臨床心理士の年収は?年齢・職場別に徹底調査!年収を上げる方法も公開

臨床心理士とは、人間の心の問題にアプローチする心の専門家です。公益財団法人日本臨床心理士資格認定協会が実施する試験に合格し、認定を受けないと臨床心理士にはなれません。

2020年4月時点で37000名以上が臨床心理士に認定されています。

この記事では、公式資料や口コミ、複数のサイトをもとに臨床心理士の年収を年齢、職場別に詳しく解説します。

他職種や海外との年収比較、職場環境はきついのか、年収を上げる方法も紹介します。ぜひ参考にしてください。

転職の成功確率を劇的に上げる3つのSTEP
STEP1
ランキングの上位3社に登録する

転職エージェントランキングの上位3社に無料登録する

STEP2
転職意欲をアピールする

各エージェントに「良い転職先があれば、すぐに転職したい」と伝え、優先的にサポートしてもらう。

STEP3
最も相性の良かった1社に絞る
担当者との相性を確認しながら本命のエージェントを1社に絞り、本格的な転職活動を開始する
転職エージェントおすすめランキング【600人の評判を比較】

臨床心理士の年収は?年齢・職場別まとめ

まず、臨床心理士とはどんな職業なのかを紹介してから、年収を詳しく見ていきましょう。平均年収は年齢別、職場別にまとめました。

臨床心理士で年収1000万円以上を目指すことが可能なのかも紹介します。

そもそも臨床心理士とは

臨床心理士は心の専門家です。ただ、心の専門家と聞くと心理カウンセラーやセラピスト、相談員などの職業も思い浮かびます。

臨床心理士とは、公益財団法人日本臨床心理士資格協会が認定する民間資格です。認定資格がスタートしたのは1988年です。

臨床心理士の専門業務は下記の4つです。

  • 臨床心理査定
  • 臨床心理面接
  • 臨床心理的地域援助
  • 上記3つに関する調査と研究

心の問題で悩む人々に、心理テストや面接を通じてその人の心の問題を把握し、解決に向けて支援します。

特定の個人だけでなく、学校や地域などの広いコミュニティで支援を行います。支援を行う上で、知識や手法を確立するため臨床心理的調査や研究活動も実施します。

臨床心理士の平均年収

厚生労働省の「賃金構造基本統計調査」には、臨床心理士の年収の記載はありません。

そこで、一般社団法人日本臨床心理士会による「臨床心理士の動向調査(2016)」によると、臨床心理士の年収は下記の通りです。

年収割合
100万円未満5.7%
100万円~200万円8.8%
200万円~300万円16.5%
300万円~400万円19.0%
400万円~500万円15.5%
500万円~600万円9.3%
600万円~700万円5.8%
700万円~800万円4.1%
800万円~900万円2.6%
900万円~1000万円1.8%
1000万円以上3.3%

年収300万円~400万円の割合が最も多くなっています。他の複数サイトを見ても、平均年収は300万円~400万円の幅でした。

臨床心理士の年収・年齢別

複数サイトをもとに臨床心理士の年収を20代~60代の年齢別にまとめました。下記の通りです。

年齢平均年収
20代200万円~250万円
30代260万円~310万円
40代320万円~380万円
50代400万円~410万円
60代250万円~270万円

年代別平均年収は20代が最も低く、50代が一番高くなっています。年功序列や臨床心理士の経験年数により年収が上がる傾向があります。

ただ、50代でも平均年収は400万円台にとどまり、経験年数を重ねても年収が大きく跳ねあがることはありません。

国税庁の令和元年「民間給与実態統計調査」によると、平均年収は436万円です。この平均年収より、臨床心理士の50代の平均年収は低いです。

臨床心理士の年収・職場別

求人サイトなどの複数サイトを基に職場別の年収をまとめました。常勤の臨床心理士の年収は下記の通りです。

職場年収
病院348万円~576万円
企業350万円~700万円
国家公務員 行政職棒給表(一)適用者672万円
国家公務員 公安職棒給表(二)適用者674万円
地方公務員505万円

病院の臨床心理士の月給は20万円~24万円で、心療内科のクリニックや病院は臨床心理士の月給が高い傾向があります。

大手企業で常勤の管理職か、国家公務員・地方公務員であれば臨床心理士の年収は高いようです。

企業の臨床心理士は企業規模、管理職かどうかによって年収に幅がでます。

心理系国家公務員には、総合職・法務省専門職員・裁判所専門職員などの職種があり、基本的に行政職棒給表(一)に基づいて給料が支給されます。

鑑別所の心理技官などになると、公安職棒給表(二)に基づいて給与が支給されます。

心理系地方国家公務員には、相談専門員や心理判定員などがいます。地方公務員では、児童相談所などで働く例があります。

臨床心理士が年収1000万を目指すのは可能?

臨床心理士の常勤求人は少なく、ほとんどが非常勤の求人で収入が安定しづらいのが現状です。

常勤の臨床心理士でも大手企業で年収は約700万円、公務員でも約670万円で、年収1000万円に到達するのは企業勤務だけでは難しいでしょう。

年収を増やして年収1000万円を目指すには、下記のような方法があります。

  • クライエントと直接契約する
  • 独立開業する
  • セミナー講師をする
  • 本を執筆する
  • 大学講師と兼任する

クライエントと直接契約すれば自分の手元に入ってくるお金は増えます。多くのクライエントを抱える臨床心理士なら、独立開業した方がいいでしょう。

独立開業を考えていない場合は、セミナー講師や本の執筆、大学講師との兼任が年収アップにつながります。

臨床心理士の年収は高い?低い?他職種や海外と比較

ここまで臨床心理士の平均年収を見てきました。では、臨床心理士の年収は他職種や海外の同じ職種と比べて高いのでしょうか、低いのでしょうか。

ここでは他職種の年収や、海外の臨床心理士の年収との比較をしていきます。

臨床心理士の年収を他職種と比較

他職種の年収を表にまとめました。下記の通りです。

公認心理師以外の職種の年収は厚生労働省の令和元年「賃金構造基本統計調査」を参考に、「きまって支給する現金給与額」×12+「年間賞与その他時別給与額」で算出しました。

公認心理師は「賃金構造基本統計調査」に記載がないため、複数の求人サイトをもとにしました。

職業年収
公認心理師約300万円
介護支援専門員(ケアマネージャー)393万円
福祉施設介護員346万円
保育士(保母・保父)363万円
看護師482万円
准看護師403万円
大学教授1100万円
大学准教授872万円
大学講師718万円

臨床心理士の年収は300万円~400万円です。公認心理師や福祉施設介護員、保育士などの職種と同等の年収です。

公認心理師は平成30年に第一回試験が行われた新しい国家資格であり、資格を取得して現場で働く人がまだ少ないため、表の年収は参考程度です。

「臨床心理士が年収1000万を目指すのは可能?」で大学講師について触れたので、大学教授・准教授・講師の年収も紹介しました。臨床心理士より年収は1.7~2.7倍高いです。

臨床心理士の年収を海外と比較

日本では、臨床心理士にカウンセリングしてもらうのは心の病がある人とのイメージが根強く、カウンセリングを受けるハードルは高いのが現状です。

一方、アメリカなどの海外ではカウンセリングのハードルは低いです。

アメリカでは保険適用されていたり、相談者の年収によってカウンセリング料金が変動するシステムがあるので、悩みがあるとカウンセリングを気軽に受ける人が多いです。

アメリカの心理系資格は、民間資格が多い日本とは異なり州立資格です。アメリカの臨床心理士の年収は560万円~840万円です。日本の臨床心理士の約2倍の年収です。

アメリカを筆頭に海外は日本より心理学の研究が進んでおり、常勤の臨床心理士も多く、年収は日本の臨床心理士よりも高くなっています。

臨床心理士の年収や職場環境についてさらに詳しく!

ここまで、臨床心理士の年収について見てきました。臨床心理士の年収は勤務先によりかなりバラツキがあることが分かりました。

一方、「臨床心理士の仕事はきつい」「臨床心理士になるのはやめたほうがいい」「臨床心理士はオワコン」という声も少なからずあります。

そこで、職場環境や評判について口コミを集めました。

臨床心理士の仕事はきつい?

臨床心理士の仕事に関する評判をTwitterから探しました。

臨床心理士は仕事をしながら勉強を欠かすことができず、仕事がきつい割に給料が安いという声が多いです。

臨床心理士は「やめたほうがいい」と言われる理由は?

臨床心理士は「やめたほうがいい」と言われる理由をTwitterで探しました。

臨床心理士は資格取得が難しい割に給料が安い、心の問題にアプローチするので精神的に思い悩んでしまうなどの理由から、「やめたほうがいい」と言う人もいるです。

臨床心理士は「オワコン」と言われる理由は?

臨床心理士は「オワコン」と言われる理由をTwitterで探しました。

https://twitter.com/usamimix/status/1231187108632522754

臨床心理士が民間資格であり国家資格ではないこと、公認心理師が国家資格として創設されたことが「オワコン」と言われる理由のようです。

現時点では臨床心理士の方が知名度も実績もあり、しばらくは公認心理師と共存していくでしょう。

臨床心理士が年収を上げる方法

ここまで臨床心理士の年齢・職場別の年収、年収1000万円を目指すことは可能なのか、他職種や海外との比較、さらに職場環境や年収についての評判を詳しく見てきました。

ここからは、臨床心理士の年収を上げる方法について紹介します。

転職エージェントに相談するのが確実

臨床心理士の年収は300万円~400万円で、年功序列や経験年数によって年収は上がる傾向があります。

常勤の求人は少なく、非常勤の求人がほとんどです。そんな中、年収を上げるにはどうすればいいのでしょうか。

まず思いつくのは良い条件で転職することですが、常勤で好条件の求人には応募が殺到して採用枠はすぐに埋まってしまいます。

1人で条件の良い求人を探し、連絡して面接日程の調整をして、面接で年収・入社日の交渉をするのは大変です。

そこで、転職エージェントに相談するのが確実です。転職エージェントに相談すると、希望に合う求人を紹介し、面接日程の調整や年収・入社日の交渉もしてくれます。

転職エージェント独自の非公開求人を持ち、条件の良い仕事に巡り合えるでしょう。

ここでは、「マイナビエージェント」「パソナキャリア」「リクルートエージェント」「ランスタッド」の4社を紹介します。

マイナビエージェント

マイナビエージェント

マイナビエージェントは、就職情報サイトや転職情報サイトなどを運営するマイナビグループのサービスです。

厳しい審査基準をクリアした事業者のみに与えられる「職業紹介優良事業者」に平成27年に認定されているので、安心して利用できます。

保有する求人は約80%が非公開求人です。マイナビエージェントしか保有していない独占求人も存在します。

アドバイザーの徹底した情報収集で、企業の求める人物像や業務の特徴を把握しており、求職者に適した企業を紹介してくれます。

Twitterでもマイナビエージェントを評価する声が多いです。

2020年12月現在、臨床心理士で検索すると30件の求人が掲載されています。

年収は245万円~550万円と幅がありますが、条件の良い非公開求人を持っている可能性があります。

登録する(無料)

パソナキャリア

パソナキャリア

パソナキャリアは、2019年と2020年にオリコン顧客満足度調査転職エージェント総合第1位を獲得した転職エージェントです。

約25万人分の転職ノウハウがあり、下記のサポートが受けられます。

  • 職務履歴書の添削
  • 面接指導および面接日程調整
  • 年収・入社日の交渉
  • 退職交渉

取引実績は16,000社以上、人材派遣業界第2位の実績があり、大手優良企業と強い結びつきがあります。

他社にはない求人や、年収や福利厚生などの条件が優れている求人を多く保有し、パソナキャリアを利用して転職した人の67.1%が年収アップを達成しています。

Twitterでもパソナキャリアの対応の良さ・丁寧さを評価するツイートが多く見られます。

https://twitter.com/Yuhoo_BB/status/1085529455886426112

2020年12月現在、臨床心理士で検索しても公開求人は掲載されていません。

パソナキャリアの求人情報は80%が非公開求人です。非公開の求人の中に臨床心理士の求人がある可能性があります。

パソナキャリアの公式サイト

リクルートエージェント

リクルートエージェント

リクルートエージェントは転職支援実績No,1の転職エージェントです。求人数は業界最多で、公開求人は104,000件以上、非公開求人は132,000件以上あります。

各業界に精通したキャリアドバイザーが多数在籍し、独自に分析した業界・企業情報を提供してくれます。オンラインで企業セミナーも開催しています。

Twitterでもリクルートエージェントのサポートを評価するツイートがあります。

2020年12月現在、臨床心理士で検索すると12件の公開求人が掲載されています。

リクルートエージェントは非公開求人数の方が多いので、登録して条件の良い非公開求人を紹介してもらいましょう。

リクルートエージェントの公式サイト

ランスタッド

ランスタッド

ランスタッドは世界最大級の総合人材サービス会社で、オランダに本社があります。

日本全国に93カ所の拠点を持っており、相談に出向きやすいのが強みです。キャリアアップ転職やハイクラス転職など様々なニーズに応えた求人が揃っています。

全求人の約80%が非公開求人で、特に年収800万円以上のハイクラス求人を多く抱えています。

ランスタッドに関する口コミを集めました。高評価の声が多いです。

  • こまめに連絡が来るので安心して活動をすすめられた
  • 分からない部分に具体的なアドバイスが貰えた
  • 希望に沿った求人を紹介してもらえて年収もアップした

2020年12月現在、臨床心理士で検索すると公開求人が1件掲載されています。

この求人の年収は216万円~300万円と平均より低めですが、非公開求人に条件の良い求人がある可能性があります。

ランスタッドの公式サイト

臨床心理士の年収まとめ

臨床心理士は民間資格で年収相場は300万円~400万円です。年齢別では、50代の年収が最も高いものの、400万円前後で、飛躍的に年収が上がることはありません。

職場別では、大手企業の管理職や国家公務員・地方公務員の年収が高いです。

年収を上げたい臨床心理士の方は、限られた高年収の求人に応募するか、独立開業や副業を検討しなければなりません。

ただし、独立開業にはリスクが伴い、副業を認めていない会社もあります。年収を確実に上げたい臨床心理士の方は、まずは転職エージェントに相談して条件の良い求人を探しましょう。

転職エージェント経由なら、好条件の求人に効率よく応募でき、万全のサポートを得ながら転職できます。

この記事で紹介した「マイナビエージェント」「パソナキャリア」「リクルートエージェント」「ランスタッド」は優良な転職エージェントです。

この4社を上手に活用してぜひ転職を成功させてください。