【2019年最新版】調剤薬局ランキング!売上高や働きやすさが一目瞭然

薬剤師_726559495
薬剤師です。調剤薬局への転職を考えているのですが、どこの調剤薬局に転職しようか、悩んでいます。どうすれば良いですか?
キャリアコンサルタント
この記事では、徹底して行った調査をもとにおすすめしたい調剤薬局をまとめました。それを参考に、どこの調剤薬局で働くか、選んでみてください。

薬剤師として働くならやっぱり調剤薬局が理想的という人も多いと思います。調剤薬局と言っても誰もが知っている知名度抜群の大手調剤薬局から中小の調剤薬局までその数は多彩です。

そこでおすすめしたい調剤薬局を売り上げランキングや口コミランキングから徹底調査してみました。

【2019年4月:最新情報】

4月は薬剤師が転職するベストなタイミングです。多くの企業は、事業年度が始まる前の2-3月に新規採用を行い、新卒の配置が固まった4月に中途採用を開始します。これに合わせて、転職希望者も急増しますので、転職を成功させるためにも早急に準備を進めましょう。

  1. 複数の薬剤師転職サイト・エージェント(『ファーマキャリア』『ファルマスタッフ』『アプロドットコム』など)に無料登録する
  2. キャリアアドバイザーから連絡が来たら、自分の転職意欲をアピールし、自分に対するサポート優先度を上げる。
  3. 担当者の質・自分との相性が最も良かった転職サイト・エージェントを本命とし、本格的な転職サポートを受ける。

【ご注意】4月は転職志望者が多く、転職エージェントの繁忙期です。そのため、転職意欲の高い人ほど優先的にサポートを受けられます。転職エージェントに「すぐにでも転職したい」と伝え、優先的にサポートを受けられるよう対策をしましょう。

【2019年5月版】調剤薬局・売上高ランキング

調剤薬局を売上高別にランキングで紹介していきます。なぜ売上高別のランキングから紹介するのか。その理由は、調剤薬局の安定性と将来性を見るためにとても重要となるからです。

この調剤薬局売上高別ランキングは、有価証券の報告書を提出していることと、売上高を公表している企業を対象にして作成されているものなので大手企業がメインとなっています。

調剤薬局を利用するだけではなく、薬剤師として働く側からその調剤薬局の安定性と将来性を知るためにもランキングからそれぞれの企業情報を見て参考にしてみてはどうでしょう。

第1位 アインホールディングス

売上高(百万円)238,645
前年度比(%)107.6
店舗数(店)1,029
店舗名アインファーマシーズ
あさひ調剤
葵調剤
アインメディオ
メディオ薬局
ダイチク

アインズホールディング系列の調剤薬局では、279人の新卒薬剤師を採用し「かかりつけ薬剤師」を育成、約89.4%の店舗で「かかりつけ機能」を導入しています。

910店舗では、かかりつけ薬剤師管理料の届出を行っており、特例除外による調剤基本料1の算定店舗を増加、それが売上高の向上となっています。

また、ジェネリック医薬品の使用促進や、在宅医療を716店舗で実施するなど積極的な運営を行っていることもNo.1を誇る理由のひとつです。

特例除外とはどういうこと?

特例除外とは、

  • 保険薬局に勤務している5割以上の薬剤師が、かかりつけ薬剤師指導料の施設基準に適合していること
  • かかりつけ薬剤師指導料、薬剤師包括管理料に係る業務に関する実績を有していること

この条件に満たすことで、3区分ある調剤基本料のうち、2区・3区の基本料を1区として算定することができるというものです。ここでいう業務に関する実績とは、かかりつけ薬剤師が1人あたり1か月に100回以上の指導にあたることとしています。

調剤基本料は点数によって基本料金が変化する

調剤基本料は1~3があります。それぞれ、

調剤基本料141点
調剤基本料225点
調剤基本料315点または20点

とされており、点数が高ければ高いほど、調剤薬局としての収益が上がる仕組みとなっています。

第2位 日本調剤

売上高(百万円)205,192
前年度比(%)108.4
店舗数(店)585
店舗名

在宅医療に積極的に取り組む調剤薬局としても有名で、日本全国にある日本調剤のうち実施店舗の割合は95.1%という数値を実現させています。

日本調剤といえばお薬手帳を電子化した「お薬手帳プラス」が有名で、その登録会員数はなんと24万人を突破しているほどです。

ジェネリック医薬品の使用率は83.6%と高い数値となっています。

日本調剤では、国が求める薬局像に近づけるべく、

  • 地域支援体制加算となる年間12回以上の在宅医療の取り組み店舗が約89.3%
  • 政府目標である後発医薬品(ジェネリック医薬品)の80%以上を上回る約83.6%を達成

と、第1位であるあるアインホールディングスには及ばないものの、大きく売上高を伸ばし第2位にランクインしました。

第3位 クオール

売上高(百万円)135,109
前年度比(%)112.0
店舗数(店)718
店舗名共栄堂
アルファーム
フクシメディカル
有限会社ユニメディカル
有限会社メディスト
琉球クオール

健康サポート薬局として753名の健康サポート薬局の研修を修了した薬剤師と、薬局を利用する患者の利便性を図るために異業種との連携をはかることに成功。

その結果、ローソンやビッグカメラ、JR西日本グループなど様々な場所に薬局を設置。「駅チカ」「駅ナカ」「街ナカ」というこれまでにない発想で利便性を上げています。

薬局内では、フリーWi-Fiを導入するなどの設備投資にも力を入れていることにより、大手調剤薬局を抑え、第3位にランクインしています。

第4位 総合メディカル

売上高(百万円)110,329
前年度比(%)114.5
店舗数(店)687
店舗名総合メディカル
ファーマシー中部
祥漢堂
タイコー堂薬局本店
あおば調剤薬局
みよの台薬局グループ
ヤタヤ薬局
有限会社ファーマシステムズ
有限会社ケイエスメディスン

総合メディカルでは、「みんなの健康ステーション」というキーワードを掲げ、地域から選ばれ気軽に利用される薬局を目指しています。

日本全国にある総合メディカルのうち、89店舗を健康サポート薬局として届出、かかりつけ薬剤師の数も83人増加させることで売り上げを伸ばしています。

薬の処方を行うだけではなく、健康サポートとして

  • がん対話カフェ
  • 認知症予防ツールの配布

など地域医療にも貢献しています。これにより昨年と比べると売上高は約114.5%も向上しており、第4位にランクインとなりました。

第5位 スズケン

売上高(百万円)99,550
前年度比(%)101.8
店舗数(店)220
店舗名ファーコス・ エスマイル

「誰もが健康に過ごせる地域社会づくり」として、地域医療・在宅医療に力を入れています。2017年度では、新規出店やM&Aにより22店舗を増やし、売上高を伸ばしています。

また、自社が持つ無菌調剤室の貸し出しや在宅医療の強化などにも力を注ぎ、これからますます地域に密着した調剤薬局として発展していく可能性を秘めています。

第6位 東邦ホールディングス

売上高(百万円)98,019
前年度比(%)102.3
店舗数(店)749
店舗名ファーマみらい
ファーマダイワ
ベガファーマ
青葉堂

医薬品の卸売業をメインとしている東邦ホールディングスですが、調剤薬局事業にも参入し、さらには治験支援事業も展開しており、少しずつ売り上げを伸ばしている企業です。

グループ会社である「共創未来グループ」の会員数の増加と、品質の高いジェネリック医薬品を安全に提供するための独自の経営戦略によって今後ますます業績を上げていく企業と言えます。

調剤薬局事業はファーマクラスター株式会社が中心となり、9社の子会社が運営を行っていく形式となっている大きな企業です。

第7位 メディカルシステムネットワーク

売上高(百万円)87,172
前年度比(%)106.8
店舗数(店)399
店舗名なの花薬局
サンメディック
共栄ファーマシー
シー・アール
メディカル
トータル
メディカルサービス

メディカルシステムネットワークでは、日本全国に400店舗を展開していますが、そのうち約100店舗が北海道という北海道エリアに店舗の多い企業です。

調剤薬局以外にも、価格交渉の代行サービス業や訪問看護事業なども行っている大手企業です。今後はM&A事業や開業支援などにも力を入れつつあるので、組織的にはこれからさらに発展する企業として注目したい企業のひとつです。

第8位 アイセイ薬局

売上高(百万円)61,518
前年度比(%)104.8
店舗数(店)255
店舗名アイセイ薬局

関東や関西にある大手調剤薬局です。調剤薬局以外にも、介護や福祉サービスも展開しており在宅医療は、古くから取り組んでいます。

アイセイ薬局では、運営している介護施設に薬剤師を必ず在籍させていることから、老人ホームやデイサービスに特化した薬剤師の育成にも力を入れているという特徴があります。

第9位 ファーマライズホールディングス

売上高(百万円)43,202
前年度比(%)104.8
店舗数(店)255
店舗名北海道ファーマライズ
新世薬品
エシックス
ファーマライズ
テラ
ヘルスプロモーション
双葉

ファーマライズホールディングスは、調剤薬局が282店舗、ドラッグストアなど62店舗を日本全国に展開している企業です。一般的な調剤業務以外にも、在宅医療や予防医療としてサプリメントやアロマなどの活用も推進しています。

第10位 トーカイ

売上高(百万円)43,042
前年度比(%)105.7
店舗数(店)122
店舗名たんぽぽ薬局

トーカイで運営している調剤薬局は、たんぽぽ薬局です。トーカイでは調剤薬局だけではなく、介護用品レンタルや寝具・リネンサービスなど幅広い分野の事業を手掛けている会社です。

【2019年5月版】「働きやすい!」「スキルアップできる!」口コミ評価が高い調剤薬局ランキング

薬剤師として大手の調剤薬局を選ぶならどの調剤薬局が良いのでしょうか。薬の調剤を行うのだから大手ならどこでもそれほど変わらないと思うかもしれませんが、そうではありません。

自分に合う調剤薬局を選ぶことで、薬剤師としてのスキルアップはもちろん、働きやすい調剤薬局を選ぶことができるのでしっかり大手の調剤薬局の特徴を理解しておくことをおすすめします。

第1位 「アインズ&トルペ」を展開している株式会社アインホールディングス

調剤薬局ランキングで第1位となっている株式会社アインホールディングスは、「アインズ&トルペ」を運営している企業で、調剤薬局アイン薬局も運営しています。

株式会社アインホールディングスで薬剤師として採用となった場合、まずは北海道で新人研修が行われます。研修終了後は、日本全国にある保険調剤薬局へ配属され薬剤師として勤務することとなります。

企業内では、様々なキャリアプランが用意されているため、薬剤師としてはもちろん、様々な形で医療に携わることもできます。最先端の薬局作りにも力を入れている企業なので薬剤師としての可能性に挑戦することも可能です。

福利厚生も充実しており、大型連休の取得などプライベートも大切にしながら働くことができます。

第2位 自社製剤のジェネリックを展開している日本調剤株式会社

調剤薬局ランキングで第2位となっている日本調剤株式会社は、薬剤師として働く上でもおすすめの企業です。

大手の調剤薬局ということもあり、日本全国各地に店舗があり、保険の窓口のある店舗もあるなど薬剤師としてのスキルを高めたいという人に特におすすめです。

調剤薬局業務としては最先端の設備やシステムを導入しているので、働き甲斐があります。また、正社員としてだけではなく、アルバイトやパート、派遣社員として働くことも可能です。

第3位 関東圏に多い「さくら薬局」を運営しているクラフト株式会社

関東圏をはじめ大阪などの都市部に多くある調剤薬局「さくら薬局」を運営しているクラフト株式会社は、店舗スタッフのアイデアを積極的に採用し、実践していくちょっと面白い企業です。

実際にさくら薬局で働いているスタッフが提案したアイデアが採用されることも多く、やりがいを感じるという薬剤師も多くいます。

調剤薬局としては珍しい24時間対応や、処方箋がなくても来店可能などにも挑戦し、さらにはSNSを活用した在宅医療にも力を入れています。

薬剤師としての業務だけではなく、薬剤師としてできることをどんどん行っていきたいという人におすすめです。

第4位 ローソンに併設した薬局展開が珍しいと評判のクオール株式会社

ローソンやビックカメラ、JR西日本など人々の生活圏内にある調剤薬局を展開しているクオール株式会社は、医療機関と薬剤師、患者さんを繋ぐ薬局作りを行っている企業として運営。業務にあたる薬剤師にとって大きなやりがいを感じる調剤薬局として人気があります。

店舗によっては調剤業務は忙しいですが、それだけやりがいは抜群です。

第5位 クリニックモール店型薬局を展開している総合メディカル株式会社

総合メディカル株式会社で運営している主な調剤薬局は「そうごう薬局」で、関東地方と九州地方に多く展開しています。

地域医療への取り組みを積極的に行っており、様々なクリニックの処方箋に対応したクリニックモール型の薬局としても展開しています。

調剤薬局の運営以外にも、医療機関の経営支援も行われているので、医療機関との連携が強く、健康サポート薬局としての展開も行っています。

健康サポート薬局の研修も行っておりこの研修を終了した後に活躍している薬剤師も多くいます。何かに特化した薬剤師を目指したいという人におすすめです。

第6位 医療卸売業にも取り組む株式会社スズケン

株式会社スズケンは、医薬品の卸業、製造業、保険調剤薬局業など医薬品に関わる業務を展開している大手で老舗の企業です。

新店舗を増やすことに力を入れるためにM&Aを積極的に行ったり、経費を抑えた戦略、介護や在宅医療にも力を入れるなど、様々な医療に挑戦し続けている企業として有名です。

全国展開されている企業ですが、特に関東地方、中国地方に多く調剤薬局があり、希少疾病薬の流通受託も行っているので、より専門性の高い薬品を取り扱ってみたいという人におすすめです。

調剤薬局業界全体の最新動向は?ランキングと合わせて確認!

薬局業界全体の最新動向としては、

  • 経営者の高齢化
  • 薬剤師不足
  • 業界の将来性の不安
  • M&A攻勢による不安

というように不安要素が影を潜めていますが、その一方で様々な視点から新たな調剤薬局として地域とどう関わっていくのかに視点を置き、売上を上げている企業も多くあることがわかります。

業界全体としては、大きな転換期を迎えているともいわれていますが、「再編成熟逆風減益再編」として今後ますますM&Aが活発化していくことが予想されます。

全国の調剤薬局数はコンビニとほぼ同数?

現在、全国にある調剤薬局の数は約58,000店となっており、全国にあるコンビニエンスストアの数が約55,000店となっているので、その差は約3,000店とそれほど差はありません。

薬局として運営している店舗は、大手の調剤薬局チェーン店やドラッグストアは、全薬局企業のわずか13.8%程度と言われており、7割以上が個人薬局の運営となっています。

このように小規模店舗が乱立している状況は、低寡占市場と言われマーケットリーダーのいない業界として発展を望むのが難しいとも言われていますが、M&Aが加速していくとも言われています。

そのような状況の中、政府の医療費削減方針のもと、残念ながら調剤薬局の利益は縮小傾向にあり、さらに厳しい状況へと追い込まれる可能性があります。

大手調剤薬局で働くメリット・デメリット

薬剤師として働くことのできる調剤薬局の中で、大手と言われている調剤薬局で働く上でのメリットとデメリットを紹介していきます。

大手の調剤薬局だからこそのメリットとデメリットは、どの規模の調剤薬局を選ぶのかの大きな判断材料となると思いますのでぜひ参考にしてみてください。

大手の調剤薬局のメリット

大手の調剤薬局で働くうえでのメリットは色々ありますが、その中でもメリットと言える部分を大きく4つに分けてみました。どれもさすが大手の調剤薬局と思える内容となっています。

研修制度が充実している

薬剤師としてスキルアップしていくためには、どこで働いていくのかということも大切ですが、働く場でどのような研修を受けることができるのかも重要となります。

大手の調剤薬局では、キャリア形成のための研修制度が充実しています。調剤薬局では、保険薬局ならではの調剤報酬というものを学ばなくてはいけません。薬学部で学んできた薬剤師は、この調剤報酬について学ぶ機会が少ないため、改めて調剤報酬の仕組みや内容、実際の計算方法などを学ぶ研修が必要不可欠となっています。

また、調剤報酬改定などがあるとその都度、学びなおさなくてはいけないため、研修制度がいかに充実しているかはとても大切です。

この他にも、

  • 処方箋の見方
  • 調剤・監査・疑義照会の方法
  • 法律関連の基礎知識
  • 患者さんのプライバシーに関する法律知識

など、薬を処方する以外の薬剤師として必要な研修を受けることができます。勤務年数が上がると、それに応じた管理薬剤師になるための研修や、マネジメント業務などの研修、ビジネスマナー研修なども充実しています。

最先端の環境が用意されている

大手の調剤薬局では、薬剤師の業務の効率化を常に目指しているため、最先端の環境が用意されています。そのため最先端の医療補助機器などを扱うことができます。

最新の医療器具を扱うことができるというスキルは薬剤師にとっては大きなメリットとなります。

在宅医療を導入している大手の調剤薬局では、ipadなどを利用して様々な情報収集を行い管理していることも多いです。

同期の薬剤師と多く出会える

病院などで勤務する薬剤師は、人数が限られているため同期の薬剤師と出会うことがとても少ないです。しかし、大手の調剤薬局を選ぶことで、かなりの人数の同期の薬剤師と出会うことができます。

同期入社となると、勤務先は違っても定期的に開催される研修で会うことができ、自然と親睦を深めることができます。

この親睦は、ただ一緒に余暇を楽しむというものではなく、仕事に対する悩みを相談したり、服薬指導や処方意図の方法で迷ったときのアドバイスをしあうことができるなど、公私ともに長いお付き合いのできる関係を築くことができます。

大手だからこその手厚い福利厚生を受けることができる

大手の調剤薬局ならではのメリットといえば、福利厚生が手厚いという部分があります。実はこの手厚い福利厚生は、薬剤師として大手調剤薬局で働く人の年収アップにも一役買っています。

多くの調剤薬局では、手厚い住宅手当(家賃手当)があります。例えば、

  • 家賃の8割負担がある
  • 一律で10万円の住宅手当(家賃手当)がつく

など、一般企業では考えられないくらいの手厚さです。また、定年まで勤めることができれば、退職金の金額も大きいので、老後の生活も安心です。

女性薬剤師の場合は、産休や育休も取りやすく、復帰後は託児所が併設されているところもあるので、安心して働くことができる環境が用意されています。

大手の調剤薬局のデメリット

大手の調剤薬局で働くメリットはたくさんあることがわかりました。これだけのメリットがあれば、もう大手の調剤薬局しか選べないと思う人も多いかもしれません。

しかし、メリットだけではなくデメリットもあるので、デメリットをしっかり理解した上で大手の調剤薬局での勤務を希望するのかを考えることが大切です。

大手の調剤薬局で働くうえでのデメリットも説明していきます。

初任給が想像以上に安い

薬剤師として大手の調剤薬局で勤務をスタートさせた場合の初任給は、20万円ちょっととそれほど低いとは感じないかもしれませんが、業務内容と比較すると初任給が安すぎると不満に感じる人が多いです。

また、昇給も遅く、数年勤務し管理薬剤師となると多少の昇給と、管理薬剤師としての手当がつくようになりますが、この手当がつくと残業代がつかなくなる企業も多く、残念ながら大幅な給料アップを見込むことはできません。

勤続年数が増えれば増えるほど、規模の小さな調剤薬局の薬剤師の給料との差が大きくなってしまいます。それでも辛抱して働いていくと、エリアマネージャーという役職をもらえるような時期になると、年収の逆転現象が起こり、お給料も良くなります。

エリアマネージャーとしての役職をもらえるようになるには、最短で約10年。しっかりと経験を積んでいく必要があります。

毎日の業務がかなり忙しい

大手の調剤薬局は、毎日の業務がかなり忙しく、毎日21時までの残業は当たり前というところも多くあります。勤務時間中には、飲み物を摂る暇もない。休憩時間でもパソコンで薬歴を入力しながら行うなど、とても忙しいのです。

患者さんに薬を処方するという業務以外にも、薬剤棚を整理したり、調剤監査業務、トレーシングレポート作成など薬剤師として行わなくてはいけない業務は多くあります。

最近の人手不足も伴って、残業は当たり前となっていることは大手の調剤薬局に勤務する薬剤師にとって最大のデメリットと言えるかもしれません。

異動・転勤がある

大手の調剤薬局では、日本全国各地に支店があります。そのため、3年~5年単位での異動や転勤があります。忙しい調剤薬局によっては、応援要員として数か月だけ勤務するという若手薬剤師がいたり、1年以内に異動しなくてはいけないという場合も少なくありません。

ただでさえ人手不足にも関わらず大手の調剤薬局では、新店舗の立ち上げを行っていく場合も多いので、さらに労働条件は過酷になってしまうことも多いのです。

働く薬剤師の都合ではなく、会社の都合によって異動や転勤が課せられるのは大手ならではのデメリットと言えます。

売り上げなどの結果が求められる

調剤薬局は、営利企業なので売り上げに対する目標や結果は常に求められます。特に大手の調剤薬局の場合、オリジナルの健康食品などを販売しており、それに対する売上ノルマが課せられる場合がほとんどです。

このノルマは薬剤師だけではなく、店舗で働くすべての人に課せられるため、それぞれがノルマの達成のために行動しなくてはいけません。

また管理薬剤師など、店舗内で責任のある立場となった場合は、自分のノルマ達成だけではなくノルマを達成することを指示する立場にもなるため、辛い状況へと追い込まれることもあります。

調剤薬局の変化に伴い労働条件が過酷になるケースも

今後は、調剤薬局も24時間運営や調剤報酬の改定などによってさらに薬剤師の労働条件が過酷となるケースも出てくるかもしれません。

大手の調剤薬局で薬剤師として最先端の業務を学びながらスキルアップしていくのと同じくらい、過酷な労働を強いられる可能性があることはデメリットと言えます。

中小規模の調剤薬局で働くメリット・デメリット

中小規模の調剤薬局も日本全国にはたくさんあります。大規模の調剤薬局で働くメリット・デメリットとはまた違ったメリットデメリットがあります。

中小規模の調剤薬局だからこそのメリット、そしてデメリットを見ていきましょう。

中小規模の調剤薬局で働くメリット

中小規模の調剤薬局で薬剤師として働くうえでのメリットは、

  • 大手の調剤薬局とは違い、規模が少ないため異動などがあまりなく落ち着いた環境で働くことができる
  • 地域に密着して薬剤師として医療に携わることができる
  • 社長など経営者と関わることも可能
  • 給与などの条件が良いことが多い
  • 規模が小さいことから様々な内容の仕事に携わることができる
  • 責任を持って仕事を行わなくてはいけない場面も多く、やりがいを強く感じる
  • いつか独立したいという希望に対しての支援を受けることも可能

という風に規模が小さいからこそ、社内での役割は大手の調剤薬局とは違った深い関わりと責任がついてまわることにやりがいを見出すことができます。

また、将来独立して活躍したいという薬剤師の場合は、薬剤師としてだけではなく経営のノウハウを学ぶことができる可能性も高いです。

中小規模の調剤薬局で働くデメリット

中小規模の調剤薬局で働く場合、中小規模だからこそのメリットも多くありますが、残念ながらデメリットも存在します。どのような部分がデメリットとなるのかを見ていきましょう。

  • 規模が小さいからこそ社長や上司とのそりが合わないと働きづらくなる
  • 教育体制が充実していないためスキルアップが難しい
  • 規模が小さい分、薬剤師の数も少ないため業務量だけではなく責任も多くなる
  • 通常業務に対する情報共有の方法が整っていないことが多い
  • 調剤などの業務の方法が昔ながらのところが多い
  • 新しいものを受け入れない古い体制のところが多い

という風に、中小規模の調剤薬局だからこその風通しの悪さというものがデメリットとなる場合が多いです。

中小規模の調剤薬局では、メリットとデメリットは背中合わせともいえる内容が多く、実際に働いてみなければわからないという不透明な部分がありそうです。

中小規模の調剤薬局で薬剤師として働いてみたいという人にとっては一番のデメリットとなりそうです。

調剤薬局ランキングを参考に転職活動してみよう!

調剤薬局ランキングを中心に薬剤師としておすすめしたい調剤薬局、大手の調剤薬局で働くうえでのメリット・デメリット、中小規模の調剤薬局で働くうえでのメリット・デメリットについて説明してきました。

どの部分をメリットやデメリットと感じるのかは、実際に働いてみなければわからない部分も多いと思います。

薬剤師としてどのような環境でどんな風に働いていきたいのか、調剤薬局の動向などを定期的に確認しながら自分にとって理想的な環境を選び、薬剤師としての活躍の場を選んでみてはどうでしょう。