「社内ニートから脱出したい」と思っている人はいませんか?
「社内ニート」とは、20代などの働き盛りの若者なのに社内での仕事がなく、一日をただ漠然と過ごしている人のことです。
他の人から見ると邪魔な存在だと思われているのではと、悩んでしまう人も多いのではないでしょうか。
この記事では、社内ニートの対策と予防について詳しく解説しています。
目次
各エージェントに「良い転職先があれば、すぐに転職したい」と伝え、優先的にサポートしてもらう。
担当者との相性を確認しながら本命のエージェントを1社に絞り、本格的な転職活動を開始する。
社内ニートってどのくらいいる?割合を調査!
入社当時はとくに問題なく業務をしていたのに、いつの日か自分に仕事が割り当てられなくなっていわゆる「社内ニート」状態になってしまうことがあります。
最初のうちは良いとしても次第に仕事が与えられないことへ不安を感じるようになる人も多いでしょう。
今はまだ大丈夫でも、社内ニート予備軍として職場からマークされている人もいるかもしれません。
社内ニートは「仕事をしなくても給料がもらえる」と割り切ってしまうのは非常に危険な考えです。
社内ニートには、ある共通の特徴があります。
社内ニートにならないためにもしっかりとチェックしましょう。
社内ニートの割合は意外と多い!
平成21年度年次経済財政報告によると「雇用保蔵」と呼ばれる人の人数は以下の通りです。
- 全産業 607万人
- 製造業 369万人
「雇用保蔵」とは生産に必要な雇用者数を超えた状態のことです。採用をしたけれど仕事がなく業務を任せられない状態のことを指します。
この統計は2009年とリーマンショック直後のものですので現在の雇用状況とは異なりますが、企業はこれだけ多くの過剰人材を抱えていることになります。
リクルートワークス研究所が行った調査では、2025の雇用保蔵者数をシュミレーションしたところおよそ415万人(雇用者の8.2%)との予測をしています。
100人のうち8人は雇用保蔵「いわゆる社内ニート」という計算になりますので、決して少ない数字ではありません。
社内ニートが多い職種って?公務員の社内ニート率が凄い
雇用保蔵が多い業種として、製造業が挙げられます。不景気のためモノが売れなく必然的に人余りの状態になってしまうのです。
その場合はあくまでも景気動向によるもので、本人自体に非があるわけではありません。
リクルートワークスの調査でも2025年には約415万人の雇用保蔵を抱えているというデータもあり、それ以外の職種や業種も決して安泰ではありません。
離職率も低く安定した職場だとされる公務員は、社内ニートでも安泰なのでしょうか?
総務省が発表した「平成28年度地方公務員の退職状況等調査」では、47都道府県のうち15の地域で早期退職を募っており全退職者の約3.5%(4,507人)が制度を利用しています。
勧奨退職も7%、普通退職が31.3%と決して低い数字ではありません。
つまり、公務員の40%近くが社内ニート状態だった可能性もあるということです。
定年退職者56.3%と、離職率の低いとされる公務員においても定年まで勤め上げるのは約半数というデータがあり、公務員だからといって決して安泰ではないでしょう。
社内ニートになる人の特徴は?チェックリストで診断
自分は社内ニートには当てはまらないと思っていても、実は密かに予備軍として名前が挙がっている可能性もあります。
社内ニートになる人の特徴をチェックしてみましょう。当てはまる場合は注意が必要です。
社内ニートになる危険度は?チェックリスト
以下の項目に当てはまる人は、注意が必要です。
- 「この前も教えたよね」など上司の対応が冷たい
- 取引先との対応や交渉が苦手
- 指示待ちをする
- 段取りや調整業務が苦手
最初のうちは仕事に慣れていないため手取り足取り教えてくれますが、ある程度仕事に慣れてくると自分の裁量で仕事を進めることを求められます。
いつまでも新人のように同じようなことを上司に聞く場合、大事な仕事を任せられないと思われてしまいます。
取引先との対応が苦手な人も社内ニート、または予備軍の可能性が高いです。
クライアントやともうまくやっていけるのかは仕事をする上で重要なポイントです。
ミスをしてしまい尻拭いに追われるような社員は「正直何もしないで欲しい」と思われて社内でも腫れ物扱いです。
「指示待ちをしてしまう」「段取りや調整業務が苦手」な場合も会社では敬遠されます。
一見無駄に思える部署間での調整や書類の作成などの煩雑な仕事にも上手に対応できないような人は、他の社員の手間が増えてしまうので、「出来ない人」のレッテルを貼られてしまう可能性があります。
社内ニートを続けると危険!無能扱いやパワハラでメンタル不良になることも
皆が忙しく働いている時に優雅に時間つぶしをしているような社内ニートに対し周囲はどう感じているのでしょうか。
「羨ましい」「邪魔でしかない」など色々な声がありますが、会社としても仕事をしない余剰人員をいつまでも抱えているわけにはいきません。
社内ニートに潜む危険性は次のようなものがあります。
- 上司のパワハラの対象になりやすい
- 不本意な異動や転勤をさせられる
- 同期は出世しているのに平社員のまま
- 業績が傾くとリストラ候補になる
社内ニートは「使えない」「いらない存在」と見なされ、空気のように扱われるか、もしくはパワハラの対象になることもあります。
不本意な異動や転勤などを打診されることもあり、慣れない環境でメンタルや体調不良になることもあります。
最初は仲の良かった同期も、出世コースでどんどん差がついてくると次第に疎遠になってしまいます。
「付き合っていても損をするだけ」と思われて、相談できる人も次第にいなくなってしまいます。
また、不景気などで業績が傾くと真っ先にリストラ候補として名前が挙げられます。
企業としても正社員を首にすることはできませんので、早期退職勧告などの辛い仕打ちを受ける場合もあります。
社内ニートになると給料はどうなる?
社内ニートの給料については明確な目安となるものはありません。
大企業の場合は労働組合が社員の給料や待遇について交渉を行うため社内ニートでも、パートよりも仕事ができないからといっても給料が安いということはありません。
一見優雅に見える社内ニートですが、年齢を重ねるにつれて、同期との年収の差がでてきます。
30代以降になるとその差が顕著となるため、早めの対策が必要です。
社内ニートが羨ましいなんて嘘!ブログでわかる辛い日々とは
社内ニートの怖いところは「誰でも」なる可能性があるということです。
仕事ぶりに問題はなくても病気がきっかけで社内ニートになってしまう人もいます。
社内ニートがどれだけ辛いか、次のブログが参考になります。
リアルな日々をのぞいてみてください。
参考 なぜ謝らないのですか。社内ニートのOL社内ニートから脱出するたった1つの方法
社内ニートは密かにいろいろな危険をはらんでいます。
終身雇用制で会社が一生面倒を見てくれるわけでもなく、ある日ひどい仕打ちを受けて会社を退職せざるを得ないケースに追い込まれることもあります。
そうなってから転職活動をしようとしても、すっかり社内ニートに慣れてしまった身では他の会社に行こうとしても潰しがききません。
転職では即戦力となる人が求められますが何もスキルが身についていないとこにその時に気づいても遅いでしょう。
「失敗しない」社内ニートから脱皮するための方法について紹介します。
社内ニート脱出には「転職」が第一選択肢
社内ニートになってしまって、この先の将来に不安を感じたら転職することをおすすめします。
やみくもに転職をしたとしても転職先でも又社内ニートになってしまう恐れがあるため、しっかりと自分の仕事ぶりについて見直しを行いましょう。
「なぜ社内ニートになってしまったのか」「自分の何が合わなかったのか」きちんと原因を解明することで次の転職活動探しに役に立ちます。
1人で転職活動を行うと「何から始めれば良いのか」「自分に合った仕事の探し方がわからない」など色々な悩みを抱えがちです。
転職エージェントを利用すると、専任のキャリアアドバイザーが親身になって転職のサポートをしてくれます。
自分の市場価値を客観的に判断することができるため自分では気づかない強みを見つけることが出来るでしょう。
転職先でも社内ニートにならないために登録すべきおすすめの転職エージェント3選を紹介します。
サポート力が高評価のパソナキャリア
パソナキャリアは、求職者に寄り添った徹底的なサポートが魅力です。
対面でのカウンセリングで、現職の何が問題か、どの業種・職種を選べば良かったのかについて、徹底的に分析してくれます。
さらに、必要書類の添削や、各企業ごとの面接対策に加えて、推薦状まで書いてくれるので、より高い確率で転職することができます。
パソナキャリアを実際に利用した人は、
40歳 女性 アウトソーシング会社スタッフ
30歳 男性 機械メーカー営業
など、サポート力の高さ、交渉力の高さについて評価していました。
パソナキャリアの公式サイトパソナキャリアの評判と口コミについて詳しく知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。 パソナキャリアの評判は?629人の口コミ調査の結果様々な転職者におすすめのリクルートエージェント
リクルートエージェントは、47万人を超える転職実績、16万件を超える求人を扱う転職エージェントです。
規模は国内最大で、豊富な転職実績に基づいた的確なアドバイスを受けることができます。
社内ニートから脱するための転職サポートが受けられ、転職先もすぐに見つかるので、非常におすすめです。
リクルートエージェントを実際に利用した人は、
31歳 女性 介護
46歳 男性 システムエンジニア
など、扱っている求人数の多さ、交渉力の高さについて評価していました。
リクルートエージェントの公式サイトリクルートエージェントの評判と口コミについて詳しく知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。 リクルートエージェントは評判が悪い?500人の口コミ調査の結果外資系やグローバル企業転職に強いランスタッド
ランスタッドは、外資系転職に対応した、ハイクラス向け転職エージェントです。
レベルの高い転職アドバイス・サポートを受けることができ、社内ニートを脱するための最適案を提示してくれます。
正社員以外にも、派遣・短期バイトの求人も扱っているので、さまざまな可能性を考慮することができます。
ランスタッドを実際に利用した人は、
29歳 女性 マスコミ関係派遣社員
22歳 女性 販売 薬局
など、求人の質の高さ、対応の早さについて評価していました。
ランスタッドの公式サイトランスタッドの評判と口コミについて詳しく知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。 ランスタッドの評判は?500人の口コミ調査の結果最後に
社内ニートにならないためには転職のプロであるエージェントを上手に活用して転職活動を行うことです。
今の会社では「社内ニート」だったとしても、転職エージェントを利用するとあなたの実力を高く評価してくれる企業に巡りあえるでしょう。
複数の転職エージェントに登録するとよりチャンスが広がりますので、複数のエージェントを有効活用して自分の可能性を広げましょう。