官僚は年収低い?階級別・キャリア種別に徹底解剖!

官僚の年収がどのくらいかご存知でしょうか?他の業種よりはたくさんもらっているんじゃないと思っている方も多いでしょう。

そもそも官僚ってどんなお仕事なんでしょうか?公務員ということは分かるけれど、地方公務員とどう違うのでしょうか?

ここでは、官僚になりたいと考えている方に向けて、官僚とはどのような職業なのか、その仕事内容や地方公務員との違い、年収について紹介していきます。

このページにはPRリンクが含まれています
転職の成功確率を劇的に上げる3つのSTEP
STEP1
ランキングの上位3社に登録する
STEP2
転職意欲をアピールする

各エージェントに「良い転職先があれば、すぐに転職したい」と伝え、優先的にサポートしてもらう。

STEP3
最も相性の良かった1社に絞る

担当者との相性を確認しながら本命のエージェントを1社に絞り、本格的な転職活動を開始する

転職エージェントマニュアル 転職エージェントとは?最高の転職を実現するための完全マニュアル

官僚の年収・生涯年収を階級別に検証!地方公務員との比較も

官僚の給料はどれくらいでしょうか。地方公務員と給料の違いはあるのでしょうか。

官僚の年収は階級ごとにアップしていく仕組みで、出世するほど年収が大きくアップしていきます。

まずは、官僚の平均年収や地方公務員との仕事内容の違いをご説明します。

官僚の平均年収は?

官僚の平均年収は、キャリア官僚かノンキャリア官僚かで異なります。

  • キャリア官僚:1000万前後
  • ノンキャリア官僚:500~600万円前後

キャリアかノンキャリアかで2倍近い差がありますが、いずれも日本の民間の平均年収425万円と比べると恵まれています。

特にキャリア官僚は、将来の日本を担う幹部候補として働いている人たちなので、やはり高年収です。

ちなみに、官僚(国家公務員)の年収は法律に基づいて定められた「俸給表」に従います。

官僚の階級別年収は?

官僚は階級ごとに役職が決まり、年収が大きく異なります。

ここでは、階級ごとの平均年収を表にまとめました。なお、各役職の年齢はキャリア官僚の場合の目安です。ノンキャリアの場合は「課長で50代後半」が相場です。

役職名年齢年収
係員20代前半300~400万
係長20代後半400~500万
企画官・専門官30~40代500~600万
課長補佐40代750万
課長40代後半1200万
審議官50代前半1500万
局長50代半ば1800万
事務次官50代後半2300~2500万

省庁に配属されると、始めは係員という役職に就きます。年収は民間で働く人とあまり変わりませんが、出世して上の階級になるに従って年収も大きく上がっていきます。

キャリアで採用された場合、係員から係長、課長補佐までは一律に昇格します。課長補佐が一番忙しいと言われ、仕事内容も残業時間も相当ハードなようです。

課長以上役職に上がるには能力や組織内政治が絡んでくるので、ここから同期の間で差が出ます。

官僚の最高役職は事務次官で、各省庁で1人しかなれません。

出世が見込めないと判断した官僚の中には省庁を退職し、民間企業に転職して高給を目指すか、政治家に転身する人もいるようです。

キャリア官僚の30歳モデル年収

キャリア官僚の場合、大体30歳くらいで課長補佐に昇進します。

民間企業では管理職になる直前か、なりたて役職に当たり、仕事は大変忙しいです。国会の答弁書作成や担当予算の取りまとめなど重要な仕事を担います。

年収は750万円以上です。

官僚の生涯年収

キャリア官僚として新卒の22歳で入省・入庁し、トップの事務次官の役職についた場合、生涯給与は約4億5000万退職金5000~6000万支払われるため生涯年収は約5億円です。

事務次官を退官後、たいていは「天下り」により民間企業や民間団体に再就職します。天下りした場合、生涯年収はさらに数億円増えます

天下りは、省庁で法律や制度を扱ってきた官僚としての知識・能力を民間で活かすことになり、受け入れる民間企業にもメリットがありますが、「週一回の出勤で年収1,000万円」「1年間だけ務めて退職金は1億円」などと批判されることもしばしばです。

事務次官になれるのは同期の中で1人だけですが、事務次官にならずとも課長以上であれば定年退職後に民間企業に再就職する官僚が多いです。

このため、特にキャリア官僚は生涯年収が高めです。

国家公務員・地方公務員の年収ランキング

キャリア官僚の平均年収が高いことは分かりましたが、ノンキャリアも含めた国家公務員全体や地方公務員の年収と比較して高いのでしょうか。

それぞれ年収を調べました。

まず、国家公務員全体の平均年収は686万円です。日本の平均年収425万円と比較すると高額です。

次に、地方公務員の年収については、2019年のデータをもとに下記にランキング形式でまとめました。

地方公務員の給料は各地方自治体の条例で定められています。大まかには、市町村よりも都道府県職員の方が年収が高い、大規模都市を抱える自治体ほど年収が高い傾向があります。

順位自治体名平均年収試算
1位神奈川県厚木市約756万円
2位東京都武蔵野市約742万円
3位東京都職員約740万円
4位東京都青梅市約736万円
5位神奈川県藤沢市約733万円
6位神奈川県小田原市約732万円
7位香川県直島市約729万円
8位東京都日野市約727万円
9位大阪府八尾市約726万円
10位兵庫県神戸市約725万円

全都道府県、全市町村で見れば地方公務員より国家公務員の方が年収は高いものの、上位10位の自治体は平均年収700万円以上で国家公務員の平均よりも高いです。

上位を占めるのは東京都、神奈川県の自治体がほとんどです。

神奈川県厚木市の平均年収が高いのは、厚木市は企業の工場などが立地して財政が比較的恵まれていることと、職員の平均年齢が高いことによります。

東京都は財政余力が最も高いものの、職員の平均年齢が低いために3位になっています。他にも、横浜市や東京23区も給料は年収が高めですが、職員の平均年齢が低いためにランキングに入っていません。

キャリア官僚を含めた国家公務員を目指している人は、お住まいの自治体職員の給料と仕事内容も調べ、どちらが自分に向いているのか考えた上で就職しましょう。

官僚の給料は高い?低い?年収の決まり方を調査

官僚は高給取りのイメージがありますが、実際の給料は高いのでしょうか。それとも低いのでしょうか。

そもそも官僚の年収を決める基準は何か、官僚が年収を上げる方法はあるのかなど、気になる給与事情をここで解説します。

国家公務員の給与規定は?

国家公務員の給与は法律で決められています。法律に基づいて策定された「俸給表」が人事院から公表されており、これに各種手当が上乗せされて支払われます。

俸給表は勤続年数と階級ごとに細かく規定され、総合職(キャリア)か一般職(準キャリア・ノンキャリア)かで昇給・昇進のスピードが異なります

キャリアは国家公務員総合職試験に合格した官僚で、主に中央省庁で業務に当たります。試験は難関のため優秀な人が多く、若くして高い役職と年収を手にすることが多いです。

対して、ノンキャリアは国家公務員一般職試験に合格した官僚です。地方の出先機関に勤務したり、定型的な仕事を任されたりすることが多く、出世も課長までのことが多いです。

官僚の年収を左右する要因は?

先ほど、官僚の年収は法律で定められた「俸給表」に従うと紹介しました。

俸給表は階級と年齢ごとに月額報酬が記載された細かい規定で、キャリアもノンキャリアも同じ俸給表に基づいて給料が支給されます。

つまり、官僚が年収を上げるには、「年齢を重ねる」「早く出世する」の2点だけなのでしょうか。

ここでは、官僚の年収を左右する要因を検証します。

大学の学閥はどこか

官僚になるのに出身大学は関係ありませんが、総合職試験(キャリア)に合格する人の学歴は偏る傾向があります。

2019年の総合職合格者の出身大学は以下の通りです。

大学名合格者数
東京大学307人
京都大学126人
早稲田大学97人
北海道大学81人
東北大学75人
慶応義塾大学75人
九州大学66人
中央大学59人
大阪大学58人
岡山大学55人

東京大学出身の人が圧倒的に多く、次いで京都大学出身者が多いです。試験問題が非常に難しく、合格者も難関大学や有名大学出身の人が多くなるようです。

キャリア官僚になるには、試験に合格後、各省庁で面接などの個別採用試験を受けて入庁する省庁が決まります。必ずしも有名大学を卒業する必要はありません。

試験合格に学歴は関係ありませんが、面接で採用する人材には各省庁の好みが現れます。一説に過ぎませんが、総務省は東京大、財務省は東京大と慶応大、農林水産省は早稲田大出身者が多いと言われます。

昇進にも各省庁の志向が如実に現れる傾向があり、局長以上になるのは東京大出身者が多いと言われ、「官僚は東大閥が多い」と指摘されます。

出身校の学閥以外にも、出身高校や大学時代に所属していたゼミが昇進を左右するとも言われ、出世には属人的・定性的な要素が絡んでいるようです。

キャリア(国家総合職)試験に受かっているか

官僚になるには、国家公務員試験に合格しなければなりません。特にキャリア官僚になる場合、「国家公務員総合職試験」に合格する必要があります。

国家公務員総合職試験はかつて、国家一種と呼ばれていた試験です。

総合職試験の倍率は10倍以上、一般教養に加えて法律や経済学の専門知識も出題される難関です。大学に通いながら総合職試験予備校で受験対策をする人もいます。

試験合格後、「官庁訪問」と呼ばれる面接試験があり、合格したらキャリア官僚になれます。

キャリア官僚は昇進が早く、年収が上がる大きな要素ではありますが、非常に狭き門です。

出世コースに乗れるか

キャリア官僚として入省後は、出世コースに乗れるかが重要です。

入省・入庁するとまずは全員係員の役職につきます。その後、20代後半で係長、30代で課長補佐に昇進し、キャリア官僚は全員一律に出世できます。

キャリア官僚が年収を上げるには、課長補佐から先が勝負です。もちろん能力が評価されますが、他の要素も忘れてはいけません。

課長以上の役職は国会議員ともやりとりすることが多く、国会議員の質問にスムーズに答えられるか、そもそも国会議員に気に入られるかも出世コースに乗れるか左右します。

あるいは他の民間企業と同じく、上司の覚えがめでたいかも重要です。

出世できなかった人は大幅な年収アップを諦めて静かに働き続けるか、官僚を退職をして民間企業に再就職しています。

官僚の平均年収は高いのか?仕事内容から検証!

官僚の平均年収が高いことは先ほどご紹介しましたが、仕事内容と比べて妥当な年収なのでしょうか。

ここでは、官僚の詳しい仕事内容を検証し、年収が本当に高いと言えるのか考えます。

官僚の仕事内容は?

官僚が所属する省庁は「行政府」です。行政とは、法律の具体的な運用を担い、制度作りや民間企業の指導・監督をすることを指します。

三権分立の「立法」「司法」「行政」の一角を占め、国家権力の重要な部分を担うため、仕事内容も世の中への影響が大きく、重い責任が伴います。

具体的な業務は省庁によって異なりますが、大まかに列挙すると以下の通りです。

  • 国会に提出する法案の作成
  • 国会に提出する予算案の作成
  • 成立した法律に基づく政省令、規則の制定
  • 国会与野党の質問に対する答弁書の作成
  • 答弁を読む大臣・副大臣へのレクチャー
  • 制定した法・予算について都道府県や民間に周知

法案を書くためには、憲法や既存の法律との矛盾があってはならず、膨大な調査と調整が必要になります。国家公務員総合職試験で法学が問われるのはこのためです。

中でも、最も「きつい」と言われているのは、予算案と答弁書の作成です。

予算案は、原案作成後に上司の査定や財務省による削減要請、国会による修正決議など、何度も修正があり長時間の労働を強いられます。

答弁書の作成と大臣・副大臣へのレクチャーはセットですが、答弁を作るためには国会議員から質問書を入手しないといけません。

特に野党は質問通告期限ぎりぎりになって質問を送ってくることがよくあり、作業開始が深夜になることも頻繁です。

最近は「働き方改革」で改善されましたが、以前は答弁書作成チームは「たこ部屋」という専用室に入れられ、雑魚寝で作業することもあるようです。

官僚の仕事は激務?!

上記で見たとおり、官僚の仕事は非常に激務です。

法案と予算案の作成は日常的に作業している上、サミット(首脳国会談)やオリンピックなどの国際行事に合わせた準備も重なります。

さらに、国会が紛糾している時は、先が読めない展開に振り回されます。

徹夜作業で苦労して作成した答弁書が、大臣の失言により意図した通りに読まれず、追加で釈明の答弁書を作らなければならないこともあります。

もっとひどいのは、答弁書そのものが読まれることなく、総理大臣が「衆議院解散」をいきなり宣言してしまう事態です。

解散・総選挙となれば、法案は審議未了で廃案か継続審議になるので、作成した答弁書は無駄になります。

それでも残業代が出ればいいですが、残業代も予算として国会で議決しなければならず、年度初めに議決した金額を超過しないことが求められます。

つまり、サービス残業はザラにあります

あまりに激務のため、体を壊して退職する官僚もいるほどです。

地方公務員の方が高年収の場合も

国家公務員である官僚と地方公務員を比べると、地方公務員の方が高年収になる場合もあります。

先ほど紹介したとおり、国家公務員の平均年収よりも高い年収の地方自治体はいくつかあります

地方公務員も激務ですが、世論と国会議員の厳しい目が注がれない分、地方公務員の方がプレッシャーが少ないメリットもあります。

やりがいの面では、官僚は国の法律や制度を決めるため、仕事の影響の大きさを実感できますが、国民と直接対話することは稀です。

地方公務員は、窓口業務や地域のイベントなどで市民と直接ふれあう機会が多く、「人に尽くす」実感が得られやすいです。

これらの点を考慮すると、官僚よりも地方公務員の方が、年収と仕事内容のバランスが取れているとも考えられます。

【結論】官僚の平均年収は低い!

一般的に官僚は高年収で、30代で日本の平均年収以上をもらえ、出世すれば1000万円以上も実現できます。

ただし、年収の割に仕事内容がハード過ぎる上、責任は重く、心身のバランスを崩すリスクが高い仕事です。

サービス残業も多く月残業時間が300時間以上になる場合もあり、相当なタフさがないと務まりません

実際、官僚を志す人は「稼ぎたい」という動機よりも、社会貢献をしたいと考えている人が多いです。この使命感があるから、タフな仕事にも耐えられるのでしょう。

中には、難関試験に合格して官僚の道を歩み出したのに、激務を理由に退職し、大手民間企業や外資系企業に転職する人も少なくありません。

使命感にあふれていても退職を余儀なくされるくらいですから、官僚の平均年収は仕事内容から考えると、むしり「低い」と言っていいでしょう

官僚よりもホワイトな職場で高年収を目指すには?

官僚は年収の割に仕事内容がハードで割に合わないことを紹介しました。高年収を目指すなら、官僚よりも激務の少ないホワイトな民間企業をおすすめします

ホワイトで高収入の職場を目指すには、転職エージェントを利用するのがおすすめです。

自分の力だけで転職先をリサーチすると、情報不足で転職先がブラックだったと後悔しかねません。

転職エージェントは各企業の事情に詳しく、職場の雰囲気やサービス残業があるかなどを熟知しています。

ここでは、高年収を目指す人におすすめの転職エージェントを紹介します。

年収アップにおすすめ①パソナキャリア

パソナキャリア

大手人材派遣会社「パソナ」が運営する転職エージェントです。大手企業からベンチャー企業まで多くの求人を扱っており、様々な業界の求人を探せます。

一番の特徴はカウンセラーによる丁寧なサポートです。どんな職歴の人にも専任のアドバイザーが付き、職務経歴書や履歴書の書き方を指導してくれます。

面接対策やこちらからは聞きにくい年収や福利厚生面の交渉なども行ってくれて、電話やメールのレスポンスの速さも好評です。

転職者へのサポート体制の良さは口コミでも高評価です。初めて転職する人や、転職に不安がある人に特におすすめの転職エージェントです。

パソナキャリアの公式サイトパソナキャリアの評判と口コミについて詳しく知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。 パソナキャリアの評判は?629人の口コミ調査の結果

年収アップにおすすめ②リクルートエージェント

リクルートエージェント

リクルートエージェントは業界最多の求人数を誇ります。公開求人、非公開求人合わせて21万件もあり、毎週求人が更新されます。

豊富な求人から希望の転職先を探せる上、今まで考えてもいなかった業界に触れることもできます。サポート体制も充実し、面接対策や書類選考対策も手厚くサポートしてくれます。

積み重ねた実績を元に独自のノウハウを構築しており、キャリアコンサルタントの質にバラツキがありません。このため、面談も丁寧で、安心して転職活動できたとの声もあります。

色々な企業の求人を見てみたい人、転職へのサポートをしっかり受けたい人におすすめです。

リクルートエージェントの公式サイトリクルートエージェントの評判と口コミについて詳しく知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。 リクルートエージェントは評判が悪い?500人の口コミ調査の結果

年収アップにおすすめ③ランスタッド

ランスタッド

オランダで創業し、世界39か国以上に拠点を持つランスタッドは世界で売上2位の外資系人材会社です。

日本での知名度が低く、求人数も大手転職エージェントと比べると少ない一方、外資系企業への転職や国内グローバル企業の求人に強いと評判です。

求人の約半数が外資系企業で、非公開求人も多く取り扱っています。年収アップやハイクラスな転職を考えている人からの評判がとても高いです。

キャリアアドバイザーによるサポートも充実し、英語の職務経歴書作成にも対応してくれます。

ランスタッドの公式サイトランスタッドの評判と口コミについて詳しく知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。 ランスタッド ランスタッドの評判は?500人の口コミ調査の結果

ハイクラス転職を狙うなら!

せっかく転職するなら、官僚より上の年収を目指したい、役職があるポジションに転職したいと考える人もいるでしょう。

ここでは、ハイクラス向けの転職に強いエージェントを3つご紹介します。

リクルートダイレクトスカウト

リクルートダイレクトスカウト

大手人材会社のリクルートが運営するハイクラス向け転職エージェントです。年収800~2000万円の求人を多く扱っています。

リクルートダイレクトスカウトでは、ヘッドハンターが求職者の経歴書をチェックし、適した仕事を探して提案してくれます。

登録終はスカウトを待つだけで良く、自分では考えていなかった新しい業界からスカウトが来る可能性もあります。

担当コンサルタントは、こちらから指名もできます。希望条件から選べるので、コンサルタントとの不一致が起こりにいです。

リクルートダイレクトスカウトの公式サイト

クライスアンドカンパニー

マネージャークラスのハイキャリア向け転職エージェントです。特に東京とその周辺の良質な求人を多く取り扱っています。

国家資格保有のキャリアコンサルタントが多数在籍し、コンサルティング力の高さが特徴です。求人者の転職活動に手厚いサポートをしてくれます。

中長期的なキャリア形成を見据えて支援しているのが特徴で、今すぐに転職する意向がなくても登録しておけば、今後のキャリア形成について親身に相談に応じてくれます。

マネージャークラス以上の転職を考えている人年収を上げたい人におすすめの転職エージェントです。

クライスアンドカンパニーの公式サイトクライスアンドカンパニーの評判と口コミについて詳しく知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。 クライスアンドカンパニーの評判は?500人の口コミ調査の結果

ビズリーチ

ビズリーチ

ここ数年で急拡大しているハイクラス向け転職エージェントです。求人数が多く、新しい業界や企業の求人に出会えます。

プランは無料プランと有料プランの2種類あり、無料プランでは閲覧できる求人や届くスカウトは限られています。

有料プランなら、企業やヘッドハンターからスカウトのメッセージが多く届き、非公開求人も閲覧できます。ヘッドハンターは自分で選べます。

ただし、ヘッドハンター型の転職サイトなので面接対策や履歴書添削はしてもらえません。

ヘッドハンターから今まで見なかった優良企業の紹介を受けたい、幅広く企業を見て年収を上げたいという方におすすめです。

ビズリーチの公式サイトビズリーチの評判と口コミについて詳しく知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。 ビズリーチの評判は悪い!?500人の口コミ調査の結果

いまさら聞けない!?国家公務員・官僚に関するよくある質問

ここまで官僚の年収や仕事内容を紹介してきましたが、「官僚って誰?」「政治家とは違うの?」と疑問に思っている人もいるのではないでしょうか。

国家公務員も官僚も霞が関周辺で働いており、国政に携わる仕事をしているので混同する人は意外に多いです。

ここでは官僚とは何か、どんな仕事をしているのかなどの基本的な情報をまとめて紹介します。

官僚とは誰のこと?

官僚は法律で定義されているわけではありません。

一般的に、国家公務員として中央省庁で働く人の中で、予算案や法案作成など国の政策に関わる仕事をする人を官僚と呼んでいます。

その中で、総合職試験に合格した官僚は「キャリア官僚」、一般職試験合格者は「ノンキャリア」と呼ばれます。

よくマスコミなどで「霞が関の官僚」などと表現する際は、暗にキャリア官僚を指していることがほとんどです。

ちなみに、「官」は役所、「僚」は仲間を意味します。言葉の意味だけで言えば「役所で働く人」は全員官僚です。

キャリア官僚とは?ノンキャリア官僚の違いは?

官僚にはキャリア官僚とノンキャリア官僚があります。

キャリア官僚とノンキャリア官僚の違いは、受験する国家公務員試験の種類です。

キャリア官僚は国家公務員総合職試験の合格者、ノンキャリアは国家公務員一般職試験の合格者を指します。

総合職試験はかつて「国家Ⅰ種試験」、一般職試験は「国家Ⅱ種試験」「国家Ⅲ種試験」と呼ばれていました。

キャリア官僚は幹部候補生で、民間へ出向したり海外留学に行くこともあります。出世のスピードも非常に早く、課長補佐までは昇進が約束されています。

その後も厳しい出世争いをしながら、各省庁で同期1人だけが最高ポストの事務次官まで昇りつめます。

一方、ノンキャリア官僚の試験科目は総合職試験と変わりませんが、難易度は総合職より低いです。

ノンキャリアは中央省庁でキャリアと机を並べて働くか、各都道府県にある出先機関に務めます。キャリア官僚より事務的・定型的作業の仕事が多いです。

出世のスピードはキャリア官僚より遅く、定年まで勤めても課長止まりであることが多いです。

高級官僚とは?政府高官や大臣との違いは?

官僚の中でも高級官僚と呼ばれる人たちがいますが、一般的に上級職である局長、事務次官クラスの人をこのように呼んでいます。

一方、似たような言葉で「政府高官」がありますが、政府高官は内閣府や内閣官房に務める要職を表すのが一般的です。

ただし「政府高官」の決まった定義はなく、報道機関が取材源を秘匿するために「政府の高い位にある人」とあえて曖昧にしているのです。

政府高官や大臣は主に国会議員から任命されます。一方、高級官僚は国家公務員が務めます。

官僚のトップは誰?政治家しかなれない?

官僚の役職でトップは事務次官です。要するに「事務方のトップ」で、各省庁の大臣が任命します。

「事務方」と双璧をなすのが「政務」で、各省庁にいる政務官は国会議員から任命されます。この事務次官と政務官を副大臣が束ね、その上に大臣がいます

大臣は主に政治家から任命されますが、憲法68条では「大臣の過半数は、国会議員の中から選ばれなければならない」とされているので、半数未満なら民間人でも任命される可能性があります。

民間人の大臣では、慶応大名誉教授の竹中平蔵氏などが経済再生担当大臣に任命されたことがあります。

従って、官僚が上り詰めることができる最高ポストは事務次官です。

まとめ:高収入を目指すなら官僚より民間で転職を!

ここまで官僚の年収を解説してきました。官僚は世間一般のイメージ通り、高年収です。その上公務員なので、リストラされる心配もなく、安定しています。

キャリア官僚になれば出世のスピードが早く、1000万円プレーヤーになることも難しくありません。仕事の規模・影響力も大きく、やりがいと責任あふれる仕事です。

ただ仕事内容は非常にハードで、政局に振り回され、業務が深夜に及ぶことも珍しくありません。激務から心身のバランスを崩す官僚もいます。

同期間の出世は苛烈で、相当な使命感と覚悟がなければ務まりません。こう考えると、官僚の年収は、仕事に見合ったものとは言い難い面があります。

事実、給料が割に合わないと感じて退職し、民間企業や外資系企業に転職する官僚も多くいます。

高年収を目指すなら、官僚になるよりも民間企業でステップアップする方が近道です。

この記事では、民間企業に転職する際におすすめの転職エージェントを紹介しました。高年収を狙える転職エージェントもあるので、まずは登録して自分に合った求人を探してみてください。