NECは、パソコンのほか、コンピュータや通信機器などさまざまな製品を作っています。
他にも、ハードウェアやソフトウェアに加え、スーパーコンピューターまで扱っています。
NECは日本を支えている大企業で、転職したいという人も非常に多いです。
この記事では、そんなNECの企業情報や、転職方法について詳しく解説していきます。
記事の最後では、NECへの転職におすすめな転職エージェントも紹介しているので、合わせて確認してみてください。
目次
各エージェントに「良い転職先があれば、すぐに転職したい」と伝え、優先的にサポートしてもらう。
担当者との相性を確認しながら本命のエージェントを1社に絞り、本格的な転職活動を開始する。
NECへの転職に向けて必ずやっておくべきこと5つ
NECに転職するために必要な要素は、目標設定や面接対策などいくつかありますのでしっかりチェックしてください。
①面接対策
面接前に、少なくとも以下のことは話せるようにしておきましょう。
NECへの転職後にやりたいことを明確に
まずはNECへ転職した後のことを明確に決めてください。
NECに転職することがゴールではありません。転職してからどのような仕事をしたいのか、5年後のキャリアなどはどう形成していくのかについて深く考えてみましょう。
何も考えずに転職してしまうと面接に受かるのが難しいですし、仮に合格したとしても仕事に専念することができずすぐに退職することになりかねません。
面接で聞かれた時に応えられるようにNECに転職した後どのような仕事をしたいかは具体的に考えてみましょう。
NECにどうやって貢献するのか
NECに入社した後どのように会社に貢献するのかというのも面接では聞かれるでしょう。あなたが持っているスキルや経験を語るのみではなくどのように会社に活かせるのかまで具体的に考えておいた方が良いです。
「自分には会社に貢献できるような能力がない」と考えている人は今までやってきた仕事内容を細かく考え直してください。
中にはあなたがいなければできなかった仕事もあるでしょう。そんな時にあなたはどのような能力を求められていたのかを面接でアピールすると良いでしょう。
何一つNECに貢献することができなければ採用してもらうことはできません。最低でも2つ以上は会社に貢献できる要素を考えておきましょう。
志望動機・退職理由・具体的な成果
NECの面接はよくある大手企業の面接と大差はありませんのでどのような経験やスキルがあるか、会社を志望した動機、前の会社を辞めた理由、過去にがんばった仕事の内容などを具体的かつ説得力を持ったようなもので語れるようにしましょう。
応募者は多く、質問の回答は深く追求されますので自分の回答に責任を持って具体的に答えられるようにしてください。
あとは経験やスキルがNECの求める即戦力レベルであれば採用されるでしょう。
②自分のスキルの棚卸
NECに転職する上で必要なスキルの1つとしては専門性です。可能であれば英語能力もなどもあると良いでしょう。しかし最も重要なのはあなたが希望する職種にあった経験や知識、スキルです。
基本的に中途採用は即戦力を求めていますのでこれまでの経験や知識がNECでいかせると判断されなければ採用されません。
英語能力をアピールしても良いですがそれ以上にこれまでの成果物や経験などを具体的に紹介できるほうが重要でしょう。
③NECが求めている人材を知る
NECが求めている人材は明確に公表されています。
- 情熱・志を持つ人
- 枠を超える人
- やり遂げる人
情熱・志を持つ人
NECは世の中で起きている最新情報や問題点に関心を持ち、その上で解決に貢献できるという強い意欲や責任感を持っている人を求めています。
誰かに依存して自立心に欠ける人は転職するのが難しいことでしょう。
枠を超える人
NECは大手企業だけあって新たなソリューションを作るために様々な挑戦をすることがあります。過去の知識や経験を活かしつつ既存の枠にとらわれない独自の発想や視点を持っている人を募集しています。
また独自性はあっても他人と一緒に仕事をできる人というのも条件のひとつでしょう。
やり遂げる人
途中で仕事を放棄することがなくあらゆる困難や壁さえも越えていき根気よく最後までやり抜ける人をNECは求めています。
一般的なレベルではなく誰もが驚くほどの執念を見せることで転職しやすくなるでしょう。
④NECの転職難易度をチェックする
NECの中途採用における転職求人では以下の3つの採用基準があると言われています。
- クラウド
- グローバル
- 新規事業
NECにない技術を持っている人や語学に長けてグローバルに働ける人、クラウド分野に優れた人が採用されやすいでしょう。
また中途採用の転職求人では即戦力が求められていますので入社してからいろいろを覚えようといった人には向いていません。
すでに特定の分野で専門の知識や技術があって、そのスキルを活かしたいためにNECに転職するという場合であれば採用される確率は上がるでしょう。
⑤NECに関する口コミをチェックする
NECに転職した人たちの口コミ情報をチェックしておくのも非常に重要です。実際に転職してみると希望とは違ったためにすぐに退職することにしたという人もいます。
そうなれば経歴に傷がつくだけではなく転職活動した時間が無駄になりますので、NECが本当にあなたの希望する条件に適しているのかを確認しておきましょう。
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NECの良い口コミ
「官公庁などからの仕事に貢献できる」
「社会貢献度が高い」
「作業量に比べて給料が高い」
NECの良い口コミに見られるのは仕事の規模が大きくやりがいがあるというものです。特に官公庁など大抵の企業ではこなせないような大きな仕事がたくさんあります。
国や自治体に貢献できる仕事が多いため社会貢献度の高さからやりがいを感じる人もいるようです。またNECは大手企業だけあって中小企業と比べても作業量の割に給料が高いという人が多いです。
実際に中小企業から転職してNECに入った人で「作業量は変わらないのに給料は上がっている」と言う人もいました。
NECの悪い口コミ
「成果より協調性が重視される」
「学歴重視の傾向がある」
「40代以降のキャリアが不安」
NECの悪い口コミとして見られるのは成果があまり給料に反映されないという点です。成果重視というよりも代表的な年功序列の組織ですので協調性が重視される社風があります。
また学歴重視の傾向があるため学歴が低い場合には給料に限界があると考える人もいるようです。
キャリア形成についても不安だという声がありました。40代以降は雑務に追われて自分が行いたいキャリア形成が難しいとのことで、この年代になると退職するという人もいるようです。
NECへの転職で知っておくべき会社情報・事業概要
転職しようと考えているのに転職先の会社情報を一切知らないという人を誰が採用するでしょうか。NECに転職するのであれば最低限覚えておくべき以下のような情報があります。
NECの創業年やグループ会社
NECは住友グループの電機メーカーで、1899年に設立された日本で最初の合弁企業です。合弁企業とは複数の企業が特定の目的のために資金を出し合って作った会社です。
NECは当初は通信機器の製造を主な事業としていました。現在では多くの業界で国内上位のシェアを占めている大企業です。
NECの規模や業界シェア
NECのグループ売上高は2兆円以上、グループ従業員数では10万名を超えています。子会社の数は300社以上に及び、名実ともに大企業と言って差し支えはないでしょう。
通信設備で国内トップシェア、サーバ分野でもトップを争っている企業です。
NECが提供している主要なサービス
NECが提供している主要サービスは数え切れないほどありますが例として以下があります。
- IP電話網
- 携帯電話基地局
- テレビジョン放送設備
- ITS
- 鉄道無線
- 船舶無線
- 航空無線
- 宇宙通信
- コンピュータ(スーパーコンピューターなど)
- ITサービス(システムインテグレーション)
主に通信設備が多く、他にはハードウェアやソフトウェアに加え、スーパーコンピューターなども取り扱っています。国や自治体相手の仕事も非常に多く信頼性が高い企業と言えるでしょう。
NECでの仕事内容
NECでの仕事内容としては以下のようなものがあります。
- 研究
- ハードウェア技術
- ソフトウェア開発
- システムエンジニア
- サービスエンジニア
- 営業
- スタッフ
各項目を詳しく紹介していきましょう。
事業開発系
新事業の企画を立てたり事業計画を決めるような業種です。
例としては以下のような職種があります。
- セキュリティプランナ
- AI創薬新事業
- データサイエンティスト
- インダストリーコンサルタント
- 事業開発業務担当者
- ビジネスデザイナー
それぞれどのような業務内容なのでしょうか。
セキュリティプランナ
セキュリティサービスに関連する分野のコンサルティングで顧客ニーズや競合他社の分析を行い、事業戦略に基づいた新ビジネスやサービスを作り出す業務です。
さらには新たに作ったビジネスモデルを実現するために必要なことを企画し、主体的に実行を促す業務でもあります。適切な評価方法やマネージメント方法など常に改善する企画を考え出して推進することが求められます。
AI創薬新事業
がん治療薬に関する開発や治験の構想設計、開発や申請承認などの業務を行う職種です。ソフトウェアプロセスなどの進化遺伝を利用した薬事戦略を考え出し、日本国内のみならずグローバル企業として実践を行います。
データサイエンティスト
サービス業者に満足してもらうための最も適した分析方法を考え出す職種です。いかにして効率的にデータを分析するかなど数字に強い人に向いている職業と言えるでしょう。
インダストリーコンサルタント
インダストリーコンサルタントは特定分野の知識を活かすことでNECのサービスなどを提供したりコンサルティングを行う業務です。
特に製造業の複数のコンサルティング経験を求められることが多いため、転職するのであれば知識や経験が必須の業種と言えるでしょう。
事業開発業務担当者
NECの中期計画などを作る上で中心となる事業を考え出す業種です。考え出した事業領域において開始から収益化までの事業開発を自発的に行うことが求められます。
ビジネスデザイナー
事業計画において長期的な視点でビジネスをデザインする業種です。事業の問題点などのほかあらゆる部分に着目する必要があり、様々なスキルを持ったチームメンバーとともに行動していく仕事内容です。
特にイノベーションを起こしやすい分野ですのでチャレンジ精神がある人にとってはNECの中でも転職しがいがある仕事だと考えられます。
コンサルティング系
主に企業相手にコンサルティングを行う職種です。業務内容としては以下のようなものがあります。
- ビジネスコンサルタント
- 金融システム及びデータセンタ向け内部監査
- 建設業向け業務コンサルタント
- IoT関連事業開発のコンサルティング
- 新事業開発職
基本的には企業向けや官公庁向けにビジネスコンサルティングなどを行っています。相手企業などに入り込むことで内部やユーザーニーズを調査してその企業に何が必要かを見抜き、的確なアドバイスや方法を伝授し、実行してもらいます。
NECが手がけているコンサルティング業務は多岐にわたるため金融システムから建設業界、IoT関連事業や新事業の開発についても行っています。
コンサルティング経験がありNECでの転職に活かしたいという人も多いでしょう。そのような場合には過去の実績や経験知識などを面接で存分にアピールすると良いでしょう。
営業系
多くの企業に存在する一般的な営業職です。取引相手が豊富なNECでは様々な業種があります。
- 民需マーケット向けソリューション営業職
- 大手製造業界向けソリューション企画
- 金融機関向けソリューション営業
- 大手コンビニ業界向けソリューション営業
- 商社・エネルギー・サービス業界向けソリューション営業
- 交通業界向けソリューション営業
- 大手自動車メーカー向けソリューション営業
- 国内警察向けソリューション営業
- 生活マーケットにおけるアカウントマネージャー
- 大手生命保険向けアカウント営業
- ヘルスケアマーケットにおけるソリューション営業
- シェアリング関連サービスに置けるソリューション営業
- 街づくり(地域・都市開発)事業におけるソリューション営業
項目を見ればわかるように大手製造業者や金融機関、コンビニ業界、商社、自動車メーカー、警察や自治体など数多くの分野で幅広く営業をしています。
大手企業であるNECでも特別な営業しているわけではなく他企業のように地道に努力しています。
そのため特別なスキルを得るために転職するというのには向いていないかもしれませんが、希望の業界がある場合にはNECへの転職は有効に活用できることでしょう。
何かを作り出すという業種ではありませんがNECの技術で社会に貢献するための入り口となる仕事ですので非常に重要な役割を担っています。
また地域活性化などのきっかけとなることもありますので地域支援や社会貢献を重視して転職したいという人にも向いています。
泥臭い営業をすることもあるため体力的や精神的に辛い時もありますので過去に数多くの営業をこなしてきた経験があるか若い世代でなければ大変かもしれません。
システム系
主にシステムやソフトウェアなどを取り扱うエンジニア職が多いです。
- セキュリティアーキテクト
- 金融機関向けシステムエンジニア
- 流通・サービス業界向けシステムエンジニア
- ファシリティマネージャー
- データサイエンティスト・データアナリスト
- 国内警備会社システム向けのシステム構築プロジェクトの管理業務
- AI×次世代フィンテック推進要員
- 大手生命保険向けシステムエンジニア・開発職
- 大手金融機関対応システムエンジニア
NECの技術面で目立ちやすい部分で、様々な業種があります。システム開発やエンジニアで転職したいという人はこの業種が適しているでしょう。
扱っている業種は金融機関はもちろんのこと流通やサービス、データ分析、警備会社、AI、生命保険会社などNECならではの幅広さを持っています。
開発系
募集している業種は少ないですが一例として「AI創薬新事業におけるがん治療薬開発のバイオインフォマティクス技術者」というものがあります。
上記の例では研究者との連携をすることでがん治療薬の開発計画などを策定する業務です。この他にも様々な知識を活用して研究開発を推進する技術を開発したり、データ分析を行います。
研究系
一例としては「医療分野AI技術者」があります。これはNECの最先端AI技術を利用して医療やヘルスケア分野に置ける新規サービスなどを作り出す業種です。
最先端技術の研究なども行いますので研究職に転職したいという人はこちらが適しています。
スタッフ系
主にNECの管理部門で、法律や規制、ルール作り、戦略づくりなど様々な業務を行う職種です。募集要員の例としては「法務要員」「ルールメイキング戦略推進職」などがあります。
他にも事業計画、資材調達、人事、経理、経営企画、法務、知的財産業務など様々な業種が存在します。
NECの転職求人の見つけ方・書類選考通過率を上げる方法
NECに転職したいと考えた時に転職求人はどこで探せば良いのかと悩む人は多いでしょう。NECの転職求人を見つける方法は主に3つあります。
直接応募
NECのホームページでは常時、転職求人を掲載しています。ここに直接応募するだけで試験をうけることができるでしょう。
ただし直接応募の場合はエントリーから面接対策まで全て自分一人で行わなくてはいけません。
誰の補助も受けずに面接を通過できるほどNECの試験は簡単ではありませんので、自分の経歴や知識などで必ず受かるという自信がない限りはおすすめはできません。
転職支援サイトを利用する
リクナビNEXTのような転職求人を大量にのせている転職支援サイトを利用するという手もあります。転職支援サイトを利用すれば直接応募では探しにくい業種でも検索ですぐに見つけることが可能でしょう。
ただし転職支援サイトでも面接対策などは行なってくれません。結局のところ自分で対策をしなくてはいけないため直接応募と大きな違いはないでしょう。
場合によっては直接応募では見つけられない特別な求人が掲載される可能性もあります。非公開求人と呼ばれるものですがこのような求人を探したいのであれば転職支援サイトも有効に活用できます。
転職エージェントを利用する
転職エージェントが支援してくれるサイトを利用するという方法もあります。転職エージェントであれば応募から面接対策、条件交渉まで全て任せることができます。
このため直接応募や転職支援サイトに比べて非常に有利に立ち回れますが、事前に転職エージェントの面談や相談が必要なので時間と手間がかかります。
誰の補助を受けなくても自分は採用されるという自信がある人なら利用する必要はないでしょう。しかし自分1人の対策では心配だという人や、NECと条件交渉をするのが苦手という場合にはおすすめの方法です。
また転職エージェントによっては不合格となった後に再度面接を受ける措置をしてくれることもありますので、そういった面でも利用価値はあるでしょう。
おすすめの転職エージェントについては、こちらの記事が参考になります。やみくもに登録して時間を無駄にすることのないよう、登録前にご一読いただくことをおすすめします。
転職エージェントおすすめランキング【629人の評判を比較】将来性や残業は?NECに転職して後悔しないために知っておくべきこと
NECに転職した時の労働条件も確認しておきましょう。事前に知ることができたにもかかわらず労働条件をチェックしなかったために、転職してから「思っていた会社と違う」などと考えて退職することを事前に防止できます。
転職しなくてはわからない情報というのもありますが、多くは事前に知ることができますので後悔しないようにチェックしておきましょう。
①NECの勤務時間・残業時間
基本は8時30分〜17時15分で7時間45分の労働時間だと考えられます。残業は社員の口コミ情報を見ると毎月30〜40時間程度ですが、同業他社と比べると少ないほうでしょう。
典型的な日本風の社風なので裁量労働制はあまり採用されていないようですが、中堅以上の管理職であれば多少は自由があるという声もありました。
②NECの給料
平均年収は有価証券報告書によると833万円です。社員の口コミ情報を見ると転職直後では500万円〜900万円程度が多いです。
残業代での年収アップが顕著なので中堅以上の裁量労働制が適用されない職種ではそれほど高給ではないとも言われています。福利厚生はかなり手厚いようで評価が高いようです。
③NECの休日のとりやすさ
完全週休2日制で祝日、年末年始、特別休日があります。年間休日126日で育児休職、育児短時間勤務制度、介護給食、介護短時間勤務制度があるようです。
休暇は有給が初年度で20日あるほか、結婚休暇、ファミリーフレンドリー休暇(5日)、リフレッシュ休暇まであると福利厚生の手厚さがよくわかります。
④NECの社内環境
社員の口コミでは年功序列が強いという声がありましたが中にはチャレンジ精神旺盛で部署を移動できた例もあるようです。
日本的な組織の安定を求める人には適した企業かもしれません。管理部門に限れば女性でも働きやすく管理職も十分狙えるようです。
体育会系が得意な人にとっては入社しやすい環境かもしれません。
⑤NECでの仕事の進めかた
インセンティブ制度がなかったため製品のメリットだけではなくデメリットもしっかりと伝えられるという声がありました。
嘘をついて無理に製品を売るような営業をしなくてすむため、自由にお客様と会話ができて自分のやり方で仕事を進められるようです。
海外にも展開している大手企業ですが日本風の会社なので英語能力は外資系ほど求められません。このため英語が苦手という人でも安心して仕事ができるでしょう。
⑥NECを辞めた人の転職理由
NECを辞めた人の転職理由としては以下のようなものがあります。
「先行きに不安がある」
大手企業であっても倒産していく今の時代においてNECであっても将来に不安を持つ社員はいるのでしょう。会社や業界の将来に不安をいだいて退職した人というのが見受けられました。
もっと安定した業界の大手企業に転職したいと考える人がいても不思議ではないでしょう。
「社内での調整が大変」
NECは縦割り組織で年功序列が色濃く残っていますので社内での人間関係が複雑になっています。上司のメンツを保つなどの必要性を感じる人もいるようで社内調整をするのが大変だから退職したという場合があるようです。
大手企業の宿命に近いですが従業員が増えれば増えるほど窮屈になりやすいという傾向はあるでしょう。そういった人はNECに転職するのではなくベンチャーなどのもっとフラットな社風の企業を探した方が良いでしょう。
「ユーザーと距離があると感じた」
NECが行なっている業務は多くが官公庁や企業向けのものばかりです。ユーザーに直接届けるような仕事が少ないため利用者との距離を感じるという人もいるようです。
もっとお客様と接したいという人の場合はNECは向いていないかもしれません。
「希望した業務内容ではなかった」
NECの転職応募先と違う部署に配属されるということは珍しくありません。このためあなたは希望する部署以外であっても働けるかどうかをしっかりと考えた方が良いでしょう。
他の部署でもNECであれば働けると言うのであれば問題ありませんが、どうしても希望する部署でなくてはいけないというのであれば転職を考え直しましょう。
「一定段階で次のステップアップへの未来が見えなくなった」
NECで長く働いていると次のステップアップで未来が見えなくなるという人もいるようです。特に中堅クラスの管理職になると雑務が多くなるためキャリア形成なども希望通りにいかないという人は多いようです。
転職した直後はステップアップをして行けて楽しかったけれどしばらくすると望んだ環境とはかけ離れていき退職するという人がいます。あなたもこのようなパターンで退職しないようNECで一生働くのか、それともキャリアを形成した段階で転職するのかは最初に考えた方が良いでしょう。
「社内の仕事に満足できずさらなる挑戦を求めたかった」
大手企業のNECですが社内の環境に満足できずにさらなる挑戦を求めて転職した人もいました。これは優秀な人に多いのですが大手企業の作業量が少ないと感じてしまう物足りなさから転職してしまうパターンです。
こういった人は多くの作業を挑戦的に行えるベンチャー企業などが適しているかもしれません。
大手企業であるNECは効率化が進められていますので社員1人当たりの負担はベンチャーなのに比べると格段に少ないでしょう。多くの人にとってそれは魅力でしかないのですがチャレンジ精神旺盛な人だとNECでは物足りなく感じるかもしれません。
「最新技術を学べないプロジェクトに配属された」
NECが大手企業ですので最新技術を学びたいために転職する人もいるでしょう。しかし実際に配属されたプロジェクトは最新技術とは程遠い既存技術ばかりのものかもしれません。
NECで実際に最新技術のプロジェクトに参加できる頻度はそう多くないでしょう。それでもしっかりと仕事をこなせるかどうかで働き続けられるかどうかが決まります。
たとえ最新技術を学べなかったとしてもNECに転職したいという人であれば応募してみましょう。
NECへの転職は日本的企業文化を求める人に向いている
NECは日本的な大手企業で年功序列が色濃く残っている上下関係が厳しい会社です。実力主義よりも協調性が重視される社風ですので日本的な企業文化を求める人に向いています。
また国家規模の事業に携わるチャンスがあるためキャリア形成をしたいなら適していることでしょう。
一方でベンチャー企業のようなチャレンジ的な事業を求めて転職したら失敗する可能性があります。NECではお客様と直接対応することも少ないため利用者に寄り添いたいという人も向いていないかもしれません。
業界全体としては傾いているもののNECの利益自体は上がっていますので安定した日本風の企業を求めるのであれば候補としては適しているでしょう。
しかしどんな大手企業であっても30年もすれば倒産する可能性がありますので、NECに転職するのだとしたら会社に一生を捧げるというわけではなく、キャリア形成に専念した方が良いでしょう。