民間から公務員への転職は後悔する?【元公務員が徹底解説】

公務員に転職したいです。どうすれば転職できますか?
「とりあえず公務員なら安心」と思っている方が多く、転職志望者も多いです。戦略的に転職活動を進めていく必要があると言えるでしょう。

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そうですか・・・。広い視野を持って、転職活動をするにはどうすれば良いでしょうか?
転職エージェント」を利用しましょう。この記事で詳しくご紹介しています。

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また、公務員転職の注意点や、利用すべき転職エージェントについてもご紹介しています。ぜひ参考にしてみてください。

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身分が安定していることなどから人気が高い公務員は、転職市場でも人気の業種です。

記事をお読みの皆さんの中にも、公務員への転職を検討している人もいるのではないでしょうか。

しかし、公務員は民間企業と異なる独特な点が多く、いざ転職すると「こんなはずではなかった」と後悔する人がいるのも事実です。

公務員への転職を検討する際には、実際に転職した人がどのような点で後悔するのかを把握し、本当に自分が公務員に転職すべきかどうかを見極める必要があります。

この記事では、元公務員の筆者が、実際に公務員になって後悔した点や、民間企業から公務員に転職した同僚が後悔していた点を通して、公務員の仕事の本当の姿を紹介します。

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公務員への転職は難しい?成功方法と後悔しないための知識

民間から公務員に転職して後悔すること6つ

公務員に転職したいと考えている人には、公務員の仕事で後悔することを理解しておくことをおすすめします。

公務員の実際の仕事には、一般的な世間のイメージと異なる部分も多く、転職にはリスクも伴います。

ここでは、民間から公務員に転職して後悔することを6つご紹介します(※クリックすると、詳細に飛びます)。

後悔① 給料が下がる

公務員は給料が高いというイメージがあるのではないでしょうか。

しかし、公務員の給料は勤務年数に応じて徐々に上がっていくものなので、転職してから数年は給料が低く、転職前と比べて下がる人も少なくありません

特に、20代は中小企業よりも給料が低いことがあります

実際に筆者が新卒で公務員として働き始めた年は、社員が50人に満たない企業で働く新卒の友人より、手取りの月収が5万円以上低かったです。

公務員に転職した20代の同僚で、奥さんが仕事を辞めて出産の準備をしているという男性が、「この給料だけでは、3人で生きていくなんてとてもできない」と悩んでいる姿も見てきました。

民間企業で働いている場合、副業などで収入を補うこともできますが、公務員の場合はそうはいきません。

公務員に転職することで給料が下がるリスクがあることを知らないと、転職後に後悔することになるでしょう。

後悔② 残業・休日出勤が多い

「公務員は定時で帰れるし、土日も休みだから楽」というイメージを持っている人もいることでしょう。

しかし、そう考えて公務員に転職すると、転職後に後悔することになります。

公務員が定時で帰れたのは昔の話です。

現在は、人件費削減のために公務員の人数を減らす傾向にあり、各部署では配属された必要最低限の人数で仕事をしているため、定時までに仕事が終わらないことが多いのです。

また、土日や祝日など、休日に出勤することもあります

休日開庁や住民向けのイベントなどで出勤しなければならないこともありますし、仕事が平日に終わらないため自主的に出勤することもあります

仕事の忙しさは、どの部署に配属されるかによって大きく異なります。

中には暇な部署もありますが、財政部門など、1年を通じて22時以降の残業が必要となる部署も存在します

筆者が地方自治体の広報担当として働いていた際には、残業はそこまでなかったものの、地域の行事を撮影するための休日出勤が月に3回以上ありました

課税の担当になった同僚が、入庁した月から日付が変わるまで残業したという話も聞いたことがあります。

その同僚は民間企業から転職してきたのですが、結局1年で辞めてしまいました。

地方自治体の場合、およそ3年に1度のペースで異動があるので、多忙な部署に配属される可能性も高いです。

楽だと思って転職すると、後悔することになりかねません。

後悔③ きつい仕事も多い

一口に「公務員の仕事」と言っても、その内容はさまざまです。

住民に感謝してもらえる仕事ばかりではありませんし、苦情ばかり言われる仕事や、精神的につらい仕事も存在します

たとえば、生活保護の仕事は、精神的につらいことが多いです。

生活保護のケースワーカーを描いた漫画が以前話題になりましたが、まさにあのとおりで、人の生死に関わることが多いため精神的に追い込まれることもしばしばです。

民間企業から転職し、生活保護の部署に配属されケースワーカーになった同僚がいましたが、採用から1年で辞めてしまいました。

想像以上につらい仕事が多かったのでしょう。

また、税金の徴収を担当していた職員は、徴収を行った住民から実家に脅迫電話がかかってきたこともあるそうです。

幸い、電話以外の被害はありませんでしたが、両親からとても心配されたと話していました。

これ以外にも、公務員の仕事にはきつい仕事が多く存在します

軽い気持ちで転職すると、配属先で与えられた仕事を知って後悔するかもしれません。

後悔④ 仕事のモチベーションが上がらない

公務員の仕事は、基本的にルーティンワークがほとんどです。

まれにプロジェクトに関わることもできますが、仕事の基本は日や週、月ごとにやるべきことを繰り返すだけです。

さらに、公務員の仕事は、民間企業と比べて裁量がありません

仕事のほとんどが法律により定められているので、自分のアイディアで仕事を変えることはめったにできません

そのため、毎日が同じことの繰り返しでモチベーションが上がらないと感じる人も多くいます

同じ仕事を黙々とこなせる人であればいいかもしれませんが、公務員の仕事に意味を見出せない人もいます。

筆者の同僚で、住民課の窓口を担当していた人は、「決められたことを処理するだけだから、やる気が出ない」と嘆いていました。

発想力を生かした仕事をしたいと考えている人や、やりがいを感じながら働きたい人は、公務員に転職すると後悔してしまう可能性が高いと言えます。

後悔⑤ 人間関係が面倒

地方自治体の場合、限られた人数で異動を繰り返しているので、コミュニティが閉鎖的であることが多いです。

転職すると、既存の人間関係に溶け込むのに苦労する可能性もあります。

また、公務員になると、庁舎内の人間関係だけでなく、近所づきあいの人間関係も面倒になります

公務員というだけで、自分の部署に関係のない要望や苦情を聞く羽目になるからです。

筆者も公務員だったころは、顔見知りの近隣住人を見かけたらそっと逃げていましたし、「公務員だということは必要以上に明かさない」と決めている同僚もいました。

人づきあいが苦手な人は、公務員に転職すると後悔する可能性が高いと言えます。

公務員に転職する前に、同僚や近隣住民と上手に付き合っていけるかどうかを考えることをおすすめします。

後悔⑥ 試験の倍率が高い

公務員に転職する場合、おおむね30歳以下なら公務員試験を、それ以上なら社会人採用を突破する必要があります。

試験は非常に倍率が高く、10倍を超えるのは当たり前です。

社会人採用はより倍率が上がります。

さらに、国や都道府県、政令指定都市などの規模の大きい自治体は筆記試験の難易度も高く、対策なしでは突破は難しいと言えます。

転職の場合、働きながら勉強する必要もあるので、なおさら大変です。

また、「何度公務員試験を受けても合格できない人」は一定数存在します。

人事担当者に「この人は公務員に向いていない」と判断される人は、複数回受験しても合格できません

受験する自治体を変えても同じです。

筆者の同僚にも、臨時職員として働きながら正規職員を目指している人がいましたが、3年連続で不合格でした。

「臨時職員として頑張っているから合格させてあげる」のような情けは一切ありません。

したがって、いくら「公務員になりたい」という強い意志を持っていても、難しい試験や人事担当者による見極めの面接を突破できなければ、公務員になることすら許されないのです。

民間から公務員へ後悔のない転職を成功させる3つのポイント

ここまで、公務員への転職で知らないと後悔する事実を紹介してきました。

では、それを踏まえて、どのようにすれば公務員への転職を成功させることができるのでしょうか。

公務員への転職を成功させるためのポイントを、3つ紹介します。

ポイント
  • なぜ公務員になりたいのかを考える
  • 情報収集をする
  • 広い視野を持って求人を探す

なぜ公務員になりたいのかを考える

転職を考える際には自己分析が欠かせませんが、公務員に転職したい場合には、特に「どうして公務員になりたいのか」をもう一度考えることをおすすめします。

「身分が安定しているから」「福利厚生が充実しているから」といった理由なら、民間企業でも達成できます

「公務員でなければならない理由」を持たずに、軽い気持ちで公務員に転職すると、後悔する危険性が高まってしまいます

公務員に転職したいと思ったら、まずは「なぜ公務員になりたいのか」を考え、それが民間企業では達成できないのかどうかを検討することをおすすめします。

情報収集をする

民間企業に転職するときと同様、公務員への転職も情報収集が欠かせません

転職後にイメージとのギャップを感じて後悔しないためにも、希望する自治体の情報を集める必要があります。

とはいえ、インターネットなどで検索しても、自治体は民間企業ほど情報がありません。

満足できる情報が得られなかった場合におすすめしたいのが、実際にその自治体で働く人に話を聞くことです。

地方自治体の場合、自分の出身地であれば、同級生やその友人などに公務員がいる可能性はかなり高いです。

そうでない場合も、実名登録のSNSを利用すれば、希望する自治体で働く人が見つかることがあります

その職場の情報を一番知っている人は、実際にその職場で働いている人です。

知らない人に話を聞くのは少しハードルが高いように思えるかもしれませんが、本気で公務員を目指すなら、この方法がおすすめです。

広い視野を持って求人を探す

前述のとおり、公務員になりたくてもなれない可能性があるのも事実です。

「どうしても公務員になりたい」という場合以外は、民間企業も視野に入れて求人を探すことをおすすめします。

公務員でなければいけない」という思い込みが、転職を失敗させるきっかけになることもあります。

「人々の役に立ちたい」と考えて公務員への転職を希望しているのであれば、民間企業でも適した仕事が見つかるかもしれません

ぜひ広い視野を持って求人を探してみてください。

まとめ

民間から公務員に転職して後悔すること
  • 給料が下がる
  • 残業・休日出勤が多い
  • きつい仕事も多い
  • 仕事のモチベーションが上がらない
  • 人間関係が面倒
  • 試験の倍率が高い

公務員は安定した身分や福利厚生などが魅力ではありますが、軽い気持ちで転職しては後悔することをご理解いただけたのではないでしょうか。

公務員への転職で後悔しないためには、情報収集と自己分析が欠かせません。

この記事を参考にして、公務員への転職を成功させてください。