病院薬剤師を2年半で辞めて調剤薬局へ。転職理由と道のりを紹介

病院で勤務している薬剤師です。調剤薬局への転職を考えているのですが、実際のところどうなんでしょうか?
こんにちは。病院薬剤師を辞めて、調剤薬局へ転職した「よっさん」です。この記事では、私の実体験に基づいて、調剤薬局で働くメリットやデメリット、転職をする際の注目ポイントなどについてまとめています。

ぜひ参考にしてみてくださいね。

病院から調剤薬局への転職について、病院を辞めた理由や調剤薬局の選び方などを私の体験談を交えてまとめていきたいと思います。調剤薬局に転職しようか迷っている方は、ぜひ参考にしてみてください。

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自己紹介

私は薬剤師として6年目になる、男性(31歳)です。大学を卒業後、ある病院で薬剤師として2年半ほど働いた後、調剤薬局へ転職しました。転職を決意した時はかなり不安でしたが、結果的に今の調剤薬局へ転職してよかったと思っています。

前の職場の病院はいわゆる中小病院で、病床数が200床ほどでした。大病院のように診療科が定まっているわけではないので、循環器や呼吸器、消化器など様々な疾患をもった患者さんが入院しており、私は主に薬剤師として、その患者さんの薬の払い出しや服薬指導、医師への助言などを行っていました。

病院で働くメリット・デメリット

ここでは、病院薬剤師から調剤薬局薬剤師へ転職した私が感じた「病院で働くメリット・デメリット」についてご紹介したいと思います。

病院で働くメリット

私が働いていた病院では、様々な疾患を抱えた患者さんが入院してくるので、病態や検査値について学ぶことが多く、医師との意見交換も盛んに行えるので、やりがいをもって仕事ができました。このような点は、病院で働く上でメリットだったと思います。

病院で働くデメリット

しかし、デメリットも多く、それが原因で調剤薬局への転職を決意しました。私が退職を決意したデメリットは大きく3つです。

デメリット① 勤務時間が長い・残業もある

まず、1つ目のデメリットは「勤務時間が長い」ということです。定められている勤務時間は9:00~17:00の8時間で、1時間の休憩がありました。しかし実際は定時で帰れることはほとんどなく、ルーティン業務の入院患者への薬剤の払い出しなどが、18:00頃に終わり、その後、服薬指導の記録などの個々業務を行っていたので、帰宅できたのはだいたい19:00ぐらいだったと思います。

ひどい時は21:00位になることもあり、帰りに外食をして、疲れ果てて帰宅し、そのまま寝てしまうといった日々が続いていました。月の残業時間は40時間を超えていたと思います。

なぜここまで残業することになったのかというと、圧倒的に人手不足だったからです。単純に薬剤師の数が足りないのと、他の薬剤師の何人かが、いわゆる”ママさん薬剤師“なので、業務が残っていても子供の幼稚園の迎えなどで帰ってしまい、その残った業務を私たちで負担しなければなりませんでした。そのため、残業しなければいけなく、毎日遅くまで仕事をしなければならなかったのです。

デメリット② なかなか休みが取れない・有給が取れない

2つ目のデメリットは「なかなか休みが取れない」ということです。その病院の勤務体系はいわゆる「4週6休」で、一月のうち2回の土曜日と、日曜祝日は休みだったのですが、残りの土曜日は出勤(午前中のみ)しなければならず、日曜祝日も、日直出勤の場合は(別の日が代休になりますが)出勤しなければなりませんでした

さらに、土曜日は午前中のみの出勤なのですが、とにかく残業が多いので、結局午後まで仕事をすることになり、午後からの休みがなくなることもしょっちゅうありました。そして特にひどかったのが、希望した日に有給が取れなかったことでした。

こういったことがあったせいで、思うように時間が取れず、プライベートの予定がキャンセルになってしまうなど、散々なものでした。

デメリット③ 将来が心配(病院の赤字のため)

そして最後のデメリットは「その職場の将来性が危うい」ということです。

まず、働いていた病院の経営が赤字続きで、給与の賃上げも私が入職するはるか10年ほど前から行われていませんでした。しかも、病院建て替えの計画まで持ち上がっていたために、賃上げの見通しは立っていない状況でした。

また、人員不足も深刻な問題でした。20代以降の後輩薬剤師が入ってこないのと、私の周りの薬剤師は40・50代の方が多かったということもあり、数十年後に私が管理職になったとしても、人員不足の問題は解決されないまま、いつかは自分に負担がかかるという状況でした。

結婚を考えていた私にとって、職場の勤務時間が長いことや休みが取れないこと、そして将来が不安であることは、マイナスにしかならないと思ったので、転職することを決意しました。

調剤薬局へ転職するまで

そこで悩んだのが、また病院に転職するのか、調剤薬局に転職するのか、ドラッグストアに転職するのか、ということでした。

振り返ってみると、やりがいの面は、病院の方が、病態などを勉強できたということもあって良かったのですが、調剤薬局やドラッグストアでは、これまでに勉強できなかった地域医療や保険算定なども学べるかもしれないと考えるようになりました。

そしてドラッグストアは勤務の時間帯が不規則だったり、チェーン店では勤務地が固定されていないことが多いので、調剤薬局に転職することを考え始めました。

インターネットを利用して、自分の住んでいる地域から色々と情報を集め、最終的に働きたい地域にある2つの調剤薬局に絞りました。その時、転職エージェントを利用するという方法もあったのですが、病院の仕事によって連絡できないと思ったので、利用しませんでした。

そして、その2つの薬局をそれぞれ見学しに行きました。

転職する際、見るべきポイント

いくつかのポイントに注目して、今の薬局に転職を決めたのですが、転職した薬局をA、しなかった薬局をBとして、どのようなポイントに注目したのかをまとめたいと思います。

ポイント① 人員構成(どんな人が働いているのか)

まず注目したポイントとしては「職場の人員構成」がありました。Aの薬局は、まず年代層が幅広く、少し上の30代前半~後半位の薬剤師が多かったです。また、同年代の薬剤師や後輩の薬剤師も何人かいました。

逆にBの薬局は、若手の薬剤師が少ないように思えました。後で聞いたのですが、Bの薬局は若手~中堅が離職したために、人員不足に陥っていたそうです。Aの薬局は産休予定の人が何人か出るので求人をだしているとのことでした。

ポイント② 職場の雰囲気

そして2つ目に注目したのが「職場の雰囲気」です。特に、調剤の流れや仕事場の状態などに注目して見学しました。

Aの薬局は、服薬指導や処方監査など薬剤師にしかできない仕事は薬剤師が行い、その他、会計や事務仕事など薬剤師でなくてもできる仕事は事務員が行うといった「分担制」になっており薬剤師の負担業務が少なくなるので、残業も少ないということでした。

調剤の流れもスムーズに行えており、薬が出来上がって患者さんに渡すまでの時間は、そこまでかかっていないように思えました。仕事場もきちんと整理整頓されており、働いている薬剤師をみても、ゆとりのある印象でした。

一方、Bの薬局は、調剤の流れをみているとAの薬局に比べて遅く、効率が悪いように感じました。そして、一人の薬剤師が何かトラブルにでもあったのかイライラしているのが見学していた私でもわかりました。他の薬剤師もどこか余裕がなく、せかせかしているように思えました。そして仕事場も書類などが散乱しており、あまり良い印象はありませんでした。

以上のことをふまえて、私はAの薬局を選ぶことにしました。やはり「人員が不足しないという将来性」と「職場の雰囲気が良い」というのは、ストレスなく働けると思えました。

ポイント③ 福利厚生がきちんとしているか

また、福利厚生として「独身の人に限り、30歳まで家賃を6万円まで補助してくれる」というところにも惹かれました。家賃が高いため、一人暮らしをしていた私にとって、その福利厚生はかなり魅力的でした。

Aの薬局に就職したことで時間的にもゆとりがもてて、プライベートも充実するようになりました。また転職先の薬局は、専門薬剤師などのスキルアップに力を入れており、最大限バックアップしてくれるので意欲をもって働けます。

最後に

以上が私の転職の体験談になります。

やはり実際の職場を見学するのは大事なことだと思いました。もし見学で見れていないことがあれば、直接担当の方に「現在、どれくらいの薬剤師が足りていないのか?」「足りていないのは産休などの休職によるものなのか?」「待ち時間はどれくらいなのか?」など、直接聞くのもよいかもしれません。

そこで誤魔化されたりするようであれば、その職場は信頼できないと言えるでしょう。私の転職は、自分や家族の為に職場を選ぶ重要性を教えてくれる、意味のある転職でした。この体験談が多くの人の参考になればと思います。

キャリアコンサルタント

病院薬剤師から調剤薬局へ転職した方の体験談、とても参考になりましたね。

病院と調剤薬局、それぞれのメリット・デメリットについて検討し、その上で「調剤薬局に転職してみようかな?」と思った方は、ぜひ一度、転職エージェントに相談してみてくださいね。

調剤薬局への転職を考えている方は、こちらの記事をぜひ参考にしてみてください。

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