医師が転職に失敗する6つの理由とは?後悔しないための対処法も解説

転職経験のある医師は決して少なくありません。医療関係者が集まるコミュニティサイト「MedPeer」の会員医師へのアンケートによると、57%の医師が「転職経験がある」と答えています。

転職に成功した医師もいますが、転職先が自分に合わずすぐに辞めてしまう場合もあります。転職経験がある医師のうち、およそ半数は2回、3回と転職を繰り返しているそうです。

なぜ、転職がうまくいかない医師が多いのでしょうか。この記事では、医師が転職に失敗する6つの理由と、失敗しないための方法を紹介します。

転職を検討している医師の方、転職に失敗した経験がある医師の方は参考にしてください。

  1. エムスリーキャリアエージェント ロゴ
  2. マイナビDOCTOR ロゴ
  3. リクルートドクターズキャリア ロゴ
医師の転職成功率を上げる3つのSTEP
STEP1
ランキングの上位3社に登録する

医師転職エージェントのランキング上位3社に無料登録する

STEP2
転職意欲をアピールする

各エージェントに「良い転職先があれば、すぐに転職したい」と伝え、優先的にサポートしてもらう。

STEP3
最も相性の良かった1社に絞る
担当者との相性を確認しながら本命のエージェントを1社に絞り、本格的な転職活動を開始する
医師転職サイトを徹底比較!本当に使える7サイトをランキングで紹介

医師が転職失敗を繰り返す6つの理由

医師が転職に失敗する理由は、大まかに6つに分類できます。

ここでは、Twitterや5ちゃんねるなどのネット上の声を参考に、医師が転職失敗を繰り返す理由を探り、対処法も紹介します

医師が転職失敗する原因①職場環境を調べずに転職した

待合に未だ50人待ってます。死にます

30日間連続勤務。週末は多少緩和されるが平日は勤務15時間とかざらです。そしてうちの医局は残業手当ほぼなし。これで大学からの給料、俺8年目なのに月30万ないんだぜ?当直のバイトで食いつないでそれでやっと月60万とかだぜ?

現在の職場に勤務しながら転職活動をする場合、非常に多忙な中で活動を進めなければなりません。

転職先を巡る情報収集が疎かになり、新しい職場の環境が分からないまま転職先を決めることになってしまいます。

上記の口コミを書いた医師は、受け持ち患者が多かったり、長時間勤務を連日強いられたりと、ブラック職場に入ってしまったことを嘆いています。

特に多くの医師に当てはまる失敗は「多忙すぎる」ことです。求人広告の給与条件だけ見て飛び付いたせいで、深刻な医師不足の現場に放り込まれてしまうのです。

人手不足の病院では少ない医師で多くの患者を診なければならず、長時間労働・休日返上を強いられるケースが多く、休日手当や時間外手当が十分に付かない場合もあります。

他にも環境が悪い職場には「福利厚生が不十分」「交通の便が悪い」などがあります。

現職が多忙で転職活動に時間が割けない医師の方こそ、転職先のリサーチは念入りに行うべきです。

転職先の現場はさらに忙しかった、などの皮肉な失敗を避けるには人の手を借りてでも求人先を十分に調べましょう。

実際に「人の手を借りる」のは難しいので、医師の転職に特化した転職エージェントを使えば、情報収集に役立ちます

医師が転職失敗する原因②知人の紹介で転職した

知人の紹介で入ったが、いい話ばかり聞かされていたのに、現実は違っていた

30代女性・麻酔科、転職1回

口約束だけで入職し、有給や給与など全てに不満

知人の紹介で転職する医師は多いものの、安易に転職を決めると失敗するケースが多いです。

知人の紹介で新しい病院の採用面接を受ける場合、既に知人が自分のことを周知していることが多いため、スムーズに採用される可能性が高いメリットがあります。

一方、知人が働いているからといって、自分にとって働きやすい職場とは限りません。

働きやすさは勤務条件に加え、人間関係など様々な要因に左右されます。知人が既に職場にいると、新しい人間関係にすぐに入っていけますが、もちろん合わないこともあります。

人間関係など、新しい職場の実態を調べないで転職するのは、大きなリスクを伴います。この点は、先ほどの「職場環境を調べずに転職した」と一緒です。

ひとりの知人の主観的な意見だけでなく、第三者の客観的な意見も参照すべきです。

さらに、知人の紹介で入ると、職場が合わないと気付いても断ったり辞めたりしづらくなります。常に知人の影が付きまとうのは、精神衛生上、好ましくありません。

医師が転職失敗する原因③希望条件を洗い出さなかった

「高収入」「家から通いやすい職場」「休みを取れる」など、人によって働きやすい環境は異なります。

上のTwitterの呟きをした医師は、収入は下がっても構わないから、夜勤がなく土日にしっかり休める働き方を希望しています。

転職で後悔しないためには、まず自分の希望条件を洗い出すことが大切です。希望条件を整理する際に挙げられる主な項目は以下の通りです。

  • 給料、年収
  • 福利厚生
  • 夜勤、残業の有無
  • 勤務地、交通の便
  • 仕事内容、専門性
  • キャリアの方向性(現場か、学術か)
  • 職場の雰囲気

他にも、転職活動を始める際、思いつく条件を全てリストアップしましょう。希望条件を明確にしないまま、何となく転職するのは失敗の原因となります。

条件を洗い出したところで、すべての条件を満たす求人があるとは限りません。あったとしても、そのような好条件の求人は非常に応募者数が多く、競争率は高い傾向にあります。

希望条件をリストアップしたら、優先順位をつけて「これだけは譲れない」と感じる条件から求人を探すと、後悔なく満足度の高い転職ができるでしょう。

医師が転職失敗する原因④複数の医療機関を比較しなかった

60代男性・病理診断科、転職1回

複数の転職先を比較してみることが大事です(1つで決めてしまったため)。

30代男性・心臓血管外科、転職1回

同等の条件の病院をもっと見ても良かった

転職活動をしていると「早く転職先を見つけたい」と焦ってしまうことがあります。

そんなとき、たまたま条件の良さそうな求人に出会うと、直感で「自分にはこの医院が合っているに違いない」と思い込み、他の候補を検討しなくなってしまいます。

直感で転職先を決めるのは危険です。特に気持ちに焦る時は、その求人の良い部分しか見えなくなる傾向があります。

転職後に悪い部分が見えてきて「こんなはずじゃなかった」「きちんと探せば自分に合った職場が見つかったのに」と後悔する羽目になります。

もちろん、再び転職活動する手段もあります。ただし、短期間で転職を繰り返すと転職先の印象が悪くなるのは一般的な転職活動と同じです。

短期間で転職を繰り返すのは、労力的にもキャリア構築の面でも良いことではありません。転職先を検討する際は、焦る気持ちを抑え、冷静に求人を比較する必要があります。

とはいえ、多くの求人から希望に合うものを見つけ出し、それらを自分1人で比較・検討するのは手間がかかります。

求人探しや、ポイントを絞った比較をする際には、医師の転職に特化した転職エージェントを利用すると良いでしょう。

医師が転職失敗する原因⑤経営状況を知らずに転職した

60代男性・消化器内科、転職3回

行った先の経営がよくなかった。

50代男性・婦人科、転職2回

かなり斜陽のクリニックだったので、事前に見ていたら転職しなかったかも…

経営状態が悪化いと分かっていれば、誰も転職しようとは思いません。ただし、求人募集をかけている病院は経営難であることに言及せず、むしろ隠す傾向にあります。

財務諸表やDPCデータが入手可能であれば閲覧して、その転職先の安定性を確認しておきましょう。系列病院がある場合は、グループの状況も調査することをおすすめします。

待遇改善を望んで転職したのに、働いてみたら潰れそうな病院だと分かれば、待遇改善どころか再び転職活動しなければならなくなります。

特に常に求人募集をしている病院は、経営状況が悪化している可能性があります。その病院で勤務している人は経営状況を知っているので次々に転職し、人手不足の状態が続いているのです。

求人募集の仕方も経営状況を表している場合があります。ハローワークなどお金のかからない方法でしか求人募集をしていない病院は、経営が悪化している可能性があります。

経営状況をつぶさに調べるのは時間と手間がかかります。この場合も、医師転職に特化した転職エージェントに聞いてみるのがおすすめです。

医師が転職失敗する原因⑥質の悪い転職エージェントに相談した

50代女性・在宅診療、転職4回

転職を急いだせいで担当者に足下を見られ、危うくとんでもない条件のクリニックと契約しそうになった。担当者の態度や話し方があまりにも酷く契約寸前で我に返り他の紹介会社に切り替えて現在の勤務先に決定した。本当に危ないところだった。

40代女性・美容、転職2回

仲介業者の双方のマッチングが粗末だった。面接で、クリニックと当方のニーズの違いを確認するなど、クリニック側にも当方側にも無駄な時間が多かった。

転職エージェントは転職に関する多くのノウハウを保有し、ひとりひとりに合った職場を提案してくれます。多忙な医師が転職活動をする上で心強い味方となります。

ただし、どんな転職エージェントでもよいわけではありません。医師の転職市場は特殊で、事情に詳しくない、悪質などの転職エージェントを使うと転職に失敗します。

悪質な転職エージェントは、求職者の事情を考慮せず、報酬・ノルマのことばかり考えます。希望を聞かずに適当な求人を紹介し、悪質な通販のように転職を急かしてきます。

連絡が取れない転職エージェントもあり、多忙だから転職エージェントに頼ったのに余計に時間と手間、ストレスを抱える結果になりかねません。

医師が転職に成功するには、専門性が高く、コンサルタントの質も良い転職エージェントを選ぶ必要があります。

医師が転職失敗しないための一番重要な対処法

ここまで、医師が転職で失敗を繰り返す6つの原因を紹介しました。

いずれのケースにも共通するのは、「リサーチ不足」です。多忙さや安易な判断により、下調べを十分しないまま転職活動を進めたことが失敗の原因なのです。

多忙な医師が転職に臨む際、十分なリサーチをするには良質な転職エージェントを使わなければなりません。

ここからは、医師の転職で質の良い転職エージェントの選び方を解説します。

信頼できる転職エージェントに登録することが重要!選び方は?

多忙な医師が転職先のリサーチをするには、転職エージェントの利用が便利です。ただ、悪質なエージェントも存在します。信頼できる転職エージェントを選ぶ必要があります。

下記に良質なエージェントの選び方のポイントを5点挙げておきます。

  • 医師の転職事情やノウハウに精通している
  • 求人数が多く、さまざまな求人を比較できる
  • 受付時間が長いか柔軟に設定され、自分の都合に合わせてやりとりできる
  • 運営会社の信頼性が高い
  • 医師の立場に立って話を聞き、相談に乗ってくれる

面倒でも複数登録がおすすめ

上記の5点を満たす転職エージェントを選べば、医師の転職をうまく進めることができます。ただし、1社だけに頼るのは望ましくありません。

転職エージェントは各社とも独自の求人やノウハウを抱えています。複数登録することで多角的な視点で多くの求人を比較できるのです。

転職エージェントは、社によって得意分野やコンサルのやり方が異なります。自分に合ったやり方で転職活動を進められる転職エージェントを見つけるには、複数登録が不可欠です。

ここでは、おすすめの医師向け転職エージェントサイトを紹介します。

おすすめの転職エージェント①エムスリーキャリアエージェント

エムスリーキャリアエージェント

エムスリーキャリアエージェントは、医療従事者向け情報サイト「m3.com」と同じ会社が運営しています。m3.comは28万人以上の医療従事者が登録する大手医療サイトです。

豊富なネットワークを背景に、医療業界に精通しており、安心して転職活動を任せられます。利用者満足度は96.1%と非常に高く、信頼できる転職エージェントです。

コンサルタントは全員、「医療経営士」の資格を持っています。医療の知識に加えて、医療機関の経営にも詳しく、「転職先の経営状況が悪かった」との失敗は起こりません。

質の高いコンサルタントは求人を出していない医療機関にも、交渉して求人をつくり出すこともあるようです。希望の条件で転職できる可能性は大いに高まるでしょう。

おすすめの転職エージェント②マイナビDOCTOR

マイナビDOCTORの大きな特徴は、非公開求人の多さです。時期にもよりますが、公開求人数15,000件ほどに対し、その3.6倍もの非公開求人を取り揃えています。

非公開求人は、公開求人に比べ好条件なことが多く、コンサルタントに相談すればより良い求人が見つかる可能性が高いです。

運営会社は大手求人サイトを運営する株式会社マイナビです。医療機関のみならず、多様な企業ともつながりがあるため、産業医の求人が豊富なことも大きな特徴です。

受付時間は他の転職エージェントに比べ長く、仕事で多忙でもコンサルタントと綿密に連絡を取れます。

おすすめの転職エージェント③リクルートドクターズキャリア

リクルートドクターズキャリア

リクルートメディカルキャリアは、誰もが知っている大手人材紹介会社のリクルートが運営しています。その歴史は30年以上と、医師向け転職エージェントではかなりの老舗です。

長期の運営経験から医療機関と厚い信頼関係が築き、培ったノウハウも豊富です。求人も非常に多く、転職を考えたら真っ先に登録すべき転職エージェントです。

非常勤の求人が非常に多いのも特徴で、ワークライフバランスを重視して仕事をしたい医師に特におすすめです。

無料登録すれば非公開求人を閲覧できます。数多くの求人から条件に合ったものを比較・検討するには最適の転職エージェントです。

おすすめの転職エージェント④民間医局

民間医局は、会員数12万人以上の医師求人専門サイトで、医学生や研修医のときに、研修先を選択するのに利用した方も多いでしょう。

民間医局の特徴は、医師ひとりひとりへの転職サポート体制が手厚いことです。

他の転職エージェントはメールや電話が中心なのに対し、民間医局はコンサルタントと直接会って、じっくり聞き取りや相談をしてもらえます。

転職が決まってからも、職場に慣れるまでコンサルタントに相談でき、長い付き合いができます。

給与などの雇用条件は、転職希望の病院と交渉してくれるため、忙しい中でも有利に転職活動を進められます。

民間医局は全国に拠点があり、地方で転職活動をしたい方にもおすすめです。

おすすめの転職エージェント⑤DOCTOR VISION(ドクタービジョン)

ドクタービジョン

ドクタービジョンは株式会社メディカルリソースが運営する転職エージェントで、調剤薬局事業や医薬品製造販売事業を担う日本調剤グループの一角を占めます。

ドクタービジョンは、残業がない求人や、土日祝日勤務がない求人など、ワークライフバランスを大事にした求人を多く保有しています

出産・育児などで職を離れた医師向けの求人も数多くあるので、さまざまな働き方を選ぶことが可能です。

求人数は他の転職エージェントに劣りますが、コンサルタントは医師の気持ちに寄り添った提案をしてくれます。

おすすめの転職エージェント比較表

ここまで紹介した医師向け転職エージェントの情報を比較表にまとめました。

常勤求人数非常勤求人数特徴
エムスリーキャリアエージェント13,9713,197・医師登録人数8年連続1位

・コンサルタントは医療経営士の資格を保有

・常勤求人数が多い

リクルートドクターズキャリア11,5783,881・人材業界最大手のリクルートグループの運営

・常勤、非常勤ともに求人数が多い

マイナビDOCTOR9,3738,934・産業医求人が多い
・全国14か所に拠点を持つ
民間医局10,6263,692・女性医師サポートが充実している

・福利厚生制度がある

・全国16か所に拠点を持つ

DOCTOR VISION7,9962,904・面談での手厚いサポートがある

・全国15か所に拠点をもつ

医師が転職に失敗しないための注意点まとめ

ここまで、医師が転職に失敗する6つの原因と、その対処法を解説してきました。転職失敗の原因には「リサーチ不足」が共通点に挙げられ、多忙な医師ほど失敗しかねません。

転職を考えたら、転職したい理由、転職で叶えたいこと、譲れない条件を整理してください。その上で、複数の転職先の候補を挙げ、希望の条件と照らし合わせて比較・検討しましょう。

条件に合った求人を複数探し、比較・検討するのは相当な手間と時間を要します。スムーズに転職活動を進めるには、医師専門の転職エージェントを利用するのがおすすめです。

転職エージェントは質の高いものを利用しなければ、かえって転職失敗のリスクを高めます。この記事で紹介した5つの転職エージェントはどれも質が高いものばかりです。

いくつかに登録して、最も使いやすい転職エージェントを見極めて利用するとよいでしょう。医師向け転職エージェントを上手に利用して、満足のいく職場を見つけてください。