リクルートドクターズキャリアは、非常に人気の高い医師専門の転職サイトです。
現時点では特に転職を考えていない医師の方でも、その名前だけは知っているという方も多いのではないでしょうか。
この記事では、リクルートドクターズキャリアの歴史や特徴、＆careerが独自に調査に調査した結果からわかったメリット・デメリットについてご紹介します。
記事の最後には、リクルートドクターズキャリア以外におすすめの転職エージェントも紹介しているので、合わせてチェックしてみてください。
目次
各エージェントに「良い転職先があれば、すぐに転職したい」と伝え、優先的にサポートしてもらう。
担当者との相性を確認しながら本命のエージェントを1社に絞り、本格的な転職活動を開始する。
リクルートドクターズキャリアの総合評価
リクルートドクターズキャリアは、求人の量・質、会社の信用度、サポート力、提案力、すべて業界平均を上回っており、医師が転職するなら利用すべきだと言えるでしょう。
リクルートドクターズキャリアの評判から特徴を分析
リクルートドクターズキャリアのメリット・デメリットをご説明する前に、まずはリクルートドクターズキャリアについて知っていただきたいと思います。ここでは以下の2点についてご紹介します。
- リクルートドクターズキャリアの歴史
- リクルートドクターズキャリアの特徴
それぞれを詳しくご説明します。
リクルートドクターズキャリアの歴史を知ろう
リクルートドクターズキャリアは株式会社リクルートメディカルキャリアが運営する医師専門の老舗転職サイトです。その始まりは1979年にまで遡ります。
設立当初の社名は株式会社日本医療情報センター（JAMIC）と言い、1人の医師の手で立ち上げられました。その後紆余曲折あり、ヒューマンリソースの分野で大きな実績を持つリクルートグループの傘下となります。
リクルートドクターズキャリアは、40年にも渡る長い歴史の中で培われた実績とリクルートグループの実行力が融合した、実力派の転職支援サイトです。
リクルートドクターズキャリアの特徴
リクルートドクターズキャリアが保有する全国の医療施設とのコネクションを駆使して集められた求人の数々は、質・量共に業界トップのクオリティを誇ります。
またコンサルタントは医療業界の事情に精通しており、その深い知識を元に医師1人1人の適正に合致した求人案件を提案してくれます。
さらに対応はきめ細やかで非常にスピーディー。転職市場の動向や自分の市場価値を探るためだけに登録してもいいと言えるレベルの転職サイトです。
リクルートドクターズキャリアを利用するメリット
リクルートドクターズキャリアを利用するメリットは以下の通りです。
- 業界トップクラスの圧倒的な求人数
- 求人の質もトップクラス
- 非常勤の求人も盛りだくさん
- コンサルタントが医療業界の事情に精通している
- コンサルタントのスピード感とコミット力は業界トップクラス
- リクルートグループならではの信頼感
詳しくご説明します。
業界トップクラスの圧倒的な求人数
リクルートドクターズキャリアを利用する最大のメリットは圧倒的な求人数です。
常時15,000〜18,000件程度の求人が用意されています。
転職を成功させるために最も重要なポイントは、条件を妥協する必要のない、自分の希望に合致した求人を見つけることです。
転職を失敗したと感じる人のほとんどは、以下のような我慢をして転職先を決めている傾向があります。
- 希望より給料は安いけど他の条件は合致している
- 待遇は希望通りだけど通勤に時間がかかりすぎる
- 待遇にも立地にも満足だけど夜勤が多そう
- 産休や育休は取りにくそうだけど仕方ない
転職失敗のキーワードは「けど」です。
希望する条件を妥協して転職しても、自分自身の心が納得していないので必ず後悔が生まれます。
そのような後悔をしないためには、自分が希望した通りの求人を見つけるしかありません。
そのために重要なことはとにかく沢山の求人案件に出会うことです。
リクルートドクターズキャリアの求人案件数の豊富さは、転職成功の大きな手助けになります。
求人の質もトップクラス
リクルートドクターズキャリアを利用する2つ目のメリットは、求人の質も非常に高いという点です。
どれだけ大量の求人案件を取り扱っていても、その内容が低待遇なものばかりでは話になりません。
先ほども申し上げた通り、今以上の満足度を得られない職場に転職してもモチベーションを維持することができないからです。
しかしリクルートドクターズキャリアは、その長い歴史の中で培ったコネクションとクライアントからの絶大な信頼感を活かし、非常に高待遇な求人ばかりを取り扱っています。
非常勤の求人も盛りだくさん
リクルートドクターズキャリア3つ目のメリットは、幅広い働き方の求人を取り揃えている点です。
大抵の転職サイトが保有する求人は、常勤か非常勤のどちらかにウェイトが偏っています。
しかしリクルートドクターズキャリアは常勤の求人だけでなく、非常勤の求人も数多く取り揃えています。
時期によって多少の増減はありますが、常時5,000件前後の非常勤の求人が用意されているのです。
すでに常勤で働いているけれどもう少し収入を増やしたい方や、産休・育休明けでプライベートを大事にしながら働きたい医師には、非常に嬉しいラインナップと言えます。
コンサルタントが医療業界の事情に精通している
リクルートドクターズキャリア3つ目のメリットは、コンサルタントの質が高いことです。
コンサルタントの質は転職活動を行う際、重要なポイントになります。
どれだけやる気があり親切丁寧なコンサルタントでも、知識が不足しているようではベストな転職先を提案することはできません。
その点、リクルートドクターズキャリアのコンサルタントは確かな医療業界の知識を持っていますので、医師の経歴や希望を元に最適な職場を提案してくれます。
また常に転職市場の最新動向をキャッチアップしていますので、医師自身が考えもしなかった新しいキャリアプランを提示してくれることも少なくありません。
コンサルタントのスピード感とコミット力は業界トップクラス
リクルートドクターズキャリアを利用する5つ目のメリットは、コンサルタントのスピード感とコミット力の高さです。
転職活動を行う際、殆どの医師の方は現在の職場で勤務しながら新しい職場を探すことになります。
医師は非常に多忙なスケジュールの合間を縫って活動しなければいけません。
しかしリクルートドクターズキャリアを利用していれば、余計な手間や時間は不要です。
コンサルタントはスピード感を持って迅速にスケジュール調整を行い、いざ内定となった際はその強力な営業力で年収交渉を行い、当初の提示を上回る高待遇をコミットしてくれます。
リクルート特有のスピード感とコミット力の高さは、業界内でも非常に有名です。
転職活動の面倒事は、全て優秀なコンサルタントに丸投げしてしまいましょう。
リクルートグループならではの信頼感
リクルートドクターズキャリアを利用する5つ目のメリットは、リクルートグループが持つ信頼感を利用できる点です。
クライアントから転職エージェントに寄せられている信頼感は、転職活動を有利に進めるための重要なキーになります。
なぜなら職場での実際の働きぶりを見るまで、雇用した医師が持つ本当の実力を知ることはできなからです。
しかし人材紹介の実績を積み重ねてきた、転職のプロである転職エージェントが紹介する人材ならどうでしょうか。
採用担当者は「きっと今度もニーズにマッチした人材を紹介してくれる」と考えます。
転職エージェントの中でも老舗中の老舗であるリクルートドクターズキャリアの紹介なら、その信頼や期待感はより一層大きくなることは想像に難くありません。
つまり、自分が持つ実績にリクルートドクターズキャリアの信頼感をプラスすることで、より強く自分をアピールできるようになるのです。
リクルートドクターズキャリアを利用するデメリット
リクルートドクターズキャリアには沢山のメリットがあります。しかし残念ながら多少のデメリットも存在しています。
それは以下の2点です。
- 比率的には都市部の求人数の方が多い
- 連絡が頻繁過ぎると感じる人も
詳しくご説明します。
比率的には都市部の求人数の方が多い
取り扱っている求人案件数の豊富さは、リクルートドクターズキャリアの売りの1つです。
当然地方の求人も取り扱っているものの、都市部と比較すると少々数が物足りないかもしれません。
場合によっては、勤務を希望する立地の求人が見つからないこともあるでしょう。
しかしこれはリクルートドクターズキャリアに限った話ではなく、どの求人サイトでも抱えている問題です。
このことは、地方の病院があまり求人を出せない状態であることにも原因があります。
地方にも病院はありますが都市部より激務である上に低待遇なことが多く、医師が集まらないせいで閉鎖に追い込まれるなどし、病院数自体が不足しているケースも多いです。
もしリクルートドクターズキャリアが、希望する勤務地の求人を取り扱っていなければ、他の転職サイトを併用することで解決できます。
連絡が頻繁過ぎると感じる人も
リクルートドクターズキャリアを利用する2つ目のデメリットは、連絡が頻繁過ぎると感じる人もいることです。
コンサルタントへの印象は人それぞれ。誰かにとっては頼もしく感じる対応も、自分にとってはわずらわしく感じることがあるかもしれません。
逆に相性のいいコンサルタントに出会えれば、サービスの印象は非常にポジティブなものになるでしょう。
この問題に関しても人と人の相性が大きく関わってきますので、リクルートドクターズキャリア特有の問題とも言い切れない部分があります。
しかしこの問題は、コンサルタントの変更を申し出ることで解決可能です。
どのコンサルタントとも相性が悪いと感じるなら、別の転職サイトも利用しましょう。
いい求人案件との出会いと同じくらい、いいコンサルタントとの出会いも重要です。
リクルートドクターズキャリアがおすすめの医師
リクルートドクターズキャリアは、今以上の高待遇な職場を求める医師におすすめの転職サイトです。
また自分が志向するキャリアパスを実現するための職場を提案して欲しい医師にもおすすめできます。
また非常勤やスポットの求人案件の取り扱いも多いので、そこそこの収入でワークライフバランスを重視して働きたい医師も満足できることでしょう。
登録・利用は当然無料です。今の職場では達成できないキャリアパスや理想的なライフスタイルの実現を求めるなら、リクルートドクターズキャリアに登録することをおすすめします。
リクルートドクターズキャリアと併用したい転職サイト3選
リクルートドクターズキャリアは非常に優秀な転職サイトです。
しかし、より確実に理想の職場に転職したいなら、複数の転職サイトに登録することをおすすめします。
複数の転職サイトに登録しておけば、リクルートキャリアの弱点を補えるだけでなく、それぞれの転職サイトのメリットのみを享受することができるからです。
大体3〜4件の転職サイトを同時並行で利用することをおすすめします。
以下3つのサイトは、リクルートドクターズキャリアと並行して利用することをおすすめしたい転職サイトです。
- 25万人以上の医師が登録するエムスリーキャリアエージェント
- 医師を求める企業への転職ならマイナビDOCTOR
- 女性医師の成約実績なら民間医局
それぞれの転職サイトについて詳しくご紹介します。
25万人以上の医師が登録！エムスリーキャリアエージェント
医師転職ドットコムと並んで多くの医師が登録し、転職を成功させている転職支援サイトがエムスリーキャリアエージェントです。
エムスリーキャリアに掲載されている求人は以下のようになっています。
| 内科系科目 | 一般内科/消化器内科/循環器内科/呼吸器内科/腎臓内科/血液内科/心療内科/神経内科/内分泌内科/老人内科 |
| 外科系科目 | 一般外科/消化器外科/心臓外科/呼吸器外科/脳神経外科/整形外科/形成外科/リハビリテーション科/乳腺外科 |
| その他科目 | 小児科/産婦人科/婦人科/精神科/眼科/耳鼻咽喉科/皮膚科/泌尿器科/放射線科/人工透析/麻酔科/美容外科/人間ドック・検診/救急 |
| 施設 | 一般/療養型/精神/老健/ケアミックス/クリニック/産業医（企業）/製薬企業 |
エムスリーキャリアエージェントの求人も医師転職ドットコムと同じく医療関係の求人が多く掲載されています。
転職支援サイトを複数登録しておくことにデメリットはありませんので、特別な理由がない限りはエムスリーキャリアエージェントと医師転職ドットコムなど複数の転職支援サイトに登録しておくのがおすすめです。
各サイトの転職エージェントと連絡を取り合わなくてはならないので煩わしく感じる方も居るかもしれませんが、違った視点から転職エージェントと接することでより自分の理想に近い企業を見極めていくことができるようになります。
医師を求める企業への転職ならマイナビDOCTOR
マイナビDOCTORはリクルートドクターズキャリアと並んで評価の高い、株式会社マイナビが提供している医師専門の転職サイトです。
産業医をはじめとする、一般企業への転職に強いという特徴があります。
また非常に求人情報の更新が早く、コンサルタントの実力が非常も高いと評判です。
土日祝が休日で当直無しのお仕事を探している医師は、マイナビDOCTORに連絡してみることをおすすめします。
女性医師の成約実績なら民間医局
民間医局は、メディカルプリンシプルという会社が運営しており、常勤の求人を10,857件扱っています。
女性医師の成約実績が多数あり、全体の20%を占めています。出産後の職場復帰や、家庭の両立など、女性ならではの問題も解決することができます。
全国に拠点があるため、気軽に相談することもできますし、サポート力が高いので、安心して利用できます。
ぜひ民間医局も合わせて利用してみてください。
転職成功の鍵は1つの転職サイトにこだわらないこと
いかがでしたでしょうか。リクルートドクターズキャリアは非常に優秀な転職サイトです。
しかし1つの転職サイトにこだわりすぎることはおすすめできません。
複数のサイトを賢く使えば、より効率的に理想の職場に出会えます。
上で紹介した医師転職サイトにも登録して、最高の転職を実現してください。
各エージェントに「良い転職先があれば、すぐに転職したい」と伝え、優先的にサポートしてもらう。
担当者との相性を確認しながら本命のエージェントを1社に絞り、本格的な転職活動を開始する。
