基礎的看護力を身につけるべきかと思います。

一方こうした研修体制を整えるのも現場の看護師の役割である以上、教える側になった時にはそれ相応の仕事を割り振られますので、充実した研修体制の裏には色々な労苦があることを忘れないでください。看護の実務外の仕事が多いのも総合病院ならではです。

保障が充実!ただし仕事は当然キツイ

公立私立問わず、保障面(退職金や各種手当)においては中小規模病院や施設、クリニックと比べて大きな開きがあることに間違いなく、大規模病院の一番のメリットはそこにあると思います。

給与的には、夜勤もやれば20代前半から中盤の同世代と比べても多い収入を得られるのではないかと思います。

ただし一方で、ゆったりとした環境を望み、少しずつ多少の知識が得られればいいという考え方の人については、特になんの魅力もなくただただやることが多くてきついと感じるだけでしょう。

しかし男性看護師も増えてきた昨今、保障面は生活水準に直結しますし、生涯年収を考えても看護師の給与で総合病院に勝るところは今の所筆者は知り得ません(看護とは言えないけど看護師の資格が活かせる仕事は別ですが)。

スキルと自信が身に着く!ただし貴重なケースに出会えるまでの道のりは長い

総合病院の特徴から、様々な疾患の患者が来院されます。それだけ様々な患者と関わることができる環境は総合病院外ではなかなかありません。

一つ一つ貴重な体験を自分のものとして吸収していく中で、少しずつスキルも自信も身につけることができます。

一方、そうした貴重な体験というのは一つ一つが高度なスキルや知識を要するものであったりもしますので、まずそのケースに立ち会うことできるまでのステップとしてそれなりの努力や胆力を求められることもしばしばです。

総合病院のメリット・デメリットまとめ

私が実際に体験して感じた、総合病院のメリット・デメリットについて解説してきました。メリットとデメリットは、いつも表裏一体の関係にあると思います。

まとめると、

総合病院のメリット

  • 教育体制が充実
  • 保障が手厚い
  • スキルと自信が身に着く

総合病院のデメリット

  • 実務外の仕事が多く多忙
  • 業務に求められるレベルが高いので、吸収力がないと厳しい

看護師の転職に「介護施設」はおすすめ?特徴とメリット・デメリットまとめ

次に、介護施設で働いて感じた特徴・メリット・デメリットについて解説します。

介護施設の特徴

介護施設の多くは、総合病院とは考え方では正反対のものであると言えます。

基本は総合病院はチームプレイでその日一日を無事に終えられるように動きますが、介護施設はケースによっては個人プレイだったりします。

例えば一人は付き添いで外出、もう一人は医務室で待機といった具合です。またこれも介護施設によりけりですが、私の勤め先は看護師は日勤のみで変則勤務はなく、あとはオンコールでした。

介護施設の多くは基本は利用者の入れ替わりは総合病院ほど多くはなく、その人それぞれの個別性さえ覚えてしまえば仕事もルーチン化することができ、慣れるのも早いでしょう。

清潔ケアも場所によりけりですが私が務めた施設は看護師はありませんでした。代わりに健診業務や自部署の運営も引き受けることとなりパソコンに向かう時間も多くありました。

清潔ケアや食事介助など、介護的な仕事がそんなに好きではない私にとってはこれはメリットでした。

責任が重たい

医師がいないので指示を仰げません。自身の経験と知識を元に判断し、必要時は嘱託医に連絡または通院。現場の介護職員も何かあればすぐ看護師を頼って相談に見えますし、介護職員の健康状態も看護師の責任として与えられていたので、責任重大でした。

またそんな看護師を多く配置できる余裕のある介護施設はそう多くはなく、筆者の施設も同様でした。看護師の人数の少なさから、以前の病院では7対1程度でしたが、単純計算でこの介護施設は40対1程度。

これは比較にならないくらい責任は大きかったように思います。

喪失感が大きい

医師がいない他、疾患や看護について学ぶためには自分で努力して学んでいくしかありません。受動的にしていれば学べるものではなく、また必要に迫られて学ぶこともそんなに機会としては多くありません。

いわゆる世間的なデファクトスタンダードなるものが、狭い世界に生きていたら吸収することができないのです。総合病院時代で学んだ看護必要度や高度医療に携わったスキルが、器具もなく対象患者もいなければただの自身の経験だけで終わってしまうのです。

経験を活かす環境でなければ、それは時間とともに薄れていってしまうのです。総合病院と比べてはいけないのかもしれませんが、私自身ある一種の喪失感のようなものに苛まれてしまった時期がありました。

この点は本当にデメリットだと感じます。ただし活かす環境も介護施設には備わっています。ストマやバルーン、経鼻チューブなど
看護処置と呼ばれるものは大きな病院を退院し在宅や介護施設に入所中の方に多く見られます。

これらは経験がなければ対処できません。喪失感だけでなく、活かすことができる環境も介護施設にはあることはお伝えしておきます。

介護施設のメリット・デメリットまとめ

介護施設のメリット

  • 自分のペースで仕事しやすい
  • 責任が重いが、やりがいでもある
  • 総合病院での経験を活かせる面もある

介護施設のデメリット

  • 責任の重さに耐えられなければ苦痛になる
  • 経験が活かせられなければ喪失感に苛まれる
  • 自分から知識やスキルを吸収しに行かなければならない

看護師の転職に「クリニック」はおすすめ?特徴とメリット・デメリットまとめ

クリニックの特徴

クリニックでは、その科のことについては勉強ができます。医師としっかりコミュニケーションをとることができれば、診断までのエビデンスや患者の予後や疾患の予防法など、是が非でもそれに触れる機会があるため、その分野の知識が身につきます。

介護施設のように自分から進んで学びに行かなくてもその場に身をおいている限り、必要に迫られて学ぶことになります。

また診療科の特徴が最大限に反映されるのが開業医の特徴と言えます。

例えば小児科なら子供向けの環境を、精神科なら物静かな環境がクリニックに反映されますし、消化器系となればファイバーを使って検査や治療するための部屋が用意されるなど、来院する患者層によって求められるスキルも大きく変わってきます。

仕事選びは自身に合う診療科を選ぶ必要があると言えるでしょう。

医師との関係が最も大事

医師の意見が絶対のような風潮もあります。実質社長のような存在なので仕方のない部分もあるかもしれませんが、医師と信頼関係が築けないと、そこで勤め続けるのが難しくなってしまうので、これは大きなデメリットの一つであると言えると思います。

筆者はもともと総合病院で一緒に勤務していた医師が開業すると同時に連絡があり、呼ばれたため当初はよかったですが、いっとき仕事の考え方の違いから揉めて面倒になったことがありました。

その後関係改善がはかられましたが、この点はデリケートに考える必要があると思います。

中休みがあるが、定時が遅い

プライベートとの両立という点では、中休みがあるので、その間に色々家に帰って支度したりすることも可能であったりします。ただしこれはケースバイケースで、私が勤めていた場所は中休みが短かったので残念ながらそれはかないませんでした。

逆に、クリニックは定時が遅いです。遅いところでは20時とか。私の勤めたクリニックは19時が定時でしたが、遅いときは21時にようやく全ての患者をこなし終えて帰宅したのは22時前など、総合病院の新人時代にもなかったことをこなしたこともありました。

プライベートについてはこれができる環境になければ、例えば小さなお子さんを抱えていたりすると家庭に影響することも考慮しなければなりません。

保障面では期待できない

保障面においては実は時給が良かったりすることもありますが、そんなに期待しない方が良いでしょう。保障面については、たいてい保険(医師国保)や退職金(中退共)などがどのクリニックにもあると思いますが、大規模病院と比べると残念な数字でした。

クリニックのメリット・デメリットまとめ

クリニックのメリット

  • 中休みを有効活用できることも
  • 特定の分野について詳しくなる

クリニックのデメリット

  • 医師が絶対のため不仲になると仕事しづらい
  • 定時が遅い
  • 保障面が薄い

以上、総合病院、介護施設、クリニック、それぞれで勤めた経験を踏まえ、メリットデメリットをまとめさせていただきました。ご覧いただいている皆様にとって、お仕事を選ばれる際の一助になれればとても幸いです。

 

キャリアコンサルタント

総合病院・介護施設・クリニックと全く異なる職場で働いたベテラン看護師さんの体験談、参考になりました。

どこが自分に合った職場なのかわからない方は、こちらの体験談を参考にしつつ、自分に合った職場を転職エージェントに提案してもらうことがおすすめです。

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