都市再生機構の年収は低い?年代・職種・役職・学歴別に徹底調査!超ホワイトの噂も検証

都市再生機構(UR)への転職を検討している人の中には、「都市再生機構は年収が低いと聞いたことがある」と不安に思う人もいるのではないでしょうか。

確かに、インターネット上では年収の低さを指摘する口コミも見られます。

そこで、この記事では都市再生機構の年収を年代や職種、役職、学歴別に徹底調査し、本当に都市再生機構の年収が低いのかを徹底的に分析します。

転職の際に気になる職場環境についても検証します。ぜひ参考にしてください。

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都市再生機構の年収は?年代・職種・役職・学歴別まとめ

インターネット上には「都市再生機構は年収が低い」との口コミがありますが、都市再生機構の年収は本当に低いのでしょうか。

ここでは、年代・職種・役職・学歴による都市再生機構の年収の違い、、他の企業などと比較した都市再生機構(UR)の年収水準を検証します。

独立行政法人都市再生機構(UR都市機構)とは

都市再生機構(UR都市機構)は、UR賃貸住宅の管理や都市再開発などを行う独立行政法人です。

独立行政法人とは、国民のために必要な事業のうち、国が行うほどではないものの、民間事業者に任せると十分に供給されない事業を担う組織です。

前身は1955年に設立された日本住宅公団で、2004年に現在の独立行政法人都市再生機構が設立されました。

都市再生機構の主な事業内容は、「都市再生」「賃貸住宅」「災害復興」の3点です。

一般によく知られているのはUR賃貸住宅の管理で、低価格で住める住宅環境の整備を使命としています。一時期、「都市再生機構は役割を終えた」と廃止論がささやかれました。

団地住民の高齢化によるコミュニティの崩壊や、東日本大震災を受けた住宅再整備のニーズを受けて「都市再生」と「災害復興」の役割に重きを置かれるようになりました。

都市再生機構の平均年収・平均年齢

都市再生機構の平均年収と平均年齢は、毎年ホームページ上で公開されています。

令和元年度、都市再生機構の常勤職員の平均年収は825.6万円、平均年齢は44.6歳です。

平均年収のうち、ボーナス額の平均は237.7万円で、1回で支給されるボーナスの平均額は100万円を超えています。

公益事業を担う都市再生機構の給料は、国家公務員の水準を基本に計算されますが、基本給だけを比較すると国家公務員よりも給与水準が高くなっています。

国税庁の平成30年民間給与実態統計調査によると、40代前半の日本国民の平均年収は476万円、40代後半では502万円であり、都市再生機構の年収水準は高いと言えます。

都市再生機構の年収・年代別

都市再生機構では、年代別の平均年収も細かく公表されています。令和元年度の年代別年収は以下のとおりです。

都市再生機構年収

(グラフは「独立行政法人都市再生機構(法人番号1020005005090)の役職員の報酬・給与等について」より引用)

グラフを見ると、20代の平均年収は400万円前後、30代で600万円、40代で800万円と順調に増え、ピークの50代では1,000万円近くまで増加します

国家公務員の給与水準を基に給与が計算される都市再生機構では、毎年4月1日に昇給するため、経験年数に応じて年収も安定して増えていきます。

それに加えて、役職に就けば職責に応じた金額が給与に加算されるため、順調にキャリアを積んでいけば年収増が期待できます。

都市再生機構の年収・職種別

都市再生機構の職種には、事務系総合職に加えて、建築系・土木系・造園系・電気設備系・機械(建築)設備系などの技術系総合職があります。

事務系と技術職で公表されている給与に差はなく、事務系総合職と技術系総合職の年収には大きな差はありません。

しかし、技術職には建築士などの国家資格をはじめとした資格保有者が多くいるため、その能力差を鑑みて事務職よりも平均年収が高くなる傾向にあるようです。

都市再生機構が公開している資料を見ても、国家公務員と比較して給与が高い理由は「専門性の高い優れた人材を継続的に確保」する必要があるからだと説明されています。

事務職の場合も、宅地建物取引士などの資格を保有していると、より年収が高くなると推測されます。

都市再生機構の年収:役職別

都市再生機構では、役職別の年収の平均を公開しています。課長職未満の課員の平均年収は500.2万円、平均年齢は30.9歳です。

一方、本社課長の年収平均は1,047万円、平均年齢は52.3歳と、年収1,000万円を超えています

実際に、都市再生機構の給与計算の元となる職員職能給表を確認すると、管理職に相当する6級は月額464,400円で、管理職でない5級の月額384,400円と比べると大きな差があります。

実際の給与には、この職能給に加えて加算給や各種手当などが加わるため、管理職の年収が高くなるのだろうと推測されます。

ただし、管理職になると扶養手当が支給されないなど給与が減額される要因もあるので、注意が必要です。

都市再生機構の年収:学歴別初任給

都市再生機構では、応募条件を「2021年3月までに四年制大学を卒業又は卒業見込み、もしくは大学修士課程を修了又は修了見込みの方で、かつ、職歴のない方」としています。

短大卒や高卒者の応募は原則できず、中途採用でも大卒以上の学歴が必要とされ、高卒や短大卒の初任給のデータは公表されていません。

初任給は、大卒で206,400円、院卒(修士了)で218,400円と、「平成30年賃金構造基本統計調査結果(初任給)の概況」の平均初任給である206,700円とほぼ同水準です。

ただし、この初任給は手当を除いた額であり、各種手当が豊富な都市再生機構の場合、他の民間企業よりも受け取れる給与の額は多い可能性があります。

都市再生機構の退職金制度は?

都市再生機構の退職金は、その人の月額給与と勤続年数をもとに計算され、勤続年数が長ければ長いほど退職金の額が増える仕組みです。

都市再生機構の退職金制度は、退職金を計算する複雑な計算式が明かされているだけで、具体的な金額のモデルケースや平均は明らかにされていません。

しかし、国家公務員の金額を基本として算出するため、国家公務員の退職金から推測することが可能です。

国家公務員の退職金の平均は2,537.7万円であることから、都市再生機構も同水準と推測されます

国家公務員の退職金は民間企業と比較して高い水準にあるため、他の民間企業と比較しても都市再生機構の退職金は高いと考えられます。

都市再生機構の年収は低い?ランキングから考察

都市再生機構の年収は、他の企業や独立行政法人と比較して低いのでしょうか。

建設業の年収ランキングで比較すると、上場企業170社のうち都市再生機構は39位に位置し、民間企業と比較しても高い水準にあります。

独立行政法人全体のランキングでも、全87法人中4位にランクインしており、他の独立行政法人と比較しても年収は高いです。

民間企業、独立行政法人のいすれの比較でも年収が高い水準にあることから、一概に都市再生機構の年収が低いとは言えません。

ただ、業界大手では平均年収が900万円を超える企業もあるため、大手企業と比較すると年収が見劣りしてしまうのが、都市再生機構の年収が低いと感じられる一因と推測されます。

都市再生機構へ高年収で転職する方法

年収の水準が高い都市再生機構ですが、「せっかく転職するならより良い条件で転職したい」と考えている人も多いのではないでしょうか。

ここでは、都市再生機構へ高収入で転職する方法を紹介します。

都市再生機構の中途採用情報は?

都市再生機構の中途採用情報は、都市開発機構ホームページ内の「中途採用サイト」に掲載されています。

中途採用サイトではエントリーもでき、職種ごとに応募可能です。この中途採用サイトのほか、転職サイトを通しても応募できます。

エントリー後は、応募フォームによる書類選考を経て、総合能力検査と面接試験を行い、合格すれば採用されます。

ただし、中途採用サイトや転職サイトを利用する場合、書類作成や面接対策などの転職活動を全て自分だけの力で行わなければいけない点に注意が必要です。

都市再生機構の最新の中途採用情報を入手し、転職を成功させるには、非公開求人を紹介してくれる転職エージェントを利用することをおすすめします。

おすすめの転職エージェントはこの後紹介します。

都市再生機構の就職難易度・中途採用難易度は?

独立行政法人の都市再生機構は、一般企業に比べて安定性が高いことからも人気があり、新卒・中途採用ともに難易度は高いです。

都市再生機構は経営改善の一環で人員削減に取り組んでいて、平成13年には4,970人いた常勤職員は、平成30年には3,184人まで減っています。

少ない人数で都市づくりという難しいテーマに取り組むためには、よりスキルが高く優秀な人材が求められるため、就職や中途採用の難易度が上がっています。

特に、技術職は専門分野における高いスキルが求められるため、事務職に比べて就職や中途採用の難易度が高くなる傾向にあります。

専門的な知識とスキルが求められる技術職はもちろん、事務職も高いレベルで業務が遂行できる人材が求められていると言えるでしょう。

都市再生機構の採用大学は?

都市再生機構では、採用実績のある大学を「全国の国公私立大学」としており、ホームページ上では具体的な校名を公表していません。

就活支援サイトのマイナビに採用実績のある大学・大学院が掲載されており、一覧には、東京大学などの難関国立大や早稲田大学などの難関私立をはじめ、有名大学が名を連ねています。

技術職の採用も多いことから、東京工業大学や東京電機大学などの技術系の大学、京都造形芸術大学などの芸術系の大学からの採用も見られます。

ほかにも、お茶の水女子大学や白百合女子大学、津田塾大学など、女子大の名前も多く見られました。

都市再生機構への転職成功率を高める方法

人気、転職難易度ともに高い都市再生機構への転職を成功させ、高年収を実現する確率を上げるためには、転職エージェントを利用することをおすすめします。

転職エージェントを利用すれば、書類添削や面接練習などのサポートをしてくれるので、ライバルが多い都市再生機構への転職も安心です。

また、転職エージェントは多くの非公開求人を保有しているため、求人サイトなどには掲載されていない求人を保有している可能性もあります。

自分に合ったエージェントを見つけ、転職を成功させる確率をより上げるためにも、転職エージェントは1つのみ利用するのではなく、複数を併用するのがおすすめです。

特におすすめの転職エージェントを、当サイトが独自に集めた口コミとともに紹介します。

パソナキャリア

パソナキャリア

パソナキャリアは、株式会社パソナが運営する転職エージェントで、担当者が親身に対応してくれることに定評があります。

2020年9月現在、公開求人数は27,292件です。公開求人に都市再生機構の求人は確認できませんでしたが、同業種の求人は確認できました。

パソナキャリアの魅力は、利用者の67.1%が転職で年収アップを実現している点です。

利用者からの口コミでも、転職後に年収が上がったことを評価する声が多く聞かれました。

25歳女性・ITエンジニア

担当者が交渉してくれて、最初に企業から提示された金額から給料を少し上げてもらえたことが良かったです。

30歳男性・機械メーカー営業

企業と直接交渉しなくて良い点はメリットだと思います。希望年収なども直接でないので、素直に伝えることができました。
パソナキャリアの公式サイトパソナキャリアの評判と口コミについて詳しく知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。 パソナキャリアの評判は?629人の口コミ調査の結果

リクルートエージェント

リクルートエージェント

リクルートエージェントは、リクルートグループが運営する最大手の転職エージェントで、豊富な求人数が特長です。

2020年9月現在、公開求人数は96,665件、非公開求人数は109,359件です。都市再生機構の公開求人は確認できなかったものの、非公開求人を保有している可能性もあります。

リクルートエージェントの魅力は、担当者の交渉力が高く、企業との交渉で年収が上がる可能性が高い点です。

利用者からの口コミでも、担当者の交渉力の高さや、紹介された求人の質の高さを評価する声が多く聞かれました。

34歳男性・小売販売

営業職なら求人の量も質も大変良かったです。私は小売販売希望でしたが、次々と年収の高い魅力的な営業職を薦められました。

46歳男性・システムエンジニア

企業との交渉能力が高く、大幅に年収をアップしてくれました。休日の量も多いです。
リクルートエージェントの公式サイトリクルートエージェントの評判と口コミについて詳しく知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。 リクルートエージェントは評判が悪い?500人の口コミ調査の結果

ランスタッド

ランスタッド

ランスタッドは、世界各国で人材紹介業を手掛けるランスタッドが運営する転職エージェントで、外資系企業とハイクラス向けの求人に強いのが特徴です。

2020年9月現在、公開求人数は6,951件です。都市再生機構の公開求人は確認できなかったものの、同業種の求人は確認できました。

ランスタッドの魅力は、担当者のレベルが高くサポートが手厚い点です。

利用者の口コミにも、担当者の対応の良さや手厚いサポートを評価する声が多くありました。

29歳女性・出版業界

担当者からこまめに連絡があるため、就職活動時も安心していられました。

34歳女性・食品メーカー事務

自分の適職や面接の対策について、自分ではわからない部分を具体的にアドバイスをしてくれたので、とても参考になりました。
ランスタッドの公式サイトランスタッドの評判と口コミについて詳しく知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。 ランスタッド ランスタッドの評判は?500人の口コミ調査の結果

都市再生機構の年収や評判をもっと詳しく!2chやSNSも調査

ここまで都市再生機構に関する情報を詳しく紹介してきましたが、「実際に働いている人の声が聞きたい」と思う人もいるのではないでしょうか。

ここでは、2ch(5ch)やSNSに掲載された書き込みから、都市再生機構の年収や職場の評判を紹介します。

都市再生機構の年収に関する評判は?

年収水準が高い都市再生機構ですが、実際に働いている人たちは、年収についてどのように考えているのでしょうか。

5chのスレッド「【在宅勤務】都市再生機構part24【サテライト】」(https://rio2016.5ch.net/test/read.cgi/koumu/1580907058/)では、以下のような書き込みが確認できました。

595 非公開@個人情報保護のため2020/04/12(日) 10:31:32.90

>>591

万年主幹で給料どれくらいでっか?

597 非公開@個人情報保護のため2020/04/12(日) 17:00:02.60

>>595

残業月平均25やって年収950くらい

管理職1年目よりは多いのかなw

残業が1カ月25時間で年収950万円ということであれば、他の民間企業と比較すると年収は高いものの、2年目以降の管理職には劣るようです。

この書き込みから、管理職と非管理職によって年収に大きな差があると推測され、出世が年収を大幅に上げる要因であるとみられます。

また、年収に関しては別の書き込みも確認できました。

802 非公開@個人情報保護のため2020/06/06(土) 20:48:38.22

35歳主査 月収37.6万円 年収628万円(残業代別)

45歳課長 月収60.4万円 年収985万円

笑っちまうぜ。

こちらの書き込みでも、同様に管理職の年収の高さが指摘されています。管理職とそうでない職員との年収の差に不満を持っていることも伺えます。

都市再生機構の職場環境に関する評判は?超ホワイトって本当?

都市再生機構の職場環境に関する口コミで多く見られるのは、「民間企業に比べて仕事量が少ない」など、仕事が楽なことを指摘するものです。

実際に、5chのスレッド「【在宅勤務】都市再生機構part24【サテライト】」(https://rio2016.5ch.net/test/read.cgi/koumu/1580907058/)では、以下のような書き込みが確認できました。

56 非公開@個人情報保護のため2020/02/15(土) 14:23:32.88

中途採用の人間だけど、仕事量は民間ほど多くないよ。

ただ、言われてるように仕事の内容が複雑で指示が都度、変わったり似たような通達が出ていたりでやりにくいとは思う。

ノルマが無いだけまだ救われているのかも知れないが、全体的に覇気のない職員ばかりだな。

ぬるま湯に浸かっているという言葉がぴったりな印象。

この書き込みでは、独立行政法人という特殊な立ち位置ならではの雰囲気が、中途採用の職員から見て「ぬるま湯に浸かっている」という表現をされています。

別の書き込みでは、夏休みをはじめとした休暇の多さが指摘されています。

977 非公開@個人情報保護のため2020/08/12(水) 00:39:01.48

夏休み7日、しかも期間中で自由取得は他で聞いたこと無い

978 非公開@個人情報保護のため2020/08/12(水) 07:47:12.83

>>976

新人も入った年から年休20日もらえるって。。

979 非公開@個人情報保護のため2020/08/12(水) 17:27:19.71

中途採用であっても採用月によってかなりもらえる。

例えば10月採用であっても10日くらいもらえたはず。

980 非公開@個人情報保護のため2020/08/12(水) 21:25:07.11

>>977-979

そのへんは国公と横並びだよ

民間企業と比べてノルマなどがなく、仕事量は少なく休日も多いため働きやすいとの指摘が多く見られました。

都市再生機構は育児休暇や時短勤務、介護休業などの福利厚生が充実しているため、ライフワークバランスが取りやすいようです。

民間企業と比較すると、勤務時間が短く仕事の負担も大きくないため、労働環境はホワイトだと言えるでしょう。

都市再生機構はインターン募集している?

都市再生機構では、インターンシップを随時募集しています。

インターンの募集はマイナビで行われ、東京・愛知・大阪・福岡などの都市で例年8月~2月の間に開催されます。

1日での開催で、実際に働いている職員の話を聞きながら、都市再生機構が取り組む課題の解決方法を提案するグループワークを行います。

2020年9月現在、今後の開催予定日などは公表されていませんが、日程が決定次第、マイナビでエントリーした人に詳細が通知されるとのことです。

例年は主要都市で現地を見学してグループワークに臨みますが、2020年度は新型コロナウイルスの影響でオンライン開催も予定しており、地方在住者も参加しやすくなっています。

インターンへの参加を希望する人は、あらかじめマイナビでエントリーすることをおすすめします。

都市再生機構の年収まとめ

都市再生機構は、給与やボーナスが国家公務員を基準として決められ、他の民間企業と比較しても年収の水準が高いのが特徴です。

1年に1回昇給があり勤務年数に応じて年収が着実に上がること、退職金の水準が高いことなどから、安定志向の人に特に人気の高い職場です。

その人気の高さとは裏腹に、人員削減を進めて採用数は減少しており、就職や転職は狭き門となっているのが現状です。

都市再生機構に転職して高年収を実現したいのであれば、転職エージェントを利用し、転職活動を進めることをおすすめします。

この記事の内容を参考に、転職エージェントを上手に活用して、ぜひ都市再生機構への転職を成功させてください。