テクノプロは最悪!?年収や職場環境を徹底調査!

テクノプロ

株式会社テクノプロは、エンジニアなど技術職の人材派遣や請負、コンサルティングなどを展開している東証一部上場の企業です。

技術職の幅広い分野を取り扱う企業として有名で、テクノプロの年収や職場環境が気になっている方は多いのではないでしょうか。

この記事ではテクノプロの年収について詳しく解説するとともに、「職場環境は最悪」とのネットの噂は本当なのか、口コミを徹底調査しました。

他のエンジニア業界と比較した年収ランキングも作成しました。現職の年収や職場環境に疑問を感じている方は、ぜひ参考にしてください。

このページにはPRリンクが含まれています
IT業界での転職成功率を上げる3つのSTEP
STEP1
ランキングの上位3社に登録する
STEP2
転職意欲をアピールする

各エージェントに「良い転職先があれば、すぐに転職したい」と伝え、優先的にサポートしてもらう。

STEP3
最も相性の良かった1社に絞る

担当者との相性を確認しながら本命のエージェントを1社に絞り、本格的な転職活動を開始する

IT系のおすすめ転職サイト14選【2021年最新版】

テクノプロの年収は?年代・職種・役職別に徹底解説!

まずテクノプロの年収を年代・職種・役職別に詳しく解説します。一般的に技術者の年収はスキルの高さに比例するため、経験年数に応じて年収が上昇する傾向にあります。

ご自身の年齢や職種と照らし合わせて、キャリアプランの検討材料に活用してください。

テクノプロとは?技術者派遣業界で1位!

テクノプロは、技術者派遣サービスの業界でトップの収益を上げている企業です。

テクノプロの親会社「株式会社テクノプロ・ホールディングス」のIR資料(2021年5月)に掲載されている技術系人材サービス企業の売上高ランキングです。

技術系人材サービス企業ランキング【売上高】億円
テクノプロHD株式会社1490億円
パーソルHD株式会社1058億円
株式会社アウトソーシング1038億円
株式会社メイテック995億円
株式会社夢真HD878億円

2位のパーソルHDと400億円以上の差をつけています。その上、テクノプロHDは2013年から7年連続で増収を達成している企業です。

テクノプロの会社概要

社名株式会社テクノプロ
設立1997年6月
代表取締役社長西尾保示
従業員数17,147名(2019年6月末現在)
本社〒106-6135 東京都港区六本木6-10-1六本木ヒルズ森タワー35階

株式会社テクノプロ・ホールディングスの子会社であるテクノプロは、社内カンパニー制(事業別に社内で独立させ、個別の会社のように扱う組織体制)を取り入れています。

テクノプロの社内カンパニーと各事業内容は以下の4つです。

  • テクノプロ・デザイン社:機械、電気・電子などを中心とする技術開発や商品開発分野への技術サービス事業
  • テクノプロ・エンジニアリング社:情報システム、ITネットワークなど、各技術分野の総合エンジニアリングサービス事業
  • テクノプロ・IT社:ビジネスアプリケーション、運用、クラウド技術などの開発や商品開発分野への技術サービス事業
  • テクノプロ・R&D社:化学・バイオ分野に特化した研究開発、医薬分野の臨床開発事業

それぞれに事業で、特化した技術者の人材派遣などを展開しています。

テクノプロの平均年収

テクノプロ・ホールディングスの有価証券報告書(2020年度)によると、平均年収は616万円でした。

テクノプロと一般企業の年収比較万円
テクノプロHD616
一般企業の平均年収499

テクノプロ社員の平均年齢は43歳で、同年齢で比較した一般企業の年収は499万円と言われているため、テクノプロの年収は一般企業と比べて高額です。

傘下の事業会社を取りまとめるホールディングスは企業上層部が集まるため、ホールディングス制企業の平均年収は、高額になる傾向があります。

以下の表は、エンジニア職に限定した平均年収を比較したものです。2019年に民間が調査した「社会人が転職したい企業(IT系技術職)」トップ3社について、口コミを元に調べました。

順位企業名経歴・役職職種年収
1位グーグル新卒入社3年目・

非管理職

ソフトウェアエンジニア1500万円
2位トヨタ自動車新卒入社10年未満・非管理職設計開発760万円
3位アマゾンジャパン中途入社3年目・

非管理職

エンジニア1000万円

世界的に有名な企業はエンジニアの年収額も高額です。同じエンジニアの職種でも、企業によって大きな差があります。

テクノプロの年収【年代別】

◆口コミサイトから引用した、テクノプロ(技術職)の年収モデルケース

年齢経歴・役職年収
22歳男性新卒入社3年目・非管理職232万円
29歳男性中途入社10年未満・非管理職300万円
30歳男性中途入社3年目・非管理職339万円
32歳男性中途入社10年未満・非管理職392万円
37歳男性中途入社10年未満・非管理職402万円
47歳男性中途入社10年以上・非管理職490万円

特に口コミ投稿数が多かった20代~30代は、一般企業の平均年収(20代345万円・30代442万円)を下回る金額が数多く見受けられました。

ホールディングス社員を除くと、テクノプロの年収はかなり低い人もいることが分かります。

一方、下の項目で紹介するとおり、経験を積んで高いスキルを身につければ、年収が大きく上がると予想できます。

テクノプロの年収【カンパニー・グループ会社別】エンジニアリング・デザイン・IT・R&D・コンストラクション

転職サイトに掲載されているテクノプロの中途採用求人から、年収例を紹介します。(賞与は業績変動)

テクノプロ・エンジニアリングの年収例

年齢年収月給経験年数
27歳450万円28万円5年
38歳720万円46万円10年超

テクノプロ・デザインの年収例

年齢年収月給経験年数
27歳450万円27万円5年
38歳780万円47万円15年

テクノプロ・ITの年収例

年齢年収月給経験年数
26歳500万円33万円3年
40代800万円50万円9年

テクノプロ・R&Dの年収例

年齢年収月給経験年数
32歳490万円24万円3年
45歳660万円38万円9年

テクノプロ・ITは年収が高めで、他のカンパニーの年収に大差はありませんでした。どの事業を選択しても、経験年数によって年収が上がる傾向があります。

テクノプロ・コンストラクションの年収例

年齢年収月給経験年数
27歳530万円29万円2年
38歳825万円46万円2年

テクノプロ・コンストラクションは建設事業の企画や調査、設計、施工監理の分野で人材派遣などを行っています。

テクノプロの各カンパニーと比較すると、技術があれば年収が上がる傾向が顕著です。

テクノプロに限らず、技術職はスキルを活かせる会社に転職すれば、大幅な年収アップが見込めます。

テクノプロの年収【職種別】

口コミサイトから引用した、テクノプロの職種別年収額です。

職種年収月給賞与テクノプロ在籍年数
プログラマー300万円19万円23万円3年未満
ネットワークエンジニア350万円25万円10万円3年未満
設計500万円25万円100万円10年以上
ハード系エンジニア700万円30万円60万円15年以上
技術950万円42万円150万円5年未満

在籍年数に応じて年収が高くなる傾向があります。ただし在籍年数が少なくても、年収が900万円以上に上るとの口コミもありました。

他社で培った技術を活かしてテクノプロに転職できれば、在籍年数が短くても高額年収が望めるようです。

口コミには「派遣企業でも、自己研鑽してスキルを高めれば収入は上がる」との意見もありました。

テクノプロの年収【役職別】

役職別年収の公式データは公表されていませんでした。そこで、厚生労働省「令和元年賃金構造基本統計調査」をもとに、テクノプロ社員の平均年収から役職年収の予測金額を算出しました。

※役職名は実際と異なる場合があります。

役職従業員1000人以上の企業
役職平均年収
テクノプロ役職平均年収
部長1250万円931万円
課長990万円741万円
係長711万円531万円
職長662万円497万円

従業員1000人以上の他企業平均と比較すると、テクノプロの役職年収は低くなると予想できます。

口コミサイトでは「平社員でも、会社への貢献度によっては役職者の給料を上回ることが可能」とする意見がありました。

テクノプロでは技術者としてのスキルが高ければ、役職に就かなくても高い年収が獲得できる可能性があると考えられます。

テクノプロの給料【新卒】

テクノプロの新卒求人情報から引用した、カンパニー別の給料です。

カンパニー名学歴職種給与(基本給)
テクノプロ・IT大学院/大学卒企画営業26万円
(みなし残業あり)
テクノプロ・デザイン

テクノプロ・エンジニアリング

テクノプロ・IT

博士了エンジニア

/研究者

23万円
修士了21万円
大学卒

高専/専攻科

20,5万円
高専/本科19,5万円
専門/4年19万円
専門/3年18.5万円
専門/2年

短大

18万円
テクノプロ・R&D博士了23万円
修士了21万円

テクノプロ・R&D社のみ、大学院修了者が募集対象です。テクノプロ・IT社は学部・学科不問で募集していますが、他カンパニーは理工系学生が対象です。

テクノプロの給料【中途】

テクノプロの中途採用情報から引用した、カンパニー別の給料です。

カンパニー名業種給与(基本給)
テクノプロ・デザインエンジニア22万円~60万円
営業22万円~35万円
テクノプロ・エンジニアリングエンジニア20万円~50万円
営業26万円~
テクノプロ・ITエンジニア20,5万円~50万円
営業26万円~
テクノプロ・R&D製品研究・開発23万円以上

中途採用は経験によって給与が大きく変動するため、掲載している給料額に幅を持たせています。

転職エージェントに登録すれば、非公開求人を閲覧できます。上記とは別枠の求人が存在する可能性が高く、テクノプロの求人が気になる人は、転職エージェントに確認してみましょう。

テクノプロの年収・待遇は悪い?給与明細を見て衝撃?噂を検証!

テクノプロの年収を様々な視点で調査すると、経験年数が短い場合は給料が少ない一方、在籍年数が短くてもスキルがあれば、高額年収を狙えることが分かりました。

ここではネットの口コミ情報から、テクノプロの年収や待遇を巡る社員の実感を調査しました。「給料明細を見て衝撃を受けた」などの噂も検証しました。

テクノプロの年収に関する良い評判

設計・正社員

賞与は年間で3.5カ月+決算賞与を受け取っていた。派遣先との交渉力が高ければ、年収の大幅アップが見込めると思う。

技術・正社員

転居を伴う転勤の場合は、家賃補助として会社が60%負担してくれる。残業代がきちんと清算されるので、サービス残業はなかった。

技術・正社員

技術書の購入費や資格の受講料補助など、スキルアップに対してサポートしてくれる制度がある。資格を取れば資格手当をもらうことができる。

テクノプロは派遣先との契約金額次第で給料が変動します。派遣先で好印象を与えれば、契約金交渉がスムーズに進み年収アップが望めます。

「待遇が悪い」などの意見は少なく、福利厚生が充実していて満足している、との社員の声が多数ありました。

テクノプロの年収に関する悪い評判

ネットワークエンジニア・正社員

評価制度が曖昧で、具体的にどういった貢献をして実績を積めば役職に就けるのか分からなかった。

自分が在籍した3年間では、評価面談は一度も行われなかった。

プログラマー・正社員

MBO(目標管理制度)を導入しており、半期ごとに目標を立てて達成度をリーダーに報告する。別々の仕事をしているため、正当に評価されているのか疑問を感じる。

テクノプロの評価制度に不満を抱く意見が多く見られました。努力しても年収に反映されない環境では、モチベーションの維持が難しいと想像できます。

「給料明細を見て衝撃を受けた」との口コミも調査したところ、テクノプロ社員の意見とは断定できない情報でした。

エンジニア・フリーランス兼正社員

50時間近く残業して残業手当が78,000円くらいの過去の給料明細を見つけて衝撃。今この時間残業すれば、手当だけで20万円は軽く超える

納期に追われるエンジニアは、残業の多さで有名な職業です。サービス残業は法律違反であるため、疑問に感じたら外部の専門機関に相談するなど対策をとりましょう。

テクノプロでは配属手当は出る?

テクノプロの求人情報には、基本給に配属手当(一律手当)を含むとの記載があります。実際に配属手当を支給されていたとの口コミも見つかりました。

エンジニア・正社員

基本給19万円に配属手当などがついて21万円、そこに残業代がついて月24万円程度の月収でした

機械・正社員

基本給に配属手当が1~2万円支給される。残業代は別途支給される

テクノプロの配属手当は、毎月一定額が支給される固定手当のようです。

中途採用求人には配属手当の記載がないものもあります。テクノプロの諸手当など、待遇について気になる場合は転職エージェントに相談してみるのがおすすめです。

まだ転職するか迷っている段階で直接企業に質問するのは躊躇しますが、転職エージェントを通せば簡単に確認できます。

テクノプロエンジニアリングは賞与なしって本当?手取り年収は?

テクノプロ・エンジニアリングに限らず、テクノプロの営業職は年棒制のため賞与はありません。年に一度の決算賞与があり、会社の業績が良ければ支給されます。

個人の業績によってはインセンティブも受け取れます。口コミサイトから引用した、テクノプロ営業職の手取り年収です。

年収手取り年収決算賞与インセンティブ
360万円約283万円なしなし
430万円約335万円なし100万円
450万円約350万円30万円10万円

インセンティブを受け取っても、テクノプロ全体の平均年収よりも大幅に低いことが分かります。

「インセンティブで稼ぐしかないが、制度がかなり厳しい。営業成績は年収に反映されていない」「決算賞与は業績によってかなり変動があるので不安定」など、営業職の年収に不満を抱く意見が数多くありました。

営業職は実力を生かせる企業に転職すれば、十分に年収アップが見込めます。

転職エージェントに登録して、まずは情報収集からスタートしてみましょう。

テクノプロは何位?同業他社年収ランキング

技術者派遣業界の収益トップ5の企業について、平均年収のランキングを作成しました。(年収額は有価証券報告書から引用)

すでにご紹介した通り、ホールディングス制の企業は平均年収が高くなる傾向があります。

平均年収ランキング万円
パーソルHD株式会社651万円
テクノプロHD株式会社616万円
株式会社メイテック600万円
株式会社夢真HD356万円
株式会社アウトソーシング333万円

テクノプロは売上収益トップである一方で、平均年収は2位です。

テクノプロの年収や会社に関するよくある質問

テクノプロに関するよくある質問について、以下で回答をまとめました。テクノプロに限らず、企業の体制や待遇に疑問がある場合は、事前に十分確認しておくことが重要です。

転職前の企業研究こそ、入社後のギャップを減らし転職を成功させるカギです。転職エージェントを上手く利用して、効率的に転職活動を進めましょう。

テクノプロのボーナス日はいつ?

テクノプロのボーナスは6月と12月の年2回です。決算賞与がある場合は、8月末日に支給されます。

6月と12月のボーナスの具体的な支給日について、情報はありませんでした。ボーナス支給日は企業ごとにばらつきがあります。

テクノプロのボーナス日を予測すると、6月中下旬、12月上中旬とみられます。詳細のボーナス日を確認したい場合は転職エージェントを通して確認してみてください。

テクノプロの採用倍率は?

公式サイトで公表されているテクノプログループ全体の年間応募者数は52,000名です。2019年の採用実績は4,512名で、採用倍率は11.5倍です。

IT系技術職で最も人気の企業「グーグル」の採用倍率はおよそ500倍です。

採用倍率は知名度などで大きく変化し、倍率が高ければ待遇が良いとは限りません。このため、採用倍率のみを転職先の判断材料とするのは得策ではありません。

キャリアアドバイザーと相談して企業の特色をつかみ、自分に合った転職先を見つけましょう。

テクノプロやエンジニア業界での年収UPには転職エージェント利用が必須

  • テクノプロ平均年収:616万円(テクノプロ・ホールディングス社員)
  • テクノプロの年収に関する良い評判:派遣先との交渉次第で年収アップが見込める
  • テクノプロの年収に関する悪い評判:評価制度が曖昧
  • テクノプロは賞与がない?:営業職は年棒制のため、賞与がない
  • テクノプロで年収アップする方法:経験を積んでスキルを磨く

比較的年収の高いテクノプロでも、経験が浅いと年収は一般企業の平均より低くなることがあります。

一方でエンジニア職は企業によって年収の差が大きく、転職することで年収がアップする可能性は十分にあります。

エンジニアの報酬は人材需要の高まりとともに見直しも進んでいるため、転職を検討している人は年収アップを実現する絶好のチャンスです。

求人数が多い分、効率よく転職活動を進めるには転職エージェントの利用が必須です。自分の求めている条件の求人に出会えるよう複数の転職エージェントにぜひ登録しましょう。