介護職に転職するには?成功のコツとおすすめ転職エージェントも紹介

介護職への転職を考えているのですが、どうすれば転職することができますか?
介護職はかなり「売り手市場」と言われていますが、一歩間違えると、後悔してしまうことも少なくありません。着実な転職活動を行っていくことが必要です。

キャリアコンサルタント

そうなんですね。まずは何から始めれば良いですか?
はい。この記事では、転職に失敗する理由や介護職の求人を探す方法、活用すべき転職エージェントについてご紹介しています。ぜひ参考にしてみてください。

キャリアコンサルタント

高齢化が進展している日本では、介護職の重要性がますます高まっています。全国的に介護職の不足が叫ばれており、人員を必要とする企業が多いことから、転職市場は売り手市場と言われています。

そのような状況下にある介護職が転職する場合、求人が豊富にあるだけでなく、自分に有利な状況で企業と交渉を行うことができるため、転職が進めやすいメリットがあります。

しかしながら、有利な状況に置かれているにも関わらず、転職をして後悔する介護職がいるのは事実です。

売り手市場であるからと言って、何も考えずに転職をするのでは、失敗する可能性が高くなってしまいます。転職を成功させるためには、陥りやすい失敗の理由と成功のコツを知ったうえで転職を進める必要があるのです。

ここでは、介護職の皆さんや、未経験から介護職への転職を目指す皆さんのために、転職を成功に導くためのコツをご紹介します。ぜひ参考にしてください。

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売り手市場でも介護士19転職に失敗する理由

求人は豊富にあったはずなのに、いざ転職すると後悔する介護士は少なくありません。後悔の理由はさまざまですが、多いのは「転職前のイメージとのギャップ」です

想像より仕事が大変だった、思ったより給与が上がらないなど、転職前のイメージとの違いに戸惑い、それが苦痛となって短期間でまた転職してしまう例もあります。

求人数が少ない買い手市場の転職ならまだしも、なぜ売り手市場の介護職が転職に失敗してしまうのでしょうか。その理由は、転職者自身に起因するものと、求人を出す企業側に起因するものの2種類に分けることができます。

ここでは、失敗の主な理由を列挙していきますので、読んでいると「転職はしない方がいいのかも…」と思ってしまうかもしれません。ですが、失敗する理由を知り、そこから学習すれば、あなたの転職は一気に成功へと近づきます

転職を考えている介護士の皆さんは、ぜひ他山の石として活用してください。

転職者側:給与だけで決める

転職者側の失敗理由として多いのは、「大丈夫だろう」と思って安直に転職先を決めてしまうことです。特に、給与だけを見て雇用条件などを全く確認せず転職先を決めてしまい、転職後のギャップに悩むことは少なくありません

賞与や残業時間といった転職者が気になる条件は、求人票に明記されていないこともありますし、面接の場で面と向かって聞くのも気が引けるものです。

そのため、十分な確認ができないまま、「給与がこれだけ貰えるから大丈夫だろう」と転職を決めてしまうのです。

条件をよく調べずに給与の高い職場に転職すると、「想像よりも激務だった」、「想像よりも勤務時間が長い」などのギャップを感じることが多くあります。給与以上の責任を背負わされることもあり、最悪の場合心身を病んでしまうこともあります。

たとえ高い給与を貰えるとしても、体調を崩してしまっては元も子もありません。このような失敗を防ぐためには、雇用条件をしっかりと確認しておくことが大切です。転職の際には、雇用条件を忘れずに確認するようにしましょう。

転職者側:施設の内部情報をしっかり調べない

前述の理由と重なる部分もありますが、「大丈夫だろう」と思って施設の情報をしっかり調べずに転職することも、転職が失敗する大きな理由の一つです。

きちんと施設の情報を調べずに転職した結果、職場の雰囲気が悪かったり、上司の方針と合わなかったりなどのギャップに悩まされてしまうことがあります。

職場の雰囲気になじめなければ、せっかく待遇の良い職場に転職できたとしても、働き続けるのが苦痛になってしまいます。有給や産休・育休が規定にはあるものの、実際は取りにくく、自分のライフプランに合わないこともあるかもしれません。

このような失敗を防ぐためには、求人票などから施設の内部情報を詳しく調べる必要があります。

とはいえ、求人票だけでの調査には限界があります。求人票に記載できる情報には限度がありますし、施設にとって不都合な情報はあまり求人票に載らない傾向にあるからです。

施設の内部情報を調べるには、実際にその職場で働く人に話を聞くのが一番です。面接で採用の担当者に確認するのはもちろんのこと、可能であればその職場で働いている介護職に話を聞くことにより、求人票には載らない職場の現状をつかむことができます。転職での失敗を防ぐためには、可能な限り求人票以外の情報を収集するようにしましょう。

企業側:求人票の条件と実際の就業条件が違う

企業側の問題として多いのが、求人票の条件と実際の就業条件が異なることです。

転職者がしっかりと求人票で吟味しても転職先を選んでも、実際の条件が求人票と異なれば「こんなはずではなかった」と後悔してしまいます。転職者がしっかりと情報を確認していても起こる可能性がある失敗例です。

もちろん、このような失敗例では、全ての企業に悪意があるわけではありません。しかし、前述のとおり、求人票で確認できる情報には限界があるのが事実です。求人票の条件だけを鵜呑みにして転職先を決めてしまうと、自分では良い職場を見つけられたと思っていても、いざ働いてみるとギャップを感じることになりかねません。

企業側に問題がある失敗例は、転職者の側で問題の根を潰すことはかなり難しいと言えます。そのため、失敗の原因となる企業に騙されないよう、転職者が自衛する必要があります。

最も有効な自衛方法は、再三指摘しているとおり、情報収集をすることです。求人票だけでなく、その企業や職場の評判を自分で調べるようにしましょう。

最近では転職の口コミサイトもありますので、それらを使って実際に働く人の生の声を調べることもできます。可能であれば、実際に働いている人の話を聞くのも良いでしょう。

転職者が面接で不都合な事実を隠したがるように、企業も求人票で不都合な事実を隠したがるものです。転職後に後悔しないためには、きちんと自分で情報を調べ、企業を見極めるようにしましょう。

企業側:人間関係が悪い

これは介護職に限った話ではありませんが、転職後に「職場の人間関係が悪い」と後悔する人がいます。

人間関係は求人票に記載すべき内容ではないので、企業が告知しなくても仕方のないことではありますが、転職者からすれば事前に知っておきたい情報ではあります。

もちろん、転職者は「よそ者」ですから、その場になじむ努力は必要です。しかしながら、自分一人の力ではどうしようもできないこともあります。そのような職場に転職してしまうことを防ぐには、やはり自分で調べるしかありません。

このような場合に役立つのは、離職率を調べることです。詳しくは後述しますが、離職率を調べれば、就職してすぐに辞めた人がどのくらいいるのかがわかります。

雇用条件が良いのに離職率の数字が悪いような職場は、もしかしたら人間関係が良くないのかもしれないと推測できます。

介護士の求人を探すには?3つの転職方法を徹底比較

ここまで、介護職が陥りやすい転職の失敗パターンをご紹介しました。どれも避けるのが難しいように思えたかもしれませんが、実は求人探しの段階で、それらの失敗を防ぐ方法があるのです

そこで、介護士の求人探しによく利用される方法を4つ紹介し、それぞれにどんなメリットやデメリットがあるのかをご紹介します。

転職エージェント

転職エージェントのメリット

  • 手厚いサポートが受けられる
  • 非公開求人を紹介してもらえる
  • 働きながら転職先を探せる

転職エージェントのデメリット

  • エージェントとのやり取りが必要
  • 強引に転職を進めようとするエージェントもある

結論から言うと、介護士の転職に最もおすすめできるのは転職エージェントです。転職エージェントに登録すれば、さまざまな魅力あるサービスを無料で受けることができるからです。

転職エージェントの一番の魅力は、手厚いサポートです。求人先を紹介してもらえるだけでなく、求人を出している施設の内部情報を教えてもらえたり、履歴書の添削や面接対策、さらには給与の交渉まで、転職のプロがしっかりサポートしてくれます。

このような手厚いサポートは、転職エージェントを利用しなければ受けられません。

エージェントがさまざまなサポートをしてくれるので、利用者が自分でしなければならないことは必要最小限で済みます。そのため、転職活動の負担が少なく、働きながら転職先を探すことができるのもメリットです。

さらに、転職エージェントを利用すると、非公開求人に応募することができます。

非公開求人とは、公開すると応募が殺到してしまうと企業が判断した求人で、公開求人に比べて好待遇の求人が多いメリットがあります。自分で求人を探すよりも、高確率で待遇の良い求人に出会えるのです。

転職エージェントのメリットは、これだけではありません。実は、前述の全ての失敗例を防ぐことができるのです。

先ほど説明した4つの失敗例で、全てに共通する原因は「情報をしっかり調べないこと」でした。とはいえ、就業条件や職場の人間関係など、転職者が一人で調べるには限界があります。

しかし、転職エージェントを利用していれば、エージェントが企業の内部情報を調査してくれるのです。これにより、転職後のギャップを大幅に減らすことができます。

エージェントは内部情報を教えてくれるだけでなく、転職者が気になったことを実際に企業に確認してくれます

さらに、エージェントの中には採用担当者だけでなく実際に働く介護職にも話を聞くものもあり、よりリアルな「生の声」を聞くことができます。転職エージェントを活用すれば、転職で失敗する可能性が大いに減らせるのです。

とはいえ、転職エージェントにもデメリットはあります。担当者によっては頻繁に連絡が来ることもあり、それに対応する必要があります。

また、転職エージェントの中には強引に転職を進めてくる悪質なエージェントもいるので、自分で見分ける必要があります。

自分に合った転職エージェントさえ選ぶことができれば、転職者にとってこれ以上の味方はありません。全ての転職者におすすめしたい転職方法です。

求人サイト

求人サイトのメリット

  • スマートフォンで手軽に利用できる
  • 自分のペースで求人を探せる

求人サイトのデメリット

  • 自分一人の力で転職を進める必要がある
  • サイトによって求人の質に差がある

求人サイトは、求人情報を検索して応募できるサイトで、現在では介護の仕事に特化したサイトも多くあります。インターネットで検索すればすぐに見つかりますし、登録も簡単にできるので、手軽に利用できるのがメリットです。

自分のペースで求人を探すことができるので、エージェントに急かされたくない人にはおすすめです。

しかし、求人サイトは転職エージェントと異なりサポートがないので、自分一人の力で転職を進めなければなりません

転職の場合、働きながら勤務先を探している人も多いでしょうから、求人探しから企業とのやり取りまで全て自分でやらなければならないのは大きな負担になります。

また、サイトによって求人の質に差があるので、そのサイトが本当に信用できるサイトなのかどうかだけでなく、求人を出している施設が本当に良い施設なのかを自分で見抜く必要があります

エージェントを利用していれば内部情報を教えてもらえますが、求人サイトの場合には自分で情報を調べ、判断しなければなりません。

求人サイトを利用した転職は、自分の力で転職を進められる人にはおすすめできます。しかしながら、それ以外の人には転職エージェントの利用をおすすめします。

地方在住などで、転職エージェントから紹介してもらえる求人の量が少ないと感じる場合には、エージェントと併用してもいいでしょう。

ハローワーク

ハローワークのメリット

  • 住んでいる地域の求人が探せる
  • 求人数が多い

ハローワークのデメリット

  • 手厚いサポートが受けられるわけではない
  • 待遇のいい求人が少ない

ハローワークは、国が運営する雇用支援を行う施設で、各地域に設置されています。介護職だけでなく、さまざまな業種の求人を閲覧できます。

ハローワークのメリットは、自分の住んでいる地域の求人を多く取り扱っている点です。地方に住んでいる人でも、自分の家の近くにある求人を探すことができます。また、掲載費がかからないことから、利用している企業が多いため、求人数が多いのも特徴です。

しかしながら、ハローワークの本来の仕事は雇用保険の管理であり、求人の紹介がメインではありません。窓口で相談はできますが、転職エージェントのような手厚いサポートが受けられるわけではありません。

さらに、掲載費がかからないことから、求人に費用をかけたくない企業が多く集まる傾向にあります。そのような企業が待遇のいい求人を掲載することはほとんどありませんから、結果として待遇のいい求人が少なくなります。

誰でも気軽に利用できるハローワークですが、転職を失敗に導く「落とし穴」が多いのも事実です。転職エージェントとの併用ならまだしも、ハローワークだけで転職を進めるのはやめた方がいいと言えるでしょう。

介護職の転職におすすめの転職エージェント

転職エージェントがいかに転職に役立つかはご理解いただけたのではないでしょうか。しかしながら、転職エージェントを有効活用するためには、自分に合ったエージェントを選ぶ必要があります。

ここでは、転職を考えている介護職におすすめの、介護職に特化したエージェントを紹介します。

かいご畑

かいご畑はこんな転職エージェント

  • 全国の求人を扱う
  • 未経験者でも働きながら資格が取れる
  • コーディネーターは全員介護資格取得者
  • 企業とのパイプが太い

かいご畑は、介護に特化した人材サービス・教育事業を行うニッソーネットが運営する介護専門の転職エージェントです。全国の求人を扱っており、公開求人だけでもおよそ10,000件の求人があります。

地域によっては求人が少ない地域もあるので、登録前にあらかじめ自分の住んでいる地域の公開求人があるかを確認してもいいかもしれません。

かいご畑ならではのサービスとして挙げられるのは、働きながら無料で介護資格が取れる「キャリアアップ応援制度」です。自社で福祉教室の運営も行っているからこそのサービスだと言えるでしょう。

未経験で資格がない人でも介護職に転職できるので、未経験者には特におすすめです。

かいご畑に登録するとサポートをしてくれるコーディネーターは、全員が介護資格保持者であり、業界の情報に精通しています。それだけでなく、企業とのパイプも太いので、働かないとわからないような内部情報にも詳しいという特長があります。

さまざまな人におすすめできるかいご畑は、未経験から介護職への転職を目指す人には特におすすめしたいエージェントです。地域によっては求人が少ないこともあるので、他のエージェントと併用しながら転職を進めるのがいいでしょう。

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ジョブメドレー×介護士

続いてご紹介するのは「ジョブメドレー×介護士」です。

ジョブメドレーは、医療系全般の転職を扱っており、介護士の他にも、看護師や薬剤師などがあります。

ジョブメドレー×介護士の特徴は大きく2つです。

  • 求人数が豊富
  • アドバイザーの質が高い

ジョブメドレー×介護士では、約59000件もの求人を扱っており、業界最大の求人数を誇っています。

また、実際に利用した人の口コミから「アドバイザーの質が高い」ことが分かりました。

転職希望者にぴったりの求人を紹介する提案力や、全体的にサポート力が高いという声が多かったです。

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きらケア(正社員・派遣)

続いてご紹介するのは「きらケア」です。

きらケアの特徴は「アドバイザーの質が高い」という点です。

実際に利用した人の口コミでも「求人とのミスマッチが少なかった」「きちんとサポートしてくれた」という声が多かったです。

ですが、きらケアが扱っている求人数は約8900件と、そこまで豊富ではないので、注意しましょう。

また、正社員と派遣で登録ページが違うので、間違えないようにしてください。

カイゴジョブエージェント

続いてご紹介するのは「カイゴジョブエージェント」です。

カイゴジョブエージェントの特徴は大きく3つです。

  • 求人数が豊富
  • 安心できる会社が運営している
  • サポートが充実している

カイゴジョブエージェントでは、約50000件もの求人を扱っており、業界でも最大級の求人数を誇っています。

また、従業員数800人を超える大企業が運営をしているため、安心して利用することができます。

800人を超える従業員がいるだけあって、サポート力が非常に高いです。

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カイゴジョブ

カイゴジョブは、介護職への転職に特化した転職サイトです。

なので、専任のコンサルタントがつく転職サポートはありません。

カイゴジョブでは、約34,000件もの求人を扱っており、業界でもトップレベルです。

カイゴジョブは転職サイトなので、自分のペースで転職活動を進めたい人におすすめです。

また、転職フェアなども開催しているので、ぜひ一度足を運んでみてください。

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クリックジョブ介護

多数の人材関連サービスを展開しているライフワンズ株式会社が運営している福祉・介護専門の転職サイトです。

介護の転職が初めての方には特におすすめの介護転職サイトです。

  • 介護専門の担当者が転職を全面的にサポートしてくれる
  • 職場に足を運んで分かった生の情報を求人に載せている

福祉・介護職専門のアドバイザーが求人紹介から転職成功までフルサポートしてくれることが一番の特徴です。

求人の質にこだわっているため、定着率が著しく低い施設や医療機関は紹介しないので、安心して転職活動ができます。

登録する(無料)

※上記以外の転職エージェントも検討したい方は、こちらの記事を参照してください。

転職エージェントとは?転職を成功に導く完全マニュアル【2019年版】

介護職の転職を成功させるコツ5選

転職エージェントに登録したからと言って、それだけで転職が必ず成功するわけではありません。転職者自身が自分で考えて動くことにより、初めて転職が成功の方向へと動き出します。

ここでは、転職エージェントを使った介護職の転職を成功させるコツを紹介します。ぜひ参考にしてください。

①自分に合ったエージェントを選ぶ

介護職が利用できる転職エージェントだけでも、世の中には星の数ほどあります。その中には自分に合ったエージェントもあれば、良いエージェントだが自分には向いていないエージェント、悪質なエージェントなど、さまざまなエージェントが存在します。

玉石混交の中で自分に合ったエージェントを選ぶのが、成功する転職への第一歩と言えます。

この記事で紹介したエージェントは利用者の評価も高い優良エージェントなので、この中から選ぶことをおすすめします。

しかし、もし自分に合うものが見つからなかったら、それ以外のエージェントを自分で調べてもいいでしょう。ただし、その際には、そのエージェントが本当に信頼できるかどうかを確認してから登録するようにしてください。

②複数のエージェントに登録する

これは介護職の転職に限った話ではありませんが、転職エージェントを利用して転職を進める際には、1つのみのエージェントに登録するのではなく3つ程度のエージェントに登録することがおすすめです。

その理由は主に2つあります。1つは、閲覧できる非公開求人数が増えるからです。各エージェントの持つ非公開求人は、エージェントごとに異なります。複数のエージェントに登録すれば、その分多くの非公開求人を閲覧することができるというわけです。

もう1つの理由は、冷静な判断ができるからです。エージェントも人間ですので、同じ相談をしても返ってくる答えが異なる場合があります。中には受け入れがたい提案もあるかもしれません。

そんなときも、複数のエージェントとやり取りしていれば、複数の意見を貰うことができ、冷静な判断ができるのです。

人と人の付き合いでは、どうしても相性があるのが事実です。担当してくれるエージェントとの相性が悪いために転職が上手くいかないのは、とてももったいないことだと言えます。それを防ぐためにも、複数のエージェントに登録するようにしましょう。

しかし、やみくもにたくさんの転職エージェントに登録すれば良いわけではありません。多くの転職エージェントに登録すれば担当者とのやり取りが増え、煩雑になります。

せっかく転職の手間を減らそうとエージェントに登録しても、これでは逆効果です。転職エージェントの登録しすぎには注意してください。

③聞きにくいことはエージェントに確認してもらう

前述のとおり、求人票に掲載されている情報には限界があります。自分の気になることが求人票に載っていないことはよくありますし、そのような気になることに限って施設に面と向かって聞きにくいものです。

かといって、転職先を選ぶうえでの重要な項目ですし、確認しないわけにはいきません。

そんなときは、転職エージェントに登録して、エージェントに確認してもらいましょう。

エージェントはあなたを転職させることが仕事ですから、あなたが知りたいことがあれば教えてくれますし、把握していないことであれば直接企業に確認してくれます。

面接の場で根ほり葉ほり質問しては、採用担当者に良く思われない可能性もあります。企業との関係を良好に保つためにも、聞きにくいことはエージェントを通じて確認することをおすすめします。

④離職率をチェックする

求人を出している施設が本当に良い施設かを判断する基準として、有給取得率や職員配置などの数字があります。もちろんどの数字も確認してほしいところですが、一番チェックしてほしいのは「離職率」です。

離職率とは「就職して1年後にどれだけの職員が退職したか」をパーセントで表したものです。これが高いほど短期間で辞めていく職員が多いと分かるので、職場環境を判断するうえでの重要な指標になります。

転職エージェントを利用していれば、自分が紹介してもらった求人先の転職率をエージェントに確認してもらうことができます。

離職率の平均は、公益財団法人「介護労働安定センター」が行った平成29年度介護労働実態調査の結果から確認できます。

2 職種合計(訪問介護員、介護職員)の 1 年間(平成28年10月1日から平成29年9月30日まで)の採用率は 17.8%(19.4%)、離職率は 16.2%(16.7%)であった。

したがって、この調査結果から大きく離れた離職率の職場は、働き続けるのが難しい環境であると推測できるので、応募は避けた方が無難です。転職先を選ぶ際には、離職率をしっかりとチェックし、職場環境を推測するようにしましょう。

⑤職場見学をする

どんなに自分で数字をチェックしたり、転職エージェントから内部情報を教えてもらったりしても、自分の目で確認するのには敵いません。可能な場合は、応募前に職場見学をしましょう。転職エージェントに登録していれば、エージェントに職場見学の交渉をしてもらうことができます。

職場の見学をすることにより、話を聞いているだけでは分からない職場の雰囲気などを確認することができます。話を聞いて作ったイメージとのギャップを埋めることができるのです

もし職場見学ができなくても、実際の出勤時間を想定して家から施設に行ってみるだけでも意外な問題点が浮かび上がる可能性があります。

施設に向かうまでの電車が満員電車だったり、駅から施設までの街灯がとても少なかったりなど、エージェントも気が付いていなかった問題点が発見できるかもしれません。

「百聞は一見に如かず」という言葉がありますが、転職はまさにこの言葉の通りです。可能な限り職場見学をし、転職後のギャップを埋めていきましょう。

転職エージェントを活用して売り手市場に甘えない介護士転職をしよう

売りて市場の介護職の転職ですが、それに甘えているだけでは上手な転職はできないことはご理解いただけたのではないでしょうか。

転職を成功させるうえで重要なのは、「希望に沿った求人を見つけられるか」、「求人を出している企業の良しあしを見極められるか」の2点です。これらの両方を同時に叶えられるのが、転職エージェントだと言えるでしょう。

転職エージェントに登録すれば、あなたの転職の成功確率は大いに高まります。あとは、あなた自身が意識してエージェントを活用するだけです。転職を目指す介護職の皆さんが、幸せな転職ができることを願っています。