ファーストリテイリングは、ユニクロ、ジーユー、セオリーなどを世界中で展開する企業で、売上規模は世界のアパレル業界で第3位です。
ユニクロやジーユーなどは、我々の身近に存在し、普段から洋服を購入しているという人も多いのではないでしょうか。
ファーストリテイリングは、企業HPで中途採用を行っていますが、かなり人気があるので、転職難易度は高めです。
この記事では、ファーストリテイリングの基本情報から、転職方法まで詳しく解説しています。
記事の最後では、ファーストリテイリングへの転職におすすめな転職エージェントも紹介しているので、合わせてチェックしてみてください。
目次
各エージェントに「良い転職先があれば、すぐに転職したい」と伝え、優先的にサポートしてもらう。
担当者との相性を確認しながら本命のエージェントを1社に絞り、本格的な転職活動を開始する。
ファーストリテイリング(ユニクロ)の規模や業績
皆さんも一度は「ファーストリテイリング」という言葉を聞いたことがあるのではないでしょうか?ファーストリテイリングというのは、ホールディングスの名前で、最も有名な事業の名前は「ユニクロ」です。
ユニクロは、多くの方が利用したことがあるでしょう。世界のアパレル業界の中でも「第3位の売上」を誇っていて、2017年の8月期では「1.86兆円」もの売上を挙げています。
近年では「海外事業展開」がめざましく成長していて、2013年あたりから海外店舗数がかなり増え、今では「3294店舗」にまで成長しています。
今後はますます海外への事業展開が広がることでしょう。
ファーストリテイリング(ユニクロ)への転職は難しい?
そんなファーストリテイリングですが、転職難易度は高いのでしょうか。
ファーストリテイリングにはきちんと「中途採用」というものがあり、転職を行うことが可能です。
また、募集は常に会社のホームページから見ることができ、かなりたくさんの募集を行っています。
ファーストリテイリングの目玉事業であるユニクロですが、ユニクロへの転職を考えた時、まずは「日本のユニクロ」と「世界のユニクロ」のどちらで働くかを選びます。
そして、それぞれにおいて、たくさんの仕事が分かれています。詳細は後述しますが、募集に関してはたくさん行っていると言えるでしょう。
また、2017年の8月期の有価証券報告書によると、従業員の平均勤続年数は「4年5ヶ月」となっていました。
つまり「入れ替わりが激しい」と言うことで、そのことを考えても、転職は比較的しやすいと言えます。
しかし「働きたい部署」によっては、転職難易度がかなり高くなってしまう場合があります。例えば「本部のマーケティング」への転職は、多くの人が応募するでしょう。
それに対して、海外の店舗スタッフや、営業などはそこまで応募数は多くないと考えられます。
「人気な部署に応募すれば転職難易度は上がるが、みんなが進んでは応募しないところであれば、比較的転職しやすい」と言えるでしょう。
ファーストリテイリング(ユニクロ)に転職したい!職種と労働環境は?
では次にファーストリテイリングの職種と労働環境について見ていきます。どのような職種があり、労働環境はどうなのかについて判断してみてください。
仕事内容
ここではファーストリテイリングの中途採用ページに載っている仕事内容をご紹介します。参考にして、どこで働きたいかを考えてみてください。
店舗運営スタッフ
まずご紹介するのは「店舗運営スタッフ」という仕事です。これはユニクロの各店舗で働く社員にあたります。
店舗運営スタッフは、最もお客さんに近いところで働ける場所です。お客さんの様子を伺って、何か工夫をしてみたり、他のスタッフと協力して業務改善を行っていきます。
店長までのキャリアでは、転職はなく、配属された店舗での仕事になりますが、だんだんとスキルアップして、最終的な「グローバルリーダー」へと昇格していくと、国内店舗のみならず「海外店舗」まで任されるようになります。
国内の1店舗のみでの勤務から、海外店舗までの勤務まで、非常にやりがいのある仕事だと言えるでしょう。
デザイナー・パタンナー
続いては「デザイナー・パタンナー」という仕事です。これは言うまでもなく、ユニクロの洋服の「デザイン」を作る仕事です。
こちらの応募資格として、「デザイナーの実務を5年以上行ったことがある人」などがあるので、ある程度は限られてきてしまいます。
デザイナーの経験があって、ユニクロのデザインを担当したい、と思う方は応募してみてください。
MD・VMD
続いては「MD・VMD(MD=Merchandising VMDは(visual merchandising)」という仕事です。こちらも経験したことがある方ならご存じかと思いますが、MDというのは「店舗内での商品化計画」、VMDは「その商品をどう見せていくか」という仕事です。
こちらに関しても、アパレル業界で「複数年実務経験のある方」という応募資格があるので、経験のある方で、やってみたい方は応募してみてください。
店舗運営・店舗支援
続いては「店舗運営・店舗支援」という仕事です。これはいわゆる「営業」のことで、法人や企業に向けた「カスタマイズ商品」などを営業しに行く仕事です。
「どういった商品を顧客は欲しているか?」などを考え、しっかり営業する力がある方が求められます。
こちらに関しては、専門的な資格は必要ないので、応募資格に当てはまる方は応募も考えてみてください。
生産・物流
続いては「生産・物流」という仕事です。ユニクロには洋服を販売するまでに、「生産する」という過程がありますが、この仕事ではその「生産に関する管理を行う」ということが任されます。
物流に関しては、倉庫のマネジメントを担当する人がいて、発注や管理などに問題がないように仕事を行います。
生産・物流に関しては、しっかりとした応募資格が必要になるので、働いてみたい方は応募を考えてみてください。
IT
続いては「IT」という仕事です。アパレル業界、とりわけユニクロにおけるITは少し意外かもしれませんが、必要な仕事ということで、募集があります。
ITを駆使して、よりユニクロのシステムを便利にしたり、より顧客が買いやすいように環境を整えたり、海外との連絡をスムーズに行ったりしています。
これはユニクロ全体のシステムへとつながっていくので、やりがいは非常に大きいと言えるでしょう。
興味のある方は、応募も考えてみてください。
マーケティング・コミュニケーション
続いては「マーケティング・コミュニケーション」という仕事です。こちらの仕事では、いわゆる「どのようにして、ユニクロ製品を売っていくか」ということを考えていきます。
例えばマーケティングにおいては「PR・広告」という部門があり、「どのようにしてより多くの人に知ってもらうか」などについて考えていきます。
また、日本国内だけでなく、海外への展望ということで、「デジタルコミュニケーション」にも力を入れており、「どのようにしたらより多くの国に知ってもらえるか」ということにも力を入れています。
こういったことに興味のある方は、応募も考えてみてください。ここでも「経験者」が応募資格になるので、注意しましょう。
本部管理部門
続いては「本部管理部門」という仕事です。ここでの仕事は「ユニクロ」という会社の内部の仕事がメインになります。
例えば「人事」や「経理」「経営企画・事業企画」などを行います。こちらに関しても、基本的にはそれぞれの「経験者」のみが応募資格となっていますので、経験のある方で、興味のある方は応募してみてください。
店舗開発
続いては「店舗開発」という仕事です。ここでは「海外への出店はどのようしたら良いか?」ということを考えていきます。
今ユニクロは「海外への進出」に力を入れていて、こちらの仕事には力が入っていると言えるでしょう。
一つの国の中でも「店舗数を増やす」というのも店舗開発ですし、新しい国で店舗を作るというのも店舗開発です。
どちらにしろ、海外へユニクロという店舗を開発したい、と考える方は、応募をしてみてください。
EC
続いては「EC」という仕事です。ECというのは「eコマース」という言葉でよく知られていますが、電子商取引の略です。
データ分析を行って、「どういった商品が売れるか」「どこの地域に店舗開発したら良いか」などを調査します。
また、それを元に「営業」を行ったり、「経営企画」や「物流企画」などを行ったりします。
こちらも経験者のみの応募資格になっているので、経験者の方で、興味のある方は応募してみてください。
アシスタント
最後に「アシスタント」という仕事です。こちらの仕事では主に「契約社員」ということで、「事務」を行っています。
こちらも事務に関する経験のある方を応募対象としているので、経験のある方で、興味のある方は応募してみてください。
ファーストリテイリングは激務なのか
ではそんなファーストリテイリングですが、仕事は激務なのでしょうか?
ファーストリテイリング、とりわけユニクロは、海外事業を中心に「成長中の企業である」と言えます。成長中の企業によくあるのは「大量の業務をこなさなければいけない」ということです。ですから、残業になってしまう場合も多いようです。
しかし、残業規制や労働時間管理などはしっかり行われていて、定時で帰らなければいけないシステムもあるようです。
家でも仕事ができる環境もあるらしく、部署によっては帰っても仕事をしている、なんてところもあるようです。
基本業務のレベルが高く、残業になってしまう人も多いというのは覚悟しておくべきところでしょう。
ファーストリテイリング(ユニクロ)は転職先として魅力的?年収や評判にも注目!
次に「ファーストリテイリングが転職先として魅力的なのか」ということについて見ていきます。年収や評判、働きやすさなどの観点から、判断してみてください。
ファーストリテイリングの年収
ではそんなファーストリテイリングの年収はどのくらいなのでしょうか?
平成27年の8月期の有価証券報告書を見てみると、
「平均年収:791万円(平均年齢:37.5歳)」
でした。注目すべきは「平均年齢の低さ」でしょう。多くの企業では「40代」が基本となるところ、ファーストリテイリングでは「30代後半」と、若干若いことが分かりました。
リクナビNEXTが行った調査では、40代の平均年収は「495.2万円」となっていて、30代後半なのにも関わらず、非常に高い水準であることが分かりました。
今は海外事業への展開に力を入れていて、ファーストリテイリング全体の売上に対して、海外での売上だけで「38%」を占めていて、うなぎのぼりになっています。
これからに非常に期待できる企業であると言えるでしょう。
ファーストリテイリングの評判
ではそんなファーストリテイリングですが、評判はどうなのでしょうか?en転職が行った調査を参考に、ご紹介していきます。
良い評判
ファーストリテイリングに働く方の評判の中で、特に良い評判だったのは「会社全体として、非常に社会貢献をしている」というものでした。
挙げられていたのは「オリーブ基金、障がい者雇用、東日本大震災時の衣料品支援」などです。どれも我々が知っているものばかりで、非常に社会貢献に積極的であることが分かります。
それもそのはずで、ユニクロの製品は「安くて、質の良い衣類」です。それは「貧しく服も着れていない国の方にも、きちんとした服を普及させたい」という願いから来ています。
社会貢献に積極的なのもうなずけますよね。
その他にも「海外での仕事も多い」というものがありました。上記でもご紹介したように、今非常にファーストリテイリングの海外事業が成長しています。ここ数年で、海外の店舗数が1000店舗も増えた、というのはなかなかないことですよね。
そういうこともあり、海外での仕事も非常に多いようです。海外への転職がしたい、という方も、ユニクロに勤めることで、海外で仕事をするチャンスはあると言えるでしょう。
気になる評判
一方、気になる評判ですが、やはり「労働時間・残業」に関する評判が多かったです。
ユニクロでは、最新のIT技術を駆使して、「労働時間を管理するシステム」や「残業を取り締まるシステム」などが構築されています 。
そういったこともあり、過労ということにはならないようなのですが、いかんせん業務レベルが高く、残業になってしまう部署も非常に多いようです。
また、会社を退勤することはできても、家でもできるような仕事環境な場合、真面目な人ほど、見えないところで働いている場合もあるようです。
会社では仕事をしていなくても、家で仕事をしていてはなかなかプライベートも充実しないと言えるのでないでしょうか。
ファーストリテイリングの働きやすさ
ではそんなファーストリテイリングの働きやすさはどうなのでしょうか?Vorkersが行った調査を元に、ご紹介していきます。
実際にファーストリテイリングで働いている方の口コミを参考にしてみると、ファーストリテイリングは非常に「実力主義である」ということが分かりました。
つまり、”結果がすべて”ということなので、仕事のレベルは相当高いものになっています。部署によっては働きにくいと感じる人も多いようです。
また、会社全体として「体育会系」な感じがかなりあるようで、「職場にマッチするか」というのも大きいようです。これはどの店舗に配属されるか、国内なのか海外なのかなどで、大きく変わってきてしまいます。
正直”運”の要素も大きいようですが、人によって合う・合わないが出てきてしまうようです。
女性の働きやすさについてですが、こちらに関してはしっかりと配慮されているようです。育児休暇や一時退社などもしっかり整備されていて、そこに関しては働きやすいと言えるでしょう。
基本的な休暇ですが、年に何度か「1週間ほどの休み」を取ることができるようで、それを使って海外へ行ったり、のんびりしたりすることができるようです。
ですが、普段はあまり有給が取れなかったりと、ユニクロは「仕事重視な企業」であると言えます。
ファーストリテイリング(ユニクロ)への転職を有利に進めて行くには?
ではそんなファーストリテイリングですが、どのようにしたらより転職しやすくなるのでしょうか?
転職エージェントを利用する
ファーストリテイリングのサイトに行くと、中途採用のページがあり、自分でもエントリーすることができるようになっています。
しかし、エントリーシートの書き方や、面接の対策など、分からないことが多い方もいらっしゃるでしょう。そんなときに便利なのが「転職エージェント」というものです。
転職エージェントというのは、希望者の転職を最大限にサポートしてくれるところで、無料で利用することができます。
大手の転職エージェントを利用すれば、担当者の交渉力も高いですから、あなたの希望の転職がしやすくなります。
転職をすることを決めた場合には、一度は利用してみるべきでしょう。
ファーストリテイリング(ユニクロ)への転職におすすめの転職エージェント3選
ではファーストリテイリングへ転職するに際し、おすすめの転職エージェントをご紹介します。
サポート力が高評価のパソナキャリア
パソナキャリアでは、ファーストリテイリングなどのアパレルメーカー関係の求人を192件扱っています。
ファーストリテイリングは、会社HPでも求人を募集しているため、比較的転職難易度は低めですが、それでもしっかりと対策は行う必要があります。
パソナキャリアは特に、ファーストリテイリング転職に特化して、履歴書・職務経歴書の添削、面接対策、推薦状を書いてくれるので、必ず利用しましょう。
実際に利用した人も、
25歳 女性 ITエンジニア
40歳 女性 アウトソーシング会社スタッフ
など、サポート力の高さや、アドバイザーの対応の良さなどについて評価していました。
ファーストリテイリングに関する求人例
パソナキャリアでは、ファーストリテイリングの求人を44件扱っています。
まずは登録して、アドバイザーに相談してみましょう。
パソナキャリアの公式サイトパソナキャリアの評判と口コミについて詳しく知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。 パソナキャリアの評判は?629人の口コミ調査の結果様々な転職者におすすめのリクルートエージェント
リクルートエージェントでは、ファーストリテイリングなどのアパレル関係の求人を993件扱っています。
パソナキャリアと比べても分かりますが、リクルートエージェントが扱っている求人数は非常に多いです。
求人だけでなく、ファーストリテイリングの社風や内部情報、確かな転職実績に基づいた転職ノウハウなど、扱っている情報量は非常に多いです。
情報収集としても利用できるので、非常におすすめです。
実際に利用した人は、
27歳 女性 金融
27歳 女性 金融機関営業
など、企業に関する情報や大手の求人を豊富に扱っている点を評価していました。
リクルートエージェントの公式サイトリクルートエージェントの評判と口コミについて詳しく知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。 リクルートエージェントは評判が悪い?500人の口コミ調査の結果外資系やグローバル企業転職に強いランスタッド
ランスタッドは、ファーストリテイリングへの転職方法を知るのに最適な転職エージェントです。
ランスタッドは、あらゆる国と地域で人材紹介を行っており、レベルの高い外資系・グローバル系企業への転職を強みとしています。
ファーストリテイリングへの転職を考えたら、ランスタッドも利用して、転職方法について相談しましょう。
実際に利用した人は、
47歳 女性 トマトの選別
29歳 女性 マスコミ関係派遣社員
など、交渉力の高さや求人の質の高さについて評価していました。
ファーストリテイリングに関する求人例
ランスタッドの公式サイトランスタッドの評判と口コミについて詳しく知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。 ランスタッドの評判は?500人の口コミ調査の結果ファーストリテイリング(ユニクロ)転職におすすめの転職エージェント活用ポイント
では最後に、上記で挙げた転職エージェントを最大限に活用するためのポイントについてご紹介します。
複数の転職エージェントを利用する
まずは「複数の転職エージェント」を利用するということです。その理由としては「より客観的に判断をすることができるから」というのが挙げられます。
転職エージェントごとに、「扱っている求人の数」や「強みとしている担当者」が違います。その結果、分析の方法や提案の内容についても、当然変わってきます。
どれが正しくて、本当なのかということは残念ながら存在しません。あなたの頭と目で、きちんと判断する必要があるのです。その上で複数利用することは欠かせません。
嘘はつかない
また、転職エージェントを利用する際には「嘘はつかない」ということも守りましょう。転職エージェントを利用すると、「カウンセリング」というものを行ってくれ、「あなたに合った職業は何か?」というのを徹底的に分析してくれます。
しかし人間というのは、人に自分のことを話すとき、虚栄心などから「誇張して説明してしまう」ことがあります。
それをしてしまっては、担当者の方がどんなに優秀な方であっても、正確なカウンセリングをすることはできません。
これらのポイントをしっかり守った上で、利用してみてください。
ファーストリテイリング(ユニクロ)への転職は、エージェントの活用が大切!
いかがだったでしょうか?今回は「ファーストリテイリングへの転職」というテーマで、「ファーストリテイリングとはどういう会社なのか」「どういう仕事があり、転職するにはどうしたら良いのか」についてご紹介してきました。
ファーストリテイリングは勤続年数も比較的短く、入れ替わりの多い会社であることが言えます。ですから、転職の難易度は、そこまでは高くないと言えるでしょう。
しかし部署や部門によっては、大変人気なものもあるでしょうから、どの仕事を選ぶにしても、転職エージェントを最大活用して、転職に臨みましょう。
是非、上記で挙げた転職エージェントを複数活用して、納得の行く転職を行ってみてください。