JAXAの年収は意外と低い?職種・学歴別に徹底調査!

JAXA

JAXA(国立研究開発法人・宇宙航空研究開発機構)は、宇宙航空分野の研究・開発を担う文部科学省所管の国立研究開発法人です。

JAXAが担う宇宙の開発・研究は魅力的な事業の一方、高い専門性が求められます。とはいえ、実は宇宙の専門知識が無くても就業が可能で、転職先として高い人気を誇ります。

この記事では、JAXA社員の口コミや公式資料を参考にしてJAXAの年収を徹底調査します。転職難易度や転職成功への秘訣も説明するので、是非参考にしてください。

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JAXAの年収まとめ(職種・学歴別)

JAXAの経験者採用は、宇宙航空分野に限らず、多種多様な各分野で高い専門性を持った人材を募集しています。

「事務職の年収は低い?」「院卒のほうが年収が高い?」など、JAXAの年収について気になる人は多いのではないでしょうか。

ここでは、職種・学歴別にJAXAの年収を詳しく解説します。

JAXAとは

JAXA(宇宙航空研究開発機構)は、宇宙航空分野における研究開発機関で、国立研究開発法人の中では国内最大の規模を誇ります。

2003年10月1日に宇宙科学研究所(ISAS)、航空宇宙技術研究所(NAL)、宇宙開発事業団(NASDA)の3機関が統合されて発足しました。主な事業内容は以下のとおりです。

  • 人工衛星・ロケット・国際宇宙ステーションの開発推進
  • 科学衛星による惑星探査など宇宙科学研究
  • 航空科学技術・基礎技術基盤に関する研究開発
  • スペースデブリ(宇宙ゴミ)の対策

以下は、JAXAの組織情報を一覧にしたものです。(JAXA公式サイトより引用)

正式名称国立研究開発法人 宇宙航空研究開発機構(JAXA)
本社所在地東京都調布市深大寺東町7-44-1
設立2003(平成15)年10月1日
代表者理事長 山川 宏
職員数1,552名(男女比:男性81% 女性19%) ※2020年4月1日時点
事業所・施設【国内】全20箇所

  • 本社・調布航空宇宙センター
  • 東京事務所
  • 筑波宇宙センター
  • 相模原キャンパス
  • 種子島宇宙センター
  • 角田宇宙センター ほか

【海外】全5箇所

  • ワシントン駐在員事務所
  • ヒューストン駐在員事務所
  • パリ駐在員事務所
  • バンコク駐在員事務所
  • モスクワ技術調整事務所

JAXAは発足以来、小惑星探査機「はやぶさ」による小惑星イトカワの試料採取成功や、宇宙ステーション補給機「こうのとり」の打ち上げ成功など、宇宙航空分野の発展に貢献し続けています。

JAXAの平均年収・福利厚生は?

JAXAが公表している「平成30年度国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構の役職員の報酬・給与等について」によると、常勤職員の平均年収は864万円(うち賞与245万円)です

日本の平均年収は441万円のため、JAXAの平均年収は高水準といえます。以下は、JAXAの福利厚生の内容です。

  • 社会保険完備(厚生年金など)
  • 科学技術健康保険組合
  • 科学技術企業年金基金
  • 共済制度(各種給付、保養施設・スポーツクラブ利用サポート)
  • 職員用保育園など

JAXAは、育児に関する支援や特別休暇制度を男女問わず取得できるなど、ワークライフバランスを重視した制度が整っています。

筑波宇宙センターや調布宇宙センターに保育園を設置するなど、子育て支援に力を入れています。仕事と子育てを両立したい人にとって充実した環境です。

NASAの年収とはどの程度差がある?

NASAとJAXAの年収差について、ここでは宇宙飛行士の年収を例に説明します。

  • NASA(アメリカ航空宇宙局)の給与体系:アメリカの国家公務員「一般給与表(General Schedule)」により規定。

一般給与表はGS-1からGS-15の全15グレードに分かれ、各グレードは1~10のステップに刻まれています。

NASA所属の宇宙飛行士の給与グレードは、修士号または博士号取得が要件となるGS12~GS13に分類されます。

給与一般表によると、年収相場は$66,167~$102,288で、円換算で年収710万~1097万円(2020年7月17日付為替相場)です。

  • JAXA全職員の給与体系:宇宙航空研究開発機構の給与規定に従う。

給与規定で研究職に分類されるJAXAの宇宙飛行士の平均年収は869万円で、平均だけ見ればNASAの年収相場と比べるとほぼ同水準です。

宇宙飛行士をはじめとするJAXA職員の年収には、最終学歴と実務経験年数が大きく影響します。

例えば、自然科学分野で研究、設計、開発などの実務経験が3年ある場合、最終学歴別の年収目安は、博士了で年収623万円、修士了で年収570万円です。

NASAの給与規定と比較して、JAXAの年収は最終学歴と実務経験年数が影響する部分が大きく、NASAの年収よりも低い年収の宇宙飛行士がいることも予想されます。

JAXAの年収(職種別)宇宙飛行士の年収はやっぱり高い?

JAXAには主に事務職・技術職・研究職の3職種があり、宇宙飛行士は研究職に分類されます。職種別比率は、研究職が62%を占め、30%が事務職と技術職です。

宇宙飛行士は研究職に分類され、給与規定も他の研究職と同様に扱われます。

以下の表は、職種別にみた平成30年度の平均年収です。

職種平均年収平均賞与
常勤職員全体864万円245万円
事務職・技術職818万円233万円
研究職(宇宙飛行士含む)867万円247万円

宇宙飛行士を含む研究職は、高い専門性を持つ経験者採用のみを行っています。新卒採用のある事務職や技術職よりも、研究職の平均年収は必然的に高くなります。

JAXAの給与規定では、宇宙飛行士の年収が特別に高いのではなく、高い専門性と豊富な実務経験に応じた結果、年収が高くなる傾向があるようです。

JAXAの年収(学歴別)文系と院卒ではどの程度変わる?

JAXAの職員は、大卒以上が全体の73.6%を占め、このうち修士了以上が17.2%です。以下は、新卒採用時の初任給です。

  • 博士修了:26万8300円
  • 修士修了:22万500円
  • 大学学部卒:20万600円
  • 短大・専門大卒:17万8000円

院卒(博士了・修士了)の初任給は、学部卒よりも2万~6万円程度高くなります。

以下は、実際にJAXAで働く人の口コミによる学歴別の年収モデルです。

学部卒(主に事務職)院卒(主に技術・研究職)
  • 年収300万円:在籍3~5年、新卒、事務
  • 年収350万円:在籍4年目、新卒、事務
  • 年収450万~550万円:在籍5~10年、新卒、事務
  • 年収780万円:在籍15~20年、総務主査
  • 年収450万円:在籍5年目、修士卒、研究開発員
  • 年収500万円:在籍6年目、博士卒、研究開発員
  • 年収600万円:在籍9年目、院卒、開発職
  • 年収980万円:在籍15~20年、衛星・ロケット開発

勤続20年以下の職員の年収相場は、学部卒(主に事務職)で300万~800万円、院卒(主に技術・研究職)で450万~1,000万円です。

事務職に多い文系学部卒は、院卒よりも150万~200万円低い年収相場です。

JAXAは年収試算もできる!

JAXAでは、最終学歴や実務経験年数が年収に大きな影響を与えることを紹介しました。JAXAへの転職を検討している人は、自身がどの程度の年収になるのか気になりませんか。

JAXAの公式サイトには、最終学歴と実務経験年数を選択して年収試算ができるツールが用意されています。

年収試算結果は概算のため実際の年収額とは異なりますが、おおよその年収相場を知るのに役立ちます。

特に、JAXAへの転職で年収アップを目指している人は、事前に試算することをおすすめします。たとえ十分な実務経験があっても、最終学歴次第では現職よりも年収が低くなる可能性があります。

以下は、2020年7月時点の年収試算結果です。(縦軸:最終学歴 横軸:実務経験年数)

5年10年20年30年40年
博士665万円751万円814万円987万円1,126万円
修士608万円697万円771万円917万円1,107万円
学士570万円665万円744万円890万円1,080万円
短大510万円616万円792万円860万円1,042万円

試算結果によると、常勤職員の平均年収864万円に到達するには、20~30年の実務経験が必要です。

JAXA職員の平均年齢が44.6歳(2018年時点)であることからも、年収800万円以上となるのは最短でも40歳前後と予想されます。

JAXAに入るには?転職難易度や職場の評判を調査

勤続年数に応じて高い年収が得られ、高い専門性を発揮できるJAXAには、多くの転職希望者が殺到することが予想されます。

「JAXAは高学歴の人しか入れない?」「ずば抜けた功績がないと入れない?」など、JAXAの転職難易度が気になる人は多いのではないでしょうか。

ここでは、JAXAへの転職難易度や職場の良い評判・悪い評判について説明します。

JAXAの転職難易度は?

JAXAは、国際的にも高いレベルの宇宙航空研究・開発に携われることから、就職・転職先として根強い人気を誇ります。

大手転職サイトdodaの「転職人気企業ランキング2020」(2020年6月公開)によると、JAXAは総合ランキングで145位、業界別(公共・その他部門)では2位の結果でした。

転職先として人気の高いJAXAの経験者採用は、募集職種と採用人数が限られており、転職難易度は非常に高いと予想されます。

以下は、JAXAの経験者採用の概要です。(JAXA公式サイトより引用)

募集職種
  • 宇宙輸送システム
  • 人工衛星利用
  • 人工衛星追跡
  • 宇宙環境利用・有人宇宙活動
  • 宇宙科学・探査
  • 航空科学技術
  • 基盤技術
  • 事務系職種
応募資格以下の条件をすべて満たす者

  • 学歴:短大(高専・専門学校)卒業以上
  • 実務経験:募集職務に応用できる分野での実務経験3年以上(宇宙航空分野に限らない。大学院在籍期間は含まない。)
  • 現在(応募時点)JAXAに出向中又は出向期間満了後2年以内ではないこと
  • その他、各募集職務にて求められる資格
採用人数原則として、募集職務ごとに1名。(一部複数名募集の職務あり)

宇宙航空分野の専門知識や経験が無くても応募可能で、応募資格のハードルはさほど高くありません。ただし、採用人数が募集職種ごとに原則1名のため競争率は高いです。

実際、2008年度の宇宙飛行士の採用では、963名の応募者から宇宙飛行士候補者に選ばれたのは2名でした。宇宙飛行士はその他職種に比べて募集機会が少なく、応募者が集中したためです。

宇宙飛行士ほどではないにしても、採用人数が少ない点はその他の職種も同様です。他の職種でも競争率が低いと楽観はできません。

JAXAの良い評判

実際にJAXAで働く職員の口コミには、多種多様な手当を受けられることに満足する口コミが多くみられました。実際に、以下のような口コミがありました。

  • 手当の種類が多いです。超過勤務などもしっかり計上されます。(事務・男性・在籍5~10年)
  • 地域手当や住宅手当のほかに、年1回の昇給や年2回の期末手当もあります。(開発員・男性・在籍5~10年、技術系・男性・在籍10~15年)
  • 種子島やつくばなどの遠隔地には、通常の1~2%多い地域手当がつきます。(研究・開発・男性・在籍5~10年)

JAXAの給与規定によると、住居手当や単身赴任手当をはじめ、諸手当が全19種類あります。中には、寒冷地手当といった珍しい手当もあります。

このほか、ワークライフバランスや女性が働きやすい環境づくりに力を入れるJAXAの取り組みを高く評価する口コミが多くみられました。

  • 各種制度が整っているため、仕事の家庭の両立は十分にできます。有給も問題なく取れます。(総合職・男性・在職10~15年)
  • フレックス制度を活用しやすく、ノー残業デーなど働き方も工夫できます。(事務・女性・在籍3年未満)
  • 女性の管理職も最近は増えてきており、長期の産休や育休から復帰する人も多いです。(研究開発員・男性・在籍5~10年)
  • 女性が働きやすい職場です。産休・育休はとるのが当たり前という文化があります。(事務・女性・在籍10~15年)

JAXAの悪い評判

一方、JAXAの悪い評判を巡る口コミを調査した結果、給与や昇給に不満を抱く口コミが多くみられました。

  • 管理職に昇給しにくく、40歳前半でようやく課長になる人がいるぐらいです。高年収と言われていますが、東大・京大卒ばかりがいる組織では低いのではないでしょうか。(開発職・男性・在籍5~10年)
  • 大手有名企業で働く同世代と比較すると、正直見劣りします。(開発職・男性・在籍5~10年)

JAXAの平均年収864万円は、日本の平均年収を大幅に上回る高水準です。ただし、20~30代の職員の中には、大手有名企業に比べて年収が低いことに不満を抱く人がいます。

例えば、自動車最大手のトヨタ自動車(平均年収852万円・平成30年度)は、JAXAと平均年収がほぼ同水準であるものの、若手社員にも大きな昇給機会があります。

トヨタ自動車の年収相場は、30歳前半で600万~700万円、30歳後半で800万~1,000万円です。30歳前半で昇格をし、年収1,000万円に到達する社員もいます。

JAXAの年収試算結果によると、年収800万円に到達するには実務経験が最低20年は必要です。

「40代でようやく管理職に昇進できる」という口コミがあるように、実務経験を重要視するJAXAでは、20代・30代は忍耐が求められます。

JAXAへの転職成功確率を高める方法

JAXAの経験者採用では、全8職種の募集を随時行っています。採用人数は原則、1職種につき1名のため競争率は非常に高く、JAXAに入社することは容易なことではありません。

「採用されやすい大学を卒業していないと難しい?」「宇宙航空分野の知識がないと転職できない?」など、不安を抱く人も多いのではないでしょうか。

JAXAへの転職成功確率を高めるには、コツがあります。

JAXAは、これまで積み重ねてきた経験や実績を重要視する傾向があります。つまり、どれだけ効果的に自己アピールできるかが、転職成功率を高めるポイントとなります。

転職に有利となる自己アピール方法を知るには、転職のプロの力を借りることが重要です。

転職エージェントには各業界・職種に精通したプロの担当者が多く在籍しています。難易度が高い転職先を狙う際は、転職エージェントの利用をおすすめします。

転職エージェントを利用すれば、JAXAの採用選考で効果的にアピールする方法を教えてもらえるだけでなく、JAXA以外に宇宙関連研究をしている企業を紹介してくれることもあります。

ここからは、登録すべきおすすめの転職エージェントを3つ紹介します。

パソナキャリア

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パソナキャリアは、大手人材紹介会社のパソナが運営する転職エージェントです。オリコン顧客満足度で、2年連続(2019年・2020年)総合1位を獲得した実績を誇ります。

取引実績企業は16,000社以上で、転職支援実績は25万人に達しています(2018年9月パソナキャリア調べ)。

パソナキャリアの最大の魅力は、キャリアコンサルタントによる丁寧なサポートです。実際に利用した人からは、キャリアコンサルタントの丁寧・親身な対応を評価する口コミが多くみられました。

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自己アピールの良し悪しが成功のポイントとなるJAXAの転職において、パソナキャリアのキャリアアドバイザーは非常に心強い存在です。

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リクルートエージェント

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リクルートエージェントの強みは、豊富な求人数に加え、業界や企業に関する情報量の多さです。実際に以下の口コミがありました。

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JAXAの年収や会社に関するよくある疑問

「JAXAはどこから収入を得ているの?」「勤務地は海外もある?」など。JAXAについてさらに詳しく知りたい人も多いのではなないでしょうか。

ここでは、JAXAを巡るよくある疑問について解説します。

JAXAの収入源は何?

宇宙航空分野に携わるJAXAの事業内容を詳しく知っている人は多いですが、収入源についてはあまり知られていません。

JAXAは、国の政策方針を受けて研究開発をする文部科学省所管の法人のため、主な収入源は国からの交付金です。

JAXAの財務諸表によると、平成30年度の経常利益は193億5524万円です。以下は、主な収入内訳と収益額を一覧にしたものです。

収入内訳収益額収益割合
運営費交付金収益742億145万円35%
受託収入473億5767万円25%
補助金等収益156億4017万円7%
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経常収益合計2109億355万円
経常利益193億5524万円

国から交付される運営費交付金が、JAXAの主な収入源で収益の35%を占めます。

受託収入は人工衛星の設計・打ち上げなどを請け負った際に受け取るもので、政府関係と民間の2つの受託収入があります。

受託収入は政府関係が86%を占め、令和2年度の「年度計画」によると、政府関係の受託案件には以下のものがあります。

  • 温室効果ガス・水循環観測技術衛星の基本設計及び詳細設計の実施(環境省からの受託による温室効果ガス観 測センサ等を含む)。
  • 2波長赤外線センサを搭載するALOS-3 の開発・打ち上げ(防衛装備庁からの受託)。

収入源が限られているJAXAは、国から交付される運営費や補助金、政府関係の受託案件で得る収入が現状では主な収入源です。

ただし、民間企業も通信衛星の打ち上げなどを活発化させており、今後は民間関係の受託収入が増えると予想されます

JAXAの勤務地は?

JAXAは、国内に20カ所、海外に5カ所に事務所・施設を設けています。JAXAの代表的な施設には、茨城県の「筑波宇宙センター」や鹿児島県の「種子島宇宙センター」があります。

JAXAの本社は、東京都調布市の「調布航空宇宙センター」です。東京都内にはほかに、本社業務の一部と衛星利用運用センターの業務を行う「東京事務所(千代田区神田)」があります。

JAXAの職員は、東京近郊だけではなく、全国各地にある事務所・施設への異動もあります。

北海道には、実験用航空機を用いてさまざまな飛行実験を行う「大樹航空宇宙実験場」があり、沖縄県には人工衛星の追跡と管制業務を担う「沖縄宇宙通信所」があります。

JAXAの海外事務所は、ヒューストンやワシントン、パリ、バンコク、モスクワの計5カ所にあります。JAXAの職員は、日本国内に留まらず海外転勤の可能性もあります。

JAXAの年収まとめ

この記事では、JAXAの年収を職種・学歴別に徹底調査しました。JAXA職員の口コミも加味して検証した結果、JAXAの年収は専門性と実務経験に応じて高くなることがわかりました。

職種別では、経験者採用のみを行っている研究職の平均年収が高い傾向にあります。学歴別では、学部卒よりも院卒の年収が高いです。

最終学歴に加えて実務経験年数を重視するJAXAでは、40歳前後(実務経験20年程度)でようやく管理職への昇給があり、年収800万円以上に到達するといわれています。

JAXAの平均年収は864万円(平成30年度)と、日本の平均年収を倍近く上回りますが、「昇格スピードが遅い」「大手企業に比べると若年層の年収が低い」などの不満も出ています。

一方、国内で数少ない宇宙航空分野の研究・開発機関で、充実した各種制度や福利厚生があるJAXAは、転職先企業として高い人気を誇ります。

採用人数はほんの一握りで、JAXAへの転職は非常に難易度が高いことが予想されます。

JAXAに限らず、宇宙関連の研究・ビジネスを展開している企業・組織は国内ではまだ少なく、転職するのは非常に高いハードルが待ち受けます。

JAXAなどに転職して、宇宙航空分野で活躍するためには、パソナキャリアやリクルートエージェントなど、この記事でおすすめした転職エージェントに登録をすることをおすすめします。

採用人数が限られた専門性の高い職場でも、転職エージェントを利用すれば的確なアドバイスが受けられます。自分一人で転職活動をすすめるのではなく、ぜひ転職エージェントを活用してください。