大日本印刷の年収は低い?年代・職種・役職・学歴別に徹底調査!将来潰れる噂も検証

大日本印刷

大日本印刷株式会社(DNP)は、世界最大級の総合印刷会社で、明治時代より日本の印刷業界を支えてきた歴史ある企業です。

近年、電子書籍やインターネットの普及により紙媒体の需要が減退し、書籍や雑誌の「出版印刷」や、チラシやカタログの「商業印刷」の市場は縮小傾向にあります。

一方、大日本印刷は近年、セルフレジなどに使うICタグ事業を拡大させるなど、印刷技術を使った新市場を開拓しています。

巷では「大日本印刷は薄給」「大日本印刷は将来潰れる?」などと噂されます。

この記事では、大日本印刷社員の口コミや公式資料を参考に、年代・職種・役職・学歴別の年収を徹底調査します。

大日本印刷への転職を考えている人は、ぜひ参考にしてください。

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大日本印刷の年収は?年代・職種・役職・学歴別まとめ

印刷業界への転職を考えている人にとって、業界最大手の大日本印刷の年収水準は非常に気になるところです。

ここでは大日本印刷社員の口コミをもとに、年代・職種・役職・学歴別の年収をまとめました。年収だけではなく、初任給やボーナス金額、退職金も紹介します。

大日本印刷の平均年収・平均年齢

以下の表は、直近5年間の平均年収と平均年齢をまとめたものです(有価証券報告書より)。

決算期平均年収平均年齢
2020年3月期744万円42.6歳
2019年3月期727万円42.2歳
2018年3月期712万円41.6歳
2017年3月期707万円41.0歳
2016年3月期706万円40.4歳

国税庁の「民間給与実態統調査(2019年)」によると、民間企業全体の平均年齢は46.4歳で、平均年収は441万円です。

大日本印刷の平均年齢は、民間企業全体よりも3.8歳低く、平均年収は303万円高いです。平均年収は増加傾向にあり、2016年~2020年に39万円も増加しています。

平均年収増加の背景には、堅調な業績があります。以下の表は、過去3年間の売上高・売上総利益・営業利益をまとめたものです。

決算期売上高売上総利益営業利益
2020年3月期1兆4018億9400万円2928億4200万円562億7400万円
2019年3月期1兆4015億500万円2821億1400万円498億9800万円
2018年3月期1兆4122億5100万円2805億8900万円463億7200万円

2020年3月期の売上高は前年度と同水準である一方、営業利益は前期比12.8%増です。

また、優秀な人材の確保と若手の処遇改善を目的とした人事制度の抜本的な改定(2019年4月実施)も、平均年収の増加に影響を与えていると考えられます。

大日本印刷の年収・年代別

以下の表は、大日本印刷社員の口コミを参考に、20代・30代・40代の年収事例をまとめたものです。

年代年収事例
20代
  • 年収300~400万円:25歳、男性、経理
  • 年収400万円:25歳、女性、営業
  • 年収460万円:26歳、男性、IT
  • 年収400~450万円:28歳、男性、技術
  • 年収450~500万円:29歳、男性、営業企画
  • 年収480万円:29歳、男性、研究開発
30代
  • 年収480万円、30歳、男性、企画
  • 年収500万円:30歳、男性、研究開発
  • 年収500万円:30歳、男性、技術
  • 年収550万円:30歳、男性、営業
  • 年収600~650万円:32歳、男性、企画
  • 年収600~700万円:34歳、男性、生産技術
  • 年収650万円:35歳、男性、開発
  • 年収600~750万円:35歳、男性、営業企画
  • 年収700万円:36歳、男性、研究開発
40代
  • 年収740万円:40歳、男性、営業
  • 年収800万円:42歳、男性、営業
  • 年収1000万円:43歳、男性、事業企画
  • 年収1000万円:45歳、男性、研究開発
  • 年収1100万円:47歳、男性、営業

年代別に集計した大日本印刷の年収相場は以下のとおりです。

  • 20代:年収300~500万円
  • 30代:年収480~750万円
  • 40代:年収740~1100万円

大日本印刷は年齢に応じて年収があがる年功序列の企業文化が根強く残り、30歳で年収500万円前後に到達する年収事例が多くみられました。

大日本印刷では30代後半~40代に年収800万円前後に、40代以降に年収1000万円超の高年収が期待できます。

大日本印刷の年収・職種別

大日本印刷の主な職種は、営業や企画を行う事務系総合職と、研究開発や製品・システム開発を行う技術系総合職です。

以下の表は、各職種の年収事例を在籍年数別(新卒のみ)にまとめたものです。

在籍期間事務系総合職技術系総合職
営業企画システムエンジニア(SE)開発(生産技術含む)
3年未満
  • 年収400万円:女性
  • 年収430万円:男性
  • 年収350万円:女性
  • 年収380万円:男性
  • 年収350万円:男性
  • 年収400万円:女性
  • 年収400万円:女性
  • 年収400万円、男性
3~5年未満
  • 年収450万円:男性
  • 年収480万円:男性
  • 年収420万円:男性
  • 年収450万円:男性
  • 年収450万円:男性
  • 年収450万円:男性
  • 年収480万円:男性
  • 年収440万円、男性
  • 年収450万円:男性
  • 年収480万円:男性
5~10年未満
  • 年収520万円、男性
  • 年収600万円:女性
  • 年収650万円:男性
  • 年収480万円:男性
  • 年収500万円:男性
  • 年収600万円:男性
  • 年収500万円:男性
  • 年収550万円:男性
  • 年収500万円:女性
  • 年収660万円:男性
  • 年収750万円、男性

各職種の年収相場は以下のように推定されます。一般的に30歳で年収500万円前後に到達するようです。

  • 営業:年収400~650万円
  • 企画:年収350~600万円
  • システムエンジニア:年収350~550万円
  • 開発:年収400~750万円

全職種で年功序列の特徴がみられ、1年目~4年目の年収は職種に関係なくほぼ同水準です。

職種間に差が出始めるのは5年目(20代後半)以降で、開発職(生産技術含む)のみが年収700万円台に到達しています。開発職は若年層で高年収が期待できる職種といえます。

実際に、職種別の年収について以下のような口コミがありました。

  • 営業は残業時間に比例して残業代がでており、企画職はみなし残業代です。残業をやるほど残業代がつく営業の方が給与は高い印象があります。
  • 裁量労働制が導入されている職種とそうでない職種があるので、そこで年収に大きな差がでます。
  • 開発職の給与水準が最も高く、その他の職種は同水準です。

一方、勤務実態について以下のような口コミがありました。

  • 工場立ち上げ応援などで異動や転勤が多いです。(年収600~700万円:生産技術、32歳、女性)

大日本印刷は主に技術系総合職の勤務地として、東京、福島、茨城、埼玉、千葉、神奈川、京都、大阪、岡山、広島、福岡など、全国各地に製造拠点を設けています。

異動・転勤時や工場勤務時の手当の詳細は不明ですが、年収水準の高い開発職は転勤や異動が頻繁にある負担の大きい職種ともいえるでしょう。

大日本印刷の年収:役職別

大日本印刷社員の口コミをもとに、役職別の年収事例をまとめました。

役職年収事例
係長(上級職)
  • 年収600万円:営業、男性、新卒、30代前半
  • 年収650万円:営業企画、男性、中途、30代半ば
  • 年収700万円:営業、男性、中途、30代半ば
課長
  • 年収800万円:企画、女性、新卒、40代以上(在籍20年以上)
  • 年収930万円:管理、男性、新卒、30代後半(在籍10~15年)
  • 年収950万円:情報イノベーション、男性、新卒、40代以上(在籍20年以上)
部長
  • 年収1000万円:事業企画、男性、新卒、40代前半(在籍21年)
本部長
  • 年収1500万円:営業、男性、新卒、40代以上(在籍20年以上)

大日本印刷の役職別の年収相場は以下のように推定されます。

  • 係長(上級職):年収600~700万円
  • 課長:年収800~950万円
  • 部長:年収1000万円以上
  • 本部長:年収1500万円以上

上級職と呼ばれる係長クラスは30代前半から、課長クラスは30代後半、部長クラスは40代前半で昇格可能です。部長以上の役職になると、年収1000万円超の高年収が期待されます。

では、本部長以上の年収はどのくらいでしょうか。以下は、取締役など役員の報酬をまとめたものです(有価証券報告書より)。

役員区分報酬額の総額対象となる役員数平均年収
取締役8億5800万円9名9533万円
監査役5900万円3名1967万円

役員の中で年収1億円を超えているのは、代表取締役会長の北島義俊氏(年収3億5400万円)と、代表取締役社長の北島義斉氏(年収1億8600万円)です。

大日本印刷の年収:学歴別初任給

2021年度新卒採用情報によると、大日本印刷は以下の3職種で新卒採用を実施しています。

  • 事務系総合職:営業・企画・コーポレートスタッフ など
  • 事務系技術職:研究開発・製品・プロセス開発・システム開発 など
  • デザイン系総合職:デザイナー・クリエイター

大日本印刷の初任給(2019年4月実績)は、高卒19万2000円、大卒21万8000円、院卒23万8000円です。学歴別に初任給を比較すると、院卒と高卒の差は4万6000円です。

では、大日本印刷関連会社の初任給はどうでしょうか。ここでは、大日本印刷の電子デバイス事業と情報イノベーション事業を展開するグループ会社の初任給を紹介します。

株式会社DNPエル・エス・アイ・デザイン(半導体製造用図面の設計・制作)の初任給額

院卒大卒高専卒
23万8000円21万8000円19万2000円

株式会社DNPデジタルソリューションズ(情報システムの企画・設計等)の初任給額

院卒大卒短大卒専門卒
23万8000円21万8000円19万円19万円

大日本印刷グループ会社の初任給は、親会社である大日本印刷と同様に学歴によって初任給額が異なり、院卒と高卒の差が4万6000~8000円あることがわかりました。

大日本印刷のボーナス金額・支給日は?

大日本印刷のボーナス支給日は、年2回(6月・12月)です。

日本経済新聞社の「2020年夏のボーナス調査(6月25日時点)」によると、大日本印刷のボーナス額は76万9060円(モデル年齢30歳)でした。

以下の表は、2020年6月分を含めた過去3回のボーナス金額をまとめたものです(日本経済新聞の調査結果より)。大日本印刷では30歳で年間150万円超のボーナスが期待できます。

ボーナス金額推移一覧(モデル年齢30歳)

2020年6月(夏)2019年12月(冬)2019年6月(夏)
76万9060円71万8860円71万8860円

売上高・売上総利益ともに堅調な業績の大日本印刷では、ボーナスも増加傾向にあります。2019年6月と2020年6月を比較すると、2020年度が5万200円も上回っています。

ただし、2020年12月(冬)のボーナスは新型コロナウイルスによる景気後退で減額も予想されます。

大日本印刷の退職金はいくら?

大日本印刷をはじめとするDNPグループ各社の退職給付制度は、ポイント制の退職金制度を採用しています。

ポイント制の退職金制度とは、勤続年数や保有資格、業績貢献度などに応じてポイントを付与し、退職時に獲得ポイントに単価を掛けて退職金を算出する制度です。

勤続年数が長いほど累積ポイントは増えますが、勤続3年未満の自己都合退職者には退職金はでません。

大日本印刷の退職金について、退職した元社員の以下のような口コミがありました。

  • 福利厚生はしっかりしていて、ボーナス、退職金、厚生年金などに不満はないです。
  • 退職金はかなり少ないです。大卒で定年(65歳)まで勤務した場合、退職金は本部長クラスで年収2,000万円前後です。
  • 大手メーカーの退職金と比較すると、定年退職時の退職金が安すぎて愕然としました。

大日本印刷は退職金を含めた福利厚生が充実しているため満足している内容の口コミがある一方で、定年時の退職金に不満を抱く口コミもありました。

厚生労働省「平成30年就労条件総合調査結果の概要」によると、大卒・定年退職時の平均退職金額は1,983万円です。

上記の口コミにあるように本部長クラスの退職金が2,000万円前後だとすると、大日本印刷の退職金は日本の平均とほぼ同等です。

一般的に、資金力のある大企業は中小企業よりも退職金が高くなります。大日本印刷の退職金が中小企業も含めた平均退職金と同水準であることに、不満を抱く人は多いようです。

大日本印刷が薄給と言われる理由は?年収ランキングをチェック

以下の表は、日本の民間企業3677社を対象に、有価証券報告書の平均年収をランキング形式でまとめたものです。

順位企業名平均年収
1位M&Aキャピタルパートナーズ3109万円
2位イー・ギャランティ2413万円
3位GCA2063万円
632位ズーム745万円
633位大同特殊鋼744万円
634位大日本印刷744万円
635位TPR744万円
636位森永乳業744万円
637位セブン&アイ・ホールディングス743万円

業界別(印刷・印刷関連)の平均年収ランキングは以下の通りです。

順位企業名平均年収
1位ブラザー工業762万円
2位宝印刷754万円
3位セイコーエプソン747万円
4位理想科学工業745万円
5位大日本印刷744万円
6位サカタインクス723万円
7位凸版印刷681万円

大日本印刷の平均年収は、総合634位(上位20%以内)、業界別5位と高位置にランクインしています。

それでは、なぜ大日本印刷が薄給と言われるのでしょうか。

大日本印刷は雑誌・書籍に印刷・出版に加えて、電子デバイスや清涼飲料水の製造開発など、多岐にわたる事業を展開をしています。

つまり、大日本印刷は総合印刷会社であるだけではなく、「モノ(商品)」の製造を行うメーカーでもあるのです。

では、各メーカー業界の平均年収と大日本印刷を比較するとどうでしょうか。ここでは、精密機器メーカーと食料品メーカーの平均年収を検証しました。

以下は、各業界トップ1位・5位・10位の平均年収です。

精密機器メーカー

順位企業名平均年収
1位キーエンス1839万円
5位レーザーテック1137万円
10位アドバンテスト994万円

食料品メーカー

順位企業名平均年収
1位アサヒグループホールディングス1250万円
5位味の素955万円
10位日本ハム842万円

大日本印刷の平均年収734万円は、精密機器・飲料メーカーともに上位10社には届かない水準です。

大日本印刷の平均年収は印刷・印刷関連業界では5位の高水準ですが、メーカーで比較すると決してトップ層と言えず、「薄給」と言われる要因ではないでしょうか。

大日本印刷へ高年収で転職する方法

大日本印刷は薄給と言われることもありますが、総合ランキングでは上位20%以内の高位置にランクインする年収で、年収1000万円以上の高年収も十分に期待できます。

「募集している職種は?」「大日本印刷への転職は狭き門?」など、中途採用情報や転職難易度について詳しく知りたい人は多いのではないでしょうか。

ここからは、大日本印刷の中途採用採用の情報や転職難易度について説明します。

大日本印刷の中途採用情報は?

大日本印刷では、募集職種ごとにキャリア採用を行っています。公式サイトの「募集職種一覧」より応募したい職種を選択し、各種個人情報を登録・アップロードして応募します。

時期によって募集中の職種が無い場合もありますが、大日本印刷は通年でキャリア採用を行っているので、定期的に「募集職種一覧」をチェックすることをおすすめします。

ここでは、過去に募集していた採用情報を参考までに紹介します(2020年9月15日時点で募集職種は無し)。

  • プロダクトマネージャー(企画提案、品質管理、予算管理、スケジュール管理などのプロジェクト管理業務):想定年収500~800万円
  • データ分析/分析プログラム開発(購買データ、ログデータ等の分析 及びマーケティング施策の企画立案、提案、運用):想定年収500~800万円
  • 社内SE/ITアーキテクト(アーキテクチャの設計、システム基盤・インフラ基盤の設計・導入・整備):想定年収500~800万円

大日本印刷の関連会社にも、通年でキャリア採用をしている企業があります。以下は、情報システムの企画・設計等を行う株式会社DNPデジタルソリューションズの求人例です(2020年9月時点)。

  • インフラエンジニア/システムエンジニア/Webディレクター:想定年収400~700万円

大日本印刷の転職難易度は?

就職情報サービス会社の学情が発表した「2020年卒就職人気ランキング」によると、大日本印刷は9位にランクインしており、就職先企業として人気が高いことがわかります。

電子書籍をはじめとするデジタル・IT分野に関心が高まっており、新卒だけではなく中途にも人気があることが予想されます。

大日本印刷は全職種を対象にキャリア採用を行っていますが、募集が出た際には転職希望者が殺到する可能性があります(2020年9月時点のキャリア採用募集は0件)。

採用実績のある大学をみると、東京大学や慶応義塾大学などの名門校ばかりです。以下は、大日本印刷に採用実績のある大学です(2018年・2019年・2020年の就職四季報より)。

  • 大学院:大阪大学、九州大学、九州工業大学、京都大学、慶応義塾大学、上智大学、千葉大学、東京工業大学、東京理科大学、東北大学、名古屋工業大学、北海道大学、早稲田大学 など
  • 大学:青山学院大学、大阪大学、大阪市立大学、お茶の水女子大学、関西大学、関西学院大学、学習院大学、京都大学、慶応義塾大学、神戸大学、東京大学、一橋大学、上智大学、名古屋大学、早稲田大学 など

大日本印刷のキャリア採用には、プロジェクトリーダーやサブリーダーの経験やデータ分析・プログラミングスキルなど、豊富な経験と高いスキルが求められます。

つまり、高学歴かつ各分野のエキスパートがライバルとなる大日本印刷のキャリア採用は、難易度が非常に高く、転職成功は容易ではありません。

大日本印刷への転職成功率を高める方法

大日本印刷のキャリア採用には、高学歴かつ輝かしい功績を持つ人材がライバルとなるため、転職活動を自力で乗り越えるには限界があります。

厳しい選考を突破するには、企業に好印象を与えられる職歴経歴書の記入方法や面談対策を知る必要があります。

大日本印刷への転職成功率を高めるためには、業界に精通したプロのサポートを受けることをおすすめします。

転職支援サポートに定評のある転職エージェントに登録すれば、専任の担当者から的確なアドバイスを受けられ、転職に有益な情報も得られます。

ここからは、大日本印刷のような転職難易度の高い企業を得意とする転職エージェントを紹介します。

パソナキャリア

パソナキャリア

パソナキャリアは、オリコン顧客満足度調査(転職エージェント部門)で、2年連続総合1位(2019年・2020年)の実績を誇る転職エージェントです。

実際にパソナキャリアを利用した人の67.1%が年収アップに成功しており、多くの利用者がキャリアアドバイザーよる丁寧で質の高いサポートに満足しています。

実際に、以下のような口コミがありました。

  • アピールポイントの整理方法など、担当のキャリアアドバイザーは的確なアドバイスをしてくれました。最終的に希望のキャリアアップを実現することができました。
  • 優秀で頼りになるキャリアアドバイザーでした。職歴経歴書の添削や模擬面接など、サポートが非常に丁寧だったので、本番も焦らずに対応することができました。

2020年9月現在、パソナキャリアは大日本印刷の公開求人情報を保有していませんが、豊富な非公開求人の中から希望に合った求人を紹介してもらえる可能性があります。

大日本印刷の関連会社の求人も紹介可能です。以下は、実際にパソナキャリアが保有する求人例です(2020年9月時点)。

  • 株式会社DNPデジタルソリューションズ:インフラエンジニア、想定年収400~700万円

質の高いサポートに定評のあるパソナキャリアを利用すれば、大日本印刷への転職成功の可能性は高まるでしょう。

パソナキャリアの公式サイトパソナキャリアの評判と口コミについて詳しく知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。 パソナキャリアの評判は?629人の口コミ調査の結果

リクルートエージェント

リクルートエージェント

業界最大手のリクルートグループが運営するリクルートエージェントは、転職支援No.1の実績を誇る転職エージェントです。

2020年9月時点の公開求人数は97,139件、非公開求人数は102,254件で、業界最大規模の求人数を保有しています。

企業への交渉力が高い転職エージェントとしても定評があります。実際に、以下の口コミがありました。

  • 年齢や経歴が応募資格を全く満たしておらずエントリーすらできない状況でしたが、担当のキャリアアドバイザーが企業と交渉してくれた結果、面接を受けさせてもらえることになりました。
  • キャリアアドバイザーの圧倒的な交渉力のおかげで、想定していた以上の好条件で採用してもらえました。

リクルートエージェントは、パソナキャリアと同様に大日本印刷グループの求人を多数保有しています。以下は、2020年9月時点で募集中の公開求人例です。

  • 株式会社DNPコミュニケーションデザイン:プロジェクトマネージャー、想定年収500~700万円
  • 株式会社DNPエル・エス・アイ・デザイン:プロジェクトリーダー(アナログLSI・レイアウト設計)、想定年収500~800万円

大日本印刷のキャリア採用は、高学歴で優秀な経歴をもった転職希望者が集まり、ハイレベルな選考になることが予想されます。

豊富な実績と企業との深い繋がりを持つリクルートエージェントを利用すれば、厳しい状況でも求職者に有利な条件で交渉を進められる可能性があります。

リクルートエージェントの公式サイトリクルートエージェントの評判と口コミについて詳しく知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。 リクルートエージェントは評判が悪い?500人の口コミ調査の結果

ランスタッド

ランスタッド

ランスタッドは、世界38の国と地域で人材紹介サービス業を展開する外資系転職エージェントで、主に外資系や日系グローバル企業へのハイクラス向け転職を得意としています。

2020年9月時点の公開求人数は、年収800万円以上で3,400件、年収1,000万円以上で2,008件です。ランスタッドが独自に入手した非公開求人も多数保有しています。

ランスタッドには、大日本印刷のような難易度の高い転職を得意とするキャリアアドバイザーが在籍しています。

実際に以下の口コミがありました。

  • 募集が少ない上に実績も無かったため難しい転職でしたが、担当のキャリアアドバイザーは「長期戦になるけど頑張ろう」と背中を押してくれました。効果的な転職活動の進め方について的確なアドバイスをもらった結果、希望の会社に見事転職することができました。

ハイクラス向け転職に強いランスタッドであれば、学歴や経歴に不安のある人でも転職成功率を高められるでしょう。

ランスタッドが保有する大日本印刷関連の公開求人は2020年9月時点ではありませんが、以下のような印刷業界の求人を保有しています。

  • 東証一部上場企業(印刷事業の他に、マーケティング・IT・イベントなど多角的事業を展開 ※社名非公開):プロモーションデザイナー、推定年収700~1000万円

ランスタッドが保有する求人は約80%が非公開求人で、独自に入手した求人も多数保有しています。他社では紹介されない好条件の求人にも出会える可能性があります。

ランスタッドの公式サイトランスタッドの評判と口コミについて詳しく知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。 ランスタッド ランスタッドの評判は?500人の口コミ調査の結果

大日本印刷の年収や評判を詳しく!「やばい」「潰れる」と言われる理由は?2chやSNSも調査

大日本印刷について、「やばい」「潰れる」との悪い噂を耳にした人もいるのではないでしょうか。

ここからは、大日本印刷にまつわる噂の真相について、2chやSNSをはじめとする社員の口コミを徹底調査します。

大日本印刷の年収や職場環境についてさらに詳しく紹介するので、ぜひ参考にしてください。

大日本印刷の年収に関する評判

大日本印刷の年収について、以下のようなツイートが多くみられました。

上記のツイートは北島義俊代表取締役社長(現会長)が日本人トップの最高報酬額を記録した2010年に投稿されたもので、多くの社員が役員との年収格差に不満を抱いています。

大日本印刷は「役員と社員の年収格差が大きい企業」で、実際に東洋経済新報社の「社員と役員の年収格差が大きいトップ500社」(2017年)では、大日本印刷が年収格差9.1倍で140位にランクインしています。

2020年現在の年収格差は、ランキング発表時(2017年)を上回る12.8倍です。社員の平均年収は年々増加傾向にありますが、大日本印刷は依然として役員との年収格差が大きいようです。

大日本印刷の職場環境に関する評判

大日本印刷の職場環境について、以下のようなツイートがありました。

大日本印刷は、時間外労働(残業)が多い傾向にあるようです。上記のツイート以外にも、「毎日残業は当たり前」「プライベートを犠牲にして仕事をしている」など、残業の多さを問題視する声が多数ありました。

一方、働き方改革の流れを受けて、勤務環境が大幅に改善されたとの口コミもあります。

  • 少し前までは長時間の残業は当たり前でしたが、今では深夜まで残る人はほとんどおらず、残業時間は大幅に減っています。法令遵守の意識は非常に高い企業です。
  • 部署にもよりますが、早く帰っている人が評価される職場もあります。世の中の流れを受けて、かなりホワイト化していると感じます。

ほかにも「有給は取得しやすい」「産休・育休などの福利厚生が充実している」といった声もありました。

所属部署によっては長時間労働の可能性もありますが、働き方改革を積極的に取り入れる大日本印刷では、ワーク・ライフ・バランスを重視した職場環境への改善が期待できるでしょう。

大日本印刷が「やばい」「潰れる」と言われる理由

大日本印刷が「やばい」「潰れる」と言われるのは、印刷業界全体に対してといえるでしょう。

実際に、以下のツイートのように「やばい」と言われるのは大日本印刷に限ったことではありません。

インターネットや電子書籍の普及による紙媒体の需要低下で、業績不振が続く印刷業界の行く末を危惧する口コミが多くみられました。

凸版印刷と共に印刷業界の2強と呼ばれる大日本印刷も、将来潰れるのではないかと不安視する以下のようなツイートがありました。

https://twitter.com/TMCatwork/status/10976485066?s=20

大日本印刷は2008年に丸善、図書館流通センター、ジュンク堂書店を連結子会社化し、2009年に古書販売チェーンの「ブックオフ」を展開するブックオフコーポレーションに出資しています。

「大日本印刷は出版業界の救世主」との見方がある一方で、数々の大型書店を救ったことで大日本印刷も共倒れするのではないかと指摘する声もあります。

大日本印刷が出版業界に投資をする背景には、縮小の一途を辿る出版業界に自らテコ入れし、電子出版などの新ビジネスを着実に獲得していくためと説明しています。

実際に、書籍や雑誌の出版・印刷だけに限らず、事業の多角化すすめる大日本印刷の業績は堅調に推移しており、2020年3月期の営業利益は前期比12.8%増と収益性の向上がみられます。

低迷する印刷事業を抱える大日本印刷に対して「やばい」「潰れる」との声があるのは事実ですが、事業多角化を進めており、十分に将来性のある優良企業といえるでしょう。

大日本印刷の年収まとめ

この記事では、大日本印刷の平均年収をはじめ、年代・職種などの様々な角度からみた大日本印刷の年収を徹底調査しました。

年功序列の企業文化が根強く残る大日本印刷では、30歳で年収500万円前後に到達し、40歳以上で年収1,000万円以上の高年収が期待できます。

精密機器の開発や清涼飲料水の製造など、多角的に事業を展開する大日本印刷の平均年収は、民間企業の平均年収を大幅に上回り、印刷・印刷関連業界の中でトップ5に入る高水準です。

その他業界の平均年収と比べると「薄給」と言われ、「やばい」「潰れる」といった噂もありますが、業績は堅調に推移しており、平均年収は年々上昇傾向です。

低迷する印刷業界を牽引し、新しい事業に積極的にチャレンジしていく取り組みに魅力を感じるビジネスパーソンは多く、大日本印刷は就職・転職先企業としても人気があります。

ただし、キャリア採用の募集は少なく、豊富な経験と高いスキルが求められることからも転職難易度は非常に高いことが予想されます。

大日本印刷への転職成功確率を高める秘訣は、パソナキャリアやリクルートエージェントなど、質の高いサポートが受けられる転職エージェントに登録をすることです。

転職エージェントを上手く活用して、大日本印刷への転職を成功させましょう。