管理薬剤師の仕事内容・年収・メリット・デメリットは?

管理薬剤師

薬剤師として働いていますが、転職するタイミングで管理薬剤師を目指そうか迷っています。
管理薬剤師には、収入面や働き方においてメリット・デメリットがあるので、注意が必要ですよ。

キャリアコンサルタント

わかりやすく説明していきますね。

キャリアコンサルタント

薬剤師として働いていくと、いずれは「管理薬剤師」として働きたいと思う人も多くいるようですが、管理薬剤師と薬剤師では、仕事内容や報酬面など、どう違うのかわからないという人もいるのではないでしょうか。

そこで今回は、管理薬剤師の仕事内容や年収、メリット・デメリットなどについて解説していきます。

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管理薬剤師の要件は?2018年度調剤報酬改定の影響?

管理薬剤師としての条件は、これまで薬事法では具体的に定められていませんでした。業界の風潮として、

  • 週32時間~40時間の勤務時間が必要
  • 3年以上の薬局勤務経験がある←ドラックストア??

以上の要件が求められていました。

しかし、2016年4月に制定された「かかりつけ薬剤師制度」に基づいて、医薬品を扱う調剤薬局や病院、ドラッグストアなどは、現場での直接管理を行うことが重要とした上で管理薬剤師についても言及しています。

その内容は、『平成28年度調剤報酬改定及び薬剤関連の診療報酬改定の概要』に記されており、←これは算定とるための基準などが記載されているので管理薬剤師になるための基準ではないのです。。。この概要に書いてある基準を満たすと薬局が算定できるのです。実際、勤務年数でいえば経験もなく管理薬剤師になる人もいます。主に保険薬局で使われるもの。ここの項目↑↓文面を丸ごと消さないといけないかも。

  • 薬局勤務経験は5年以上であること
  • 同じ勤務地(保険薬局)での勤務時間が週32時間以上であること
  • 同じ勤務地(保険薬局)に1年以上在籍していること

としています。

これまでよりも管理薬剤師になるためのハードルが高くなったことは、薬局利用者にとってはより安全な処方薬の調剤を受けることができるというメリットとなるようです。

管理薬剤師の年収は?職種別に紹介!

管理薬剤師の年収の相場は、平均550万円程度と言われていますが、勤務先や地域によっては、600万円以上のところもあります。

同じ管理薬剤師としての年収は勤務先によっても微妙な違いがありますので、それぞれ紹介していきます。

調剤薬局勤務の管理薬剤師の年収

調剤薬局勤務の管理薬剤師の年収は、平均600万円程度。

管理薬剤師の数が不足している地域では、年収650万円以上というところもあります。

離島ではもっと高いこともあるようです。

調剤薬局では、基本給とは別に「管理薬剤師手当」という手当がつくこととなります。

一般的な「管理薬剤師手当」は、3~6万円が相場のようです。

この場合、基本給に反映されるものではないため、ボーナスには影響ありません。
ただし、年俸表示の場合はボーナス込みの表示の場合もありますので、契約の時にはっきりとさせておくのがいいでしょう。

管理薬剤師で年収があがったとはいえ、仕事内容はそれ以上、大変と感じる反面やりがいもあがるでしょう。

ドラッグストア勤務の管理薬剤師の年収

ドラッグストア勤務の管理薬剤師の年収は、平均600~700万円程度と言われており、調剤薬局と同じく、地域やドラッグストアの規模によって年収に違いがありますが、比較的高めの設定になっていることも多いです。

管理薬剤師になる以前の勤務年数等、昇格するにあたり経験時間がストア個々に決まっているようです。

基本給に反映されるのではなく、管理薬剤師手当として支給される場合がほとんどです。

企業勤務の管理薬剤師の年収

企業勤務の管理薬剤師は、製薬、卸、化粧品、医療機器、健康食品会社などに勤務している薬剤師です。

企業勤務の管理薬剤師の年収は、平均400~700万円と幅が広いようです。

経験年数、年齢などによっても異なるようなので、各企業に確認が必要で。

また、白衣を着て調剤や投薬をするわけではなく、デスクワークが多いようです。

管理薬剤師の手当はどのくらい?

管理薬剤師となると、「管理薬剤師手当」というものが支給されます。

一般的な相場は、約3万円。

勤務先によっては、わずか1万円というところもあれば、毎月「管理薬剤師手当」が5万円支給されるというところもあります。

また、薬剤師自体が不足していて、管理薬剤師を担う人材確保が難しい地域の場合、「管理薬剤師手当」が月10万円近いところもあるなど、勤務先や地域によって幅があります。)

( )内不要??

管理薬剤師の兼務は禁止

管理薬剤師は、医薬品を取り扱う施設では、必ず1名以上配置しなくてはいいけないという法律が定められています。

地域によっては管理薬剤師の確保がとても難しいというところもあるようですが、管理薬剤師として複数の調剤薬局やドラッグストア、企業などでの兼務は、法律で禁じられています。

管理薬剤師なるには?

管理薬剤師として何か特別な資格は必要なく、特別な講習などを受講する必要もありません。

このため新規に調剤薬局の店舗を開業するときでも、経験年数関係なく管理薬剤師として役職に就くこともあります。

またドラックストアの管理薬剤師は、勤務年数が3年以上で昇格するようなので、それにむけ仕事をしながらも管理薬剤師としての薬剤の知識や仕事のノウハウなどを習得していきます。

求人の条件としても薬剤師としての勤務経験を3年以上としているところがほとんどです。

条件は異なるため、募集要項や転職先への確認は必要ですが、なによりも薬剤師として、

  • 薬剤に関する知識が十分にあること
  • 同じ薬剤師や医師などの医療従事者、患者さんなど様々な人とのコミュニケーションを円滑に取ることのできる人
  • 責任を持って薬の管理や運営をしていける人

以上を満たすことができる人、志せる人ならば誰でも管理薬剤師となることができます。

管理薬剤師の届出は、必須?

管理薬剤師変更時の届出は薬局開設者の義務です。

体制省令の届出を保健所へ、保険薬剤師変更の届出は厚生局へ、薬剤師会の変更連絡、指針管理者名の変更等、薬局の状況にあわせ届出や変更が必要となります。

管理薬剤師に限らず、薬剤師は2年に1度のペースで、

  • 現住所
  • 勤務先の業種
  • 従業地

などの情報を厚生労働大臣に届け出ることが義務となっています。この届出は、現在、薬剤師として就労していない場合でも必要なものとなっています。

直近では、2019年1月15日が締切日となっていましたので、次回は、2年後の2021年1月15日までに届け出が必要となります。

管理薬剤師は英語ができなきゃダメ?

学生時に習う最低限の医療英単語では足りません。

これから管理薬剤師として活躍したいという人や、今よりももっとスキルアップしたいという場合は、医療英単語を習得してみることをおすすめします。

すでに英文でのマニュアル化をしている薬局も多くありますね。

とっさの対応ができるのも 管理薬剤師らしくあります。

対応できるような英語力を持つことで 、海外の方とコミュニケーションを取ることができるようになるので、求めている薬、説明を提供できることになり、国外からの患者も安心させることが可能となります。

調剤薬局やドラッグストア以外にも、医療現場や製薬会社で働く管理薬剤師もグローバル化が進む現代では、英語の必要性は今後ますます高くなっていくことが予想されます。

管理薬剤師のためにおすすめの本.サイト

管理薬剤師としてどの現場で働くのかによって必要となる知識には微妙な違いがありますが、その中でもおすすめの本を紹介します。

日本薬剤師会で出版されている「製薬企業営業所における管理薬剤師マニュアル〈2000〉」は、製薬企業での勤務を希望する管理薬剤師に必要となる情報を網羅しています。

管理薬剤師として必要不可欠となる法的規則とその解説、それに付随する関連知識がまとめられています。

そのほかにもMRのあり方や、麻薬関連についてなども収録されています。

管理薬剤師の仕事内容は?勤務先別に詳しく解説

ここからは、さらに具体的に管理薬剤師として働くことのできる勤務先とそこでの仕事内容について説明していきます。

調剤薬局勤務の管理薬剤師

調剤薬局勤務の管理薬剤師は、調剤薬局内の責任者として日々の業務に携わっていくこととなります。

勤務する調剤薬局の規模や経営方針などによって、求められる仕事内容自体に違いはあるものの、基本的には他の薬剤師と同じく調剤業務と患者さんへの服薬指導を行いながら、管理薬剤師としての仕事もこなしていきます。

管理薬剤師としての仕事内容は主に、

  • 調剤薬局内にある医薬品の品質管理と在庫管理
  • 調剤薬局に勤める薬剤師を含めた全スタッフの管理と指導
  • 調剤薬局内、特に医薬品を保管している場所の温度設定や環境整備
  • 近隣の調剤薬局などとの連携業務
  • 定期的なミーティングを行い従業員の現状や意見の集約
  • 経営方針、店舗の運営

などがあります。地域や調剤薬局の規模によっては、経営を任される場合もあります。

調剤薬局内での管理薬剤師としての役割として、薬剤師をはじめとするスタッフが安心して働くことのできる環境を作り整えていくことが求められます。

薬局の業務日誌は、デジタル化が進んでいる?

薬局の業務のひとつとして業務日誌をつけるという仕事がありますが、最近では業務日誌のデジタル化も進んでいます。

業務日誌として記録する項目は、

  • 処方した処方箋の枚数
  • 営業時間
  • 薬剤師の勤務状況
  • 不良医薬品に関する管理
  • 薬剤師の押印
  • 疑義照会があった場合の件数とその内容

などがあり、これらの情報をエクセル化している調剤薬局も増えてきています。

ドラッグストア勤務の管理薬剤師

ドラッグストア勤務の管理薬剤師は、ドラッグストア内にある医薬品に関する責任者としての役割が求められます。

医薬品の取扱いなど責任者としての業務は調剤薬局と大きな違いはありませんが、ドラッグストア勤務の管理薬剤師となった場合、サプリメントや健康食品などの管理も任されることとなります。

これらの商品は、効果効能などの表示方法が難しく、場合によっては違法行為となる場合も少なくありませんので、慎重な取扱いと確認作業が求められます。

店舗や取扱い商品によっては、客層の幅が広く、様々な対応が求められることとなるため、薬剤師としての知識や経験にプラスした知識も必要となります。

病院勤務の管理薬剤師

病院勤務の管理薬剤師は、これまで紹介した調剤薬局やドラッグストアなどのように、管理薬剤師を必ず配置しなくてはならないという薬事法は定められていないため、配置する義務はありません。

しかし、病院内では「薬剤部長」などという肩書きで、医薬品に関する責任者として仕事が任されます。

病院勤務の薬剤師は、基本的には入院患者に対する医薬品の調剤や処方を行うのが業務となり、薬歴など患者さんの状態を細かく理解した上での処方が基本となります。

病院によっては、患者さんへ処方されている薬に関する情報を他の医療スタッフへ報告したり、製薬や治験へ参加する場合もあります。

薬剤師として担う仕事にプラスして、管理薬剤師となった場合は、病院内で使用される医薬品の管理や調整、注射薬などの管理も行います。

また、薬剤師に対する教育や指導などの管理も求められます。

企業勤務の管理薬剤師

企業勤務の管理薬剤師は、薬事法に定められている通りに、

  • 医薬品を扱う製薬メーカー
  • 化粧品メーカー
  • 医療機器メーカー
  • 健康食品メーカー

などにおいて、最低1名は配置しなくてはならないという法律に基づいて管理薬剤師が配置されています。

医薬品やそこで働く薬剤師などスタッフの管理を行いながら、顧客や取引先とのやり取りが求められます。

勤務する企業によっては、厚生労働省に対して新薬の申請を行ったり、医薬品に対する副作用の報告などデスクワークもある一定数あると言われています。

管理薬剤師のメリット・デメリット

管理薬剤師は、薬剤師という職業の管理職として責任のある立場になっていきます。

いつかは管理薬剤師を目指したいという人のために、管理薬剤師のメリット・デメリットを紹介していきます。

管理薬剤師のメリット

管理薬剤師のメリットは、2つあります。

1.責任のある立場で薬剤師として取り組むことができる

薬剤師として通常の調剤業務や患者さんへの薬の説明や指導だけではなく、責任者として同じ薬剤師の管理や指導・教育から、薬剤の管理、クレーム対応など、薬剤師としての仕事の幅を広げることができるようになります。

その結果、薬剤師として以上の視点で仕事に取り組むこととなり大きなやりがいを感じながら日々の業務を行っていくことができるようになります。

2.年収が高くなる

管理薬剤師となった場合、「管理薬剤師手当」がつくので、月々の給与アップ・年収アップとなります。

薬剤師として働き続けると、ある一定水準に到達した時点で、年収は上がりづらくなってしまうのが一般的です。

それ以上に年収を上げたいという場合は、管理薬剤師を目指すことで年収アップに繋がります。

管理薬剤師のデメリット

管理薬剤師は、メリットばかりではなく残念ながらデメリットと思える部分もあります。そのデメリットと言える部分もメリットと同じく2つほどあります。

1.薬剤師としての副業ができなくなる

管理薬剤師となった場合、法律によって薬剤師としての副業ができなくなります。その法律は、

薬事法第8条「その薬局以外の場所で業として薬局の管理その他薬事に関する実務に従事する者であつてはならない」

というものです。

管理薬剤師は、1箇所でのみ勤務することとなるため、平日は調剤薬局で、日曜日のみドラッグストアーでアルバイトという風な働き方ができなくなります。

2.仕事の責任だけではなく負担が多くなり辞めたいと思うことも

管理薬剤師となった場合、これまでの薬剤の調剤や処方といった薬剤師としての本来の業務にプラスして、薬剤師の教育や指導、医薬品の管理業務などを行うこととなり、業務が多くなるだけではなく仕事に対する責任も大きくなります。

また、働く環境によっては、薬剤師本来の調剤や処方といった業務ではなく、業務を行う薬剤師の管理を行う管理職としての役割がメインとなることもあります。

管理薬剤師の転職におすすめの転職エージェント3選

管理薬剤師として転職したいという場合は、薬剤師に特化した転職エージェントを複数利用して、一番条件にマッチした環境の良い職場への転職をおすすめします。

多くの薬剤師が、管理薬剤師として新たな職場で再スタートすることができたと人気の高い転職エージェントを厳選して紹介していきます。

マイナビ薬剤師

マイナビ薬剤師

マイナビ薬剤師は、薬剤師としての求人はもちろん、管理薬剤師としての高条件の求人を多く保有していることでも人気のある転職エージェントです。

マイナビ薬剤師の最大の特徴は、全国14箇所に支店を設けることで、どの地域に住んでいる薬剤師でも必ず面談を行い、転職に対するサポートを行っているという点です。

マイナビ薬剤師では、直接会って希望を聞くことで、紹介する求人のミスマッチの軽減と、履歴書などの添削や、面接時の同行、給与などの待遇面での交渉などをしっかり行ってくれます。

また、職場カルテという、マイナビ薬剤師独自の職場調査を行い、情報提供を行っているので、安心して転職することができます。

ファルマスタッフ

ファルマスタッフ

ファルマスタッフは、日本で最大級と言われている調剤薬局「日本調剤グループ」の転職エージェントということもあり、管理薬剤師の求人を豊富に所有しています。

薬剤師・管理薬剤師としての研修制度も充実しており、採用につながると定評のある面接サポートがあります。

転職活動として、面接の同伴や給与などの待遇面の交渉なども積極的に行ってくれるので心強いです。

非公開求人も多く保有しているので、思いがけない求人に出会うことができる可能性が広がります。

薬キャリエージェント

薬キャリ

スピーディーな対応に定評のある薬キャリエージェントは、利用登録から即日で最大10件近くの求人を紹介してくれることもあります。

電話やメールを利用した連絡に関するレスポンスはかなり早く、安心して転職活動を行うことができたという人が多くいます。

また、非公開求人も多くあるので高条件の管理薬剤師の求人に出会うことができたという人も多くいます。

管理薬剤師を目指すなら、薬剤師として3年経過したら挑戦してみよう!

管理薬剤師となった場合の勤務先や仕事内容、年収などをはじめ、管理薬剤師になる方法やメリット・デメリットについて説明してきました。

いつかは管理薬剤師として職場の中心となって頑張っていきたいという目標を持って日々の薬剤師業務に取り組んでいるなら、実務経験3年を経過したらぜひ挑戦してみてはどうでしょう!