公務員看護師を6年経験した私が、仕事内容・驚きの夜勤手当を紹介

「公務員」というと好待遇なイメージがあります。看護師でも、公務員は安定しているのでしょうか?
私は、公務員看護師を6年間経験しました。職場の雰囲気や仕事内容、報酬体系について詳しく紹介します。特に夜勤事情は民間と大きく異なるので要注意です

筆者は、民間総合病院から公務員看護師に転職し、約6年間働いた経験があります。

ここでは、地方公務員(市町村や県立の病院で働く場合)について、筆者の体験から書いていこうと思います。

  1. マイナビ看護師 ロゴ
  2. ナース人材バンク ロゴ
  3. ナースではたらこ ロゴ
看護師の転職成功率を上げる3つのSTEP
STEP1
ランキングの上位3社に登録する

看護師転職サイトのランキング上位3社に無料登録する

STEP2
転職意欲をアピールする

各エージェントに「良い転職先があれば、すぐに転職したい」と伝え、優先的にサポートしてもらう。

STEP3
最も相性の良かった1社に絞る
担当者との相性を確認しながら本命のエージェントを1社に絞り、本格的な転職活動を開始する
【看護師転職サイト】おすすめランキング人気ベスト10

公務員看護師って何?普通の看護師とは違う?

市町村や県立病院、国立病院で働く看護師のことです

他にも、

  • 保健所
  • 地域包括支援センター
  • 保育所
  • 老人・障害者施設

などの職場があります。

また、国家公務員の看護師として働く人もいます。

採用は通常の公務員試験ではなく、自治体・病院の試験・面接で決まり、募集は4月から採用であることが多いです。

途中入職募集もありますが、その場合は、非正規雇用ということも多いです。

途中入職の場合は、翌年4月に試験を再度受けて正規採用となるなどの方法がありますが、採用の詳細については病院によるので確認しておく必要があります。

県立病院の場合、県内にいくつかの県立病院があると思います。

公務員看護師の給料は?初任給やボーナスも合わせて紹介

筆者は、経験年数6年目で民間病院からの転職でした。その前提でご紹介します。

初任給

公務員の看護師の場合、初任給は手取りで15万円〜16万円であることが多いようです。

初任給は他の職業と変わりませんが、勤続年数が上がれば上がるほど上がっていくので、そこまで気にしない人が多いようです。

年収

当時の年収は500万程度で、給与は基本給25万、手当がついて手取り26万円程度でした。

その後4年程度働き、経験年数10年目で年収は550万程度でした。(残業はほぼなし)

ボーナス

ボーナスは年2回6月、12月支給でだいたい2回で4掛けぐらいでした

これは景気と関係しているので、変動はしますが、基本給25万で、夏のボーナスの手取りが43万円、冬が47万円程度だったと思います。

退職金はどうなる?

公務員看護師の退職金は、地方公務員法で「国家公務員の制度に準ずること」となっているので、

退職金=基本額(退職日の月給×退職理由別・勤続年数別支給率)+調整額(調整月額のうち、その額が多いものから60月分の額を合計した額)

になります。

退職理由別・勤続年数別支給率は以下のようになっています。

勤続年数自己都合退職定年・勧奨退職整理退職
1年0.61.01.5
5年3.05.07.5
10年6.010.015.0
15年12.419.37523.25
20年23.530.5532.76
24年31.538.8739.624
25年33.541.3441.34
30年41.550.750.7
35年47.559.2859.28
45年59.2859.2859.28

例えば、勤続年数25年、基本額が30万円で自己都合退職した場合、支給率は33.5なので

30万円×33.5=10,050,000円+調整額

となります。約1,005万円の退職金が受け取れるということになります。

公務員看護師の夜勤はキツイ?回数や手当の実態を紹介!

以前、民間病院に勤務していた時は、夜勤は準夜、深夜合わせて12回ぐらいしていました。

準深夜勤務1回で14000円の手当があり、1か月の夜勤手当が74000円程度でした。

それが公務員看護師になり、夜勤は8回になりました。

夜勤回数は準夜、深夜合わせて8回(準深夜勤務なら4回)と決められていたので、それ以上夜勤をしたことはなかったですね。

驚愕の夜勤手当

夜勤手当は、8回して、12000円でした。

これには正直、驚きました(笑)。1回分の間違いかと思いましたが、違います。

準夜、深夜各4回ずつの月の夜勤手当です。単純計算で1回の準深夜勤務の夜勤手当は3000円程度ですね。

これには驚愕。これなら、夜勤やらないほうがマシですよね。

体もしんどくないし、つらい夜勤を頑張ってするモチベーションも持てない。夜勤するメリットないですよね。

でも日勤のみという雇用形態では雇ってもらえないので、しないという選択はできません。

それでも人気が高い公務員看護師

公務員看護師は長く働いている人も多いので、ママさん看護師には外来が人気で、なかなか欠員がでないので、希望をだしても通らないことがほとんどです。

でも、夜勤回数が8回と決められていたので、身体面では楽になりました。

民間病院で、夜勤12回をこなしていたときは、日勤→深夜→深夜→準夜→準夜というパターンの勤務が続くので心身ともにしんどかったですね。

公務員看護師になってからは、日勤→深夜というシフトもなく、深夜入りの前日は休みとなっていました。

身体的には楽ですが、患者さんの情報収集が大変などのデメリットもあるので一概にメリットとは言えないかもしれないですね。

公務員看護師は、長く勤めるとメリットがある

新人~5年目程度までは夜勤手当が安い分、民間病院に勤める同じ経験年数の看護師と比べると、給与が低いかもしれません。

しかし、40歳過ぎると、民間病院に勤めている看護師と給与が逆転してきます。

公務員看護師は基本給が高いですが、夜勤手当は薄給です。

経験年数6年目で公務員看護師に転職した時に、給与は2万円程度低くなりました。

でも基本給は以前より高いのでボーナスは高かったですね。年収としてはあまり大差はなかったと思います。

公務員看護師のデメリットは?

業務内容は民間病院のときと何も変わりませんが、公務員であるという社会的立場が加わります。

社会の奉仕者として公共のために仕事をすることを求められます。

公務員の役割などを勉強する研修などがあり、そこは民間病院との違いですね。

通勤手当をきちんと使っているかなどのチェックも厳しかったです。

そして通勤手当の嘘の申請をしていたら、懲罰などもありましたし、悪質な場合は懲戒免職で新聞にのったりもします。

社会の模範として生活しなければいけないという厳しさはありましたが、普通に生活していたら大丈夫です。

公務員看護師のストレス

それは、準夜帰りや、深夜入りのタクシーが乗合だったことです。細かいことですが、私にはストレスでした。

準夜終わりに、病院のホールに集合して、家が近くのもの同士の組み合わせで、一緒に3~4名が同乗して帰っていました。(事前に同乗メンバーが決められていました。)

深夜入りは、電車で病院の最寄駅まで行く(電車が0時すぎでも運行されていたので)。そこで同じ深夜入り看護師同士で同乗して病院まで行っていました。

民間病院時代は、一人一人にタクシーチケットが配布されていたので、最初は驚きました。

同乗なので、途中でコンビニ寄ったりもできない。

集合時間に間に合わせようと必死で仕事を終わらせないといけないことや、頑張って集合時間に間に合っても、平気で遅れてくる同乗者がいたり…。とてもストレスを感じました。

公務員看護師にもメリットはある?

散々デメリットを書いてみましたが、やっぱりメリットも多いです。

なんといっても「福利厚生が手厚い」のは、一番のメリットです。

育児休暇は3年利用可能ですし、夜勤回数の制限もしっかりと決められていました。

夜勤代はめちゃくちゃ安いですが、夜勤回数はきちんと決められていたので、身体的には楽でした。

毎年、基本給はしっかりと上がっていくので、長く勤めることで給与も増えていきます。

職場の人間関係が良好であれば、長く勤めようと思っている人には最適な職場だと思います。

公務員看護師といっても病院・部署によって勤務条件、忙しさ、人間関係はそれぞれなので、事前のチェックはしっかりとしてくださいね。

公務員看護師についてよくある質問

ここでは、公務員看護師についてよくある質問をまとめます。

ぜひ一通りチェックしてみてください。

公務員看護師の試験は難しい?難易度や面接について解説

公務員の看護師は、先程も言った通り、その自治体・病院が定めている試験に合格することで、なることができます。

そして、その試験の多くは

  • 小論文
  • 面接試験(適性検査)

小論文では、看護に対する自分の考えを述べさせる問題が多く出題されます。

ですが、専門的な問題ではなく、きちんと文章が書けるかというのを判断しているので、そこまでの対策は必要ないでしょう

面接では、志望動機や自己PR、どういう形で貢献したいと考えているかなど、基本的なことが聞かれるので、準備はしておきましょう。

特に、「なぜ民間ではなく、公務員の看護師になりたいのか」という理由は大切ですので、よく考えておくようにしましょう。

また、転勤が可能かなども面接で聞かれると思います

転勤は希望や管理職でないとめったに転勤はないと思うのですが、県立病院の場合は、県内の違う県立病院に転勤になる可能性も0ではないと考えたほうがいいと思います。

基本的に、看護師が不足している状況なので、試験の難易度はそこまで高くありません。

ですが、人気の職場ですので、面接には力を入れるようにしましょう。

公務員看護師には年齢制限はある?

公務員看護師は、通常の公務員試験を受けるわけではないので、年齢制限というものは設けられていません

自治体・病院の試験に合格すれば、晴れて公務員看護師として働くことができます。

ですが、年齢制限はないとしても、実際に現場で働くことができるのかどうかの判断はされますので、そういった点から落とされる可能性があることは、十分注意しましょう。

公務員看護師は副業しても大丈夫?

公務員である看護師は、副業は禁止です

国家公務員は「国家公務員法」で、地方公務員は「地方公務員法」で、それぞれ副業が禁止されています。

ただし、一定規模以下であれば、副業が認められるケースがあります。

両親が農業を営んでいて、そこから収入が入ってくる場合など、一定の規模以下であれば許されるケースがあります。

公務員看護師がおすすめなのはこんな人!

仕事内容は看護師なので業務自体は変わりないと思います。

あくまで私の主観ですが、とても真面目で正義感が強い方が多い印象です。そして看護師としてもレベルも一定以上ある方が多かったですね。

マニュアルなどがしっかりしているので、きちっと仕事したい方には合っている職場かなと思います。

カルテやカンファレンスなど様々なことが、しっかりとマニュアル化されているので、最初はそれをしっかり読み込み、実践する真面目さが必要だと思います。

逆に、おおらかで臨機応変に仕事をしたい方には、真面目すぎる!と息苦しい環境かもしれません。

やっぱり民間の総合病院とは違ったことも多いので、転職組は戸惑うことも多いと思います。

転職した当時は、転職組同士で病院の愚痴をよく言っていました。

特に「前の病院では~だったからおかしい、変えるべきだ」とずーっと言っていた人は、早々に辞めていく人も多かったですね。

まあ私も散々、不満・不平はありましたし、愚痴も沢山言いましたけど、それから約6年間、夫の転勤が決まるまで公務員看護師として働き続けました。

それはやっぱり公務員看護師のメリットがあったからです。

応募が殺到する公務員看護師になるにはどうしたら良い?

公務員看護師は、非常に人気な職業なので、なかなか求人が見つからなかったり、見つかっても応募が殺到してしまうケースが多いです。

そこでおすすめしたいのが「看護師転職エージェントの活用」です。

転職エージェントでは、

  • 応募の殺到を防ぐために非公開にしている求人を扱っている
  • 倍率の高い面接を突破する方法を教えてくれる
  • 転職サポートをしてくれる

と言ったメリットがあります。さらに「完全無料」で利用できます。

もちろん、「話を聞くだけ」といった利用も可能なので、ぜひ気軽に登録してみてください。

以下では、転職のプロが厳選した看護師転職エージェントをご紹介します。

すべてに登録をして、最も相性の良かったところを利用すると良いでしょう。

公務員看護師になる上で利用すべき転職エージェント4選

マイナビ看護師

マイナビ看護師

マイナビ看護師では、約3万5000件もの求人を扱っており、業界でもトップレベルです

さらに、認知度が高く、従業員数が9000人を超える株式会社マイナビが運営しているので、非常に安心して利用することができます。

拠点数も多く、全国に27拠点もあるので、地方にいる方も気軽に利用することができます。

マイナビ看護師を実際に利用した人は、

27歳女性・正看護師

私の場合は経歴書添削や面接練習をしてもらえたことがメリットであったと思います。面接にも同席してもらえたのも心強かったです。

30歳女性・正看護師

企業情報がとても豊富で、メリットとデメリットを細かく教えてもらえました。看護師の企業面接の専門の方もいて、模擬面接やアドバイスをこと細かく教えてもらえました

など、希望企業への転職成功率を高めるサポートや、企業や医療機関に関する情報力を特に評価していました。

きちんと転職活動をサポートして欲しい人、安心できる会社が運営しているところが良い人は、ぜひ登録してみてください。

ナース人材バンク

ナース人材バンク

ナース人材バンクは、掲載求人数が20万件以上もあり、年間10万人もの看護師が利用する国内最大級の転職エージェントです。

東京や大阪などの首都圏だけでなく、地方の求人も豊富に扱っているので、豊富な選択肢から選びたいという人におすすめです。

ナース人材バンクを実際に利用した人は、

29歳女性・正看護師

面接時に同行し、給料面など相手に聞きにくい点を交渉してくれました。 経歴についても、直接看護部長に話して頂き、心強かったです。

30歳男性・正看護師

転職を行う際の対応力の良さにはメリットがあります。こちらの都合での転職でしたが、少し難しいような案件でもすぐに対応していただけました。

など、アドバイザーの質の高さを特に評価していました。

初めて転職を行う人、たくさんの求人の中から選びたい人は、ぜひ登録してみてください。

ナースではたらこ

ナースではたらこ

ナースではたらこは、約9万件もの求人を扱っており、業界でもトップレベルです。

他の転職エージェントとは違い、転職したい医療機関を逆指名することができるので、より満足の行く転職を実現することができます。

また、従業員数1600人を超える「株式会社ディップ」という一部上場企業が運営しているので、安心して利用することができます。

ナースではたらこを実際に利用した人は、

34歳男性・正看護師

給与面での交渉をしっかりしてもらえました。あまり期待していなかったが、年収が大幅にアップしました。

31歳女性・正看護師

企業との交渉力が強かったです。勤務中に転職を考えていて忙しかったので、とても助かりました。

など、企業との給与交渉を特に評価していました。

今よりも年収を上げたい人、転職したい医療機関がある人は、ぜひ登録してみてください。

看護のお仕事

看護のお仕事

看護のお仕事は、これまでに紹介してきた転職エージェントと異なり、派遣の求人紹介も行っています。

パートなのか、正社員なのか、派遣なのか、働き方が決まっていないという方に特におすすめの転職エージェントです。

看護のお仕事を利用した人は、

25歳女性・正看護師

文章を書くのが苦手だったので、経歴書の添削でお世話になりました。

元の内容の良い点をフィードバッグしつつ、さらによい内容を提案してくださったので、ありがたかったです。

28歳女性・正看護師

医療現場の中の内情を知っていることが、最大のポイントだと感じました

求人内容等は書類で分かりますが、病院の雰囲気などは、実際に働いてみないとわからないため、事前に教えてもらえるのはとてもありがたいです。

など、求職者へのサポートがしっかりしていることを評価していました。

このほかにも「愚痴を聞いてもらえる」など、メンタル面でのサポートに満足しているという声が多数ありました。

ちょっと気軽に相談してみたいなと思う方は、登録してみると視野が広がることでしょう。

公務員看護師という働き方も検討してみよう

公務員看護師は、民間の看護師と違って、デメリットとなる点がある一方で、福利厚生が手厚いなど、メリットとなる点もありました。

公務員看護師は、非常に人気なので、求人が見つからないこともあるでしょう。

上で紹介した転職エージェントを活用して、着実に転職を進めていくようにしてください。

この記事が、少しでも看護師さんの転職にお役に立てれば幸いです。