博報堂は、大広・読売広告社・博報堂DYメディアパートナーズとともに博報堂DYホールディングスの中核を担う企業で、国内2位の規模を誇る広告代理店です。
業界最大手の電通と合わせて「電博(でんぱく)」と称されることもあり、就職ランキングでは常に上位に入る人気企業です。
この記事では、博報堂の口コミや公式資料を参考に、年代・職種・役職・学歴別の年収を徹底調査します。
「深夜残業、休日出勤は当たり前?」「高年収だけど、やっぱり激務?」など、博報堂の残業時間や激務の評判についても検証していきます。
博報堂への転職を考えている人は、ぜひ参考にしてください。
目次
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博報堂の年収は?年代・職種・役職・学歴別まとめ
広告業界への転職を考えている人にとって、博報堂の年収水準は非常に気になるところです。
ここでは博報堂社員の口コミをもとに、年代・職種・役職・学歴別の年収をまとめました。子会社や関連会社の年収も紹介します。
博報堂の平均年収・平均年齢推移
ここでは、博報堂の平均年収と平均年齢の推移を紹介します。博報堂単体のデータは公開されていないため、博報堂DYホールディングスの公式資料を用いて説明します。
博報堂DYホールディングスの平均年収は、博報堂をはじめとする傘下企業からの出向者(231名)の平均年収で、博報堂グループ全体の平均年収ではありません。
ホールディングスには管理職クラスが多く所属し、平均年収が高くなる傾向があります。ここでは、あくまでも参考値として博報堂DYホールディングスの平均年収を紹介します。
以下は、博報堂DYホールディングスの過去5年間の平均年収・平均年齢をまとめた表です(有価証券報告書より)。
決算期 | 平均年収 | 平均年齢 |
2020年3月期 | 1079万円 | 43.6歳 |
2019年3月期 | 1065万円 | 43.4歳 |
2018年3月期 | 1089万円 | 43.7歳 |
2017年3月期 | 1057万円 | 42.2歳 |
2016年3月期 | 1036万円 | 42.9歳 |
平均年収は2019年に微減するものの増加傾向で、2016年からの5年間で43万円アップしています。
平均年齢は増減を繰り返しながら少しずつ上昇しており、5年間で42.9歳から43.6歳へと推移しています。
国税庁の「民間給与実態統調査(2019年)」によると、民間企業全体の平均年収は441万円で、平均年齢は46.4歳です。
博報堂DYホールディングスの平均年収は民間企業全体より638万円も高く、平均年齢は2.8歳低いです。1000万円超の平均年収は、国内トップクラスの水準といえます。
博報堂を含めたホールディングスの平均年収が過去5年間で40万円近く増えている理由は、グループの売上高増が原因とみられます。
売上高と売上総利益は着実に伸びており、5年間で売上高は2500億円以上、売上総利益は1000億円以上アップしています。
以下は、博報堂DYホールディングスの売上高・売上総利益・純利益(直近5年分)をまとめたものです。
決算期 | 売上高 | 売上総利益 | 当期純利益 |
2020年3月期 | 1兆4662億4900万円 | 3324億9900万円 | 448億9300万円 |
2019年3月期 | 1兆4445億2400万円 | 3248億900万円 | 472億3500万円 |
2018年3月期 | 1兆3350億3000万円 | 2723億3500万円 | 298億3400万円 |
2017年3月期 | 1兆2554億7400万円 | 2486億4000万円 | 258億8000万円 |
2016年3月期 | 1兆2152億5000万円 | 2324億9800万円 | 285億3100万円 |
2020年3月期の売上高は前年度より1.5%増加する一方、純利益は5.0%低下しています。これは前年度(2019年3月期)に子会社が保有していた株の売却益を一時的に計上したことが影響しています。
博報堂DYホールディングスの堅調な売上推移は、平均年収の増加に大きな影響を与えていると考えられます。
ただし、新型コロナウイルスや東京オリンピック開催有無の影響が顕著に現れる2021年度は、堅調な売上推移に歯止めがかかる可能性があります。
業績悪化は平均年収にも影響を与えると考えられ、博報堂への転職を考えている人は今後の業績動向も随時チェックすることをおすすめします。
博報堂の年収・年代別
ここでは、年代別の年収事例を多数紹介します。以下の表は、博報堂社員の口コミをもとにした年収事例をまとめたものです。
年代 | 年収事例 |
20代 |
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30代 |
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40代 |
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上記の年収事例より、年代別の年収相場は以下の通りです。50代の年収事例は詳細不明のため、口コミを総合的に検証した相場を記載しています。
- 20代:450万~1000万円
- 30代:950万~1340万円
- 40代:1200万~1500万円
- 50代:1200万~2000万円
博報堂の給与形態は年俸制です。入社して数年間は年俸に加えて残業代が支給されますが、一定の年次になると裁量労働制に移行して残業代込みの報酬になります。
残業代がつく22~25歳(新卒で入社1~3年目)の中には、年俸額を大幅に上回る年収を貰っている人がいます。実際に以下のような口コミがありました。
- 4年目から残業代がつかなくなるので、3年目までは残業で稼ぎます。
- 1~3年目は残業代がつくので年棒として提示される額よりもかなり稼げます。4年目で裁量労働制になるので、一旦年収は下がります。
20代半ばで1000万円近い年収事例があるのは、残業代が加算されているためと考えられます。裁量労働制に移行後の年収について、以下のような口コミがありました。
- 早い人だと20代後半で年収1000万円に到達する人もいますが、それ以降(5~10年程)は1000万円からあまり増えません。
- 入社10年目でほとんどの人が年収1000万円を超えます。
- 30歳で1000万円前後に到達して、34歳までは1000万円程度に留まります。
上記の口コミのように、30歳で年収1000万円前後に到達する事例が多くみられました。30代前半は年収1000万円程度に留まり、年収に差が出始めるのは35歳前後からと推測されます。
実際に、以下のような口コミがありました。
- 30代前半にディレクターという役職にあがれるかどうかで年収が変わってきます。
- 40歳までに大体の人が年収1200万円に到達します。さらに高い年収には昇格をしなければ難しいですが、出世しなくても年収1200万円は貰えます。
博報堂は、30歳で年収1000万円前後、40歳で年収1200万円以上が期待できます。順調に昇格し続けることで、年収2000万円を目指すことも可能です。
博報堂の年収・職種別
博報堂では、アカウントプロデュース、ストラテジックプラニング、クリエイティブ、PR業務を担う総合職採用を行っています。
ここでは、広告代理店の主な4職種(営業・制作・企画・媒体)の年収事例をまとめました(役職者は除く)。
在籍期間 | 営業(アカウントプランナー) | 制作(クリエイター) | 企画(マーケター) | 媒体(PRプランナー) |
3年未満 |
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3~5年未満 |
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5~10年 |
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上記の年収事例より、職種別の年収相場(入社10年目以下)は以下の通りです。
- 営業職:年収450~1100万円
- 制作職:年収500~1100万円
- 企画職:年収500~1000万円
- 媒体職:年収740~800万円 ※在籍3~5年未満の年収相場
各職種の年収相場は広告代理店の一般的な水準ではありますが、博報堂では職種別の年収に大きな差は無く、全職種が入社10年目(30歳前半)で年収1000万円に到達可能です。
また、営業職と企画職の在籍3年未満の年収事例には、残業代が加算されたことで在籍3〜5年未満の年収よりも高い事例がみられました。
残業代の有無や量は所属する部署や人によっても異なりますが、博報堂では職種に関係なく20代前半で1000万円近い年収に到達することも可能なようです。
博報堂の年収:役職別
以下は、役職別の年収事例をまとめた表です。
役職 | 年収事例 |
アカウントエグゼクティブ |
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ディレクター |
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マネージャー |
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部長 |
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20代後半に多いアカウントエグゼクティブは法人営業のことで、年収相場は700万~900万円です。
ほかの役職の年収相場は、ディレクターで1000万~1400万円、マネージャーで1300万~1500万円、部長クラスで1800万~2000万円と予想されます。
年収1000万円以上が見込めるディレクターは、入社10年目(30代前半)で昇格可能です。40代以上のシニアディレクターは、マネージャークラスの年収と同水準です。
口コミの中には、「ディレクター以上は昇給幅が狭く、年収はあがりにくい」などの内容もみられましたが、博報堂では部長クラスで年収2000万円を目指すことも可能です。
では、博報堂の役員の年収はどのくらいでしょうか。以下は、博報堂DYホールディングスの有価証券報告書に記載された役員報酬の詳細です。
役職別 | 役員報酬総額 | 役員数 | 平均年収 |
取締役(社外取締役除く) | 3億8800万円 | 7名 | 5543万円 |
監査役 | 3900万円 | 3名 | 1300万円 |
役員の中で年収1億円を超えているのは、取締役会長の戸田祐一氏(年収1億100万円)です。
博報堂の年収:学歴別新卒初年度年収
博報堂は年俸制のため、月給の初任給額は公表されていません。また、高卒・大卒・院卒などの学歴別の設定はなく、一律の年俸額を提示しています。
初年度年収の2019年度実績は以下の通りです。
- 初任給:年俸額360万円+超過勤務手当+業績賞与
博報堂社員の口コミより、入社1年目の年収事例には以下のとおりです。
- 年収450万円:男性、営業
- 年収500万円:男性、営業
上記の年収事例より、博報堂の新卒初年度年収の相場は450万〜500万円です。超過勤務手当と業績賞与の詳細は不明ですが、上記の年収事例より、両方合わせて90万〜140万円が相場のようです。
博報堂年収:子会社・関連会社
博報堂は国内外に計80社以上の子会社・関連会社を持ち、事業を細かく分類しています。
博報堂の「生活者発想」「パートナー主義」の企業理念をもとに、全国各地に子会社を設けて地域に根ざした広告事業も展開しています。
ここでは、主要な子会社・関連会社の年収事例と初任給額を紹介します。
企業名 | 年収事例 | 初任給 | |
子会社 | 博報堂プロダクツ |
| 月給25万円 |
博報堂コンサルティング |
| 年俸制(初年度年俸額不明) | |
北海道博報堂 |
| 月給25万円 | |
九州博報堂 |
| 不明(公式サイト掲載無し) | |
静岡博報堂 |
| 月給25万5000円 | |
関連会社 | H.M.マーケティングリサーチ |
| 月給22万5000円+諸手当 |
子会社・関連会社の中には、博報堂と同じ年俸制の会社もあれば、月給で給与が定められている会社もあります。
上記の年収事例より、博報堂を上回る年収の子会社・関連会社はありません。ただし、博報堂プロダクツは博報堂と同様に入社5~10年目で年収1000万円前後の事例がみられました。
博報堂コンサルティングでは新卒・キャリア採用ともに行っていますが、新卒よりも中途採用者の年収事例が多かったため、短い在籍期間にも関わらず年収水準は高い傾向にあります。
北海道博報堂や静岡博報堂など全国各地の子会社は、博報堂プロダクツなどに比べて年収が低い傾向にありますが、日本の平均年収441万円には在籍3~5年で到達可能です。
博報堂の年収は男性と女性で格差あり?
広告業界は男性社会とのイメージを強く抱く人も多いのではないでしょうか。ここからは、男性と女性の年収格差について徹底調査します。
以下の表は、新卒に絞って男性・女性別に年収事例をまとめたものです。
男性 | 女性 |
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上記の年収事例より、30代前後で年収1000万円に到達する事例が男女双方でみられました。
博報堂では、30代前半でディレクターに昇格すれば年収1000万円に届き、年収1200万円以上になるにはさらなる昇格が必要といわれています。
2019年時点で、博報堂の女性役職者の割合は7.1%とされています。年収1200万円以上の女性の年収事例が少ないのは、男性に比べて女性の役職者が少ないためとみられます。
ただし、2015年7月に女性初の役員が就任するなど、博報堂は女性活躍推進に積極的に取り組んでいます。今後数年間で年収1200万円以上の女性社員が急激に増えてくるでしょう。
博報堂の福利厚生・退職金は?
ここからは、博報堂社員の口コミを参考に、福利厚生と退職金について徹底調査します。
博報堂では、法定福利厚生(健康保険・介護保険・厚生年金保険・児童手当拠出金・雇用保険・労災保険)の他に、以下の法定外福利厚生があります。
- 通勤・住宅手当
- 育児・介護休暇制度
- 各種休暇制度(アニバーサリー休暇・バースデー休暇・フリーバカンス休暇) 他
博報堂社員の口コミには、年に2回、5日連続で休暇を取得できるフリーバカンス休暇があることに満足する声が多くみられました。
ただし、福利厚生全般に対する満足度は低く、中でも住宅手当に関する不満の口コミが多数ありました。
- 若いうちから給与が高いのは魅力的だが、手当は転勤時の家賃補助ぐらいしかありません。
- 住宅手当がないので持ち家を購入しておく方がいいです。大手不動産との提携があるので、割引で購入ができます。
- 給与は高いですが住宅手当はないので、福利厚生がしっかりしている企業と比較すると可処分所得は低い可能性があります。
- 1年目はボーナスが無く、入社数年での退職の場合は退職金が出ません。住宅補助もありません。
博報堂では、会社都合の転勤以外は住宅手当が出ません。利便性から会社近くに家を借りる社員も多いため、特に都内在住者は住宅手当が出ないことに不満を抱えているようです。
博報堂の退職金について、以下の口コミがありました。
- 入社数年での退職の場合は退職金が出ません。
- 2500万円以上の退職金が貰えます。そのため、定年までいれば老後は安泰でしょう。
厚生労働省「平成30年就労条件総合調査結果の概要」によると、大卒・定年退職時の平均退職金額は1,983万円です。
一般的に、中小企業よりも資金力のある大企業の方が退職金は高いです。このため、博報堂の退職金相場は2000万~3000万円と予想されます。
ただし、定年前に自己都合退職をした場合は、退職金が大幅に減額される可能性があります。
博報堂の年収は高い?低い?ランキングを調査!
以下の表は、上場企業3677社の平均年収をランキング形式でまとめたものの抜粋です。
順位 | 企業名 | 平均年収 |
1位 | M&Aキャピタルパートナーズ | 3109万円 |
2位 | イー・ギャランティ | 2413万円 |
3位 | GCA | 2063万円 |
68位 | 武田製品工業 | 1091万円 |
69位 | アステラス製薬 | 1088万円 |
70位 | 博報堂DYホールディングス | 1079万円 |
71位 | 大気社 | 1076万円 |
72位 | 日本オラクル | 1069万円 |
上記のランキングより、博報堂DYホールディングスの平均年収は上位2%以内に入るほどのトップ水準であることがわかります。
博報堂の平均年収と同水準の企業は、国内5大医薬品メーカーのアステラス製薬や、自動車塗装設備で国内首位の規模を誇る大気社などです。
次に、博報堂の年収を日本の主な広告代理店3社の平均年収と比較します。
- 電通:平均年収1169万円(2019年12月期)
- ADKホールディングス:平均年収757万円(2016年12月期 ※2018年上場廃止)
- サイバーエージェント:平均年収682万円(2019年9月期)
広告代理店の中で平均年収1000万円以上なのは、電通と博報堂の2社のみです。博報堂の平均年収を90万円上回る電通は、上記ランキングで42位に入っています。
「電博(でんぱく)」と称され、日本の広告業界を牽引する電通と博報堂は、平均年収でも2強の存在です。
博報堂へ高年収で転職する方法
広告業界で圧倒的な知名度と国内トップクラスの年収水準を誇る博報堂は、転職先企業としても非常に高い人気があります。
ここからは、博報堂の中途採用情報や転職難易度、採用実績のある大学について説明します。
博報堂の中途採用情報は?
博報堂では、子会社・関連会社含めて中途採用を行っています。
募集が無い時期もありますが、博報堂は通年で中途採用を行っているので、公式サイトを定期的にチェックすることをおすすめします。
ここでは、2020年2月に掲載終了した中途採用情報を紹介します(2020年9月21日時点で募集は無し)。
- アカウントプロデュース職(営業・販促企画):正社員、初年度年俸500~1200万円、業界問わず営業・企画・コンサルタント等の経験のある人材募集
- アカウントプロデュース職(デジタルマーケティング):正社員、初年度年俸500~1200万円、業界問わず営業・企画・コンサルタント等の経験のある人材募集
以下は、博報堂の子会社・関連会社で募集中の中途採用情報を抜粋したものです(2020年9月時点)。
企業名 | 募集職種 | 詳細 |
博報堂プロダクツ |
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TBWA\HAKUHODO |
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博報堂コンサルティング |
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博報堂ダイレクト |
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新潟博報堂 |
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静岡博報堂 |
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子会社・関連会社は各社単独でキャリア採用を行っており、応募方法(電話・メール・郵送等)は会社によって異なります。
子会社・関連会社を含めて博報堂への転職を考えている人は、各社公式サイトの採用情報を事前に確認しておくと良いでしょう。
博報堂の転職難易度は?学歴フィルターはある?
大手転職サイトdodaの「転職人気企業ランキング2020」によると、博報堂は総合58位(全300社)、業界別(インターネット・広告・メディア)は9位と高位置にランクインしています。
圧倒的なネームブランドを持ち、高年収も狙える博報堂は、転職先企業として非常に高い人気を誇ります。そのため、博報堂の転職難易度は高いことが予想されます。
「一流大学を卒業していないと博報堂への転職は難しい?」「学歴フィルターはあるの?」など、不安な人も多いのではないでしょうか。実際に以下のようなツイートがありました。
デザイン関係も
電通とか博報堂とかは
やっぱり学歴重視だしね— 黒田隼人(アメーバ進化) (@MM_virgo) January 19, 2015
電通や博報堂にいるクリエイターの
学歴をみると「東大」とか
「慶応」とか「武蔵美」とか
いかにもな大学名が目についちゃって
怖気づくこともあると思うんです。事実、凄いし。
やるべきことやって努力してるから
アタマも切れるし。でも、それがすべてと思って
あきらめるのはもったいないよ。— ヨミモノ ケイスケ | R15指定 (@keisuke_tg) February 10, 2020
実際に、東洋経済新報社が独自に調査した「入社が難しい有名企業トップ200」によると、博報堂は26位にランクインしています。
同調査の入社難易度は、採用大学の難易度(偏差値)をもとに算出されています。つまり、ランキング上位であるほど、偏差値の高い大学出身者が多いといえます。
2018年・2019年・2020年の就職四季報より、博報堂に採用実績のある主な大学は以下の通りです。
- 慶応義塾大学
- 早稲田大学
- 東京大学
- 京都大学
- 同志社大学
- 明治大学
- 中央大学
- 青山学院大学
- 関西学院大学 他
博報堂には、早慶や東大・京大などの一流大学だけを選ぶ学歴フィルターはありませんが、日本有数の名門大学出身者が多いことは確かです。
博報堂のキャリア採用は広告業界の経験有無は問われませんが、輝かしい経歴や功績を持つ人がライバルとなる可能性があり、転職成功は容易ではないでしょう。
博報堂への転職成功率を高める方法
高年収が期待できる博報堂には、限られた採用枠に転職希望者が集中し、転職難易度は非常に高くなることが予想されます。
人気があるだけではなく、博報堂のキャリア採用は高学歴かつ輝かしい実績や功績をもった人がライバルとなるため、自力で転職活動を乗り切るには限界があります。
博報堂への転職成功率を高めるためにも、業界に精通したプロのサポートを受けることをおすすめします。
ここからは、広告代理店への転職に強い転職エージェントや、豊富な実績とサポート内容に定評のある転職エージェントを紹介します。
プロの転職
プロの転職は、広告・IT/Web業界に特化した転職支援サービスです。2020年5月に「シンアド転職エージェント」から「プロの転職」へと名称を変更しています。
求人保有件数は非公表ですが、プロの転職はWEB・総合広告代理店、PR会社、デジタルマーケティング企業などの求人を多数保有しています。
以下は、プロの転職で紹介可能な企業例です。
- 博報堂、電通、LINE、楽天、ADKK、ASAKO、サイバーエージェント、YAHOO!、リクルート、Byte Dance、ユニリーバ、DMM.com 他
公式サイトでは求人検索・閲覧ができませんが、利用登録後は博報堂・電通・ADKKなどの総合広告代理店の求人や、プロの転職が独自に入手した求人を多数紹介してもえらます。
業界に特化した転職エージェントを利用する最大のメリットは、業界への理解度が高いことです。
プロの転職には広告業界出身のキャリアコンサルタントが多数在籍しているため、安心して様々なことを相談・質問できます。
実際にプロの転職を利用した人からは、「希望をしっかり理解してくれた上で最適な企業紹介をしてくれた」「他のエージェントには無い求人を紹介してもらえた」などの口コミがみられました。
広告業界に特化し、独自で入手した求人情報を豊富に持つプロの転職は、博報堂をはじめとする広告代理店への転職成功確率を高められる転職エージェントです。
シンアド転職エージェントの公式サイトパソナキャリア

パソナキャリアは、転職で年収アップを目指す人におすすめの転職エージェントです。実際に、パソナキャリアを利用した人の67.1%が年収アップに成功しています。
2020年9月時点におけるパソナキャリアの公開求人数は27,254件で、広告業界に絞った公開求人数は241件です。
以下は、パソナキャリが2020年9月時点で保有している博報堂関連(博報堂DYホールディングス傘下企業含む)の公開求人情報です。
- 株式会社ロカリオ(博報堂DYメディアパートナーズグループ):メディアプランナー、初年度想定年収330~460万円 ※経験に応ず
パソナキャリアが保有する求人は約80%が非公開求人のため、一般には公開されない高年収の優良案件にも出会える可能性があります。
パソナキャリアは年収アップに強いだけでなく、キャリアアドバイザーよる丁寧で質の高いサポートにも定評があります。
実際に利用した人からは、「職歴経歴書の添削や模擬面接などのサポートがとても丁寧だった」「キャリアアドバイザーはいつも的確なアドバイスをくれた」などの声が多くみられました。
非公開求人を多数保有し、質の高いサポートに定評のあるパソナキャリアを利用すれば、博報堂への転職成功の可能性は高まるでしょう。
パソナキャリアの公式サイトパソナキャリアの評判と口コミについて詳しく知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。
リクルートエージェント

リクルートエージェントは、人材紹介サービス最大手のリクルートグループが運営する転職エージェントで、転職支援No.1の実績を誇ります。
2020年9月時点の公開求人数は96,384件、非公開求人数は108,650件で、業界最大規模の求人数を保有しています。広告業界の公開求人数は5,274件、非公開求人は2,688件です。
リクルートエージェントは、博報堂関連の求人も複数保有しています。以下は、2020年9月時点で公開中の求人情報です。
- 株式会社博報堂アイ・スタジオ:グローバル案件制作プロデューサー、想定年収540~920万円
リクルートエージェントは圧倒的な求人数に加え、企業への交渉力が高いことでも定評があります。
利用した人の口コミには、「キャリアアドバイザーの交渉のおかげで想定以上に年収がアップした」「応募資格を満たしていなかったが、交渉によって面接が受けられた」などの声がありました。
豊富な実績と高い交渉力を持つリクルートエージェントを利用すれば、博報堂の厳しい採用選考を不安なく進められる可能性があります。
リクルートエージェントの公式サイトリクルートエージェントの評判と口コミについて詳しく知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。
ランスタッド

ランスタッドは、世界38の国と地域で人材紹介サービス業を展開する世界最大級の転職エージェントです。主に、外資系企業や日系グローバル企業へのハイクラス転職を得意としています。
2020年9月現在、ランスタッドが保有する広告業界の公開求人数は155件です。内、年収800万円以上が51件、年収1000万円以上が33件です。
ランスタッドが持つ求人の約80%は非公開求人で、独自に入手した非公開求人も多数保有しています。以下は、年収1000万円以上の広告業界の求人例です。
- 日系大手グローバル総合広告会社(社名非公開):コンサルタント、年収900~1200万円
- 外資大手クリエイティブエージェンシー(社名非公開):アカウントスーパーバイザー、年収800~1000万円
独自求人や非公開求人を多数保有するランスタッドでは、博報堂をはじめ、博報堂と同水準の年収が目指せる求人に多数出会える可能性があります。
各業界・職種に精通したキャリアアドバイザーが多数在籍しているため、質の高い転職支援サポートも期待できます。
ランスタッドの公式サイトランスタッドの評判と口コミについて詳しく知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。
博報堂の年収や評判をもっと詳しく!激務の噂は?
「広告業界ってやっぱり激務?」「残業ばかりで家には帰れない?」など、博報堂に関する噂が気になる人も多いのではないでしょうか。
ここからは、博報堂の年収や評判について、2chやSNSに投稿された口コミを徹底調査します。
博報堂の年収に関する評判は?
博報堂では若年層でも年収1000万円前後に到達できるため、特に20代は他企業の年収に大きく差をつけることが可能です。
実際に以下のようなツイートがありました。
25歳で年収1000万って博報堂すごいな
— よぴ(腰痛) (@yoppin_god) June 8, 2020
博報堂で働いたら700万も貰えるのかよ年収2倍以上じゃん毎日黒毛和牛だね
— er.ika (@p_ompompain_) December 13, 2019
広告業界で平均年収1000万円以上なのは、電通と博報堂の2社のみです。広告業界で最も平均年収が高いのは電通ですが、博報堂との年収の差について以下のツイートがありました。
広告業界で残業代青天井なのは電通だけ。博報堂も若いペーペーの内だけ残業代あり。その後、裁量労働制に変わって給与に含まれる。電博の年収の差はここにある。
— 高学歴の就活2chまとめ (@elite_job) July 2, 2020
このツイートでは、電通は年次に関わらず残業代が支給されるため、裁量労働制の博報堂よりも年収が高いと説明しています。
電通・博報堂をはじめとする広告業界は、ここ数年間で長時間労働の削減に力を入れています。そのため、電通の残業時間も減少傾向にあります。
ツイートにあるように、電通と博報堂の年収の差は残業代の有無によるものと仮定すると、今後電通と博報堂の年収の差は縮まっていくことが予想されます。
博報堂の残業時間に関する評判は?やっぱり激務?
「高年収を得る代わりに、仕事は激務?」「深夜残業は当たり前?」など、不安に思う人も多いのではないでしょうか。
20代後半から裁量労働制となる博報堂では、年収と残業時間が見合っていないと感じる社員がいるようです。実際に以下のツイートがありました。
博報堂
29歳 残業月130時間年収950万円って
肉体的精神的キツさと給料見合ってないんじゃないか?— いかちゃんのグルメ日記ᔦ๑° ꒳ °๑ᔨ (@MilkyHorizon) May 4, 2017
ただし、2016年に電通の女性社員が過労自殺した事件を契機に、電通・博報堂を筆頭に広告業界全体が長時間労働を厳しく制限しています。
博報堂では、社内ルールとして残業は原則午後10時までと定め、やむを得ず10時以降も残業する場合は上司への事前申請を義務付けています。
電通に続いて博報堂も残業制限を始めて、これが結構厳しく取り締まっていることで広告主企業側がめちゃ残業しないといけなくなってるという話が数社あり、一番の問題は「仕事時間」よりも業務量とか権限とかにあるよなーと思ってる。
— しの(77.0kg) (@raf00) March 14, 2017
上記のツイートからも、博報堂では本格的に残業制限が進んでいることがわかります。実際に、博報堂社員より以下のような口コミがありました。
- 基本的に残業はありますが、だいぶ少なくなりました。長時間働くことが美徳とする風土はかなり無くなったと思います。
- 徹夜や深夜の長時間打ち合わせなどは以前に比べて確実に減っています。
「以前よりは長時間労働は少なくなった」との口コミが多い一方で、以下のような口コミもありました。
- 所属しているチームはプライベートを重視しており無駄な残業を嫌う傾向にありますが、他のチームでは休日出勤や残業が続いているところもあります。
所属する部署や役職によっては激務を強いられる可能性もありますが、広告業界全体が残業削減に力を入れている中、博報堂の残業時間も年々減少していくと考えられます。
博報堂の年収まとめ
この記事では、博報堂(博報堂DYホールディングス)の平均年収をはじめ、年代・職種などの様々な角度からみた年収を徹底調査しました。
博報堂は年俸制の給与体系で、入社して数年間は年俸に加えて残業代が支給されます。ただし、入社4年目以降から裁量労働制に移行されるため残業代が支給されません。
裁量労働制移行後は一時的に年収が減少するものの、多くの博報堂社員が30歳で年収1,000万円前後に到達しています。
30代後半から昇格スピードによって年収にバラツキが生じ始めますが、40歳に1,200万円の高年収が期待できます。ただし、1,200万円以上の年収を目指すには昇格する必要があります。
年収1,000万円以上の高年収が目指せる博報堂は、就職・転職ランキングでも常に上位にランクインする人気企業のため、転職難易度は非常に高いことが予想されます。
博報堂への転職成功確率を高める秘訣は、広告業界に特化した転職エージェントや、質の高いサポートが受けられる転職エージェントに登録をすることです。
この記事で紹介したプロの転職(旧シンアド転職エージェント)やパソナキャリアなどの転職エージェントを上手く活用して、博報堂への転職を成功させましょう。