看護師が海外で活躍する方法6選・各国事情や資格の必要性も解説!

職場へのストレスや不満が溜まり、働く環境を変えたいと考えている看護師の方は多いでしょう。中には、海外の看護師の労働環境を調べて「私も海外で働きたい」と考える方もいるでしょう。

この記事では、海外に活躍の場を求める看護師の方に向け、どのような選択肢があるのか解説しています。自分にぴったりの方法を探してください。

一方、看護師が海外で働く条件は年々厳しくなっています

特にアメリカやイギリスはここ数年、ビザや永住権の取得を厳格化しており、移民受け入れに消極的になりました。現地で看護師資格を取得しても、ビザや永住権の取得ができずに帰国せざるをえない可能性があります。

職場環境を変えるなら、海外よりも国内で転職する方法もあります。多くの病院やクリニックで看護師を募集しており、自分に合った職場が必ず見つかります。

看護師の求人は大量に出ており、効率よく転職活動するには転職エージェントの利用が不可欠です。記事の後半ではおすすめの転職エージェントも紹介します。

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看護師が海外で活躍する方法6選・日本の資格は使える?

看護師が海外で就職する場合、日本の看護師資格はそのままでは使えません。各国で看護師資格の取得基準が異なるため、現地で再取得する必要があります。

アメリカやオーストラリアに看護留学する場合、大卒で正看護師の資格を保有していれば、NCLEX-RNと呼ばれる看護師資格試験を受けるために大学や短大に編入する必要はありません。

ボランティアや海外派遣に参加する場合は、看護師資格のほかに実務経験が必須なケースがほとんどです。

ここでは、看護師が海外で活躍する6つの方法を紹介します。

看護師が海外で活躍する方法①正式に就職する

海外の看護師資格取得後、看護師を募集する求人に応募して就職する方法が一般的です。ただ、海外で看護師が就職するのは年々厳しくなっています。

就労ビザや永住権の要件が厳格化されているほか、国家試験を新たに導入するなど、ハードルが高くなっているのです。

例えばアメリカは移民の受け入れを制限する方針に転換し、移民に永住権を抽選で与えていた制度は今後数年で廃止する予定です。

以前は海外看護師を優先して採用していましたが、看護師志望の学生が増えてきたため、自国の看護師を優先して採用する方針に変わっています。

オーストラリアは看護師資格の国家試験を2020年3月に新設しました。海外看護師の質の安定化と国内の新卒看護師を多く採用していくためだと言われています。

海外看護師の就職が難しくなる中で、就職する国選びは非常に重要です。移民受け入れに消極的な姿勢のアメリカやイギリスは除外すべきでしょう。

一方、オーストラリアやニュージーランドは、移民の受け入れに寛容な姿勢を取っています。特にニュージーランドは国家試験がなく、比較的就職しやすい国です。

就職する場合、日本の資格は使える?

日本の看護師資格は、そのままでは使えません。看護師資格の取得基準は各国で異なり、語学試験と看護師試験に合格する必要があります。

ただし、アメリカやオーストラリア、ニュージーランドは、資格試験や学業の面でメリットがあります。

アメリカやオーストラリアでは、大卒で正看護師の資格があれば、NCLEX-RNと呼ばれる看護師試験を受けるために、大学や短大に編入する必要はありません

ニュージーランドでは、大卒の正看護師であれば必要な能力を日本で修得したとみなし、英語の試験に合格するだけで看護師になれます

看護師が海外で活躍する方法②留学する

就職することも考えて留学先を選びましょう。留学先で働きたくても看護師になれる可能性が低ければ、他の国で再び看護師資格の取得をしなければなりません。

看護師のなりやすさを考えると、海外看護師の受け入れに積極的なオーストラリアとニュージーランドがおすすめです。

どちらも治安は安定し、物価も高くありません。アメリカやイギリスと比べて、安価に留学できます。英語力は目安としてIELTSが5.0~5.5あれば留学可能です。

オーストラリアは、2020年3月から国家試験(NCLEX-RN)を導入して難易度が上がりましたが、比較的永住権が取得しやすいのが特徴です。

雇用先から永住権取得のサポートが見込める上、技術ビザで永住権が取得できるなど、方法が複数あります。日本からオーストラリアへの看護留学プログラムも充実しています。

ニュージーランドは、大卒なら国家試験を受ける必要がなく、早期に看護師資格を取得できます。語学試験に合格すれば、看護師として働けます。

オーストラリアとニュージーランドは看護師になるための審査基準が似ている点もメリットです。

留学する場合、日本の資格はどう役立つ?

アメリカやオーストラリアは、大卒で正看護師の資格があれば、看護師試験を受けるために大学や短大に編入する必要がありません

ニュージーランドは、直近5年間で正看護師として最短2,500時間以上の臨床経験を積んでいる方なら、看護師試験を受ける必要はありません。

一方、日本の短大や専門学校で看護師資格を取得した方は、現地で大学か短大に編入しなければなりません。オーストラリアでは、通常3年間の在学期間を1~2年に短縮できます。

海外留学するならどんな大学がおすすめ?

看護と英語の勉強、生活のしやすさのバランスを考慮して大学を選びましょう。就職機会に恵まれた国の大学を選ぶのが前提です。

学習面では、個別対応が充実し、自宅学習の質を高められる大学を選びましょう。マンツーマンの指導やオンラインによるサポート有無などが見極めるポイントです。

バディ制度や英会話クラブなど、現地学生と対話する機会を設けている大学もあります。現地で就職するには、現地での人間関係構築やコミュニケーション能力の向上が不可欠です。

生活面では治安の良さに加え、スーパーや飲食店、ドラッグストアなど買い物しやすさを重視しましょう。

見極めるポイントを表にまとめました。

内容見極めるポイントメリット
留学生への学習サポート体制医療実習の設備の充実度

語学学習サポートの有無とオンライン対応の有無

現地の学生や医療従事者との交流プログラム

質の高いスキルと知識を修得可能

英語力の短期間向上

人間関係の構築

就労機会の有無在学中に看護助手としてのアルバイト可否

大学卒業後に就職できる求人の有無

将来設計が安定

永住権取得への足掛かり

就職活動に役立つコネクションづくり

大学の立地や生活環境居住地からの通いやすさ

公共交通機関と店の充実度

治安の良さ

日本人の有無

勉強時間の確保

生活の利便性向上と安心

困窮時の人脈

看護師が海外で活躍する方法③ボランティア

短期間で参加できるボランティアを選ぶのもおすすめです。

比較的参加へのハードルが低い「ジャパンハート」と「世界の医療団」の内容を表にまとめました。

特にジャパンハートは語学力やキャリアが不問で、初めての方も参加しやすいボランティアです。

実施内容応募資格期間地域
ジャパンハート巡回診療

手術直接・間接介助活動

手術受け/出し

滅菌作業手伝い

語学力・専門科・経験年数不問

現地集合・現地解散が可能な方

2日間~7日間カンボジア

ラオス

ミャンマー

世界の医療団手術直接・間接介助活動

手術受け/出し

手術品の管理

2年以上の臨床経験

英語又はフランス語が業務レベル以上

最低3か月以上バングラディッシュ

ミャンマー

マダガスカル

ボランティアの場合、日本の資格は使える?

ボランティアで看護師が海外に行く場合、看護師資格は大いに役立ちます。

日本の医療技術の水準は高く、途上国では特に日本の看護師資格保有者は重宝されます。派遣先の中東やアジアなどは衛生状態が悪い地域が多く、肺炎や感染症などの患者が多いです。

感染症などの専門知識や実務経験が豊富な看護師が特に求めらます。

一方、ジャパンハートのボランティアはキャリアや語学力が求められず、期間も最長1週間と短いため、ボランティア経験が浅い方におすすめです。

看護師が海外で活躍する方法④インターン

看護師が海外でインターンをするなら、オーストラリアの「有給インターンシップ」がおすすめです。実際にアシスタントナースとして働きながら、看護と語学の勉強ができます。

オーストラリアへの有給インターンシップは、看護留学で豊富な実績があるワールドアベニュー限定のプログラムで、年間300人超が参加しています。

大きなメリットは、短期間での英語力向上と就職サポートがある点です。

実際に医療現場で働くので、英語コミュニケーション能力と看護知識・技術を一気に身につけられます。

ワールドアベニューのプログラムは日本人が苦手な会話に重点を置いているので、語学留学やワーキングホリデーよりも英語の上達が早いです。

現地で就職する場合、自ら看護師の求人を探して書類を提出し、面接を受けるなど非常に負担がかかるので、就職サポートがあるのは大きなメリットです。

インターンの場合、日本の資格は使える?

オーストラリアで看護師がインターンをする際は、日本の正看護師資格を活かしてアシスタントナースとして働けます

介護施設や病院で働き、月給30万~40万円を見込めます。日本よりも短時間で多くの収入を得られる可能性が高いうえ、業務に必要なコミュニケーションや医療現場の現状を体感できます。

英語の語学研修もあり、参加者の半分は英語力が初級程度でも参加を決断しています。

看護師が海外で活躍する方法⑤海外研修のある病院に就職する

看護師が海外で活躍するには、海外研修制度がある国内の病院に就職する方法もありますが、あまりおすすめできません

指導者や診療科のリーダーなど、キャリアが豊富な看護師でないと海外研修に参加できないからです。非常に狭き門で、各病院によって海外研修に参加できる基準は異なります。

例えば慶應義塾大学病院では、リーダーや指導者などを対象に1か月間の海外研修に応募できる制度を設けており、アメリカやイギリス、ハワイなど自分が行きたい場所を選べます。

キャリアを積むのは時間がかかるので、若いうちに海外にチャレンジしたい方は、看護留学有給インターンシップボランティアなど他の方法を探るべきです。

看護師が海外で活躍する方法⑥海外派遣に参加する

海外派遣は、豊富な実務経験と高いスキルがないと参加できません。国境なき医師団と青年海外協力隊の例をまとめました。

実施内容応募資格期間地域
国境なき医師団現地スタッフのマネジメント

現地スタッフへの技術指導やトレーニングの企画

マネジメント・監督・教育の経験

英語・フランス語どちらかがビジネスレベル

3年以上の臨床経験

熱帯医学の学位か臨床経験

1年以上の感染管理の経験

6か月~1年間アフリカ

中東

アジア

南米

青年海外協力隊派遣先病院で院内感染や医療事故防止の指導

病院や小学校で看護技術の指導と住民への啓発活動

実務経験3年以上

特定の疾患や部署での知識と実務経験

プライマリ・ケアや母子保健などの知識と経験

英語の場合、中学卒業程度(英検3級もしくはTOEIC®スコア330点)

2年アジア

アフリカ

中東

南米

海外派遣の場合、日本の資格は使える?

看護師資格を所有していないと、ほとんどの海外派遣に参加できません。国境なき医師団や青年海外協力隊では、3年~5年以上の実務経験が求められます。

活動内容は現地看護師のマネジメントや技術指導、住民への看護指導と啓蒙活動で、いすれも指導的立場のため高度な知識・スキルが求められます。

自らの知識を正確に伝えるための英語やフランス語の語学力も必要です。海外派遣は実戦経験が豊富な人が検討すべき選択肢です。

看護師が海外に行くならどこ?国別事情を徹底解説

アメリカ、オーストラリア、ニュージーランド、ハワイ、北欧の看護師の給料や労働環境、求人の状況をまとめました。

おすすめは、海外看護師の採用に積極的なオーストラリアとニュージーランドです。各国の状況を参考に、自分に合った国を選んでください。

①アメリカの看護師事情・給料・求人

アメリカの看護師の給料と求人をまとめました。

給料

アメリカは日本とは異なり、看護師のスキルによって給料が異なります

看護師の仕事内容はスキルによって細かく区別され、専門性が高い看護師ほど給料が高くなります。例えば、麻酔専門看護師やNPと呼ばれる医師と看護師の中間的な役割の看護師などは給料が高いです。

職種仕事内容勤務場所年収備考
正看護師BSN
(Bachelor of Science in Nursing)
患者の健康状態の管理

ケアの計画や実施

静脈注射など

病院

クリニック

ホスピス

介護施設

748万円大卒レベル
正看護師ADN
(Associate Degree in Nursing)
427万円短大卒レベル
准看護師
LPN(Licensed Practical Nurse)
食事や排泄など患者の日常生活の世話

血圧測定や問診

患者の健康状態のチェック

460万円医師や正看護師の指示下で動く
看護助手注射準備

ベッドメイキングやシーツの交換

入浴やトイレの清掃・準備

250万円
専門看護師
NP
(Nurse Practitioner)
初期症状の診断

薬の処方・投薬

病院

クリニック

900万~1,200万円実務経験2年以上と大学院修了

クリニックを開業可能

麻酔専門看護師手術などの麻酔注射

麻酔器具の管理

1600万円看護学士(BSN)の取得が必要

麻酔修士号プログラムを受講

求人

アメリカでは外国人看護師の就職は困難な状況です。理由は3つです。

  • 優遇就労ビザ取得の廃止:以前は外国人看護師に優先的に発給していたH1-Cビザが廃止され、一般労働者用のH1-Bビザを取得しなければなりません。
  • 永住権取得の厳格化:トランプ大統領の方針により、永住権の取得は格段に難しくなっています。雇用主はなかなか永住権スポンサーにならないうえ、移民に抽選で永住権を付与する制度も廃止される予定です。
  • アメリカ国内の看護師を積極採用する方針:看護師は労働環境や収入が良く、アメリカでも人気職種です。アメリカに看護留学したい外国人学生は1~2年待ちも珍しくありません。

②オーストラリアの看護師事情・給料・求人

オーストラリアは日本人が看護師として働くのにおすすめの国の一つです。

給料

オーストラリアでは、看護師は専門性の高い職業として社会的に高く評価されおり、給料は非常に高いです。

オーストラリアの公立病院で正看護師として働いた場合、月収4,900~6,900豪ドル(37万~52万円)が得られます。

給料だけでなく労働条件も非常に良く、看護師の業務は細分化されて担当がはっきり分かれており、残業はありません

夜勤あり・フルタイムの看護師は6週間もの有給休暇を取得できます。日本の法定有給休暇は20日間なので、2倍の期間です。

求人

以前よりも海外看護師を募集する求人数は減っています

オーストラリア国内の新卒看護師の採用に支障が出ており、新規で採用する海外看護師の割合を25%以下に抑える方針に変更したためです。

2020年3月からは国家試験も新設され、オーストラリアで日本人が看護師として働くハードルは上がっています。

とはいえ、日本人看護師への印象はよく、現地で働く日本人看護師のブログによると、日本人の勤勉さや責任感がオーストラリアで高く評価されているようです。

アメリカやイギリスほど永住権や就労ビザの取得は困難ではないので、ニュージーランドに次いで日本人看護師が働きやすい国です。

③ニュージーランドの看護師事情・給料・求人

ニュージーランドの看護師の給料や求人をまとめました。

給料

経験年数や夜間手当などで収入は変動しますが、ニュージーランドの看護師の年収は約360万円です。オーストラリアやアメリカと比べてやや低いです。

食材の物価が安く生活には困りませんが、ニュージーランドの物価は徐々に上昇しているうえ、外食や輸入物は高い値段に設定されています。

労働環境は良く、仕事内容が明確に区別されているため、残業はありません。長期休暇も希望通り取得できるなど、プライベートを充実できる環境が整っています。

求人

ニュージーランドは看護師の数が不足しており、海外看護師が積極的に求められています。

日本の大学で看護資格を取得している場合は、英語試験に合格して看護協会に書類を提出すれば看護師として働けます。

英語力の基準はオーストラリアと同様に高く、IELTS7.0以上またはOETでB判定が必須とされています。英語力が確かであれば、日本人看護師が働きやすい国です。

④ハワイの看護師事情・給料・求人

ハワイの看護師の給料や求人をまとめました。

給料

正看護師の給料は96,990ドルで、日本円の年収換算で1040万円と非常に高額です。ただし、ハワイは生活費が高く、支出も多いのが難点です。

例えばホノルルでは住宅費(2ベッドルーム)だけで年間81,244ドル(800万円)が必要です。

ハワイでの生活はお金がかかるため、看護師の給料は物価を考慮するとそこまで高額とは言えません。

求人

求人はほとんどありません。ハワイで看護師として働くのは、アメリカ本土と同様に困難です。理由は新規の看護師採用枠がほとんど無いからです。

ハワイは病院数が限られている一方、看護学校は4校もあり、毎年200人以上の看護師が誕生しています。特に海外から看護師を採用する必要性がないのです。

残された選択肢は、ハワイにある日系のクリニックで働くか、アメリカで正看護師の実績を積んで募集を続けるかです。残念ながら、どちらも実現性は乏しいでしょう。

前者は看護師を募集している可能性が低く、募集していても条件の良い求人とは限りません。後者に関しては、アメリカで外国人が看護師として働くこと自体が難しくなっています。

ハワイの病院に就職するのは絶望的な状況です。

⑤北欧の看護師事情・給料・求人

主にノルウェーの看護師の給料や求人をまとめました。

給料

ノルウェーは、日本よりも看護師の給料が高いです。2015年時点の看護師1年目の年収は、32万~37万ノルウェークローネ(359万~415万円)で、1年目にしてはかなり高い給料です。

日本と同様に、残業や週末・夜間勤務をこなすと手当が支給され、経験年数に応じて給料が上昇します。

ただし、ノルウェーは給料の約40%を所得税などとして納めなければいけません。物価も高く、生活費と両立していくバランス感覚が求められます。

求人

日本人看護師が就職するのは非常に難しい状況です。

少し古いデータですが、ノルウェーは2005年に外国人看護師を4085人受け入れました。スウェーデンの243人、デンマークの50人と比べて多いものの、内実は厳しいです。

4085人の内訳は、デンマーク、スウェーデンやフィンランドなど北欧諸国からの受け入れが全体の半分以上を占め、欧州域外からの受け入れはわずか514人しかいませんでした。

ノルウェーは、看護師の近隣国以外からの受け入れには消極的で、現に2007年には、医療従事者が不足している国からは看護師らを受け入れない方針を国際看護師協会に提案しています。

日本は看護師が叫ばれており、日本人看護師がノルウェーで就業するのは難しいでしょう。

【まとめ】看護師が海外に行くメリット・デメリット

看護師が海外に行く大きなメリットは、労働環境の改善と新たな知識・技術を取得できることです。海外には残業が少なく、少ない労働時間で多くの収入を得られる国が多くあります。

プライベートと仕事の両立がしやすいうえ、日本にはない看護方法や技術を学んで知見を広げられるため、将来的なキャリアにも活きてくるでしょう。

デメリットは、資格の取得などに費用と時間がかかることと、海外看護師を積極的に採用している国が少ないことです。日本人看護師が海外で働く場は減っています。

近年、就労ビザや永住権の付与を絞り込んで移民受け入れを制限し、自国の看護師の採用を優先する国が増えています。

看護師に限らず海外に行って働くこと自体が難しいので、慎重に決断しましょう。

今の職場に不満あり?看護師が海外行きを検討する前にやるべきこと

海外の労働環境や高収入は確かに魅力的なものの、いきなり海外で就職するのは現実的ではありません。

海外看護師を積極的に募集する国は少なく、看護師資格やビザを取得するのに多くの費用と労力を要します。

今の職場から抜け出したい看護師の方は、海外転職を決断する前に、国内で転職を考えてみませんか。「有給休暇を取りたい」「夜勤を辞めたい」など要望を叶えられる職場は必ずあります。

一方、看護師求人は大量にあり、求人の選び方や情報収集にはコツが必要です。初めての転職の場合は不安も付きまといます。

看護師が転職する際の不安を解消し、効率よく転職活動を進めるには看護師求人に特化した転職エージェントの利用がおすすめです。

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海外に興味がある看護師のよくある疑問

海外に関心を持つ看護師の方が抱く疑問は、大きく分けて下記の4点です。

  • 日本で取得した看護師資格の使用可否
  • 日本との労働環境の違い
  • 現地で苦労したこと
  • 必要な書類や費用

これらの疑問には、当記事に回答が載っています。さらに知りたい方は、実際に海外で働いている人のブログを見たり、転職や留学を専門に扱う業者に相談したりしましょう。

海外で働く・留学している看護師のブログは?

海外勤務や留学をしている看護師のブログは、検索すると豊富にあり、それぞれ実情がリアルに描かれているので参考になります。

ブログの主な内容は、その国に行くことになった経緯や生活の様子、看護現場の日本との違いなどが掲載されています。

海外で看護師として働く理由は、「スキルアップのため」「労働環境を変える」「異文化への興味が強く、生活手段として看護師を選んだ」など様々なようです。

現地に住み始めて看護師資格を取得した人もいます。この方は、語学の勉強と、試験や就職先への応募手続きに苦労したそうです。

準備よりも行動が先行し、英語初級の状態で渡航したため、業務で問題なく使えるようになるまで勉強漬けの毎日だったようです。

手続きも現地で自分で調べなければならず、頼れる日本人の知り合いもいなかったので苦労したとのことです。

准看護師が海外に行くのってどう?

准看護師は海外で大学に通う必要があるなど、正看護師よりも早期の就職は厳しいです。

ただし、キャリアアップのために看護留学をして、現地で正看護師の資格を取得するのも一つの選択肢です。

看護留学の際は留学先の国選定が大切です。

アメリカ、イギリス、ハワイ、北欧諸国は就職に繋がる可能性が低く、特にアメリカとイギリスは留学ビザの取得も難しく、看護留学も難しい状況です。

これに対し、オーストラリア、ニュージーランド、カナダは永住権の取得の可能性があるのでおすすめです。

特にオーストラリアとニュージーランドは、日本人看護師の留学実績も多く留学プログラムも充実しています

カナダの場合は、現地の4年制大学を卒業しなければならず、看護師として働くまでに時間がかかります。大学に入学するにはIELTS7.0~7.5(各バンド最低6.5要)の英語力が必須です。

一方、カナダは看護師不足と高齢化による医療需要の増大が問題になっているため、看護師資格を取得できれば長期的に働けるチャンスもあります。

看護師で海外行きに興味があるならまずはプロに相談を

この記事では、海外に活躍の場を求める看護師の方に向けて、看護師の海外転職・留学事情について解説してきました。

ニュージーランドなど、日本人看護師が働きやすい国はあるものの、近年は多くの国で受け入れを絞っており、決して選択肢は多くありません。

海外派遣に参加する場合は高度な経験とスキルが必要で、「思い立ったらすぐ行ける」状況ではありません。

このため、海外で活躍したい看護師の方は、まず国内でスキルを高めることをおすすめします。専門性を高めれば、勤務先の制度を使って海外留学できる可能性も高まります。

スキルを高め、経験を積める転職先を見つけるには、転職エージェントの活用が不可欠です。病院ごとの教育制度の充実具合や職場の雰囲気の良し悪しは、自分だけで調べるのは限界があります。

すぐに海外に行きたい方も含めて、まずはこの記事で紹介した転職エージェントに相談してみてください。専門のキャリアコンサルタントが親身にキャリアの相談に乗ってくれます。

海外に行く決断と行動力は大事なものの、準備不足のまま飛び込むと大変な苦労が待ち構えるうえ、就職できるかも不明です。実際に苦労した看護師のブログもあります。

「海外に行きたい」と思った看護師の方は、転職エージェントに相談して自分の望むキャリアを実現しましょう。