日産自動車は日本を代表する大手自動車メーカーで、単体ではトヨタ自動車に次ぐ売上高を誇ります。
三菱自動車・ルノー(フランス)と提携し、3社合計の販売台数1061万台は世界一です。
一方、完成検査工程における不正問題や、元社長カルロス・ゴーン氏の金融商品取引法違反容疑など、なにかと不祥事が話題となっているのも事実です。
特に今年は新型コロナウイルスの流行により生産・販売が激減し、最終損益は850~950億円の赤字見通しだと報じられました。
経営に浮き沈みの激しい日産自動車の年収・ボーナスが気になる人は多いでしょう。この記事では、日産自動車の役職別や年代別の年収・ボーナスを徹底解説していきます。
目次
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日産自動車の給料は安い?役職別・年代別・職種別に徹底解剖
日産自動車の給料は安いと指摘する人もいれば、高いという人もいます。
ここでは日産自動車の給料について、役職・年代・職種・学歴に分けて解説します。
実際の年収例も載せていますので、表と合わせて参考にしてください。
日産自動車平均年収の推移:ボーナスは何ヶ月分?
全従業員の平均年収とボーナスをまとめました。有価証券報告書によると、2019年度の平均年収は815.5万円でした。
2015~2019年度の従業員数は2万2千人台、平均年齢は42~43歳です。
2015年から3年間は売上の増加に伴い平均年収も増加し、約20万円ずつ増えています。
一方、2017年10月に発覚した完成検査工程での不正によるリコール対応の結果、営業利益が落ち込んだため、2018年と2019年は年収は増加しませんでした。
この5年間で、ボーナスは5.7~6.0ヶ月分が支給されています。検査不正に伴い、ボーナスの倍率は減少しています。
平均年収 | ボーナス(ヶ月分) | |
2015年 | 776.7万円 | 5.7ヶ月分 |
2016年 | 795.0万円 | 5.9ヶ月分 |
2017年 | 816.5万円 | 6.0ヶ月分 |
2018年 | 818.4万円 | 5.8ヶ月分 |
2019年 | 815.5万円 | 5.7ヶ月分 |
日産自動車の給料日・ボーナス支給日は?
日産の給料は、月末締めで翌月25日に支払われます。例えば6月1日から31日まで働いた分の給料は、7月25日に支給されます。
ボーナス支給日は日付までは公表されていないものの、7月と12月の年2回支給されるようです。
日産自動車の役職別年収(役員・主管・主担)
続いて、役職別の年収を見ていきましょう。
2018年度の有価証券報告書によると、社長の西川廣人氏(当時)の報酬は4億400万円、その他役員は最高で1億7800万円でした。
口コミによると、主管・部長の年収は1500万前後、主担・課長は1200万前後、係長クラスは900万前後でした。
ただし、日産自動車は実力主義が徹底しており、個人ごとの年収にかなりのばらつきがあります。役職なしの社員は年齢にもよりますが、年収400万円~700万円です。
役職名 | 年収 |
社長 | 4億400万円(2018年西川氏) |
役員 | ~1億7800万円(2018年) |
主管・部長 | 約1500万円(個人の成績による) |
主担・課長 | 約1200万円(個人の成績による) |
係長 | 約900万円(個人の成績による) |
社員 | 400~700万円(年齢・成績による) |
日産自動車の職種別の年収例
次に、職種別の年収例を見ていきましょう。
事務系と開発系で、口コミから具体的な年収例を紹介します。
ただし日産は実力主義のグローバル企業のため、同じ職種でも人によってかなり差があるようです。
あくまでも一例として捉えてください。
総合職(事務系職種)
口コミから、事務系総合職の年収例を紹介します。
- 28歳:536万円
- 32歳:500万円
- 年齢不明(中途入社5~10年目・課長):1320万円
同じ総合職でも人によって年収に差があり、年下の方が年収が上のケースもあるようです。
「各階級で昇進試験があり、階級によるが昇進は難関」「評価されなければ一切の昇進がない場合もある」といった口コミがみられました。
昇進の可否は試験のほか、業務実績や人脈なども含めて総合的に評価されるようです。
技術職(研究・開発)
技術職の実際の年収例を紹介します。
- 29歳:642万円
- 33歳:742万円
- 46歳(課長):1600万円
技術職も実力主義が徹底されています。口コミでは残業の多さを指摘するものが多く、「残業管理が厳しくサビ残が多い」「部署によっては仕事を持ち帰る必要がある」などの口コミがありました。
一方で、「やる気があれが活躍の場が多く、やりがいがある」「成果主義のため、結果はきちんと給与・ボーナスに反映される」などの口コミも多くありました。
日産自動車の年代別年収
日産自動車は実力次第で年収が増減するため、年代別年収にそこまで大きな意味はありません。
ただし、年代ごとにある程度の年収幅が決まっており、ここでは年代別の年収レンジを表にまとめました。
年を重ねるほどに同世代間の年収差は大きくなり、30代から200万円の差が出ています。
高い役職に就けば1000万円以上の高年収を実現できます。一方、「管理職につかなければ40歳前後で頭打ちとなり、フルで残業しても1000万円未満」との口コミもありました。
~24歳 | 295~325万円 |
25~29歳 | 519~668万円 |
30~34歳 | 569~789万円 |
35~39歳 | 616~817万円 |
40~44歳 | 693~891万円 |
45~49歳 | 776~998万円 |
50~54歳 | 831~1069万円 |
55~59歳 | 824~1060万円 |
日産自動車の学歴別初任給と手取り・年収
学歴別初任給と手取り、年収の試算をまとめました。データは公式サイトや口コミなどを参考にしました。
大卒・院卒の初任給は公式サイトに記載がある一方、高卒の初任給は情報がなく、「高専卒:189,850円」との記載がありましたので、それ以下とみられます。
日産自動車は実力主義とはいえ、初任給の段階では学歴に比例して給料も高くなることがわかります。
手取りは前年度の所得はゼロ円と仮定して住民税はゼロ、雇用保険と所得税、社会保険料を差し引いた額を記載しています。
1年目の平均年収は初任給×12ヶ月分に加え、夏10万円と冬2か月分のボーナス(※口コミによる)から算出しました。
学歴 | 初任給 | 初任給の手取り | 平均年収 |
高卒 | 189,850円以下 | 159,052円以下 | 約280万円 |
大卒 | 223,000円 | 186,798円 | 約310万円 |
院卒 | 248,000円 | 208,110円 | 約350万円 |
日産自動車の年収を関連会社や同業他社と徹底比較
この章では、日産ディーラーと、競合他社の年収について解説し、日産自動車の年収が相対的に高いのか検証します。
トヨタ自動車やホンダなど、他の自動車大手より日産自動車の年収は高いのでしょうか。
日産ディーラーの年収を比較
日産ディーラー各社の年収を、募集要項に記載のある基本給と賞与から試算しました。実際には残業代や各種手当が上乗せされるため、ここでまとめた額より高くなります。
ディーラーごとに年収相場に違いはありますが、営業職の年収は250~330万円、整備士の年収は240~320万円の範囲に収まっています。
すべてのディーラーで、整備士よりも営業職のほうが年収は高いようです。資格によって基本給に上乗せがあり、営業職は販売台数に応じたインセンティブも別途支給されます。
主なディーラー | 営業職 | 整備士 |
札幌日産自動車 | 297.2~312.6万円 | 272.6~281.8万円 |
宮城日産自動車 | 253.5~280.5万円 | 240.0~267.0万円 |
東京日産自動車販売 | 331.7~352.6万円 | 297.8~322.0万円 |
愛知日産自動車 | 272.2~303.4万円 | 283.7万円 |
日産大阪販売 | 330.0万円 | 270.5~297.9万円 |
福岡日産自動車 | 299.2~310.4万円 | 291.2~302.4万円 |
日産自動車は年収ランキングでは何位?
続いて、同業他社の平均年収と比較してみましょう。2019年の有価証券報告書を参考にデータをとりました。
登録車台数が国内トップのトヨタ自動車の平均年収は850万円超と、日産よりも高いです。
日産の平均年収815.5万円は、トヨタ自動車、本田技研工業に次いで3番目に高い水準です。
日産とアライアンスを結んでいる三菱自動車は4位の740万円、その他の同業他社は650~680万円程となりました。
自動車のシェアだけで考えると日産自動車は2位になってもおかしくありませんが、本田技研工業はバイク販売が世界的に好調なため、年収が高いようです。
トヨタ自動車 | 851.6万円(平均年齢39歳) |
本田技研工業 | 819.8万円(平均年齢45歳) |
三菱自動車 | 742.1万円(平均年齢38.3歳) |
マツダ | 682万円(平均年齢40.5歳) |
スバル | 652.4万円(平均年齢38.4歳) |
スズキ | 681万円(平均年齢40歳) |
ダイハツ | 651万円(平均年齢38.3歳) |
日産自動車の知っておくべき特徴3つ
日本には自動車メーカーが数多くありますが、日産の特徴についてご存じでしょうか。
ここでは日産の知っておくべき情報について説明します。
特に日産への就職・転職を考えている方は、他社との違いをよく理解しておく必要があるため、ここで学んでおきましょう。
日産自動車の会社概要
日産自動車株式会社は、1933年(昭和8年)に設立された自動車メーカーです。
自動車の製造・販売が主な事業内容で、従業員数は2019年12月時点で22,791人、連結で138,893人の大企業です。
現在は中国、北米など海外の販売台数は国内の3倍程あり、国内グローバル企業の一角を占めます。
戦後、ダットサンやフェアレディZ、スカイライン(GTR)などの名車を次々に生み出し、レース市場でも存在感を示すなど、世界的自動車メーカーとして名をはせました。
しかし、1980年代から販売が低迷し、一時はホンダにもシェアを抜かれて3位に転落しました。陳腐なデザインの車が多くなったことが、販売不振の原因とされています。
深刻な経営不振から資金不足に見舞われた日産自動車は1999年、フランスのの自動車会社ルノーと資本提携し、同社のカルロス・ゴーン氏を社長に迎えました。
ゴーン氏は徹底した組織改革・商慣行改革「日産リバイバルプラン」を断行し、不採算の国内工場を閉鎖するとともに社員をリストラしました。さらに年功序列の賃金体系を廃止しました。
「系列」と呼ばれる部品会社との密接な関係も見直し、部品会社に徹底的な値下げを求め、低価格でデザイン重視の車に刷新していきました。
シェア2を取り戻し、2003年に負債を完済しましたが、ゴーン氏の報酬を巡る不正疑惑が浮上して解任され、現在は新体制で組織固めを急いでいます。
日産自動車の特徴①:三菱自動車・ルノーとのアライアンス(提携)で世界最大級の規模
日産は現在、三菱自動車とルノーとのアライアンスを締結しています。2017年、3社合計の販売台数は世界首位となり、2019年度はVW、トヨタグループに次いで世界3位となりました。
3社のアライアンス関係の前に、日産とルノーの資本提携が基本にあります。1999年、ルノーが経営難の日産を傘下にいれています。
その後、日産の業績回復に伴って、ルノーより日産の方が規模が大きい「親子逆転」現象により両社は微妙な関係が続きました。
2016年、燃費検査不正など不祥事による販売不振に苦しんでいた三菱自動車の株式を日産が買い取り、日産が三菱自動車の筆頭株主となりました。
これにより、日産、ルノー、三菱自動車のアライアンスが完成しました。3年連続で1000万台以上を販売している、世界最大級のグループです。
今後はさらなる連携強化が見込まれ、規模も拡大していくとみられています。
日産自動車の特徴②:徹底した実力主義で「個人」に予算が与えられることも
カルロス・ゴーン元社長が掲げた「日産リバイバルプラン」の一つに、年功序列賃金の改革がありました。
筆頭株主のルノーは外資系企業で、社内に外国人の社員や管理職が多いため、改革当時、年功序列に違和感を覚えたのは間違いないでしょう。
特に管理職になると給料は年俸制となり、成績が良ければその分、年収が上がるシステムです。前述の年収比較の通り、同じ年齢・同じ職種でも、個々によって年収に差が出ます。
口コミでは、新卒と中途採用の差がなく、フェアに評価されていると感じている人が多いようです。
個人主義の側面もあり、研究の一部門である「SIR(Senior Innovation Researcher)」では、所属する社員個人に研究予算がつくほどです。
社内には行きすぎた実力主義への疑問の声があるのも事実です。カルロス・ゴーン氏の退任を経て、今後のルノーとの関係見直し次第では、年功序列型への揺り戻しがあるかもしれません。
日産自動車の特徴③:スポーツカーに力を入れている(NISMO)
モータースポーツ分野で日産の名を世界に知らしめたのは、1958年の「第6回豪州一周ラリー」です。「ダットサン」が初出場し、1台がAクラス優勝を果たしました。
1960年代にはフェアレディ(後にフェアレディZ)に加え、「羊の皮を被ったオオカミ」の異名を取ったスカイラインGTRが登場しました。
1984年にはレースに出場しつつ、モータースポーツ用のカスタムも手掛ける「ニッサン・モータースポーツ・インターナショナル株式会社」(NISMO)を設立しています。
1990年代は経営不振に陥り、スポーツカー部門を大幅に縮小しました。一時はスカイラインGTRを廃止するほどでしたが、カルロス・ゴーン氏の意向でGTRとして復活させました。
歴代GTRやスカイライン、フェアレディは国内外中古車市場で今でも根強い人気があります。世界のスポーツカー市場では、日産はトヨタよりも名前が知られているほどです。
日産自動車の採用難易度は?内定確率を上げる方法も紹介
ここまで、日産の年収や特徴についてご紹介しました。年収が高く、魅力的な車を開発しているので、転職先として魅力を感じる方も多いでしょう。
それでは、実際に日産で働くためには、どのような工夫が必要なのでしょうか。
この章では、中途採用で日産への応募を考えている方向けに、必要な情報をまとめました。
日産自動車の中途採用情報【2020年最新】
2020年4月時点で、公式サイトの採用ページに中途採用の募集はありませんでした。
新型コロナウイルスの影響で採用計画に大幅な変更を迫られているとみられ、公式サイトで今後、募集をかけるのか、先行きが読めません。
ただ、非公開で求人募集している可能性は十分にあります。日産に転職したい方は、非公開の求人情報を持つ転職エージェントへの登録をおすすめします。
期間工から正社員になるのは狭き門
期間工とは、工場の繁忙期だけ働く「期間が定められている契約社員」のことです。期間工から正社員を狙う人も少なくはありません。
日産は国内5つの工場で期間工から正社員登用の可能性があります。都心に近い工場は倍率が高く、期間工になりたいのなら地方の工場ををおすすめします。
ただし、期間工から正社員になるには、勤務先の上司の推薦と試験の合格が必要で、推薦を受けるには1~2年は期間工として働かないと難しいでしょう。
このため、期間工から正社員になるハードルは非常に高いです。
日産自動車に転職するには転職エージェントの活用が効率的
先述の通り、2020年4月時点で公式サイトでは中途採用の情報は掲載されていません。
とはいえ、非公開で中途採用を募集している可能性はあるため、日産に転職したい方は転職エージェントを通して求人がないか聞いてみましょう。
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続いて、なにかと話題のカルロス・ゴーン氏や、今後の給料の見通しなど、日産自動車に関する質問をまとめました。
日産への転職活動を始める前に、疑問点は1つずつ解消していきましょう。
日産自動車に役職定年はある?
日産自動車は役職定年制度を導入しています。
役職定年とは、一定の年齢になると部長や課長のような役職から退く人事制度です。役職定年後は、後進の育成のために異動するケースもあれば、仕事が全く変わらないケースもあります。
実力主義の風潮が強い日産では、有能な若手が早く昇進できるように、この制度が導入されたのでしょう。
日産では、主担・課長の役職定年は50歳、主管・部長の役職定年は55歳とされています。
管理職に就くと1000万円以上の高収入を得られる一方で、役職定年を迎えると給与は大幅に減ります。
カルロス・ゴーン元社長の年収はいくらだった?西川元社長の年収とどれくらい違った?
2018年度の有価証券報告書から、カルロス・ゴーン氏の年収は16億5200万円、同年の西川廣人氏の年収は4億400万円であることがわかりました。
当時カルロス・ゴーン氏は代表取締役会長、西川廣人氏は代表取締役社長で、12億以上もの差がでています。
2014年~2018年の5年間で日産から得た総報酬額は、カルロス・ゴーン氏は49億2400万円、西川廣人氏は13億8500万円でした。
カルロス・ゴーン氏は、日産・ルノー・三菱の3社からの報酬を得ていたので、この金額よりもさらに高額の年収を得ています。
さらに、この報酬のほかに退職後の報酬も保証する取り決めがあったことや、会社の経費でゴーン氏個人の財産を購入していたとされることが問題視されました。
カルロス・ゴーン元社長は今なにしている?
2018年11月に金融商品取引法違反容疑で逮捕されたカルロス・ゴーン氏は、2019年12月にレバノンに入国し、現在は国際手配されてます。
Wall Street Journalのインタビューによると、日本の司法制度と日産を強く批判し、容疑を否認する発言を繰り返していました。
日本はレバノンと身柄引き渡し条約を結んでおらず、ゴーン氏の逮捕は絶望視されています。
「本を出版する」や「映画化する」との噂が飛び交っていますが、どれも真偽が確かではありません。
日産の給料は今後下がる?
日産の今後の給料は下がる可能性が高いです。
2018年、2019年は度重なる不祥事で利益が減少したため年収は増加せず、今年は新型コロナウイルスの影響で、さらなる利益減少が見込まれています。
新車投入が鈍って需要が掘り起こせなかったことや、カルロス・ゴーン氏の逮捕などによるブランド力の毀損も、売上高の減少に影響しています。
販売不振からの脱却、3社のアライアンスのが今後の展開が年収増加への鍵ですが、急な改善を期待できる要素は見当たりません。
日産自動車に入って高年収を目指すなら転職エージェントの活用を
この記事では、日産自動車の年収や同業他社との比較、おすすめの転職エージェントの紹介をしていきました。
現在、日産の平均年収は815.5万円と、製造業の中で高水準で、同業他社との比較でもトヨタに次いで2番目に高い給与水準です。
最近は販売不振や新型コロナウイルスの影響による需要の「蒸発」で、日産自動車の年収は下がる傾向にあります。
ただし、日産自動車は実力主義のため、若い人でも大いに活躍でき、高年収を実現できる可能性がある、依然として転職先として人気の企業です。
人気企業への転職は、自分一人で進めても成功する望みは薄いです。転職のプロである転職エージェントをぜひ活用しましょう。
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