獣医の平均年収はいくら?年代・男女別の年収や、他の職業とも比較!

獣医になりたい人は、好きな動物に寄りそって仕事をしたい気持ちが強いのではないでしょうか。

ただ、いくら好きなことでも、動物に関係する仕事で安定的な収入を得られるのかなど、不安な点もあるでしょう。

動物に寄りそうだけではなく、獣医は動物の医者なので、医療の面からも魅力的だと感じでいる人もいるかもしれません。

ここでは、獣医の仕事内容や、年収の疑問・不安にお答えします。

さらに獣医としてより高い年収を目指すために、オススメの転職先をご紹介いたします。

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【性別・年代別】獣医の平均年収はいくら?

男女、全年代を総合した獣医の年収は500~600万円で、400万円前後と言われる日本人の平均年収より少し高い水準です。

では、年代別、男女別の平均年収はどうなのでしょうか。厚生労働省の「賃金構造基本統計調査」(平成30年)から見ていきます。

データの制約上、各年代とも前半と後半に分けて紹介します。

20代

男性獣医で20代前半の平均年収は359万円、20代後半は503万円です。

女性獣医で20代前半の平均年収は330万円、20代後半は451万円です。

男女とも20代前半から後半にかけて、平均年収が100万円以上も増えています。

前半のうちはアルバイトや見習いとして働いているケースが多く、年収が低く抑えられているためと考えられます。これは、20代前半には賞与が支給されていないことからも推察されます。

男女の年収格差は、20代ではそれほど大きくありません。

30代

男性獣医で30代前半の平均年収は560万円、30代後半は739万円です。

女性獣医で30代前半の平均年収は592万円、30代後半は580万円です。

この年代は前半のうちは女性の方が高いものの、後半になると一気に男性の方が高くなります。

前半で女性の方が高いのは、統計誤差の可能性もありますが、データを詳しく見ると基本給はほぼ同じで、賞与の額で差がついています。

反対に、後半で男性が一気に増額されるのも、賞与の金額が大きく影響しています。

30代後半になると、女性は結婚や出産でキャリアを一度中断することが多く、その分、勤続年数に応じた賞与額で差がつくものとみられます。

40代

男性獣医で40代前半の平均年収は722万円、40代後半は901万円です。

女性獣医で40代前半の平均年収は543万円、40代後半は653万円です。

男性は40代が獣医として働き盛りで、全年代を通して40代後半が最も高年収になっています。

逆に女性の場合、40代前半は30代の時より平均年収が下がっています。これは上述の通り、子育てによるキャリア中断が大きく影響しているためです。

賃金構造基本統計調査には年代ごとの平均勤続年数と、所定内労働時間、残業時間もまとめてあります。40代前半の女性獣医は平均勤続年数、労働時間ともに男性よりかなり短くなっています。

これに対し、40代後半になると子育ても落ち着き、またバリバリ働くことで平均年収がアップしているようです。

50代

ここから比較が難しくなります。

男性獣医で50代前半の平均年収は727万円、50代後半の平均年収は832万円です。

一方、女性獣医はデータが存在しません。

50代後半の男性獣医もサンプル数が1桁と少ないことも含め、この年代にデータがほとんどないのは、独立開業した獣医が多いためと考えられます。

賃金構造基本統計調査は、動物病院勤務の獣医(労働者)の年収を集計しており、開業した獣医(使用者)は集計対象に含まれていないのです。

【職種別】獣医の平均年収

年代、性別だけでなく、職種でも獣医の年収は大きく左右されます。

一口に獣医と言ってもさまざまな職種があり、職種別に平均年収や年収の上下幅も大きく異なります。

いくら魅力的な働き方だからと言って、年収が低ければその職種に就くのは考えものです。

ここでは、獣医の職種別平均年収を見ていきます。

動物病院(勤務医)

動物病院に勤務する獣医の平均年収は584万円です。

これは全年代・性別を総合した平均年収です。先ほど述べたとおり、動物病院勤務の獣医は年代、性別で平均年収が異なります。

ただ、年代・勤続年数を経るごとに増額していく傾向はどの年代、性別でも共通しています。

年功序列なのは、獣医の世界もサラリーマンの世界も変わらないようです。なので、年収の大幅アップを期待して独立する人が多いのでしょう。

水族館や動物園などの施設

水族館や動物園などの施設では、獣医の年収は400〜450万円で、先ほど紹介した動物病院勤務の獣医より低くなっています。

水族館や動物園では、医療行為に伴う報酬ではなく、その施設の入園料などが給料の原資となります。

出来高制の報酬体系が多い動物病院では、受け入れる動物(患者)が多いほど、収入増に繫がりますが、水族館や動物園はそうではありません。

水族館や動物園では動物を元気に保つこと、つまりなるべく医療にかからないようにすることが、来園者(収入)を増やす要因になるのです。

またこうした施設では、飼育員や案内係など多くの職種が勤めているので、職種ごとに年収差をあまり大きくできない事情もあります。

一方、水族館や動物園では一般的なペットとは異なる珍しい動物を診ることができる点に、大きな魅力があります。

公務員獣医師

公務員獣医師の平均年収は600万円程度です。公務員なので給与水準や昇給は、勤務する自治体の技術職や医療職の給与体系に従います。

公務員獣医師の主な仕事は、動物病院のような治療の仕事は少なく、感染症、食中毒、動物の保護などになります。

鳥インフルエンザや狂犬病、豚コレラなど動物を媒介した感染症の予防対策なども担います。具体的には、こうした感染症の防除対策を立案するほか、動物園や養豚場などの衛生指導も行います。

直接、動物の治療ができるわけではないので、物足りなさを感じる人もいるかもしれません。

一方、公務員なので安定して給与が確保できる強みもあります。

JRA(馬)

競馬で知られるJRA獣医の年収は幅が広く、650~1200万円です。

農林水産省所管の特殊法人で、準公務員的な扱いのため、年収が高めです。

主な業務内容は競走馬の診察ですので、自分が診察した競走馬が活躍するとやりがいを感じるかもしれません。

馬と関わる仕事は、他には動物園など限られていますので、貴重な体験ができる職場でもあります。

ただし、JRAは採用枠が年に5人しかありません。狭き門をくぐり抜けなければ、JRAで働くことはできません。

製薬会社

製薬会社の獣医の年収は600~800万円です。

製薬会社での獣医の仕事内容は、実験動物の健康・安全管理です。

新たに開発された薬は、人間の患者に使用する前に動物に使う実験をすることで、安全性を確かめます。

研究職でもあり、毒性、病理、薬理の各研究に携わるほか、実際の創薬部門に配属される人もいます。

近年の動物愛護意識の高まりにより、必ずしも人気の職場とはなっていないようです。

しかし、医療を担う重要な仕事であることに変わりはなく、動物を守る獣医の基本は変わらないので、就職先として一考をおすすめします。

他の職種と比較して、獣医の年収は高い?安い?

獣医は、医療関係の他職種と比べると、比較的年収が低い傾向にあります。

ただ、場合によっては獣医の方が年収が高くなることもあり、自分でいかにキャリアを築くかがポイントとなります。

ここでは、獣医と他の医療関係者の収入について、違いを見ていきましょう。

医師

医師の平均年収は1200万円です。獣医と比べるとかなり高いですね。

医師は日本国内の職業別年収ランキングでもトップ級に入るので、当然とも言えます。特に医師は近年の少子高齢化で、需要が右肩上がりで伸びているので、収入は高止まりしています。

しかし、医師の中でも大学病院などの勤務医は激務です。その点、動物病院は小規模な個人医院が多く、経営者の裁量で自由に勤務させてもらえるメリットもあります。

歯科医師

歯科医師の年収は600~700万円と言われます。獣医の平均年収より少し高いくらいです。

歯科医師は、大学病院などの勤務医か開業医か、開業医でも都市部か地方かで大きな年収格差があります。動物病院も同様の傾向があります。

歯科医師は一時期、国民の歯磨き習慣が定着したことで虫歯になる人が減り、収入が激減しました。しかし近年では、ホワイトニングやインプラントといった自由診療に加え、予防歯科にも力を入れ始めたことで年収が上がってきているのです。

その点、動物病院はペット数に比例して需要も増えるので、「どうしたら収入を増やせるか」と悩むことはあまりありません。

薬剤師

薬剤師の年収は600~700万円です。都市部か地方かや、ドラックストア勤務か調剤薬局勤務かなどによって年収は少しずつ異なります。

薬剤師の年収幅は獣医の平均より少し高いですが、上記の通り薬剤師の職種によっては、獣医の方が年収が高くなる場合もあります。

製薬会社で勤務する薬剤師もいます。上記に述べたとおり、獣医にも製薬会社の求人があります。同じ職場で肩を並べることもある職業です。

海外の獣医の年収はいくらぐらい?

海外の獣医の年収はどれくらいなのでしょうか。

アメリカ、オーストラリアの獣医と比べると、日本の獣医の平均年収は2分の1と言われます。

海外、特に欧米圏では、日本より動物を人間と同等と扱うケースが多く、動物の医療にお金をかける人が多いためだと思われます。

海外の獣医は、日本では生息していない珍しい動物を診ることもあるので、魅力的な職業でもあります。

アメリカ

アメリカの獣医の年収は900~950万円です。アメリカはペット需要に加え、牛肉などの畜産も盛んで、獣医の需要が多いためです。

また、動物向け医薬品の開発も盛んな国で、その分、獣医の活躍の場も広く確保されています。

日本獣医師学会によると、アメリカの大学病院でインターンやレジデント、教官として働く場合、日本の獣医も特殊な免許を取らずに、アメリカで獣医として働けます。

ただし、一般の動物病院で働くなら、北米獣医師免許を取得する必要があります。

オーストラリア

オーストラリアの獣医の年収は1100〜1200万円で、日本の獣医より圧倒的に高いです。

オーストラリアの獣医は、カンガルーやコアラなどの固有動物を診ることもあるので、それだけでも魅力の高い職業と言えます。

オーストラリアは日本と時差があまりなく、獣医として働きたいと思うかもしれませんが、簡単ではありません。

日本の獣医免許はオーストラリアでは通用しません。現地の大学に行って5年程度の教育課程を修了し、獣医師免許を取得する必要があります。

オーストラリアで獣医になるのは難しいですが、オーストラリアの獣医師免許はイギリスやシンガポールでも通用するようです。英語圏で働きたいと考えている人にはおすすめです。

獣医になるにはどうしたら良い?

獣医になるにはどうしたら良いのでしょうか。

高校卒業後、大学の獣医学部や獣医学科に進学し、6年間学んだ後に国家試験に合格する必要があります。

医師と同じく、かなり難関です。しかし、ひところ話題になりましたが、愛媛県今治市で昨年度に岡山理科大学獣医学部(加計学園)が新規開学し、52年ぶりに獣医学部の日本全体の定員が増えることになりました。

獣医の門戸が広がったと言え、これから獣医を目指す人にとってはチャンスです。

獣医の資質については、当たり前ですが、まず動物が好きな人が適しています。一方、動物を「医療行為の対象」として見なければならない面もあるので、単に動物好きだけではない冷静さ求められます。

獣医の平均年収を1000万レベルまで上げるにはどうしたら良い?

獣医の平均年収は先ほど紹介しました。どの年代・性別でも平均年収1000万円は超えていませんでした。

では、獣医として年収を1000万円超にするにはどうしたらいいのでしょうか。

上記のデータはあくまで「動物病院勤務」かつ「平均」ですので、人によっては管理職になったり、独立開業したりして年収1000万円を超えることは十分考えられます。

ここでは、獣医が年収1000万円を超えるための選択肢を紹介します。

開業医になる

開業医になれば、顧客を獲得すれば年収1000万円を達成することは難しくありません。

問題は、開業医になるまでのプロセスが長くなりがちということです。

獣医師免許を取ってすぐに独立開業するのは難しく、まず動物病院などで修業を積む必要があります。

新人では症例観察や手術、治療方針の決定が十分できず未熟ですし、経営のノウハウも全くないためです。

先ほどの性別・年代別平均年収の紹介でも見たとおり、独立開業する獣医は50代から多くなります。

動物の命をあずかるだけに、修業と準備に時間がかかるのです。

ただし、50代からでは人生に柔軟性と余裕を持てません。できれば、40代までに独立したいものです。

なるべく早めに開業するには、獣医の需要が高い地域で数多くの症例を見ることが必要でしょう。一方、その場合は経営ノウハウを勉強する余裕を持ちにくいので、疲れていても勉強を続ける強い意思が必要になります。

独立開業後は、治療だけでなくペットホテルやトリミングなどを併設したり、動物関連グッズを院内で販売したりして、医療行為以外のところで稼ぐこともできます。

このように工夫次第で年収を上げられるのが、開業医です。

転職する

先ほどから散発的に触れましたが、獣医にもさまざまな職場があります。

現在勤めている動物病院の待遇に不満があるなら、大学などの教育機関や自治体、JRA、製薬会社などに獣医として転職する選択肢もあります。

獣医は専門職でありつつも、ポスト少ないため転職は難しいケースが多いと言われます。転職を検討するなら綿密な準備が必要です。

ただし、転職に成功すれば、年収を上げることは十分可能で、条件提示の仕方次第では年収1000万円を超えることも十分あり得ます。

獣医が転職するのに利用すべき転職エージェント

獣医が転職するのに利用すべき転職エージェントを紹介します。

ここで案内するのは、パソナキャリア、リクルートエージェント、マイナビエージェントの3社です。

どのエージェントも多くの実績があり、それぞれ強みがあるのでじっくり検討してください。

パソナキャリア

パソナキャリア

25万人もの転職支援実績を持つパソナキャリアは、求人件数も常時3万件以上抱え、豊富な選択肢を提供しています。

エージェントは数多くの転職先候補から、厳選した企業を紹介してくれるので転職後の年収アップも60%の人が経験しています。

パソナキャリアは、転職を初めてする人と転職を複数解する人、いずれの利用者も多く、利用者のうち42.9%が初めての利用者です。転職未経験者でも気軽に利用できます。

2019年オリコン顧客満足度調査では、転職エージェントの顧客満足度第1位も獲得し、その評判は折り紙付きです

非公開求人数は全体の20%もあります。先ほど紹介したとおり、獣医の求人は非公開のケースが多いので、パソナキャリアで獣医の非公開求人を紹介してもらいましょう。

リクルートエージェント

リクルートエージェントは、有名企業リクルートのグループが運営する転職支援実績NO.1の転職エージェントです。

非公開求人は20万件以上もあり、獣医の非公開求人ももちろん紹介してくれます。

その豊富なデータを蓄積し、年収要件のほかに休日や残業の有無など、多方面から評価した企業の情報を持っています。

キャリアアドバイザーの対応にも定評があり、連絡に対する応答の早さ、親身な姿勢、豊富な知識を持ち合わせています。

不安が伴う転職活動で、プロの的確な助言が欲しい人にとっては心強い味方です。

初めて転職する人も、安心して転職活動に臨めるので、登録すべき転職サイトの一つと言えます。

また、転職イベントもたびたび開催しており、登録前後に一度、足を運んで相談することもできます。

マイナビエージェント

マイナビエージェント

マイナビエージェントは「株式会社マイナビ」が運営する転職エージェントです。マイナビは、就活生なら一度は聞いたことある名前で、親しみがあるのではないでしょうか。

抱えている求人件数は3万件を超え、しかもその80%が非公開求人です。求人数20万件を超えるリクルートエージェントと比べると見劣りしますが、厳選しているとも言えます。

マイナビエージェントは、求人の質、提案力、サポート力で特に評価されており、特に転職が初めてという若い世代の利用が多いようです。

エージェントの支援は熱心で手厚く、履歴書や職務経歴書の添削・助言や面接対策をしてくれるだけでなく、入社後の給料など転職先企業との条件交渉も代行してくれます。

転職に不慣れで、手厚いサポートが欲しい人はマイナビエージェントをおすすめします。

まとめ

この記事では、獣医の平均年収について、男女別・年代別で紹介し、職場別や海外の事例も紹介しました。

ひと言で獣医と言っても働き方はさまざまです。

動物病院勤務の獣医はどの年代も平均年収1000万円に届きませんが、独立開業や転職など仕事の選び方次第では、1000万円を超えることも可能です。

開業するのはリスクが高い、でも年収は上げたい、と言う人はまず転職を検討してください。そのためのおすすめの転職エージェントを3つご紹介しました。

どのエージェントも丁寧な対応と豊富な求人数が魅力で、獣医の転職の強力な味方になってくれることでしょう。