海外転職には、どんな準備が必要?覚悟の決め方から初めの一歩まで

海外転職を考えている人はいませんか?

特に30代〜40代の方は、スキルアップなどを目的として、海外転職を視野に入れる人も多いでしょう。

しかし、海外転職を成功させるためには、専門性がなければいけなかったり、十分な英語力を付ける必要があります

この記事では、海外転職に必要なことや、転職を成功させる方法について詳しく解説しています。

記事の最後には、海外転職を成功させる上で利用したい転職エージェントも紹介しているので、合わせてチェックしてみてください。

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海外への転職成功率を上げる3つのSTEP
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STEP2
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海外転職に興味を持ったら、まず始めたいこと

まずは「海外へ転職をすること」についてご紹介します。多くの方は「海外の転職とはどういうものなのか」「どういう心構えが必要なのか」というのが分からないと思います。

「まずは敵を知る」という意味も含めて、是非参考にしていただき、もう一度”海外で転職すること”について考え直してみてください。

「4つ」の視点から自分を見つめなおす

まずは「海外転職をする前に考えなければいけないこと」についてご紹介します。

海外転職を考える理由は人それぞれ違いますが、「一般的に海外転職を考える際にはどのようなことを考えなければいけないのか」ということについてご紹介します。

①専門性はあるか

まずは「自分は仕事における専門性を持っているのか」というのを考える必要があります。特に海外転職をする際には重要になってきます。

もちろん「経験不問」などの求人に応募する場合には、そこまで重要視する必要はありませんが、多くは「スキルアップ」や「海外で勝負したい」というような上昇志向から転職を考えるでしょうから、その場合には「専門性」というのは重要になってきます。

専門性というのは、一般的に「スキル」と呼ばれるものを指します。「プログラミングスキル」「コンサルティングスキル」「営業スキル」などですね。

日本国内で自分なりのポートフォリオを作って、それを使って海外でさらにスキルアップしたい、勝負したいというのが有効です。

②その国に最大限貢献する覚悟があるか

また「その国に最大限貢献する覚悟があるか」というのも考える必要があります。海外転職といえど、ある程度はその国に「移住する」ことになるからです。

転職というのは、海外旅行や出張とはわけが違います。海外旅行をしたことがある方なら分かると思いますが、気候が合わない・食事が合わない・犯罪やテロが多いなど、日本とはまるで違った環境です。

それに合わない方も多いわけです。転職先の内容にもよりますが、中には現地の人との交渉があるところもあります。その場合には英語よりも、現地の言葉のほうが有効になることもあるわけです。

ですから、ただ単に「自分のスキルアップ」のためだけではなく、その国にどっぷり浸かって、最大限貢献するという意識が大切になってきます。

③賃金などの条件をどこまで求めるか

さらに、海外転職を考える際には「賃金などの条件」についてしっかり考える必要があります。

海外転職をした際の給料は「海外の現地通貨での支払い」になるところが多いです。そして、その金額は「日本と同じ水準で払う」ところもあれば、そうではないところもあります。

例えば、アジアなどの物価が安いところで働き、日本と同じ水準でお金をもらうことができれば、非常に良い暮らしをすることができます。

しかし、物価の高いヨーロッパなどへの転職で、給与が日本と同じ水準であれば、日本にいるときのように貯金は行えないこともあります。

また、会社によっては「駐在手当」や「日本人には○割増し」のようにするところもあります。

転職を考えている会社の給与のシステムは十分に調べるようにして、その給与での生活費や帰国時の航空券代についても考慮するようにしましょう。

④日本に戻ってきたときはどうするのか

最後に「日本に戻ってきた時はどうするのか」というのも考える必要があります。

日本で働いていた会社からの「出向」ということで、海外に転職することになった場合には、日本でのポジションが用意されていることがほとんどですが、そうでない場合は日本に帰ってきたら、再度転職をすることになります。

転職する前にはどんな仕事をしていて、転職先ではどういう仕事をし、帰国したらどのような仕事に就くのかについては、しっかりと考えるようにしましょう。

海外転職でのどういう経験を活かして、次の転職を行うかというのを考えることは、海外転職をする際のモチベーションにもなるでしょう。

是非上記のことをしっかりと考えてみてください。

海外転職のメリットについて知る

では次に「海外転職をする上でのメリット」についてご紹介します。

1.自分の価値観を広げることができる

まず「自分の価値観を広げることができる」というメリットが挙げられます。

日本国内の中でも、大企業などに勤めるといろいろな人がいて、多様な価値観を感じることがありますが、海外転職では比にならないくらいのものを感じることができます。

国内にいるのは、やはり日本人なので共通する部分は同じですが、海外に移ると日本の常識は一切通じないので、そのカルチャーショックが非常に新鮮に感じられるでしょう。

よく言われるのは、「残業」という考え方は海外にはなかったり、プライベートが非常に充実しているなどです。

日本人にはないユーモアがあったり、とにかくすべてが新鮮に感じます。これが海外転職ならではのメリットです。

2.キャリアに箔をつけることができる

また「キャリアに箔をつけることができる」というのもメリットとして挙げられます。

“箔をつける”というと、非常に上辺だけな感じがしてしまいますが、やはり海外転職をした経験がある人は日本では重宝されます。

海外ならでの文化やシステムを経験すると、よりクリエイティブになったり、そもそものスキルアップが見込めるので、名実ともに重宝されるんですね。

これからどんどん英語も必要になってくるでしょうし、まだまだニーズはあると言えます。

3.人生の選択肢を広げることができる

さらに「人生の選択肢を広げることができる」というのもメリットとして挙げられます。

例えば「将来どこに住むか」ということを考えたときに、海外転職をした国がとても良かったから、そこに住むという決断もすることができますよね。

海外転職先で出会った人とビジネスを始めることもあるでしょうし、結婚なども考えられるでしょう。

やはりすべてを「日本の中で行う」というのは選択肢として少ないのかもしれません。「より良い選択をする」ということに置いても、海外転職というのは非常に有効だと言えるでしょう。

海外転職成功率について知る

そんな海外転職ですが、ハードルは高いのでしょうか。多くの人は「海外への転職はしたいけれど、すごく難しそう」と考えてしまいますよね。しかし一口に「海外転職」と言っても、いろいろな形があります。

やはり、高スキルが要求されるような企業への転職などは、難しいと言えます。それなりの経験や実績がないと、話も聞いてくれないというのはザラにあります。

しかし、海外企業と言えど「経験不問」などを謳っている求人があります。海外飲食店での仕事や、観光ガイドなどの仕事にはそういったものもあります。

また、海外転職を考える方は「転職エージェント」というものを利用します。これについても後述しますが、転職をする際には転職エージェントを利用しない手はありません。

転職エージェントを利用すると、たとえ海外への転職であっても、格段に転職率は上がります。海外転職と言っても、その形はいろいろなものがあるので、難しいものもあるが、そうでもないものもあるのです。

海外転職のプランを具体化する

では、国内にいる状態から海外転職をするまでの流れについて見ていきましょう。

行きたい国を決める

まずは行きたい国を決めましょう。大きく「アジア・ヨーロッパ・アメリカ」などと決めて、その後に具体的な国を決めるというのが有効です。

外国に行ったことがある方なら分かると思いますが、地域によって街の様子や人となりなど、全く違います。考え方も違っていれば、何もかも違います。是非いろいろな国を検討してみてください。

また、この段階で一つだけの国に絞る必要はありません。いくつかの国を候補に出してみてください。

情報を集め、スケジュールを立てる

ある程度行きたい国を決めることができたら、次にその国の中にはどんな仕事があるのか、自分の強みが活かせる仕事はあるのか、特別なルールや慣習などはないのかなどについて調べてみましょう。

サイトを参考にするのでも良いですし、本を参考にするのも良いでしょう。また海外転職をテーマにしたセミナーも行われているので、是非そういったものにも積極的に参加してみましょう。

また、仕事のことばかりではなく、その国で生活していくということも含めて、情報を集めましょう。

食習慣や犯罪率、交通の便、その国の人間性などについてしっかり調べてみましょう。

「どんな仕事をしたいか」「どんなことを経験として積みたいか」などがだんだんと見えてきたら次の段階へ移ります。

求人情報を探す

続いては求人情報を探し始めます。この段階まで来たら「転職エージェント」というのも利用しましょう。国内に海外転職を扱っている転職エージェントはいくつかあります。

その転職エージェントを利用しながら、そこが提案してくれた求人について吟味したり、自分でも探してみたりしながら求人情報を探しましょう。

面接を受けに行く

自分に合った企業を探すことができたら、その会社の面接を受けに行きます。面接場所は基本的に「現地」になります。そして、海外の企業は、内定の合否を出すまでの時間が非常にスピーディーなことが多いです。

2回ほど面接を行って、3〜5日で内定の合否を出すようです。なので1週間前後は滞在をしたほうがいいと言えるでしょう。

また、電話やインターネット面接を行っている会社もあります。Skypeなどを使って、テレビ通話での面接ということですね。

現地まで何十時間をかけて面接をしに行くというのは、なかなか大変なことですから、そういったシステムを採っている会社は非常にありがたいですよね。

是非そういったことについても調べて、確認してみましょう。

内定が出たあと

内定が決まったら、しっかりと入社の意志を示しましょう。その場で決まらない場合は、しっかりと「いつまでに言うか」というのを示しましょう。

以上のことを1人で行うこともできますが、すべて代行して行ってくれる「転職エージェント」というものも存在します。

1人では行えないという方は是非転職エージェントを利用してみてください。

海外転職までに準備したいこと3つ

では次に、海外転職をするに際して必要になるものについてご紹介します。「海外転職をしたい場合、何を準備すればいいのか分からない」という方は是非確認してみてください。

①英語力

やはり多くの方は「海外転職をするなら、ペラペラに話せなければいけないのではないか」と考えてしまいますよね。

確かに優秀な企業や営業をベースとする企業では「TOEIC800点」などの資格が必要になってくることが多いですが、英語力を問わない企業もあります。

日系企業

英語力がいらないとされるのは「日系企業」に転職をする場合で、「日本の企業が海外にある場合」ということです。ここには日本人スタッフが多く、基本的に交渉なども日本語で行われることが多いです。

日本の企業、例えば「ユニクロ」などは有名ですが、生産コストを安く抑えるために、海外に生産工場を置いている会社があります。

そういったところで働く場合や、営業・事務を行っている会社では比較的日本語で対応することができることがほとんどです。

事務に関しても、同じ同僚にはたくさんの外国人がいますが、上司は日本人であることが多いです。

しっかりと上司の方とコミュニケーションが取れれば仕事はできるので、英語はできなくても大丈夫なことが多いです。

しかし、アメリカ・ヨーロッパになると、そうも行かないようです。今までの話は「アジア系」の国への転職の場合です。

アメリカやヨーロッパなどの「欧州・欧米」などへの転職には、英語は必須になってくるので、そこへの転職を考えている場合はしっかりと英語を勉強するようにしましょう。

ローカル企業

日系企業では英語力はいらないことは分かりましたが、ローカル企業ではどうでしょうか。ここではやはり「ネイティブの外国人」を相手にするので、専門用語もある程度分かり、しっかりと話せる英語力が必要になってきます。

しかし、高い専門性を持っていれば、語学は入社後の成長に委ねてもらえることもあるようです。

しかし、なかなかそういうことは稀ですから、もし現地のローカル企業へ転職を考えている場合には、しっかりと英語力をつけるようにしましょう。

また、アメリカなどの国の大企業・有名企業では、高学歴をベースに採用をすることが多いので、有名でレベルの高い大学を卒業していることが条件となることがあります。

そういった大学に入るためにも、ある程度の英語力は必要になりますから、アメリカやヨーロッパの企業へ転職をしたい場合には、しっかりと英語を勉強する必要があると言えます。

②キャリア・スキル

次に「キャリア・スキル」です。これは日本の企業への転職でも言えることですが、「会社側があなたを採用する理由」となる”スキル”や”キャリアがないと、なかなか採用には至らないと言えるでしょう。

このあとご紹介する「JACリクルートメント」という転職エージェントでは、非常にハイキャリアな転職を扱っているのですが、相談の段階で厳しいことを言われることがあります。

自分が転職したい業種における、スキル・キャリアに関しては、しっかりと作っておくべきと言えるでしょう。

もちろん、経験を問わないようなところへ転職する場合などもありますから、そこはどういったところへ転職したいか、というのを考えて、それに応じて決めてみてください。

③ビザ

最後に「ビザ」です。もし海外への転職が決まり、何年か働くことになった場合「就労ビザ」というのを取得する必要があります。

このピザのことに関しては、会社側で動いてくれることもありますが、ノータッチの場合ももちろんあります。

就労ビザを取らずに、転職先へ何年も滞在してしまうと「不法滞在」という犯罪に犯すことになってしまいます。

そうなるとその国へは二度と行けない、ということも考えられるので、しっかりとビザに関しては注意するようにしましょう。

海外転職に強い!おすすめの転職エージェント3選

では最後に「海外転職におすすめの転職エージェント」をご紹介します。1人ではなかなか転職できないでしょうから、ぜひここにご紹介する転職エージェントを利用してみてください。

ランスタッド

ランスタッド

オランダに本社があるランスタッドは、ヨーロッパを中心に転職サポートを行っているため、海外転職を考えている人には、非常におすすめです。

日本法人もあるので、まずは登録して、海外の求人を紹介してもらいましょう。

ランスタッドは、世界第2位の転職実績を持っているため、転職サポートの質・レベルが非常に高いです

書類添削はもちろん、面接対策なども行ってくれるので、ぜひ活用してみてください。

ランスタッドを実際に利用した人は、

29歳 女性 マスコミ関係派遣社員

紹介される求人の質は非常に高いと感じました。それぞれの企業対策も教えてくれるので、助かりました。

38歳 女性 主婦

求人数が多く、対応も早かったのが良かったです。転職まで非常にスムーズでした。

など、求人の量・質の高さ、対応の早さについて評価していました。

ランスタッドの公式サイトランスタッドの評判と口コミについて詳しく知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。 ランスタッド ランスタッドの評判は?500人の口コミ調査の結果

リクルートダイレクトスカウト

リクルートダイレクトスカウト

リクルートダイレクトスカウトでは、日本以外が勤務地となる求人を643件扱っています

こちらも、海外転職を考えている人には、非常におすすめです。

ただ、リクルートダイレクトスカウトは、ヘッドハンティングサービスになるため、高い英語力や、海外勤務の経験がないと、転職できない可能性があります。

まずは登録して、どのような条件の求人があるのか、見てみてください。

リクルートダイレクトスカウトの公式サイト

クライスアンドカンパニー

クライス&カンパニー

クライスアンドカンパニーでは、勤務地が海外となる求人を337件扱っており、こちらも海外転職を考えている人には、非常におすすめです。

英語レベル(不問〜上級まで)で求人を検索することができ、中級以上に海外勤務は多いです。

クライスアンドカンパニーのキャリアアドバイザーは、非常に質が高く、キャリアコンサルタントの国家資格を有しています。

圧倒的に高いコンサルティング力と、サポート力で、転職活動を全力でフォローしてくれるので、転職成功率も高いです。

クライスアンドカンパニーの公式サイトクライスアンドカンパニーの評判と口コミについて詳しく知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。 クライスアンドカンパニーの評判は?500人の口コミ調査の結果

海外の転職でエージェントを活用するには?

では最後に、「転職エージェントを120%活用するためのポイント」についてご紹介します。

まず「転職成功者」という人は、十中八九「転職エージェント」を利用しています。もちろん一人で行うこともできなくはないですが、基本的には難しいといえるでしょう。

やはり一人で転職先を探すのには、限界がありますし、転職エージェントを利用して探すのとでは、あまりに差がありすぎます。

存分に転職エージェントを利用したほうが良いといえるでしょう。そして、その転職エージェントを利用する上で、大切になってくるポイントがあります。

必ず複数の転職エージェントを利用する

そのポイントというのは「複数の転職エージェントを利用する」というものです。複数の転職エージェントを利用する理由として、大きく2つ考えられます。

より客観的な判断をするため

まず1つ目の理由は「より客観的な判断をするため」です。転職エージェントというのは、決して「求人の掲示板」ではありません。担当者の方が付き、その担当者があなたに合った転職先を提案してくれます。

つまり、必ず「担当者の方のフィルターがかかっている」わけです。ですから、どんなに担当者の方が良いと言っても、あなたに合っていないこともあるわけです。

そこで有効なのが「複数の転職エージェント」を利用するというものです。複数の転職エージェントを利用すれば、おのずと客観的な判断をするようになります。そうすることで、より良い転職先を判断することができます。

悪質な転職エージェントを避けるため

2つ目の理由は「悪質な転職エージェントを避けるため」です。世の中には本当にたくさんの転職エージェントがありますが、中には非常に悪質な転職エージェントもいます。

それは先程も言った「転職エージェントの利益の出し方」に起因しています。より紹介料の高い求人を紹介しがちなので、どうしても偏りが出てしまうのです。

更に悪質なところであれば「倒産寸前な企業を紹介してくる」「全くマッチしていない企業を紹介してくる」「担当者がコロコロ変わる・音信不通になる」などがあります。

これでは転職どころの話ではありません。そんなときにも有効なのが「複数の転職エージェントを利用する」というものです。

複数の転職エージェントを利用すれば、悪質なところであれば一発で分かりますし、より良い判断をすることもできます。

是非自分の目で、より良い転職先を見つけてみてください。

海外転職なら、複数の転職エージェント利用がおすすめ!

いかがだったでしょうか?

今回は「海外転職」というテーマで、海外転職とはどういったものなのか、何が必要なのか、どんな転職エージェントがおすすめなのか、などについて詳しくご紹介してきました。

海外転職自体は、そこまで難しいものではありませんでした。

確かに、ハイキャリアな高スキルを求められる企業への転職は難しいですが、経験不問の求人もありますし、そもそも日系企業であれば英語も必要ない場合もありました。

是非自分の目的や希望をもう一度見直してみて、自分に合った最高の海外転職を行ってみてください。