職務経歴書に志望動機が必要な理由&転職成功率を上げる書き方(例文付き)

職務経歴書に「志望動機」を書かなくてはいけないのですが、転職成功率を上げるような書き方はありませんか?
もちろんありますよ。この記事では、職務経歴書の書き方気をつけるべきポイント、逆にNGな志望動機などについてご紹介しています。

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ぜひ参考にしてみてください。

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就職活動で会社側に提出する必須書類として、履歴書の他にもうひとつ職務経歴書があります。そして、職務経歴書に盛り込むべき極めて大切な要素が「志望動機」なのです。

なぜ職務経歴書に志望動機が必要なのかの理由をはじめ、職務経歴書を書く際に気をつけるべきポイント、NGな志望動機など詳しく紹介していきます。

ぜひ、参考にしてください。

目次

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そもそも職務経歴書とは何故必要なのか?志望動機とは?

履歴書が自分の生い立ちから現在にいたるまでの略歴紹介とするなら、職務経歴書は、自分がこれまでどのような仕事経験を積んできたかを提示し、採用担当者に「自分ができること」をアピールする書類といえるでしょう。

職種によっては、職務経歴書に目を通した段階で、会社が基準と定めた経験を満たしてないため不採用にしてしまう場合もあります。職務経歴書とは、その名の通り「職務経験を見るための書類」なのです。

ですが、経験とは別に採用担当者が非常に重要視する要素があります。それこそが「志望動機」であり、担当者によっては、職務経験以上に重視する可能性すらあるのです。

志望動機の重要性を理解し職務経歴書にきちんと盛り込めば、就職活動の大きな武器となるでしょう。

職務経歴書に志望動機が必要な3つの理由

職務経歴書に志望動機がなぜ必要なのか、3つの理由を解説いたします。理解した上で活用していきましょう。

1.採用担当者にアピールできる

先に触れたように職務経歴書では、自分のこれまでの経験を述べて「できること」を採用担当者にアピールできます。

履歴書には志望動機を書く欄があり、職務経歴書には通常志望動機を書く欄はありません。

このため志望動機は「書かなくてよい」と思いがちで実際必ずしも書く必要はないのですが、職務経歴書にもしっかりと志望動機を記載しておいた方が、採用担当者の目にも止まりやすいのです。

採用担当者の多くは履歴書よりも職務経歴書を重視します。なぜなら、会社側が求める人材かどうかは職務経歴書をみた方が手っ取り早く判断できるからです。

なお、履歴書に志望動機を書く場合は内容が重複しますが、履歴書は書く欄が限られていますから、職務経歴書に詳細を書き履歴書に要約を書くようにすれば、問題ありません。

むしろ、言っている内容に一貫性があれば、それ自体がアピールポイントとなりえます。きちんとした職務経歴書は、就職活動の強い武器なのです。

2.転職コンサルトに紹介してもらいやすい

最近では、転職の際にコンサルトを利用するのは、一般的になってきました。

転職コンサルトに依頼することでスムーズに転職までの道ができあがるわけですが、コンサルタントが会社に推薦状を書く際に参考にするのが職務経歴書なのです。

コンサルタントは、主に職務経歴書の内容をみて紹介できるかどうかを判断します。

職務経歴書にきちんと志望動機を記載しておけば、コンサルタントも会社側に紹介しやすくなるのです。

転職コンサルトを利用した口コミと転職サイトへのリンクをのせておきますので、どうぞ、参考にしてください。

【パソナキャリアの口コミ】

25歳女性・サービス営業職

経歴書の添削を丁寧にしていただけます。また、こちらは入力をするだけで履歴書を提出してもらえるため、在職中に転職活動をする人にとってとても便利です。

【リクルートエージェントの口コミ】

26歳女性・看護師

メリットはやはり面接までのやりとりを全て一任し行って下さるところです。私の希望をもとに100件以上の転職先へ連絡をして下さりました。

3.面接を有利に運ぶことができる

上記で述べたように採用担当者のほとんどが、履歴書よりも職務経歴書を重視し、面接の際も履歴書ではなく職務経歴書を可否の判断材料とします。

面接の際、採用担当者は「なぜ我が社を志望されたのですか」と聞いてくる場合がほとんどです。

この質問に対する応えを最初からきちんと職務経歴書に記載しておけば、逆に採用担当者の質問内容をある程度類推できます。

採用担当者は、職務経歴書に書いてある志望動機を見た上で先の質問をしてきますから、この質問に淀みなく応えられれば、言語不一致のない一貫性のある人物だと評価されるでしょう。

さらに、自分が記載した志望動機を軸としてアピールを続ければ、採用担当者も理解しやすいため、好印象を与えられます。

職務経歴書の志望動機書き方

採用担当者の目に留まる職務経歴書の書き方を3つのステップに分けて、お伝えします。ぜひ、職務経歴書を書く際の参考にしてください。

1.まず、応募を決めた理由を書く

プレゼンする時によく使われる手法として、まず最初に結論を持ってくることで趣旨を明確にする方法があります。

それと同じように職務経歴書もまず、最初に応募した理由を持ってくれば「この企業のどこに惹かれたか」をはっきりと示せるのです。

どのような文章であれ最初の文面は印象に残りやすいですから、まず採用担当者にしっかりと「なぜこの企業を選んだのか」を告げましょう。

最初に理由を述べてから次につなげるのは、文章構成としても非常に読みやすいため、採用担当者の頭にもすんなり入っていきます。

この時に大事なのは、「この会社に入りたい」という熱意をはっきりと示すことです。

自身のこれまでの経験とからめた理由をを述べた後に、「ですから、貴社でお仕事をさせて頂きたいと強く思いました」などの文で締めれば効果的でしょう。

2.具体的な仕事内容、ポジションについて書く

応募企業になぜ惹かれたのかの理由を明確にした後で、次に具体的に企業の仕事内容や自分がつきたいポジションについても順序立てて分かりやすく書いていきます。

この時、「今現在の職場では不可能な仕事が、応募企業ならできる」、あるいは「自分が一番やりたい仕事は応募企業でしかできない」としっかり志望動機をアピールしましょう。

ここで強く熱意を持って訴えれば、採用担当者にも覚悟のほどが伝わりますし、何を重視する人間であるかも暗に告げられるのです。

ただ、面接の際、「その仕事以外にもやってもらうかもしれませんが、それでも大丈夫ですか」などと聞かれる場合があります。

この際、はっきりと「この仕事以外はやりたくありません」と宣言するのは、あまりにもハイリスクです。

無難な応えとしては。「もちろん希望の仕事以外にも全力で取り組ませていただきますが、私の第一希望はこちらの仕事ですから、ご留意いただけるとありがたく思います」などがあります。

与えられた仕事には全力で取り組むという姿勢をみせつつも、自身の希望はきちんと伝えるようにしましょう。

3.応募企業に自分がどう貢献できるか、根拠をアピールする

職務経歴書に最後に書くべきは、自分が入れば企業にしっかり貢献できるというアピールです。

これまでの経験で自分が培ってきた能力や強みを根拠として、「この人物なら間違いなくこれらの仕事をこなせそうだ」と採用担当者に納得してもらう必要があります。

自身の持っているスキルはもちろん、仕事経験や人生経験など自分の持っているもの全てを根拠理由として提示しましょう。

たとえ仕事経験が少なくとも、「辛抱強い性格です」、「コツコツと長時間集中して作業ができます」など性格に絡めて根拠を示すのもありです。

企業の中にはスキル自体は会社に入って覚えてくれればいいと考え、むしろ仕事向きの性格であるかを重視するところもあります。

自己分析をしっかり行い自分が応募企業に貢献できる根拠が何かをしっかりと組み立ててから、職務経歴書を書くようにしましょう。

職務経歴書の志望動機を書く際に気をつけるべき7つのポイント

上記の3ステップとは別に、職務経歴書を書く際に気をつけるべきポイントを紹介いたします。これらの点に注意して採用率の高い職務経歴書を書き上げましょう。

ポイント1.自分のキャリアと志望動機をわかりやすく一本化する

先にも述べたように自分のキャリアが志望動機と一貫して記載されていれば、読み手の頭にもすっと入ってきます。これまで自分が培ってきた経験が、志望動機に反映されるような書き方を心がけましょう。

例えば、「私は前職で長時間作業を行っていたため、長い時間集中して作業ができます」(キャリア)、ゆえに「貴社のこの仕事内容にこの経験が活かせると考え応募させていただきました」(志望動機)といった書き方です。

この内容が一貫されていないと、読みにくい文章になり、採用担当者に自分の意図が伝わりにくくなってしまいます。できれば自分以外の第三者に読みにくいかどうかのチェックをしてもらうとベストです。

ポイント2.志望動機から「企業の良さ」が解るような書き方を心がける

ただ漠然と志望動機を書くのではなく、応募する企業の良さがはっきりとわかるような書き方を心がける必要があります。

企業の仕事内容を明示した上で、「この仕事内容だからこそ私の経験が活かせる」という主張を強く行いましょう。

例をあげるなら、「私が今まで磨いてきたスキルは、貴社の〇〇業務にこそ役立つと確信しています。他の同種業者ではなく貴社だからこそ可能だと感じました」などです。

このような文章を過不足なく書き上げるためには、応募企業の詳細をきっちりとリサーチしなければなりません。

業務・サービス内容・応募企業ならではの強みなどを調べ上げた上で、なら、自分の持っている経験が活かせると持っていくようにしましょう。

ポイント3.応募企業側のニーズに応える

企業側が応募要項に記載しているニーズは最低限満たしておく必要があります。「〇〇経験必須」と書かれてあるなら、○○経験を積んでいなければなりません。

リサーチ段階で企業側が求めるスキルや経験を把握しておき、さらに具体的にどういった仕事を任せたいと考えているかまで見通しましょう。

その上で自分が持つキャリアの中で、どれが一番業務に活かせるかを考え、もっともしっくり来るものを記載してください。

企業側が求めるニーズを100%満たすことは難しいでしょうが、ニーズになるべく応える形で志望動機を書くように工夫すれば、書類選考をクリアする確率は格段に上がるでしょう。

大事なのは企業側に「この人材は欲しい」と思わせることです。

ポイント4.興味をもたれる経歴の書き方を心がける

職務経歴書は履歴書と異なり、フォーマットが比較的自由です。よって、応募企業に相応しい形での経歴の書き方が必要となってきます。

経歴の書き方として、

  • 編年体方式
  • 逆編年体方式
  • キャリア方式

の3つが考えられます。

編年体方式は、時系列に沿って今までの業務経験を記載していく方法で、その業務にどれかけ経験があるのかが一目でわかるようになっています。

逆編年体方式は、過去から現在ではなく、現在から過去へと遡って記述していく方式で、直近の業務経験を目立たせたい時には有効です。

キャリア形式は、これまでの経験を業務内容やプロジェクトごとにまとめて記載する方式で、技術職など専門性が高い職種や転職を複数回行ってきた人向きでしょう。

どの方式においても大事なのは、「興味を持たれるように経歴を書く」ことです。経歴を並べる際、見て欲しい経歴は少し文字数を増やし、逆にその他の経歴は簡略化するなどの工夫をしっかり行いましょう。

ポイント5.簡潔でわかりやすい文章を心がける

ポイント1で述べた内容にも通じますが、採用担当者が見てすらすらと最後まで読める「わかりやすさ」は職務経歴書においても非常に重要です。

履歴書にも言えることですが、簡潔かつ丁寧な文章は、書いた人物の人間性をよく見せます。誤字脱字や前後不一致、読みにくさなどがある場合、採用担当者に雑な人間であるといった印象を与えてしまうでしょう。

ただ、わかりやすければ何でもよいというわけではありません。なぜなら、職務経歴書に求められているのは「わかりやすくかつ印象に残る」構成や文章だからです。

すらっと最後まで読めて、さらに「良い人材である」と思わせる必要があります。

もちろん、キャリアやスキルにもっとも目が行くのは間違いありませんが、書き方を工夫すれば、キャリアやスキルに自信がなくても目を引く職務経歴書は作成できるのです。

ポイント6.面接時にどう質問させるか考えながら作成する

職務経歴書は、採用担当者や面接官にとっては、その人物を知るための大事な資料です。当然、面接時における質問は、職務経歴書を参考にします。

よって、逆説的に職務経歴書の内容から面接時にされる質問をある程度、予想できるのです。

例えば職務経歴書に「私は人より忍耐強く集中力がある方だと自負しています。バイトでも長時間の単純作業もそれほど苦にならず、ミスもなく人より早く作業をすすめることができました」と書いていたとします。

同じように長時間勤務をする職種の場合、「長時間でも作業できるとありますが、バイトではどのような仕事をどのくらいの時間行っていたのですか」など、関連した質問がなされると予想できるでしょう。

あらかじめこういったパターンをいくつか想定しておけば、面接時に慌てずに質問に対処できます。

自分のキャリアやスキルに自信がそれほどない方は、性格面や仕事に対する姿勢などが目立つような書き方をすれば、そちらの質問へも誘導でき、きっちりと応えれば評価アップにつながるのです。

ポイント7.採用担当者の視点から何度も時間をおいて読み返す

職務経歴書や履歴書で大事なのは「何度も読み返す」ことです。そして、読み返す際のポイントは、「採用担当者の視点で読む」、「時間をおく」の2つがあります。

見返す時は、まず一旦自分が書いたものであるというのを忘れ、「自分の会社に入れるなら」という視点で見なければなりません。

主観によって書いたものを客観的に見れば、修正すべき箇所が見えてきます。できれば、家族や友人など第三者にも見てもらうと確実でしょう。

転職サイトなどを利用しているなら、コンサルタントに見てもらうのをおすすめします。

また、ある程度時間をおいてから読み返すのも大事です。一度読んだ文章は無意識のうちに飛ばしてみてしまうものですから、時間をおいて意識をリセットしてから再度確認するようにしましょう。

客観的な視点で何度も読み返せば、より完成度の高い職務経歴書ができあがります。

未経験者向きな職務経歴書の志望動機

就職や転職で、それまで経験したことがない職業に就く場合、志望動機は極めて重要です。どのような志望動機が採用担当者の琴線に触れるのか、いくつかの例を見ていきましょう。

【未経験者がアピールすべき志望動機の例】

  • 貴社の業務に必要な知識やスキルを一刻も早く身に着け、戦力になれるよう努めさせていただきます。

未経験であっても、入社後前向きに努力し続けたいという意向を示せば、採用担当者に好印象を与えられます。

  • 私は前の職場で月例会議の資料作りをずっとやってきました。フォーマットに記録を入力するだけでなく、その都度、改善点を提案したり、見やすくなるよう工夫をしてきました。

自分の経験について語り、自分が常により仕事がやりやすいように努力することを惜しまない人間だとアピールします。

  • 普段よりお客様や他部署の方と電話や会話を積極的に行い、相手がどのような考え方を持っているのかを正確に把握しておくよう心がけています。

接客業はもちろん、人とのコミュニケーション能力はビジネスにおいて非常に大切ですから、自分がコミュニケーション能力がある人間だというアピールをすれば効果的でしょう。

やってはいけないNGな職務経歴書の志望動機

志望動機を入れるのは、目を引く職務経歴書を作り上げるためには、極めて有効な手段ですが、逆にマイナスになってしまうパターンもあります。

下記の点に注意して職務経歴書を作成しましょう。

企業の好きな点を一方的にを伝える

化粧品ブランドや製造メーカーなど有名な商品を販売している企業に応募する際、「私は貴社の〇〇という商品を昔から愛用していて、携わりたいと思って入社を決めました」などの志望動機を述べる方がいます。

企業側としては、自社の製品を愛用してくれて有難いという気持ちはもちろんあるでしょうが、「好き」であるとただ一方的に伝えるだけでは、志望動機としては不十分でしょう。

なぜなら、企業が求めているのは、自社の商品を愛用してくれるファンではなく、自社に対してメリットを与えてくれる有能な人材だからです。

製品に対して愛情があるとアピールするのは構いませんが、それだけではいけません。

「私は貴社の商品が好きで、常日頃からさらに商品を良くさせるためのアイデアを温めています」など、入社すれば企業のメリットになる人材であるとアピールする必要があります。

どの企業でも言えるような定型パターンばかり述べる

「貴社の様々な取り組みに感動し、自分も一助を担いたいと考え入社を決意しました」、「貴社の理念を拝見し、強く共感いたしましたので応募を決めました」など、響きのよい言葉ほど気をつけなければなりません。

なぜなら、これらの言葉はどんな企業であっても当てはまる文句となっているため、これだけだと採用担当者は「定型文をなぞっているだけじゃないのか」と疑いの目を向けてしまうからです。

きちんと応募する企業についてリサーチした上で、その企業のみにしか当てはまらない事柄を志望動機に盛り込みましょう。

上記の言葉と合わせて応募企業のみの事柄を使用すれば、採用担当者も「この人はうちのことがわかっているな」と思ってくれます。

業務内容ではなく業務形態の話を中心におく

転職者などは、前職と比べて業務形態が良いから応募したと志望動機を書きがちですが、それを前面に押し出すのはNGです。

「残業ばかりの仕事でしたから、貴社のように残業が少ない企業で働きたいと思いました」、「休日が多くプライベートが充実できると感じました」など業務形態の良さばかり伝えては、良い印象は与えられません。

志望動機の中に少し混ぜ込む程度なら問題ありませんが、話の中心におけば、「条件が良ければどの企業でもいいんじゃないか」と採用担当者に思われてしまうでしょう。

それだけではなく、その企業でなければなしえない前向きな志望動機を職務経歴書に書き、入社したあかつきには、目標に向かって努力していきたい旨を伝えるようにしてください。

応募企業のすばらしさのみを伝え、職種の話をしない

最初の好きな点を一方的に伝える話にも通じますが、応募企業がいかにすばらしいかばかりを述べて、入社してからやりたい職種やポジションについてはほとんど話さないパターンもNGです。

企業の業績の良さや評価の高さ、理念の素晴らしさなどを志望動機に盛り込むのは構いませんが、そればかりを書けば、自分がどうしたいかという点が抜け落ちた文章になってしまいます。

これでは採用担当者も「この人は、うちに入社していったい何がしたいんだ」と思うでしょう。

企業を選ぶと同時に、その企業でしかできない「仕事」に目を向ける必要があります。

例えば「業績も伸びこれからさらなる発展を遂げると感じました。とくに〇〇の業務に魅力を感じたため、これまでの経験を活かし取り組んでいきたいと思い応募しました」など仕事内容にも興味があることをアピールしましょう。

「入社してから学んでいきたいと思います」と告げてしまう

新社会人にありがちですが、「入社してから学びたい」と告げてしまうNGパターンもあります。

例えば「不慣れではありますが、入社したあかつきにはしっかりと学んで、早く役立てるよう頑張りたいと思います」など、一見すると前向きな意志表明に思えますが、企業側にはメリットがありません。

中には一からじっくりと育てたい企業もありますが、多くの企業が即戦力を求めているのが現状です。

「入社してから」学ぶのは構いませんが、入社してすぐに今自分が有しているスキルや経験がどう役立つのかをきちんと示すようにしなければなりません。

「未熟ではありますが、自分が今まで培ってきたもの全部を使い、貴社に役立ちたいと思います」と未熟ではあるが、今持っているものでしっかり頑張っていきたいと伝えましょう。

職業別に紹介!職務経歴書の志望動機の書き方

職務経歴書は、職種によって書くべきポイントが異なります。それぞれの職種について注意すべきポイントを見ておきましょう。

営業職

営業職といっても顧客や業界によって種類は多岐にわたり、必要な経験や知識は異なります。しかし、職務経歴書に記載すべき項目は共通していますから、そのポイントをしっかりと抑えるようにしましょう。

営業経験がある場合は、どのような商品をどこに対してどういった手法でどれだけ売ったのかを詳しく記載し、営業時にどう工夫して商品を売っていたかを書いてください。

その上で、応募企業に入社して営業を行う場合、どのようにして商品を売っていくかを具体的に述べると効果的です。

営業職で転職する場合は、前職での実績がものをいいますが、たとえそれほど目立った業績をあげていなくても企業側を納得できるだけの青写真を用意できれば、採用される可能性は高いでしょう。

もし営業経験がない場合は、過去の経験や人と会話するのが好きといった性格面での志望動機を切り口として、入社した場合、一刻も早く即戦力になれるべく学んでいきたい旨を記載しておけば、採用される可能性はあります。

【営業職 志望動機 例文】

前職は事務職でしたが、自分の成果が明確に数字として示され、さらに成果がそのまま評価や待遇に還元される点から今回営業職を希望しました。

とくに御社は取引先も非常に幅広く、入社後のチーム体制での営業戦略などに高い魅力を感じています。

営業職は未経験ではありますが、各部署と連携しながらチームとしっかりコミュニケーションをとり、一刻も早く業務を円滑に進めれるようになりたいです。

事務職

事務系の職種で見られるのは、「事務スキル」、「接客・接遇スキル」、「正確さ」の3つです。経歴はわかりやすく詳細に書き込み、一目見たらどのくらいの経験を積んできたのかわかるようにしましょう。

転職者の場合は、職務経歴書に書く経歴が増えるかもしれませんが、事務系キャリアのみをまとめておけば、その量がそのまま評価の高さにつながります。

また、事務職では「すばやく正確にテキパキと業務を遂行する」のが鉄則ですので、正確さを印象付けるエピソードをひとつくらい盛り込んでおくといいでしょう。

また、電話や受付対応など人と接する機会が多い職種でもありますので、「対談しても丁寧にきちんと対応できる」点をアピールしておく必要があります。

キャリアが少ない方は、事務職に必須な各種スキルと事務向きの性格であることをアピールするとよいでしょう。

【事務職 志望動機 例文】

前職は店舗販売に従事しており、売上管理や在庫管理などでエクセルを多用しておりました。事務で必要な処理能力は高いと自負しております。

また、私は人と接する仕事を長くしておりましたので、対人・電話対応などはお任せください。もちろん、慣れない部分も多々あると思いますので、一刻も早く仕事を覚え御社の力になりたいと考えておりますので、どうぞ、宜しくお願い申し上げます。

IT・通信系技術職

IT・通信系技術職は、専門職ですから、経験やスキルが他の職種以上に大切です。職務経歴書に記載する際は、自分のこれまでの経験が一目でわかるように表を入れるなどの工夫が必要でしょう。

よってキャリア式での記述が望ましいです。IT・通信系技術職で示す強みとは主に経験や実績になりますから、性格面などを中心に職務経歴書を書き上げるのは難しいでしょう。

自分がどの分野を得意としているのかをしっかり記載した上で、これまでの実績をわかりやすく載せれば、問題ありません。

ただ、同じくらい実績を持つ人と比べられた場合は、IT・通信関連の技術以外で何らかの強みを持っておけば、選ばれる確立は上がります。

【IT・通信系技術職 志望動機 例文】

私は基礎的なプログラミングは大学時代に学んでおり、その後営業職についた後でも、独自にゲームなどプログラミングの勉強は進めています。

営業職を続けてまいりましたが、どうしてもプログラミングを仕事にしたいという想いが捨てきれず、今回御社にご応募させていただきました。

営業経験で培ったコミュニケーション能力や向上心は誰にも負けないという自負もございます。御社では顧客との打ち合わせを非常に重視しておられるとのことですので、お役に立てると思います。

販売・サービス

販売・サービス業の職務経歴書には、営業職と同じくどんな商品を誰に対してどのような方法で販売したかを記載する必要があります。

取り扱っていた商品や行っていたサービスを表形式にまとめ誰がみても判る状態にしておきましょう。

その上で、自分が業務を行う際に気をつけている点や今まで積極的に取り組んできたことを具体的に伝えてください。

商品によっては、実績よりも性格や仕事に対する姿勢が評価につながる職種ですから、もし実績や経験があまりない方は、自分がいかに接客業向きの人間であるかをアピールしましょう。

ただ、最終的には面接をしてみないと人間性はわかりませんから、面接が有利に運べるよう意識した職務経歴書の作成を心がけてください。

【販売・サービス 志望動機 例文】

私はこれまで自動車の営業販売を行ってまいりました。職務経歴書に記載していますとおり、社内でもかなり売上に貢献したと自負しております。

貴社を志望した理由は製品の魅力に惹かれたというのが一番大きいです。「売ってみたい」と思える素晴らしい製品でした。

製品販売ということで、前職と勝手は違うかもしれませんが、お客様にご満足いただけるようなサービスを行い、きちんとコミュニケーションを取るという点では一致していると考えます。

ぜひとも、私にお客様と接することができる機会をくださりますようお願い申しあげます。

電気・機械・自動車系技術職

電気・機械・自動車技術職は、専門職です。当然、もっとも重視されるのは、実務経験の豊富さであり、応募する企業の求める技術を有しているかどうかが決め手になってきます。

採用担当者が、応募で必要とされる経験の有無を確認でき、工程・役割などを理解できるように編年体での記述がおすすめです。

技術職であり、性格面等はそれほど考慮されないように思われがちですが、同程度の技術を持っているなら、もちろん人間性が優れている方を採用したいと考えます。

部署によっては、顧客とのやり取りもありますから、折衝能力やマネジメント能力も持っておくべきです。

必要とされるスキルを有しており、仕事への意欲もしっかり感じられ、さらに他の能力も持ち合わせていれば、採用率は格段に上がるでしょう。

【電気・機械・自動車系技術職 志望動機 例文】

これからの時代、今までとはまったく異なる思想によって作られた次世代自動車が必要だと私は考えます。より安全でより快適な自動車の開発に携わりたいと常日頃から思ってきました。

御社が現在開発されている次世代自動車はまさに私の希望を叶えてくれる技術と確信しております。

私が大学でこれまで学んできた電子工学の知識はもちろん、バイトとして長く働いてきた自動車部品工場での経験も役立てると思います。

御社の優れた技術に触れ、より研鑽を重ねたく思いますので、ぜひ、ご一考くださるようお願い申し上げます。

メディカル・化学・食品系技術職

メディカル・化学・食品系技術職も特定の技術が必要な専門職です。とくに実務経験と経験によって得られたスキルを有しているかが焦点となってきます。

どの程度経験を積んでどのようなスキルを習得しているか、採用担当者は先の勤務先や職務経歴のみでだいたい判断可能です。わかりやすく表や一覧でまとめておきましょう。

他の技術職と同様に必要なスキルや経験は応募要項に記載されていますから、条件を満たしていなければ、当然ながら書類選考の段階で落とされます。

よって、自身の持つスキルや経験で大丈夫な企業の中でも、得意とする分野を欲している企業に応募しなければなりません。

また、部署によっては、顧客との折衝能力やマネジメント能力、他部署との連携能力なども必要とされますので、技術力や経験に今一つ自信がない方は、そちらに比重をおき職務経歴書に記載するのもよいかもしれません。

【メディカル・化学・食品系技術職 志望動機 例文】

私はこれまで3年間薬剤師として調剤薬局で働いてきました。今回、御社に応募いたしましたのは、私の経験が御社が行っておられる薬品開発の役に立てると確信したからです。

また、薬剤師としての経験だけでなく、さまざまな知識を取り入れるべく薬学の講習会にも積極的に参加するようにしています。御社の製品はより多くの人の健康を担うものであると私は考えます。

ぜひ、御社の一助になりたいと思いますので、宜しくお願いいたします。

金融系専門職

金融業界で重視されるのは、専門領域内でどれだけの経験を積んできたかです。また、必要資格も数多く存在しますので、自分が持つ資格はもれなく記載しておかなければなりません。

その上で、自分がどれだけ金融関連の専門知識を有しているかをアピールするのが大事です。金融のプロフェッショナルであることを採用担当者に示した上で、そこに至るまでどのような取り組みを行ってきたかを示しましょう。

今まで関わってきたプロジェクトや実績と組合わせてわかりやすく記載してください。

【金融系専門職 志望動機 例文】

私は前職で3年間お客様の資産運用のお手伝いをさせていただいてきました。その際の経験から、資産運用はお客様ひとりひとりに合った最適のプランを用意すべきだと考えています。

地方銀行である貴社は、地域密着型でありお客様との距離が非常に近いため、私が目指す相手に合わせた資産運用の在り方をもっとも実現しやすいのです。

私が貴社に入社させていただいた暁には、お客様にぴったりと寄り添い向かい合う資産運用でひとりひとりの信頼を得たいと考えております。

不動産系専門職

不動産業界の職務経歴書には、担当物件やクライアントの規模、物件にどう関わったかを詳細に記載する必要があります。

関わった仕事を一覧にして、具体的な物件名や施設名を丁寧に書いておくと、採用担当者もみやすいでしょう。

まずこれらの担当物件データが応募企業の基準を満たしているのが第一ですが、たとえ営業職でなくとも不動産業界では営業力や交渉力が要求される場面が多く、ヒューマンスキルも問われますので、そちらも重視してください。

何かひとつでも人間性をアピールできるエピソードを交えておくと、印象をよくなるでしょう。

【不動産系専門職 志望動機 例文】

私が御社を希望いたしました理由は、土地活用のノウハウが他の企業に比べ非常に高く信頼性の持てるもので、幅広い提案が可能であると感じたからです。

私の叔父から貴社のコンサルティングによって、先祖の土地を有効活用できたという話を伺いました。

貴社であれば、私がこれまで行ってきた不動産事業の経験がしっかり活かせると考えています。

ポイントを踏まえた職務経歴書の志望動機を書こう!

職務経歴書は、自分のこれまでの経験やスキルを企業側に示すもっとも大事な自己PRツールです。

中でも自分がどうしてその企業を選んだかという志望動機は、極めて重要になってきます。わかりにくかったり企業のニーズにマッチしてない志望動機では、たとえ応募要項を満たしていても面接までこぎつけるのは難しいでしょう。

けれど、志望動機をきちんと活用すれば、非常に大きな武器となり目を引く職務経歴書を作り上げることができます。

ぜひ、企業と自分をしっかり調べ上げ、採用率の高い職務経歴書を作り上げてください。