検索エンジンで有名なGoogleは、アメリカ・カリフォルニア州に本社がある世界有数の超大手IT企業です。そんなGoogleの年収が気になる方も多いのではないでしょうか。
この記事では、Googleの年収をさまざまな視点で徹底調査しました。日本法人の情報だけではなく、米国本社との比較や、役職・職種別の情報をまとめています。
Googleへの転職を考えている方におすすめのエージェントなど、転職に役立つ情報も紹介しています。ぜひ最後までチェックしてください。
目次
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Googleの年収をGoogle社員の声から徹底調査!
Googleは企業の公式ホームページに求人を掲載していますが、勤務地と業務内容の記載はあるものの、給与条件は公開していません。
Googleの給与条件は、どのような仕組みなのでしょうか。ここでは各条件別に平均年収を紹介します。
Google社員の声をもとに調査したところ、国・職種・役職などの条件で大きく差があることがわかりました。
Googleの平均年収(日本・アメリカ・その他の国)
世界最大級のIT企業Googleは、世界50か国に70以上のオフィスを構えています。
年収はその国の物価や情勢などで左右されるため、拠点ごとに金額が異なるのが一般的です。Googleでは国によってどの程度差があるのでしょうか。
日本と、本社のあるアメリカで比較すると、回答者によってばらつきはあるものの
- 日本 平均約1000万円
- アメリカ 平均約1300万円
と、およそ年間300万円もの差がありました。
本社があるアメリカ・カリフォルニア州はアメリカ国内で最も物価が高く、特に家賃が高いことで有名です。
一人暮らしに必要な家賃は月48万円と、住むだけで年間600万円ほどが必要である点が年収に差が出る理由のひとつのようです。
Googleの年収①職種別|営業職とエンジニアの差は?
営業やエンジニアなど、職種別の年収を紹介します。Google社員の実際の声を調査すると、同じオフィス勤務でも、数百万円単位で年収が違う場合があるようです。
口コミによると、営業職は
- 27歳 3〜5年目 1000万円
- 30歳 3年未満 1500万円
- 35歳 7年目 1800万円
エンジニア職は
- 27歳 3年目 850万円
- 31歳 6年目 1050万円
- 40歳 2年目 650万円
と、年齢や在籍年数で年収は様々のようです。日本ではエンジニア職よりも営業職のほうが給与は高い傾向にあるようです。
これに対し、アメリカ本社では
- 営業職 平均約1200万円
- エンジニア 平均約1300万円
と、エンジニア職の年収が営業職を上回っています。
Google社員の口コミによると、「優秀であればどんどん昇進、昇給していく」「役職が上がるごとに大きく年収は上がっていく」とあります。
同じ職種でも、役職など社員のグレードによって年収に差がつくようです。
Googleの年収②役職別|エンジニアにはレベルがある?
Googleの社員は技術や経験に応じて1~10の段階でレベル分けされており、技術面を支えるエンジニアは、レベル3が最低ラインです。
エンジニアのキャリアはレベル3~レベル10の間でスタートし、その後実績や経験により昇進・昇給していきます。
レベルは社内規定に基づき評価され、以下の目安で分類されます。
- レベル3 入門レベル
- レベル4~ 新卒の博士号保有者場合や、それに準ずる人
- レベル6~ 課長クラス
- レベル8~ 部長クラス
- レベル10 事業部長クラス
レベル4、レベル5の人数比率が高く、それ以上のレベルを目指すには中規模グループの管理職として認められるか、それに準ずる実績が必要であるという口コミもみられました。
Googleの新卒年収は?
国や職種・役職別で見たGoogleの年収は、条件によって差はあるものの、日本の平均年収約450万円より高いことがわかりました。
では、Google新卒社員の年収はいくらでしょうか。
調べてみると、Googleの新卒年収は平均750万円ほどで、新卒の時点で日本の平均年収の1.6倍を手にできるようです。
「成果をあげ昇進した場合は、決まったタイミングでなくても昇給可能」という口コミもあり、成果に応じた報酬がもらえることに満足の声もあがっていました。
全体を通してGoogle社員の口コミに給与に関する不満はほぼなく、新卒でも十分満足できる収入が得られているようです。
Googleは福利厚生が充実していることも有名
働くうえでは、収入と同じくらい福利厚生も大切です。ここでは、世界的IT企業Googleの福利厚生について、Google社員の口コミをチェックしました。
Googleといえば食事がビュッフェ形式で無料提供されていることは有名です。
栄養バランスの整った食事に加え、スナック類や飲料などもオフィスに完備されており「出社してから食べ物を買いに出ることがない」という口コミがみられました。
スポーツジムや診療所が社内にあり無料で利用できるなど、健康に役立つ福利厚生もあるようです。
仕事をしながら健康に配慮した生活を送ることができ、リフレッシュもしやすいため、福利厚生に満足している社員が多いようです。
Googleで年収2000万円以上もらえるのはどんな人?
Googleの年収は、スキルや経歴、役職や業務内容など様々な要因で異なることを紹介してきました。
Googleには年収2000万円に届く社員もおり、社員の実際の声によると
- 勤続年数が長い
- レベルが7以上
- 米国本社勤務経験がある
- 同僚や上司から継続して高い人事評価を得ている
などの場合、年収2000万円を超えるケースが多いことがわかりました。
Googleでは毎年昇給があり、給与が5〜8%アップするようです。実績をあげレベル7以上になると基本給も高くなります。
米国本社に勤務する社員は、その時点で高いスキルが認められているため、給与が高くなる傾向があるようです。
Googleには年に2回人事評価があり、評価は上司だけでなく同僚からの視点も考慮されます。高評価が継続すると基本給やボーナスが上がるとの声もありました。
Googleの年収は同業他社と比較してどのくらい高い?
Googleがかなり高給であることがわかりましたが、同じくアメリカに本社を持つ同業他社と比較した年収差はどれほどでしょうか。
巨大IT企業群を指す「GAFAM」5社うち、Apple、Amazon、マイクロソフトの3社とGoogleの年収を比較しました。
Appleの年収は?
Apple Japanの平均年収はおよそ550万円です。
Googleと比較すると、Appleは飛び抜けて高給な社員が少なく、社員間でバランスが取られているようです。
口コミによると、Apple日本法人の社員は一定のグレードに達すると大きく年収が上がり、それまではあまり差が付かないようです。
米国本社では職種別の年収差が大きく、エンジニアやデザイナーなどの技術職と販売員とで大きく差があります。
技術職は
- デザイナー 約2000万円
- シニアハードウェアエンジニア 約1800万円
- シニアソフトウェアエンジニア 約1650万円
と、1000万円超であるのに対し、販売員は
- Apple Store販売員 約500万円
- Apple Storeリーダー職 約650万円
- Apple Storeアシスタントマネージャー 約650万円
と、日本の一般企業と同等であることがわかりました。
米国本社勤務の技術職は高い給与が望めるものの、それ以外はあまり差が付かない給与体系のようです。
Amazonの年収は?
Amazon Japanの平均年収はおよそ1000万円です。Apple Japanより高く、Google Japanと同水準です。
Amazon JapanはGoogleと同様にレベルに基づいた評価制度を導入しており、年収・人事評価制度は非常に似ています。
昇給は「よほどでないと大幅な昇給は見込めない」と回答する社員が多く、高年収が一定に保たれる給与体系のようです。この点は、レベルによって大きく昇給するGoogleと異なります。
米国本社勤務の場合、年収は
- 営業職 約1000万円
- エンジニア 約1500万円
と、Google、Appleと同様にエンジニアが営業職を上回る年収であることがわかりました。
先ほどのGoogleの職種別年収と比較すると、営業職はやや低く、エンジニアは高い給与水準です。
マイクロソフトの年収は?
日本マイクロソフトの平均年収はおよそ1300万円です。Google、Apple、Amazonと比較しても高い傾向にあります。
人事評価制度はGoogleやApple、Amazonと比べ「上司の評価に左右されやすい」と感じる社員が多く、3社と比較すると協調性を重視した評価制度であるようです。
年収に占めるインセンティブの割合が高く、査定の際に実績をアピールできると年収が上がりやすいとの口コミがみられました。
米国本社勤務は平均年収1650万円で、GoogleやAmazonより高額です。
同業他社と比較すると、日本法人と米国本社の年収差は少ないようです。
Googleの年収は魅力的!転職難易度は?
Googleは、同業他社と比較しても引けを取らない高い年収が得られ、働く先として魅力的です。
最先端のサービスに携わるやりがいに加え、給与・待遇面でもGoogleで働いてみたいと感じた方も多いのではないでしょうか。
ここでは、Google Japanの転職難易度を調査しました。
Googleジャパンは採用している?
Google Japanの採用活動について、企業ホームページには職種別に中途採用の正社員求人が10件ほど掲載されています。
どの求人も「必要な条件・経験」「望ましい経験・スキル」の欄に条件が書かれています。応募前に自分の経験・スキルと照らし合わせる必要があります。
Googleの採用活動では、面接に力を入れていることで有名です。Google社員の口コミでも、採用面接は厳しいとの声があります。
「求人が少ない」「高度なスキルが必要」「面接が厳しい」と、採用の難易度が高いのは明らかで、Googleに入社するのは狭き門です。
Googleの求人に応募を考えている人は、難関の採用面接の傾向を押さえておく必要があります。面接で望ましい受け答えができるよう、以下の失敗談などを確認しておきましょう。
Google面接に落ちた人の声
実際にGoogleの面接に落ちた方の感想は以下の通りです。
- 英語をもっと勉強しておくべきだった
- 望んでいた職種の経験が不足していた
- 発想力や技術を問われる質問にうまく答えることができなかった
特に英語力は重視されていると感じた人が多く、「英語力をみられていると感じた」「英語で言いたいことが言えず、十分アピールできずに悔しく感じた」などのコメントが目立ちました。
TOEIC900点の高得点をとった人や留学経験者でも「英語をもっと勉強しておくべきだった」と感じており、非常に高いレベルの英語力が必要であることがわかります。
Googleへの転職成功確率を高める方法
知名度、事業内容、年収、福利厚生全てが高水準のGoogleは、採用面接の難易度が高く、対策なしに応募するのは無謀です。
Googleへの転職活動を成功させるには効率的な情報収集、充実した対策が不可欠です。自分1人で対策するのは限界があり、転職エージェントの利用がおすすめです。
転職エージェントを利用するメリットは3つあります。
- 蓄積したデータをもとに対策ができる
- 自分のアピールポイントを客観的にアドバイスしてもらえる
- 必要な情報を的確に教えてもらい、効率よく情報収集できる
転職エージェントは企業が求める人材像や、過去の応募状況など、個人では知り得ない情報を詳細に把握しています。
以下でおすすめの転職エージェントを紹介します。
マイナビITエージェント
「マイナビITエージェント」は、転職エージェント大手で知られる「マイナビ」グループが運営する、IT業界に特化した転職エージェントです。
求人の取り扱い社数は15000社と業界トップクラスで、蓄積した豊富なノウハウが魅力です。
業界に詳しいうえ、応募書類の添削、面接対策、内定までサポートが充実しています。本気で年収をあげたい方にぴったりのエージェントです。
業界専任のキャリアアドバイザーによる模擬面接があるので、面接対策に力を入れたい方に特におすすめです。
経験豊富なキャリアアドバイザーと面接の練習を繰り返し、難関のGoogleの面接に臨みましょう。
マイナビITエージェントの公式サイトGeekOut
GeekOutはエンジニア専門の転職エージェントで、開発内容の特徴など技術者が望む情報が集まりやすい特徴があります。
Googleエンジニア職への応募を検討している方には特におすすめのエージェントです。
外資系企業のGoogleは、内定後に給与交渉をおこなうのが通例で、交渉次第では高い水準で入社できます。
GeekOutは年収交渉も代行してくれるので、なるべく好条件で転職したいならぜひGeekOutを利用しましょう。
Google以外の企業に関しても、採用担当者からヒアリングした就業環境などの非公開情報を多く保有しており、求人応募の前に働く環境を十分吟味できます。
事前の情報収集から入社まで一貫してエンジニアに合ったサポートを受けられるのが魅力です。
GeekOutの公式サイトGeekOutの評判と口コミについて詳しく知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。 GeekOut(ギークアウト)の評判は?500人の口コミ調査の結果レバテックエキスパート
レバテックエキスパートは、ハイクラスのエンジニアとクリエイターに特化した転職エージェントです。キャリアアドバイザーが国家資格を保有しているなど、技術理解が深いのが特徴です。
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