東レへの転職は難しい?最新採用情報・転職難易度を調査!内定確率を高める方法も

東レ

繊維素材を扱う会社で真っ先に名前が挙がる東レは、世界有数の総合化学繊維メーカーです。

29の国と地域で事業を展開し、2020年3月決算期の連結売上が2兆2,146億円にも上る東レには、転職希望者も数多く集まります。

そんな東レへの転職は狭き門と言われていますが、実際に東レへの転職は難しいのでしょうか?

本記事では、東レへの転職を成功させる方法を、最新採用情報や転職難易度を徹底調査します。

東レへの内定確率を高める方法も紹介します。東レへの転職を考えている人は是非参考にしてください。

このページにはPRリンクが含まれています
転職の成功確率を劇的に上げる3つのSTEP
STEP1
ランキングの上位3社に登録する
STEP2
転職意欲をアピールする

各エージェントに「良い転職先があれば、すぐに転職したい」と伝え、優先的にサポートしてもらう。

STEP3
最も相性の良かった1社に絞る

担当者との相性を確認しながら本命のエージェントを1社に絞り、本格的な転職活動を開始する

転職エージェントマニュアル 転職エージェントとは?最高の転職を実現するための完全マニュアル

東レへの転職は難しい?採用情報・転職難易度まとめ

繊維メーカーや化学メーカーへの転職を考える人にとって、総合化学繊維メーカー最大手である東レは、転職候補先として第一に考える企業の一つです。

転職先として人気を集める東レへの転職は、どれくらい難しいのでしょうか?東レの採用情報や転職難易度をまとめました。

転職希望者が知っておくべき情報①東レの企業概要・仕事内容

東レは、国内での化学繊維製造を目的に、1926年に東洋レーヨン株式会社として設立されました。

以来、東レは日本を代表する総合化学繊維メーカーに成長し、関係会社は国内外で282社を数え、従業員数は関係会社も含めると48,000人に達します。

会社名東レ株式会社
設立1926年1月
代表取締役日覺 昭廣
資本金147,873,030,771円
関係会社数国内:102社

海外:180社

従業員数48,031人(グループ全体)
連結売上高2兆2,146億円(2020年3月決算期)
事業内容
  • 繊維事業
  • 機能化成品事業
  • 炭素繊維複合材料事業
  • 環境・エンジニアリング事業
  • ライフサイエンス事業
  • 分析・調査・研究等のサービス関連事業等

東レの事業内容は、基幹事業である繊維事業の他に、樹脂・フィルム・ケミカルを扱う機能化成品事業、炭素繊維複合材料事業など多岐に渡ります

ほかにも、水処理膜や水処理装置、エンジニアリング機器を扱う環境・エンジニアリング事業や、医薬・医療事業を中心としたライフサイエンス事業などを展開しています。

転職希望者が知っておくべき情報②東レの最新動向

近年の東レの最新動向として、長期経営ビジョン「TORAY VISION 2030」に基づいた革新技術と先端素材の開発・提供が第一に挙げられます。

具体的には、地球環境問題と医療分野の2分野で事業拡大を目指しており、それぞれグリーンイノベーション事業、ライフイノベーション事業と銘打っています。

グリーンイノベーション事業では、航空機などの軽量化に向けた新しい炭素繊維素材の開発や、クリーンエネルギーによる発電、再生可能エネルギーの活用などに注力しています。

ライフイノベーション事業では、感染症予防のための先端材料の提供や、医療の質を高める革新技術や先端材料の提供、QOL(生活の質)を高める先端医療などの開発を行っています。

2019年度は、グリーンイノベーション事業で8,201億円、ライフイノベーション事業で2,232億円の売上高・売上収益を上げています。

東レの中途採用情報

次に東レ公式サイトに掲載されている中途採用情報を確認します。東レのキャリア採用では、下記の職種別に募集が分かれています。

  • 営業職
  • スタッフ職
  • 研究・技術開発職
  • 工務・エンジニアリング職
  • システムエンジニアリング職

2020年10月時点では、下記の職種で中途採用が行われています。

職種募集内容
研究・技術開発職水処理膜技術者(滋賀)
システムエンジニアリング職社内情報システム企画・推進(アプリ系)
社内情報システム企画・推進(インフラ系)

いずれの職種も、職務内容や応募資格、勤務地などの記載はあるものの、年収などの具体的な条件に関する記載はありません。

上記の職種に応募するにしても、自分がどれぐらいの年収で転職できるかは、実際に応募するまでは分からないようです。

事前に募集職種の年収や勤務条件を知るには、転職エージェントへの相談がおすすめです。

上記の水処理膜技術者の求人は、大手転職エージェントのパソナキャリアにも掲載されています。

サイト上では年収非公開の求人とされているものの、パソナキャリアに登録して相談すれば、事前に年収などの条件を確認したうえで東レに応募できます。

パソナキャリアには、その他の職種でも求人募集があるので、東レへの転職を目指すのであれば、まずは転職エージェントに登録することを推奨します。

東レの年収

東レへの転職を考える上でまず気になるのが、年収などの待遇です。ここでは、東レの年収水準を調査しました。

下記は、東レの過去5年間の有価証券報告書に記載されている、全社員の平均年収と平均年齢の推移です。

決算期平均年収平均年齢
2020年3月期720万円38.5歳
2019年3月期719万円38.1歳
2018年3月期706万円37.7歳
2017年3月期697万円37.2歳
2016年3月期681万円36.9歳

平均年齢もやや上昇傾向にはあるものの、平均年収は4期連続で上昇しており、2018年3月期から700万円台に到達しています。

国税庁が2020年9月に発表した「令和元年分民間給与実態統計調査」では、民間企業全体の平均年収は436万円です。

東レの平均年収は、民間企業全体の平均年収よりも、284万円も高い水準にあります。

東レの選考フロー

東レのキャリア採用(中途採用)では、どのような選考フローで採用が行われているのでしょうか?以下は、公式サイトに掲載されているキャリア採用のの選考フローです。

  1. キャリア採用ページにある各職種の募集画面から、Webエントリー
  2. 書類選考(2週間程度で合否の連絡)
  3. 一次面接(1週間程度で合否の連絡)
  4. 二次面接(1週間程度で合否の連絡)
  5. 内定

東レのキャリア採用の選考フローは、書類選考と2階の面接です。

参考までに、先に紹介したパソナキャリアの求人情報には、面接回数が2回もしくは3回、筆記試験、適性試験と記載されています。

転職エージェントからの応募の場合、転職エージェントの力量により、面接回数が増減することも考えられます。

転職エージェントに相談する際は、公式サイトから応募した場合の選考フローと、どのような違いがあるかも、必ず確認しておきましょう。

東レの転職難易度

東レは日本を代表する総合化学繊維メーカーで、世界でも名の知れたトップ企業の一つです。

世界有数のトップメーカーだけあって、社員の平均年収も、民間企業全体の平均年収と比べて約1.7倍の高い水準にあります。

それだけに、東レへの転職希望者は数も多く、転職難易度はかなり高めです。

東レの転職難易度を図る指標として、東洋経済による「入社するのが難しい有名企業トップ200社」最新版の結果を紹介します。

順位企業名2018年順位2017年順位
1位三菱地所3位2位
2位三菱商事1位5位
3位東京不動産29位24位
4位日本経済新聞社5位6位
5位伊藤忠商事4位7位
6位富士フイルム8位4位
7位講談社13位3位
8位三井物産2位16位
9位住友商事6位9位
10位TBSテレビ15位19位
32位東レ33位24位

TOP10には日本を代表する大手不動産デベロッパーや商社、マスコミが名前を連ねる中、東レは32位にランクインしています。

この3年間はランキング30位前後に入っており、他業種を含めてもかなりの人気企業であることがうかがい知れます。

特に中途採用の採用人数は若干名のため、東レの中途採用枠は相当な高倍率を覚悟しておく必要があります。

東レへの転職は難しい!成功に導く方法は?

先ほど紹介したように、東レは「入社するのが難しい有名企業トップ200社」ランキングで、上位に位置する人気企業です。

転職難易度は高く、自分一人の力だけで転職しようとすると、面接に辿り着く前に、書類選考で落とされる可能性は非常に高いです。

内定確率を高め、東レへの転職を成功させたいのであれば、転職支援に長けた優良な転職エージェントに登録することをおすすめします。

転職エージェントは転職を成功に導くために、下記のような様々なサポートを行います。

  • 一般には公開されていない非公開求人の紹介
  • 求人への応募や面接日時の調整など、面倒な事務作業の代行
  • 選考を通過するための書類添削や面接アドバイスの実施
  • より有利な条件で入社できるよう、年収などの条件交渉

上記のサポート力に長けている転職エージェントは、口コミでの評価も高いため、SNSなどで事前に評判を確認しておくことが大事です。

今回は、口コミでも評価の高い優良転職エージェント3社を紹介します。

パソナキャリア

パソナキャリア

最初に紹介するのは、国内最大級の転職エージェントの一つであるパソナキャリアです。総合人材サービス事業を展開する株式会社パソナが運営しています。

パソナキャリアには2つの特徴があります。

  • 独自の非公開求人も含めた求人数の豊富さ
  • キャリアアドバイザーの提案力とサポート力

パソナキャリアの求人数は常時50,000件を超える規模で、取引実績企業も16,000社以上に上ります。保有求人数の約80%は非公開求人で、独自の非公開求人も数多くあります。

業界専任のキャリアアドバイザーが担当に付くので、転職のミスマッチも少ないと評判です。パソナキャリアで転職した人の67.1%が年収アップに成功しています。

求人数も多く、内定確率を高めるサポート力にも長けていることから、ユーザー満足度は非常に高いです。2020年のオリコン顧客満足度調査では第1位に選ばれています。

Twitterでもパソナキャリアを評価する口コミが多数見られます。

東レの求人は、2020年10月時点で公開求人が7件掲載され、関連会社の求人も複数出ています。公開求人に出ていない職種でも、非公開求人での紹介が期待できます。

パソナキャリアの公式サイトパソナキャリアの評判と口コミについて詳しく知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。 パソナキャリアの評判は?629人の口コミ調査の結果

リクルートエージェント

リクルートエージェント

続いて紹介するのは、業界最大手の転職エージェントであるリクルートエージェントです。株式会社リクルートが運営しています。

リクルートエージェントの特徴は、何といっても下記の2点に尽きます。

  • 他社の追随を許さない圧倒的な保有求人数
  • 企業との信頼関係に裏打ちされた求人の質の高さ

コロナ禍の不況にあっても、リクルートエージェントの総求人数は210,000件を超えます。このうち非公開求人は110,000件以上です。

長年の転職支援実績から、企業との信頼関係も非常に厚く、求人の質も非常に高いと評判です。転職支援実績数は、転職エージェント業界でNo.1を誇ります。

その他、専門領域に特化した転職支援にも強みがあり、ITエンジニアやものづくりエンジニアなど、エンジニア系に特化した転職支援も得意としています。

Twitterでは、リクルートエージェントに関する口コミが数多く見られます。

東レの求人は、2020年10月時点では公開求人には掲載が無いものの、豊富な非公開求人からの紹介が期待できるので、リクルートエージェントへの登録は是非おすすめします。

リクルートエージェントの公式サイトリクルートエージェントの評判と口コミについて詳しく知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。 リクルートエージェントは評判が悪い?500人の口コミ調査の結果

ランスタッド

ランスタッド

最後に紹介するのは、外資系転職エージェントの雄、ランスタッドです。オランダに本社を置く外資系転職エージェントで、日本国内に93の拠点を構えています。

ランスタッドの特徴は、下記の2点です。

  • 各年代のニーズに応えるバリエーション豊富な求人ラインナップ
  • 各業界に精通した業界専任コンサルタントの存在

ランスタッドの求人は、第二新卒や20代の若手を対象とした求人から、ミドル・ハイクラス向けの求人まで、バリエーションに富んでいます。

グループの強みを活かして、外資系企業やグローバル企業の求人も豊富に取り扱っています。ランスタッド独自の非公開求人を数多く保有しているのも、特徴の一つです。

Twitterでも、ランスタッド独自の強みに言及したつぶやきが数多く見られます。

https://twitter.com/10HA13tasu/status/1157295985258745856

コンサルタントには、各業界に精通したプロフェッショナルが専任で付き、マッチング率と内定確率を高めています

2020年10月時点で東レの公開求人はありませんが、グローバル企業に強く、非公開求人も多いことから、ランスタッドに相談すれば求人を紹介してもらえる可能性は高いです。

ランスタッドの公式サイトランスタッドの評判と口コミについて詳しく知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。 ランスタッド ランスタッドの評判は?500人の口コミ調査の結果

東レの転職についてさらに詳しく!口コミ・評判もチェック

ここまで、採用情報や転職難易度など、東レの転職について調査してきましたが、東レへの転職を考える上で、他にもまだまだ気になるポイントはあります。

東レの職場環境や年収に関する口コミや評判、実際の勤務地など、東レの転職について気になるポイントをさらに詳しく調査します。

東レの職場環境は良い?残業や働きやすさは?

東レへの転職を考えるなら、年収だけでなく、職場環境の様子も気になるところです。

残業の多さや働きやすさ、休みが取りやすいかなど、東レ社員の口コミや評判を紹介します。

  • 残業はそれほど多くはなく、各個人の仕事の進捗状況による
  • 過去にはサービス残業が多かったが、今は働いた分だけ残業代が貰える
  • 有休取得を奨励されるので、休みは取りやすい環境だと思う
  • フレックス制度が導入されており、基本的に自由に使うことができる
  • 産休・育休制度や時短制度が充実していて、育児に理解がある上司が多い
  • 男性にも女性にも、平等に仕事や活躍の場が与えられている

東レでは、以前はサービス残業や長時間残業が多かったものの、近年は働き方改革が進み、過度な残業には規制がかかり、残業時間は減少傾向にあります。

有給休暇の消化も積極的に推奨し、休みは取りやすい環境にあります。フレックスタイム制度を導入しているので、家庭との両立もしやすいです。

東レは女性社員が多く、産休・育休制度も整っています。男女平等に活躍できる環境のため、産休や育休明けに復帰する女性社員は数多くいます。

東レの社員は年収に満足している?

東レの全社員の平均年収は、民間企業全体の平均年収と比べて、約1.7倍もの高い水準を誇っています。では、東レの社員は自分の年収に満足しているのでしょうか?

東レの年収に関する口コミをいくつか紹介します。

https://twitter.com/esulouisvuitton/status/1172311496975454208

東レ社員による直接のつぶやきではないものの、世間からは東レの年収は高いとの評判が多く見られます。次に、口コミサイトに掲載されている東レ社員の口コミを紹介します。

  • 元々が繊維企業のためか、他の化学系企業と比べると年収は低いと思う
  • 都市部では決して高い給与水準ではないが、地方の平均年収水準よりは高い
  • 生活には困らない給与だが、同業他社と比較すると給与水準は低い
  • 給与は特別高いわけではないが、既婚者向けの住宅手当は非常に手厚い
  • 大手企業としてみた場合は低く感じるが、生活する上で不足は無い

世間からは高年収のイメージを持たれている一方、実際に働く社員は、そこまで高いと感じてはいません。むしろ、同業他社と比較した場合、自分の年収は低いと感じています

ただし、あくまで大手企業と比較した場合の意見であり、生活していくには困らない年収を得ているとの声が多いです。

東レに転職すると勤務地はどこ?

東レは全国各地と海外に事業拠点を構えていますが、東レに転職した場合、勤務地はどこになるのでしょうか?

東レの新卒採用情報ページにある募集要項を見ると、勤務地について下記の記載があります。

勤務地東京・大阪各本社、滋賀、瀬田、愛媛、名古屋、東海、愛知、岡崎、三島、千葉、土浦、岐阜、石川、鎌倉、那須の各事業場(工場・研究所)および国内外関係会社

東レの会社案内には下記の支店も記載されています。

  • 名古屋支店
  • 北陸支店
  • 九州支店
  • 東北支店
  • 北海道事務所
  • 中国・四国支店

Twitterに上がっている、勤務地に関するつぶやきもいくつか紹介します。

東レの場合、事業所は全国各地に展開してるので、勤務地は多岐に渡ります。

一方、研究所や開発センターは滋賀・名古屋・三島・愛媛・鎌倉の5カ所に限られます。研究・開発系の職種に転職する場合は、勤務地は上記の5カ所のいずれかです。

東レと同業界でおすすめの企業は?

東レと同じ化学繊維業界には、東レ以外にもおすすめの優良企業がいくつかあります。

東レは化学繊維以外にも様々な事業を展開しているので、同業他社は多数存在しますが、中でも東レの競合先としてよく名前が挙がるのが、旭化成と帝人です。

旭化成と帝人の企業概要について、下記に紹介します。

会社名旭化成株式会社帝人株式会社
設立1931年5月1918年6月
代表取締役小堀 秀毅鈴木 純
資本金103,389百万円71,833,百万円
従業員数40,689人(グループ全体)20,075人(グループ全体)
連結売上高2兆1,516億円(2020年3月決算期)8,537億円(2020年3月決算期)

両社とも東レと同じく、大正~昭和初期に設立された歴史の古い企業です。特に旭化成は、資本金・従業員数・連結売上高ともに、東レと同水準の規模を誇ります。

Twitterなどの口コミでも、東レ・旭化成・帝人は、様々な話題で一緒に名前が挙がるケースが多く見られます。

中でも旭化成は、今後の中長期事業計画でも、環境問題対策や医療分野など東レと事業領域が重なる部分が多く見られます。

広く化学繊維メーカーへの転職を考えるのであれば、東レ以外にも旭化成への転職を視野に入れることもおすすめします。

東レへの転職を成功させる方法まとめ

ここでは、東レへの転職はどれぐらい難しいのか、東レの採用に関する最新情報などを交えながら、あらゆる角度から調査してきました。

記事内でも紹介したように、入社が難しい有名企業ランキングTOP50内に常に入っているなど、東レへの転職はかなりの難易度です。

社員の平均年収も、民間企業全体の平均年収と比較して、280万円以上も高い水準にあり、それだけに東レの中途採用枠には相当数の応募が集まります。

転職難易度の高い東レへの内定確率を高めるには、自分一人の力でどうにかするのではなく、優良な転職エージェントに登録することが一番の近道です。

本記事でも紹介した3つの転職エージェントは、東レへの内定確率を高めてくれる、国内でも屈指の優良な転職エージェントです。

できれば1社だけでなく、複数の転職エージェントに登録することをおすすめします。この3社に登録して、是非東レへの転職を成功させてください。