薬剤師の平均年収はどれくらい?年代・男女別の給料を徹底比較

薬剤師の年収について詳しく教えてください。
はい。この記事では、薬剤師の職場や都道府県、男女別など、様々な形でご紹介しています。

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薬剤師全体の平均年収

厚生労働省が発表した「平成21年〜平成30年」までの賃金構造基本統計調査によると、薬剤師の平均年収は「約526.5万円」であることが分かりました(※「きまって支給する現金給与額」×12カ月+「年間賞与その他特別給与額」で算出)。

さらに、国税庁が発表した「平成29年度 民間給与実態統計調査」によると、日本全体の平均年収は「約432.2万円」であることが分かりました。

日本全体の平均年収と比較しても、薬剤師の平均年収はかなり高めであると言えます。

職場別の平均年収

職場平均年収
ドラッグストア400〜600万円
企業500〜700万円
調剤薬局400〜500万円
病院350〜400万円
公務員400〜700万円

上記の表では「職場別の平均年収」をまとめています。

最も高いのは企業薬剤師で、最も低いのは病院薬剤師であることが分かります。

地方の職場別平均年収

職場平均年収
ドラッグストア約556万円
企業約600万円
調剤薬局約522万円
病院約490万円
公務員約580万円

こちらの表を見てみると、都市部(北海道、東京、大阪、愛知、福岡)よりも地方の方が平均年収が高いことが分かります。

理由は、都市部よりも地方の方が「人不足」なためです。

少しでも年収の高い職場で働きたいのであれば、都市部よりも地方で働く方がおすすめです。

職場別の新卒薬剤師の年収

職場別の新卒初任給は以下の通りです。

順位職場初任給年収
1位ドラッグストア30万円360〜450万円
2位調剤薬局22万円〜30万円300〜400万円
3位企業22万円260〜350万円
4位病院20万円〜25万円270〜350万円

ドラッグストアは初任給から30万円もらえる場合もあるため、奨学金を返したい人、年収を重視する人はドラッグストアへの就職がおすすめです。

調剤薬局で高い年収を目指すのであれば、小規模調剤や個人薬局の方が人材確保のために高い年収を設定している場合が多いので、大手や中規模調剤薬局よりも小規模調剤薬局や個人薬局を選びましょう。

MRなら年収1,000万も目指せる

企業薬剤師の平均年収は500〜700万円となっています。

企業薬剤師には製薬会社のMRや医薬品卸の管理薬剤師、治験コーディネーターなど様々な職場があります。

外資系のMRであれば年収1,000万円を超える場合もあります

薬剤師で年収1,000万円以上を目指すのであれば外資系のMRになるのがおすすめです。

ただ、企業薬剤師は新卒採用がメインとなるので、企業に転職するのはとても難しいのが現状です。

中途採用で企業薬剤師になるのであれば、転職エージェントに登録して、企業薬剤師の求人があればすぐに連絡してもらう方法がおすすめです。

薬剤師の都道府県別の平均年収

ここでは、薬剤位の都道府県別の平均年収についてご紹介します。

2018年度 薬剤師の都道府県別平均年収を参考

順位都道府県平均年収
(万円)
1奈良777.3
2静岡684.6
3青森670.6
4栃木655.7
5島根648.4
6鹿児島627.4
7愛媛623.5
8広島593.4
9兵庫574.6
10東京570.6
11大分570.3
12山口559.6
13群馬549.1
14秋田548.5
15長野544.6
16高知543.9
全国平均543.8
17長崎536.6
18福井534.7
19埼玉533.8
20神奈川533.3
21愛知532.8
22福岡532.2
23岐阜531.2
24和歌山531.0
25福島529.7
26茨城523.9
27岩手522.3
28千葉519.0
29佐賀518.5
30北海道517.8
31熊本513.5
32香川510.7
33大阪510.1
34山梨509.6
35沖縄507.5
36富山502.9
37鳥取500.1
38山形497.7
39岡山491.8
40宮崎490.5
41滋賀487.3
42京都484.4
43新潟480.7
44徳島478.8
45石川477.7
46宮城471.2
47三重437.5

日本の都市である「東京」は10位と、地方の方が平均年収が高いことが分かります。

【都道府県別】薬剤師平均年収トップ5

都道府県別の薬剤師平均年収トップ5は以下の通りです。

1位奈良777万円
2位静岡684万円
3位青森670万円
4位栃木655万円
5位島根648万円

トップ5は都市部よりも地方都市が多くなっています。

特に大手ドラッグストアや調剤薬局よりも、地方の個人薬局の方が人で不足が深刻なため年収を高く設定しています。

薬剤師が不足している都道府県で平均年収が高くなるため、薬剤師1人あたりの労働時間も高くなる傾向にあります。

「年収が高い」ということだけに着目して転職をすると、転職後に「激務過ぎる」と後悔してしまうかもしれません。

転職を考える際には、年収だけでなく、労働時間や、福利厚生などを確認してから転職先を決めましょう。

【都道府県別】薬剤師平均年収ワースト5

都道府県別の薬剤師平均年収ワースト5は以下の通りです。

43位新潟480万円
44位徳島478万円
45位石川477万円
46位宮城471万円
47位三重437万円

下位の年収を見てみると、上位の都道府県の年収よりも300万円近く差があることが分かります。

「住んでいる場所では年収が低い」と感じているのであれば、上位の地方で働くことを考えてみてはいかがでしょうか。

薬剤師の男女別の平均年収

※「きまって支給する現金給与額」×12カ月+「年間賞与その他特別給与額」で算出

同じ薬剤師であっても、男性と女性では平均年収に差があります。では、どのくらい差があるのか、男性薬剤師と女性薬剤師の平均年収を比べてみましょう。

男性薬剤師と女性薬剤師の平均年収

薬剤師
2009年578.8万円487.6万円▲ 91万円
2010年595.3万円475.0万円▲ 120万円
2011年571.5万円473.3万円▲ 98万円
2012年569.5万円508.9万円▲ 61万円
2013年562.4万円519.5万円▲ 43万円
2014年590.4万円494.3万円▲ 96万円
2015年587.4万円502.3万円▲ 85万円
2016年552.6万円491.9万円▲ 61万円
2017年575.2万円525.9万円▲ 49万円
2018年575.1万円524.6万円▲ 51万円

男性薬剤師の平均年収は「約575.9万円」で、女性薬剤師の平均年収は「約500.4万円」であることが分かりました。

女性薬剤師よりも男性薬剤師の方が75万円程平均年収が高いことが分かります。

さらに、男女差平均は「約75万円」であることが分かりました。

男性薬剤師の平均年収が高い理由

女性は結婚、出産、育児などライフスタイルが変わることで「フルタイムの正社員からパート」、「フルタイムから時短勤務」など働き方が変化するため、男性よりも平均年収が下がってしまうケースが多くなっています。

一方、男性はライフスタイルによる変化を受けにくいため、30代後半から管理職となり徐々に年収が上がっていく場合が多いのです。

女性薬剤師の場合は、40代後半になり育児が落ち着くころに時短勤務やパート勤務からフルタイム勤務に移行し、年収が上がり始めます。

薬剤師は女性の職場復帰がしやすい

薬剤師の6割が女性のため、比較的女性が働きやすい環境の職場が多くなっています。

大手調剤薬局やドラッグストア、大規模病院では産休や育休がしっかりしている職場も多く、出産や育児で働き方が変わっても働き続けやすいのが魅力です。

託児所が併設されている職場もあるので、年収が高い低いだけでなく、働きやすい環境を選ぶことも気持ちよく働き続けるために重要となるでしょう。

薬剤師の年代別の平均年収

※「きまって支給する現金給与額」×12カ月+「年間賞与その他特別給与額」で算出

薬剤師の平均年収を、年代別・男女別に見ると、このようになります。

薬剤師は50代がピークで、60代では女性の方が少しだけ平均年収が上回っていることが分かります。

H30年男性女性
20代386.5万円378.2万円▲8万円
30代560.2万円499.1万円▲61万円
40代626.9万円558万円▲69万円
50代639.2万円552万円▲87万円
60代501.5万円513.9万円12万円

薬剤師が年収を上げるには?

ここまで、薬剤師のさまざまな平均年収について見てきましたが、多くの方が「今よりももっと年収を上げたい」と思っているはずです。

ここでは、薬剤師が年収を上げる方法についてご紹介します。

具体的な年収アップ方法

薬剤師に限らず、年収を上げるためには、次の3つの方法しかありません。

年収を上げる方法
  • 出世する
  • 副業をする
  • 転職する

それぞれ詳しく見ていきましょう。

出世する

1つ目は、勤続年数を増やして、出世をして、年収を上げるという方法です。

これは、基本的にどんな人にも与えられているチャンスで、どんな人も一度は考えたことがあるでしょう。

デメリットとしては、出世をして年収を上げていくには、時間がかかるというのが挙げられます。

副業をする

2つ目は、今現在働いている仕事とは別に、新たに仕事を始めて、その両方から収入を得て、年収を上げるという方法です。

これはいわゆる「副業」と言われるものですが、薬剤師さんは特に年収が上がるに連れ、忙しさも増しますし、そもそも副業を始めるというのは、かなりハードルが高いと言えます。

初めての方には、おすすめできません

転職する

3つ目の方法は、今の職場よりも、より年収が高い職場に転職をして、年収を上げるという方法です。

職場を変えるだけで、年収が上がるわけですから、3つの中で「転職」という手段が、最も早くかつ簡単に年収を上げられる方法だと言えるでしょう。

薬剤師は働く職場(ドラッグストアや病院など)によっても年収が変わってきますが、企業で働く薬剤師は、どの企業で働くかによっても、かなり年収が変わってきます

転職は「より良い条件の職場を知っているかどうか」で、簡単に年収を上げることができるのです。

効率よく転職活動をするには?

年収を上げるには「転職が最も早い」ことは分かりました。

しかし、それでも「転職はめんどくさそう」と思っている方も多いでしょう。

なぜなら、まず「どこの職場に転職するか」という求人探しをしなければいけませんし、やっとのことで求人を見つけられても、履歴書や職務経歴書などの作成・応募、そして面接調整・面接、給与や労働条件の交渉など、とにかくやらなければいけないことが多いからです。

しかも、「現職中に転職を行う」となれば、より一層、転職するのが難しくなるでしょう。

そんなときにおすすめなのが「転職エージェントの活用」です。

薬剤師が年収を上げるために利用したい転職エージェント

しかし、転職エージェントというのは、とにかくたくさん存在します。普通の方は、どれを利用したら良いか、分からないでしょう。

そこで、元キャリアコンサルタントが厳選した、薬剤師の年収を上げるために利用したい転職エージェントをご紹介します。

登録をすると、担当者の方からメールもしくは電話で連絡が来るので、それにしっかりと対応して、「転職をして年収を上げたい」旨を伝えましょう。

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まとめ

薬剤師であっても、職種や業種、年代、性別によって平均年収が変わります。年代や性別は変えることができませんが、職種や業種は転職によって変えることができますよね。

「他の職種や業種と比べて、私の年収が低い気がする」、「もっと年収の高い職場で働きたい」という場合は、薬剤師専門の転職エージェントに相談して、年収アップできる職場に転職しましょう。

転職エージェントは1社に絞らず、複数登録してサービス内容やアドバイザーの対応を比較することをおすすめします。

複数登録して、最終的に一番自分に合っている転職エージェントを利用するのが満足いく転職をするコツです。