薬剤師の平均年収はどれくらい?年代・男女別の給料を徹底比較

薬剤師 金_207428881
薬剤師の年収について詳しく教えてください。
キャリアコンサルタント
はい。この記事では、薬剤師の職場や都道府県、男女別など、様々な形でご紹介しています。

【2019年4月:最新情報】

4月は薬剤師が転職するベストなタイミングです。多くの企業は、事業年度が始まる前の2-3月に新規採用を行い、新卒の配置が固まった4月に中途採用を開始します。これに合わせて、転職希望者も急増しますので、転職を成功させるためにも早急に準備を進めましょう。

  1. 複数の薬剤師転職サイト・エージェント(『ファーマキャリア』『ファルマスタッフ』『アプロドットコム』など)に無料登録する
  2. キャリアアドバイザーから連絡が来たら、自分の転職意欲をアピールし、自分に対するサポート優先度を上げる。
  3. 担当者の質・自分との相性が最も良かった転職サイト・エージェントを本命とし、本格的な転職サポートを受ける。

【ご注意】4月は転職志望者が多く、転職エージェントの繁忙期です。そのため、転職意欲の高い人ほど優先的にサポートを受けられます。転職エージェントに「すぐにでも転職したい」と伝え、優先的にサポートを受けられるよう対策をしましょう。

薬剤師全体の平均年収

※「きまって支給する現金給与額」×12カ月+「年間賞与その他特別給与額」で算出

厚生労働省が発表した「平成21年〜平成30年」までの賃金構造基本統計調査によると、薬剤師の平均年収は「約526.5万円」であることが分かりました。

また、各年度の平均年収は以下のようになっています。

平均年収
2009年517.9万円
2010年518.1万円
2011年500.3万円
2012年528.9万円
2013年532.6万円
2014年531.1万円
2015年533.4万円
2016年514.9万円
2017年543.82万円
2018年543.59万円

さらに、国税庁が発表した「平成29年度 民間給与実態統計調査」によると、日本全体の平均年収は「約432.2万円」であることが分かりました。

日本全体の平均年収と比較しても、薬剤師の平均年収はかなり高めであると言えます。

薬剤師の職場別の平均年収

薬剤師といっても、働いている職場によって平均年収は大きく変わります。

ここでは、企業、病院、調剤薬局、ドラッグストアの薬剤師の平均年収をご紹介します。

※職場別の薬剤師平均年収は都市部(北海道、東京、大阪、愛知、福岡)とその他の地域で異なるため、都市部とその他の地域で平均年収を分けてご紹介します。

都市部の職場別平均年収

都市部の職場別平均年収は以下の通りです。

1位ドラッグストア約540万円
2位企業約507万円
3位調剤薬局約504万円
4位病院約467万円

1位のドラッグストアと4位の病院では平均年収に約80万円の差があります

ドラッグストアと病院では仕事内容にも大きな違いがありますが、年収だけを重視する場合はドラッグストアで働く方がいいでしょう。

都市部以外の地域の職場別平均年収

1位ドラッグストア約556万円
2位企業約530万円
3位調剤薬局約522万円
4位病院約490万円

こちらの表を見てみると、都市部(北海道、東京、大阪、愛知、福岡)よりも地方の方が平均年収が高いことが分かります。

少しでも年収の高い職場で働きたいのであれば、都市部よりも地方で働く方がおすすめです。

まとめ

都市部地方
ドラッグストア約540万円約556万円▲ 16万円
企業約507万円約530万円▲ 23万円
調剤薬局約504万円約522万円▲ 18万円
病院約467万円約490万円▲ 23万円

MRなら年収1,000万も目指せる

企業薬剤師の平均年収は507万円から530万円となっています。

企業薬剤師には製薬会社のMRや医薬品卸の管理薬剤師、治験コーディネーターなど様々な職場があります。

外資系のMRであれば年収1,000万円を超える場合もあります。

薬剤師で年収1,000万円以上を目指すのであれば外資系のMRになるのがおすすめです。

ただ、企業薬剤師は新卒採用がメインとなるので、企業に転職するのはとても難しいのが現状です。

中途採用で企業薬剤師になるのであれば、転職エージェントに登録して企業薬剤師の求人があればすぐに連絡してもらう方法がおすすめですよ。

薬剤師の都道府県別の平均年収

薬剤師の平均年収は職場だけでなく、働く都道府県によっても大きな差があります。こちらでは、都道府県別の薬剤師の平均年収をご紹介します。

【都道府県別】薬剤師平均年収トップ5

都道府県別の薬剤師平均年収トップ5は以下の通りです。

1位奈良777万円
2位静岡684万円
3位青森670万円
4位栃木655万円
5位島根648万円

トップ5は都市部よりも地方都市が多くなっています。特に大手ドラッグストアや調剤薬局よりも、地方の個人薬局の方が人で不足が深刻なため年収を高く設定しています。

このデータは薬キャリが調査した2018年度の情報です。都道府県別の平均年収は毎年変動が激しいため、平均年収が高い地方への転職を考えているのであれば最新のデータを参考にしましょう。

薬剤師が不足している都道府県で平均年収が高くなるため、薬剤師1人あたりの労働時間も高くなる傾向にあります。

「年収が高い」ということだけに着目して転職をすると、転職後に「激務過ぎる」と後悔してしまうかもしれません。

転職を考える際には、年収だけでなく、労働時間や、福利厚生などを確認してから転職先を決めましょう。

【都道府県別】薬剤師平均年収ワースト5

都道府県別の薬剤師平均年収ワースト5は以下の通りです。

43位新潟480万円
44位徳島478万円
45位石川477万円
46位宮城471万円
47位三重437万円

下位の年収を見てみると、上位の都道府県の年収よりも300万円近く差があることが分かります。

「住んでいる場所では年収が低い」と感じているのであれば、上位の地方で働くことを考えてみてはいかがでしょうか。

東京の平均年収は10位で「570万円」

東京以外の地方の方が平均年収が高い傾向にありましたが、近年は東京や神奈川などの都市部の平均年収が以前よりも高くなってきているようです。

薬剤師が地方に流れてしまったため、都市部での薬剤師が不足傾向になり都市部での薬剤師の平均年収も高くなっていると考えられます。

地方で薬剤師が不足していたため地方の企業が高年収を提示することで人材確保をしていましたが、地方での人材不足も少しずつ解消されてきたのかもしれません。

薬剤師の需給バランスは毎年変動があるので、高年収の地方に転職をしたいのであれば、需給バランスや平均年収などしっかりと把握しておくことが重要ですね。

薬剤師の男女別の平均年収

※「きまって支給する現金給与額」×12カ月+「年間賞与その他特別給与額」で算出

同じ薬剤師であっても、男性と女性では平均年収に差があります。では、どのくらい差があるのか、男性薬剤師と女性薬剤師の平均年収を比べてみましょう。

男性薬剤師と女性薬剤師の平均年収

薬剤師
2009年578.8万円487.6万円▲ 91万円
2010年595.3万円475.0万円▲ 120万円
2011年571.5万円473.3万円▲ 98万円
2012年569.5万円508.9万円▲ 61万円
2013年562.4万円519.5万円▲ 43万円
2014年590.4万円494.3万円▲ 96万円
2015年587.4万円502.3万円▲ 85万円
2016年552.6万円491.9万円▲ 61万円
2017年575.2万円525.9万円▲ 49万円
2018年575.1万円524.6万円▲ 51万円

男性薬剤師の平均年収は「約575.9万円」で、女性薬剤師の平均年収は「約500.4万円」であることが分かりました。

女性薬剤師よりも男性薬剤師の方が75万円程平均年収が高いことが分かります。

さらに、男女差平均は「約75万円」であることが分かりました。

全職種の男性平均年収と女性平均年収

全職種の男女別の平均年収も見てみましょう。

全職種
2009年392.1万円273.6万円▲ 119万円
2010年393.9万円273.1万円▲ 121万円
2011年393.9万円278.2万円▲ 116万円
2012年394.8万円279.7万円▲ 115万円
2013年391.2万円279.1万円▲ 112万円
2014年395.5万円285.6万円▲ 110万円
2015年402.1万円290.4万円▲ 112万円
2016年402.2万円293.5万円▲ 109万円
2017年402.6万円295.3万円▲ 107万円
2018年405.1万円297万円▲ 108万円

全職種の男女別の平均年収を見てみると、男性の平均年収は「約397.3万円」、女性の平均年収は「約284.6万円」男女差平均は「約113万円」であることが分かりました。

一般的な職種よりも、薬剤師は男女による年収の差はそこまでないと言えます。

男性薬剤師の平均年収が高い理由

女性は結婚、出産、育児などライフスタイルが変わることで「フルタイムの正社員からパート」、「フルタイムから時短勤務」など働き方が変化するため、男性よりも平均年収が下がってしまうケースが多くなっています。

一方、男性はライフスタイルによる変化を受けにくいため、30代後半から管理職となり徐々に年収が上がっていく場合が多いのです。

女性薬剤師の場合は、40代後半になり育児が落ち着くころに時短勤務やパート勤務からフルタイム勤務に移行し、年収が上がり始めます。

薬剤師は女性の職場復帰がしやすい

薬剤師の6割が女性のため、比較的女性が働きやすい環境の職場が多くなっています。

大手調剤薬局やドラッグストア、大規模病院では産休や育休がしっかりしている職場も多く、出産や育児で働き方が変わっても働き続けやすいのが魅力です。

託児所が併設されている職場もあるので、年収が高い低いだけでなく、働きやすい環境を選ぶことも気持ちよく働き続けるために重要となるでしょう。

薬剤師の年代別の平均年収

※「きまって支給する現金給与額」×12カ月+「年間賞与その他特別給与額」で算出

薬剤師の平均年収を、年代別・男女別に見ると、このようになります。

薬剤師は50代がピークで、60代では女性の方が少しだけ平均年収が上回っていることが分かります。

H30年男性女性
20代386.5378.2▲8
30代560.2499.1▲61
40代626.9558▲69
50代639.2552▲87
60代501.5513.912

薬剤師の新卒初任給

新卒の薬剤師の初任給はどのくらいなのでしょうか?

【職場別】新卒の初任給

職場別の新卒初任給は以下の通りです。

1位ドラッグストア30万円
2位調剤薬局22万円〜30万円
3位企業22万円
4位病院20万円〜25万円

ドラッグストアは初任給から30万円もらえる場合もあるため、奨学金を返したい人、年収を重視する人はドラッグストアへの就職がおすすめです。

調剤薬局で高い年収を目指すのであれば、小規模調剤や個人薬局の方が人材確保のために高い年収を設定している場合が多いので、大手や中規模調剤薬局よりも小規模調剤薬局や個人薬局を選びましょう。

新卒の給料を年収で考えた場合

年収で考えると、調剤薬局で約350から400万円、ドラッグストアでは約500から600万円、企業では300万円から350万円、病院では約320から350万です。

ドラッグストアの初任給は高いですが、店舗によって夜間勤務があったり、残業が多かったりするため激務であることが多いです。ただ、早い段階で店長やマネージャーになり昇給は早いとされています。

調剤薬局は初任給からあまり年収が上がらないとされているので、高収入を目指すのであれば初任給も高めの調剤薬局を選ぶのがおすすめです。

病院は薬部長などの役職につかなければ高い年収を期待できません。激務の割に年収が低いので、「年収が低くても病院で働きたい」という強い思いがなければ働くのがつらくなってしまうかもしれません。

企業は業種によって年収に差があります。激務ではありますが、外資系のMRであれば、年収1,000万円も目指せます。MRは調剤業務はありませんが、年収を重視するのであれば企業薬剤師もおすすめです。

薬剤師が年収を上げるには?

ここまで、薬剤師のさまざまな平均年収について見てきましたが、多くの方が「今よりももっと年収を上げたい」と思っているはずです。

ここでは、薬剤師が年収を上げる方法についてご紹介します。

具体的な年収アップ方法

薬剤師に限らず、年収を上げるためには、次の3つの方法しかありません。

年収を上げる方法
  • 出世する
  • 副業をする
  • 転職する

それぞれ詳しく見ていきましょう。

出世する

1つ目は、勤続年数を増やして、出世をして、年収を上げるという方法です。

これは、基本的にどんな人にも与えられているチャンスで、どんな人も一度は考えたことがあるでしょう。

しかし、出世をして年収を上げていくというのは、あまりに時間がかかりますし、そもそもこの記事を読んでいる方はそんなことを望んではいないと思います。

副業をする

2つ目は、今現在働いている仕事とは別に、新たに仕事を始めて、その両方から収入を得て、年収を上げるという方法です。

これはいわゆる「副業」と言われるものですが、薬剤師さんは特に年収が上がるに連れ、忙しさも増しますし、そもそも副業を始めるというのは、かなりハードルが高いと言えます。

初めての方には、おすすめできません

転職する

3つ目の方法は、今の職場よりも、より年収が高い職場に転職をして、年収を上げるという方法です。

職場を変えるだけで、年収が上がるわけですから、3つの中で「転職」という手段が、最も早くかつ簡単に年収を上げられる方法だと言えるでしょう。

薬剤師は働く職場(ドラッグストアや病院など)によっても年収が変わってきますが、企業で働く薬剤師は、どの企業で働くかによっても、かなり年収が変わってきます

転職は「より良い条件の職場を知っているかどうか」で、簡単に年収を上げることができるのです。

効率よく転職活動をするには?

年収を上げるには「転職が最も早い」ことは分かりました。

しかし、それでも「転職はめんどくさそう」と思っている方も多いでしょう。

なぜなら、まず「どこの職場に転職するか」という求人探しをしなければいけませんし、やっとのことで求人を見つけられても、履歴書や職務経歴書などの作成・応募、そして面接調整・面接、給与や労働条件の交渉など、とにかくやらなければいけないことが多いからです。

しかも、「現職中に転職を行う」となれば、より一層、転職するのが難しくなるでしょう。

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転職エージェントって何?

詳しいことは、こちらの記事を参照していただきたいのですが、転職エージェントとは、「転職に関わる面倒なことを、すべて無料で代行してくれるサービス」です。

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薬剤師が年収を上げるために利用したい転職エージェント

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薬キャリ

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マイナビ薬剤師

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それは「担当者に”この人はすぐに転職したいんだ”と分からせる」ということです。

転職エージェントの担当者は、日々たくさんの転職希望者を抱えています。

当たり前ですが、転職希望がそこまでない人よりも、転職希望が強い人をより優先的に扱います

つまり、嘘でも「今すぐに転職したい」というようなことを伝えないと、後回しにされてしまう可能性があるのです。

登録後のメールもしくは電話に対応することはもちろんのこと、日々の連絡も密に取るようにしましょう。

そうするだけで、あなたは優先的に扱われ、より年収の高い求人を紹介されるでしょう。

まとめ

薬剤師であっても、職種や業種、年代、性別によって平均年収が変わります。年代や性別は変えることができませんが、職種や業種は転職によって変えることができますよね。

「他の職種や業種と比べて、私の年収が低い気がする」、「もっと年収の高い職場で働きたい」という場合は、薬剤師専門の転職エージェントに相談して、年収アップできる職場に転職しましょう。

転職エージェントは1社に絞らず、複数登録してサービス内容やアドバイザーの対応を比較することをおすすめします。

複数登録して、最終的に一番自分に合っている転職エージェントを利用するのが満足いく転職をするコツです。