グッドポイント診断は、リクナビNEXTが開発した5つの強みを診断してくれるサービスです。
グッドポイント診断はインターネット上で無料で受検できるにもかかわらず、自己分析に役立つサービスですので、転職の際に利用して損はありません。
さらに、活用法をおさえて利用すれば、グッドポイント診断は面接対策や履歴書・職務経歴書の作成など、転職活動全般に大いに役立ちます。
この記事では、グッドポイント診断を転職に活用するための活用法を紹介します。
目次
各エージェントに「良い転職先があれば、すぐに転職したい」と伝え、優先的にサポートしてもらう。
担当者との相性を確認しながら本命のエージェントを1社に絞り、本格的な転職活動を開始する。
「よく当たる」って評判は本当?グッドポイント診断はこんなサービス
グッドポイント診断は、人材紹介業大手のリクルートが提供する自己分析ツールです。転職サイトの「リクナビNEXT」に登録すれば、誰でも無料で利用できます。
診断は選択式で、出された質問に答えるだけで自分では気づかない強みを教えてくれます。転職活動でありがちな「自分のアピールポイントがわからない」という悩みにもってこいの診断です。
ここではまず、グッドポイント診断について簡単に説明します。
どんな診断なの?
グッドポイント診断は、その名の通り、あなたの強み(グッドポイント)を教えてくれる診断です。18種類ある性格の中から、あなたの強みを5つ教えてくれます。
診断で示されるあなたの強みは、300問近くの質問から導かれるもので、無料でここまで本格的な性格診断を提供している例は珍しいと言えます。
また、グッドポイント診断を開発したリクルートは、就職試験でもおなじみの適性検査「SPI」を提供していることでも知られており、そのノウハウが注がれていると推測されます。
以上のような理由から、グッドポイント診断は、性格診断の中でも「よく当たる」という評価を受けているのです。
おすすめの職種も提案してもらえる
グッドポイント診断では、診断の最後にあなたの強みを生かせる職種を提案してもらえます。
転職を考えている人の中には、「今の職種が自分に合っているのかわからない」という悩みを抱えている人もいるでしょうから、そのような人にもおすすめです。
どうすれば利用できるの?
グッドポイント診断の利用には、転職サイト「リクナビNEXT」への会員登録が必要です。登録に必要なのはメールアドレスと簡単なプロフィールのみで、5分ほどで登録できます。
登録が完了したら、マイページから受検ボタンをクリックするだけで利用できます。もちろん利用は無料です。
登録自体は簡単ですが、グッドポイント診断は300問近くの問題があり、30分ほど時間がかかります。時間に余裕のあるときに受検するようにしましょう。
また、グッドポイント診断は再度受検することができません。もう一度診断を受けなおすことはできないため、焦らず正直に回答することを心がけましょう。
他の性格診断とは何が違うの?
グッドポイント診断のように、自分の強みを教えてくれる診断には、代表的なものとして「ストレングスファインダー」が挙げられます。
34の資質の中から自分に特徴的な5つの素質を教えてくれるもので、結果に基づいたレポートを受け取ることができます。
ストレングスファインダーは世界中で使われているメジャーな性格診断ですが、受検が有料というデメリットがあります。
そのため、性格診断に興味を持ったら、まずは「無料のストレングスファインダー」とも評されているグッドポイント診断を受検してみることをおすすめします。
本当に当たるの?やってみた結果
実際に筆者もグッドポイント診断を受けてみた結果、「感受性」、「受容力」、「悠然」、「慎重性」、「親密性」という結果が出ました。
各結果のコメントを読んでいても、特に上位2つの感受性と受容力は「確かに当たっているな」と感じることができました。
筆者のように、「グッドポイント診断の結果が当たっている」と感じる人も多いようです。
適職を考えるのにも使える!自己分析に生かせる活用法
では、グッドポイント診断でわかる「自分の強み」は、自己分析にどのように生かせばいいのでしょうか。
ここではまず、選考過程の準備でもある自己分析で、グッドポイント診断の結果を活用するための方法を紹介します。
アピールする強みは上位2つに絞る
前述のとおり、グッドポイント診断では5つの強みが提示されます。もちろん、5つとも重要ではありますが、自己分析を進める上では、上位の2つに絞ることをおすすめします。
なぜなら、転職活動では「他の転職希望者と比較しても顕著に優れている点」をアピールする必要があるからです。顕著な強みをアピールするには、上位2つに絞るのが適切と言えます。
また、強みを2つに絞ることで、「自分に合っているのはどのような仕事なのか」を考える際にも、選択肢をある程度絞り込めるようになります。
5つの強みを見て、「3番目までは自分でも当たっていると思うけれど、4番目や5番目はあまり当たっているように思えない」と感じる人もいるかもしれません。
そのような場合は特に、自分に合っていると思える強みを選ぶようにしましょう。自分で信じられない強みをアピールしても、自分らしさが出せず、逆効果だからです。
自分らしさと強みをアピールするためにも、分析を進めるのは上位2つの強みに絞ることをおすすめします。
強みが生かされた経験を考える
上位2つの強みに注目したら、それらの強みがどのように仕事に生かされたかを、過去の経験から考えましょう。
ここでのポイントは、自分一人の力で成し遂げたことよりも、チームの中で強みが生かされた場面を取り上げることです。
仕事はチームで行うものです。チームの中で発揮された強みの方が、実際に転職先で活躍する姿を採用担当者に想像させやすいからです。
また、複数人の中でその強みが発揮されたという事実が、他者と比べてもあなたの強みが際立っているという証拠になるため、より説得力を増すことができます。
「チームの中で強みが生かされた経験」を取り上げることで、志望動機などでもよりあなたの強みをアピールできることでしょう。
強みが生まれた過去と背景を考える
最後におすすめしたいのが、上位2つの強みが生まれた過去と、その背景について考えることです。
ただ強みをアピールするだけではなく、その強みが生まれた過去や背景を合わせてアピールすることで、より説得力のある自己PRができるようになるからです。
過去と背景について考える際にも、重要なのは「周囲との関わり」について考えることです。あなたの強みが生まれたのには、家族や友人など、周囲の人の影響が少なからずあるはずです。
「強みが生まれた過去や背景」と「強みが生かされた経験」をセットにして、説得力のある自己PRを生み出しましょう。
履歴書・職務経歴書の作成に生かせる活用法
履歴書や職務経歴書といった書類は、何を書いていいのか分からず、手こずる人も多いものです。そんな履歴書や経歴書の作成にも、グッドポイント診断が役に立ちます。
グッドポイント診断の結果を履歴書や職務経歴書の作成に生かす活用法を紹介します。
アピールする強みを1つに絞る
前章の自己分析では、上位2つに絞って分析を行うことをおすすめしました。履歴書や職務経歴書の作成時には、さらにそのうちから1つの強みに絞ることをおすすめします。
なぜなら、複数の強みをアピールすると、一つ一つの印象が薄くなってしまい、逆効果だからです。さらに、詳しく掘り下げができないため、強みが伝わりにくくなってしまいます。
履歴書や職務履歴書の作成時には、グッドポイント診断の結果の中から1つを取り上げ、それを詳しく記述するようにしましょう。
グッドポイント診断の結果からキーワードを拾う
グッドポイント診断で明らかになったあなたの強みは、履歴書や職務経歴書でも積極的にアピールすべき点です。
しかし、ただ「決断力がある」などと書くだけでは印象に残りません。そこで、強みをより分かりやすく伝えるには、グッドポイント診断の結果からキーワードを拾うと効果的です。
グッドポイント診断では、5つの強みに対してコメントがついています。たとえば、「自立」という強みのコメントは、以下のような文面で始まります。
あなたは、何事も自力でやっていこうという心構えを持っており、常に主体的に行動することができます。また、対立を恐れず、どんな相手に対しても臆せず自分の意見を伝えることができます。
このコメントで使われているキーワードを利用すると、「常に主体的に行動し、自分の意見を臆せずに伝えられる自立性がある」というアピールの文章を作ることができます。
文章が苦手な人でも自己PRを簡単に考えることができますので、ぜひグッドポイント診断のコメントを有効活用してください。
面接に生かせる活用法
転職活動の中でも、面接が特に不安だという人も多いのではないでしょうか。そんな人にも、グッドポイント診断は大いに役立ちます。
ここでは、面接で内定を勝ち取るためのポイントと、そのために欠かせないグッドポイント診断の活用法を紹介します。
面接で内定を勝ち取るポイント
面接で高評価を得て内定を勝ち取るには、自分の強みを適切にアピールすることが欠かせません。そのためにも、自己アピールの一貫性を高めることがポイントです。
自分の強みをアピールするためには、まず自分がその強みを信じ、そのうえで面接官を納得させられるストーリーを組み立てることが必要不可欠です。
その「面接官を納得させる」うえで必要となるのが、自己アピールの一貫性を高めることです。書類作成の段階から同じ強みをアピールすることで、あなたの強みを印象付けることができます。
グッドポイント診断で分かったあなたの強みのうち、最もあなたを表すのにふさわしいものを1つ選び、選考過程で一貫してアピールし続けましょう。
自己アピールの一貫性を高めるグッドポイント診断の活用法
では、自己アピールの一貫性を高めるためには、どのようにグッドポイント診断を活用すれば良いのでしょうか。活用法を3つ紹介します。
自分の弱みを知る
グッドポイント診断では、自分の強みを知ることができますが、それと同じくらい重要なのが、自分の弱みを知ることです。
なぜなら、企業の採用担当者は、あなたの強みはもちろんのこと、「あなたの弱みが業務を遂行するうえで障壁にならないか」を面接で見ているからです。
人それぞれ持っている強みは、裏返せば弱みにもなります。したがって、グッドポイント診断で明らかになった強みから、採用担当者が危惧するであろう弱みを推測できるのです。
たとえば、「決断力」という強みは、裏返せば「あまり考えずに思い付きで行動してしまうのではないか」という弱みが危惧されます。
また、「現実思考」という強みは、「独創的なアイデアを生み出せないのではないか」という弱みを危惧されます。
このように、企業の採用者が気にしている「弱み」を見つけておくことが、一貫した自己アピールを作るうえでの第一歩です。
診断結果を事前に企業に送付する
一貫した強みをアピールするには、グッドポイント診断の結果を企業に送付するのも手段の一つです。あなたの強みを客観的にアピールできますので、応募時に送付しておきましょう。
グッドポイント診断を提供しているリクナビNEXTからの応募であれば、診断結果を応募時に簡単に送付できます。もちろん、それ以外の場合でも結果を送付することは可能です。
事前に自分の強みを企業に伝えておき、選考過程でも同じ強みをアピールし続けることで、一貫した自己アピールをすることができます。
診断結果を転職エージェントの担当者に見せる
転職エージェントを利用する場合にも、グッドポイント診断は役立ちます。担当者に自分の強みを的確に伝えることができるからです。
特に、グッドポイント診断の結果は、転職エージェントの担当者に推薦文を書いてもらうときに役立ちます。
転職エージェントの担当者は、利用者と面接をしてから、企業に利用者の推薦文を送ります。
この推薦文でも、グッドポイント診断で明らかになった強みをアピールしてもらえば、より一貫性のとれた強みをアピールできます。
転職エージェントを利用する際には、初回面談の時点でグッドポイント診断の結果を印刷して持参することをおすすめします。
グッドポイント診断を有効活用して転職活動を成功させよう
グッドポイント診断は、ただ受検するだけでも参考になりますが、活用法を知っていれば結果をより転職に役立てることができます。
この記事で紹介した内容を参考に、ぜひグッドポイント診断を転職活動に活用してください。