東芝は、日本を代表する企業の一つで、エネルギー産業、半導体、オフィスビルシステム開発、エレクトロニクス産業と、さまざまな事業を行っています。
東芝は、企業HPにて、中途採用を行っていますが、公開されている求人の数も少なく、転職者からの人気も高いので、転職難易度は高いです。
この記事では、東芝の基本情報から、転職方法まで詳しく解説しています。
記事の最後では、東芝への転職におすすめな転職エージェントも紹介しているので、合わせてチェックしてみてください。
目次
各エージェントに「良い転職先があれば、すぐに転職したい」と伝え、優先的にサポートしてもらう。
担当者との相性を確認しながら本命のエージェントを1社に絞り、本格的な転職活動を開始する。
東芝への転職は難しいのか?難易度を徹底調査!
東芝に転職するのはどの程度難しいのか、転職データを調査していきます。
東芝の採用情報はどうなっているのか?
東芝の公式サイトにある企業情報に採用情報が掲載されいています。
採用情報は「新卒採用情報」、「障がい者採用情報」、「キャリア採用情報」、「グローバル採用情報」の4つです。
まずは転職者に関連する「キャリア採用情報」ですが、現時点ではグループ企業の「東芝デバイス&ストレージ株式会社」の求人案内のみとなっています。
内定の決まった新卒者が実際に入社したあと、「キャリア採用情報」の求人内容も充実し始めるのではないでしょうか。
「新卒採用情報」では、技術系職種紹介と事務系職種紹介の2種類があります。
技術系職種紹介は、研究開発、開発設計、生産技術、システムエンジニア、セールスエンジニア、フィールドエンジニア、プラントエンジニア、品質管理の8種類です。
事務系職種紹介は、営業、事業企画、生産企画・管理、調達、財務・経理、人事・総務、法務、知的財産の8種類があります。
もしも、中途採用を募集するなら、これらの分野で活躍する新卒者をまとめられるリーダーが必要となったときです。
能力やスキルが十分な人材が必要となるため、高いスペックが必要とされます。
東芝が採用に関して取り組んでいること
東芝の公式サイトから、採用に関する取組みをチェックします。
インターンシップ制度
毎年一定の期間、学生をターゲットとして、インターンシップを募集し、ものづくりに関しての授業を無償で実施しています。
交通費、食事代、保険代はすべて東芝が負担するという気前の良い仕組みです。遠方からの参加者には、宿泊費も出ます。
社会経験がない学生に、東芝ではどんな仕事が覚えられるのか、どんな仕組みでものづくりが行われているのか、実体験できるものです。
この経験を生かし、将来東芝で働くインターンを育てたいという思いがあるのでしょう。
東芝に転職するなら確認したい!企業情報や職場状況について
ほとんどの人が知っている有名企業の東芝ですが、どんな事業をしているのか、会社の内情までは知らないという人が多いのではないでしょうか。
そこで東芝がどんな会社なのか、仕事内容はどうなっているのかを公式サイトや口コミ評判からまとめています。転職を考える前に、東芝をしっかりと把握していきましょう。
東芝の企業情報
まずは基本データからです。
商号 | 株式会社 東芝 |
---|---|
本社所在地 | 東京都港区芝浦1-1-1 |
創業 | 1875年(明治8年)7月 |
代表執行役会長CEO | 車谷 暢昭 |
代表執行役社長COO | 綱川 智 |
資本金 | 2,000億4,400万円(2018年8月3日現在) |
発行済株式総数 | 6億5,209万5,733株(2018年10月1日現在) |
株主数 | 300,871人(2018年3月31日現在) |
全国に多くの事業所や工場、研究所などが点在している国内トップの大企業です。
事業展開も相当な規模に昇り、相当数の社員が在籍しています。
東芝グループの事業内容
巨大な企業東芝では、事業を大きく4つに分けて運営しています。各事業は東芝本体で行っているのではなく、大半がグループ会社の運営です。
各事業の特徴を見てみましょう。
エネルギー事業領域
火力や原子力の大型発電設備で多くのエネルギーを生み出す事業を手掛けています。
東芝グループは、生活に必要な電力エネルギーを国内だけではなく、海外へも送り出している大規模なエネルギー事業を担っているのです。
創業以来培ってきた高い技術力で、社会全体に貢献しています。電力エネルギーの安定的な供給のため、自然エネルギーを利用した発電システムを提供してきました。
家庭や商業・産業向け施設などに確実に届けるための送配電システムなど、日々の暮らしを豊かにするための工夫も、こちらの事業で行っています。
社会インフラ事業領域
東芝グループでは、公共インフラに関する事業も積極的に行っています。
ビルや施設、鉄道から産業まで、さまざまなシステムへのソリューションを提供し、国内外の安全を守っている事業です。
人々が安心して暮らせる社会を作るために、日々努力するのが目標となっています。
公共インフラ向けも手掛けており、上下水道システム・道路システム・防災システム・放送システム・電波システムなど、多くの安全を守るのも役目です。
ビル・施設向けには昇降機・空調・照明などでは、高い省エネ性能を心掛け、エコに配慮して地球を守るシステムを目指しています。
鉄道や産業システム向けには、価値のある複合的情報処理システムを提供しています。これにより、より便利に安全を確保したシステムが構築されるわけです。
電子デバイス事業領域
東芝グループでは、半導体事業も欠かせない事業の1つです。さまざまな機器や家電品に組込まれる半導体は、日々進化が求められています。
高品質でよりコンパクトさを求められる要望に答え続けるのが、電子デバイス事業の役目です。
ビッグデータを活用する社会において、情報量は軒並み増加し続けて来ました。
これらの課題点を追求し、快適に社会生活を送れるように、日々努力をし続けています。
今後はあらゆるものがオート化する時代が来ます。それに先駆けて、電子デバイス事業ではさらなる進化を遂げた、半導体が必要となるでしょう。
安全で安価な高品質半導体を作るために努力を惜しまないのが、東芝グループの役目と言えます。
デジタルソリューション事業領域
こちらの事業では、社会インフラやモノづくりでのノウハウを生かし、人工知能(AI)などの先進デジタル技術で、ものづくりをしています。
これまでに培ってきた幅広い経験やノウハウを結集し、IoTソリューションを提供し、社会に貢献する事業です。
研究開発を続けてきたAI技術で、コミュニケーションAI「RECAIUS (リカイアス)」と、アナリティクスAI「SATLYS(サトリス)」を開発しました。
今後も東芝グループは、デジタル技術を活用してビジネスを変革し続けていきます。人々が安心して快適に暮らせる社会を実現していくのが目標です。
東芝グループの製品・サービス
事業の概要がわかったところで、今度は実際にどんな製品やサービスを提供しているのか、その詳細について見ていきましょう。
社会に貢献する電力
東芝グループでは電力サービスの提供を行っています。
扱っている電力サービスは「水素エネルギー、火力発電、水力発電、小水力発電、風力発電、地熱発電、太陽光発電、原子力発電」です。
全国にある施設で生み出した電力を、企業や一般家庭など幅広い層に提供しています。そのため、大型施設の設置や管理など、東芝グループで徹底した運営を実施。
安心して生活できるのも、東芝グループの貢献があってこそです。
ビル・オフィスの管理
「東芝エレベータ株式会社」や「東芝インフラシステムズ株式会社」などが、ビル・オフィスに関連したサービスを提供しています。
ビルには必ずと言って良いほど設置されているエレベーターですが、設置しただけでは不完全です。
毎日のメンテナンスや修理、点検などが非常に重要で、そのためにも東芝グループでは、高スキルの技術者を派遣しています。
自然環境を配慮したオフィス作りに注目が集まるなか、東芝グループでは省エネルギーに配慮したビルシステムを提供するサービスも行っています。
多くの人が働くオフィスビルでは、快適に過ごしてもらうのが重要ですが、そのためにエネルギー消費が増加してはなりません。
東芝グループでは快適に過ごしながらも、より多くの省エネを目指したシステム作りに注力しています。
そして、多くの企業から要望を受け、時代に先駆けたサービスを提供しているのです。
身近な生活家電や映像家電
東芝と言えば、「TOSHIBA」のロゴでおなじみの、電化製品ですね。冷蔵庫や洗濯機などの白物家電全般とテレビやレコーダー機器などの映像家電を販売しています。
それぞれ違うグループ会社が運営しているのは知っていましたか?
生活家電は「東芝ライフスタイル株式会社」、映像家電は「東芝映像ソリューション株式会社」です。
「東芝映像ソリューション株式会社」の主力商品は「レグザ」という液晶テレビです。
「東芝ライフスタイル株式会社」では「ベジータ」シリーズの冷蔵庫が有名で、人気があります。
テレビなどのコマーシャルで良く見かけるので、最も身近で誰もが知る商品と言えば、やはり電化製品です。
しかし、どちらかというと電化製品は東芝グループの一部でしかありません。それだけ東芝グループが巨大な事業を担っている大企業だということです。
道路や鉄道などインフラ整備のサービスを提供
さらに生活をするうえで重要なのが、公共や社会インフラの整備です。
何気なく利用している公共施設には、東芝グループのシステムが多く使われています。
言われなければ気付かないようなところに、東芝グループの技術が使われているからこそ、不便なく生活できるわけです。
通勤時に駅の改札を通るとき、定期券や切符を入れる機械や、券売機、自動精算機など、いつも使っている機械のシステムは、東芝グループが提供しています。
大型物流施設が全国に建設されていますが、その大型物流施設に必要な機械を制御するシステムも、東芝グループが提供しているのです。
いつも利用している公共施設には、東芝グループの技術が使われています。そして、その技術を生み出しているのが東芝グループに働く社員であるということです。
東芝グループの口コミ評判から見る職場環境データ
東芝グループの会社概要や仕事内容、魅力が見えてきたところで、今度は実際に働いている人の意見を知りたくなってきませんか?
そこで今度は、東芝グループで実際に働いて来た人の意見を参考に、転職をすべきかどうか考えていきましょう。
年収給与ボーナス
毎月の給与額に対しては、とても満足度が高いようです。一般的な企業でもらえる給与よりも、高額となっているため、かなり満足しています。
ボーナスに関しては、事業単位で業績によって評価され、さらに業務内容ごとに細かく評価されるようです。
それをもとに個人評価をあわせた結果を判断して、賞与額が決まるので、公平さや適切な額が支給され、とても満足していますね。
それから年功序列制となっているため、長く働けば働くほど、恩恵があることも高評価のようです。
良いことだらけのようですが、実は不満の声もあります。役職手当が少ないという意見があるようです。
しかし、逆から考えてみると、役職が付いていない社員に十分な報酬が与えられているという見方もできますね。
あとは研究者の給与額がとても良いそうです。
東芝グループを率先していくのは、ものづくりができる技術者や、新たなサービスを生み出す研究者たちですから、当然の結果だとも言えますね。
福利厚生(残業・休暇など)
有休日数、消化率ともに、十分だと感じている人がかなり多いです。仕事の調整も取りやすく連休で取得できています。
すべての部署ではありませんが、大抵の場合ほとんど残業がないそうです。逆に仕事がないのに、わざと残って残業代を稼ぐことに不満を持っている人がいました。
仕事をする環境がすこぶる良いようですね。ただし、部署によっては調整が難しく、長期休暇は難しいというケースもあります。
休日出勤もまれに発生していたようですが、業務上しかたないこともあるようです。
研修や評価制度
評価制度では、人事考課、賞与査定、目標管理、360度評価などを実施しているため、満足している人が多いです。
上司とのコミュニケーションがうまく取れている部署では、公正な評価が受けられると、高評価の意見があがっています。
教育制度ではマネジメント層にも有益な研修制度が充実していて、上を目指す人のための教育が用意されていて、高い満足度につながっているようですね。
入社して間もない新入社員への教育も充実しているため、ほとんどの人が会社で役立つ技術を身に付けられて良いと高評価になっています。
これだけ恵まれた教育制度ですが、なかにはサボる人もいるそうです。それに対し、不満が出ています。企業側の努力が無駄になってしまい、残念な結果ですね。
オフィスや働く環境
オフィスビル内にカフェなどの施設が充実していて、仕事の合間にリフレッシュできたりと、その辺りの配慮が行き届いていますね。
ライフワークバランスが良く、デスクも広めでストレスなく仕事ができると高評価です。
直営の保養所があるので、何かあったときや体のメンテナンスもすぐに対処してくれるので、とても重宝しているという意見もありました。
オフィスは常にきれいで、社食も充実していたため、仕事に集中できると、この点でも満足度が高いようです。
ただし、全国にある工場や施設などのなかには、とても古い状態で、危険を感じるという意見が出ていました。
そんな不安を抱えながら仕事をするのも問題があるので、早急に対処してほしいところですね。
東芝グループの将来性
圧倒的に将来性に不安を持っている人が多いようです。大企業でありながら、新しい何かを生み出すことはもう不可能だと考えていますね。
優秀なエンジニアが他社へ流れている部署もあるようで、それが不安につながっているようです。それから中途採用者から気になる意見も出ています。
中途採用者のことが考慮されておらず、会社から当てにされていないのを感じているため、経営の中核には入り込めないことが原因のようです。
中途採用者の離職率が高く、それに対し何もフォローされていないことも、不安が大きくなっています。
女性の働きやすさ
女性の管理職や海外で活躍している女性が多いという意見があがっています。女性でも活躍できる場が用意されているようですね。
有給休暇、生理休暇が取得しやすい職場環境なのも、女性が働きやすい要因となっています。
子供を持つ女性への配慮として、家庭を優先させやすいように調整してもらえる部署もあるようです。
ただし、産休、育休の期間などは他社と比べると、あまり十分ではなく、補佐的な仕事に回されるなど、公平さに欠けると不満があがっています。
そして、女性の管理職はいますが、とても少ないという不満もあり、昔ながらの体制が残っているのが課題のようです。
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