作業療法士が年収を上げる1番確実な方法は?700万超えも可能?

作業療法士とは、身体を動かすのに支援が必要な患者の訓練・指導、介助道具の作製・紹介などを通して、身体機能の回復・維持を促す職業です。

患者が日常生活を充実して過ごし、社会復帰する様子を傍で見届けられるため、「自分の仕事が人の役に立っている」と実感できるのが魅力です。

国の「賃金構造基本統計調査」によると、そんな作業療法士の平均年収は、4,096,400円です。ここでは、作業療法士としてさらに活躍し、今よりさらに年収が上がる方法をお教えします

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作業療法士の平均年収は?厚生労働省データをわかりやすく解説!

作業療法士になるには、学校養成施設を卒業し、毎年2月頃に行われる国家資格試験に合格する必要があります。

作業療法士試験の合格率は77.5%程度と高く、合格後は確実に就職できます

では、作業療法士の年収はどれくらいでしょうか。年齢、地域、性別など様々な側面からご紹介します。(厚生労働省「賃金構造基本統計調査」参照)

作業療法士の給料は?平均年収・月収・年収中央値まとめ

作業療法士の平均年収や月収、年間賞与は次の通りです。

平均年収平均月収平均年間賞与
4,096,400円287,500円646,400円

年収の中央値について政府資料はありません。賃金分布は正社員やアルバイトなどの雇用形態や、介護施設や小児リハなどの職場によって左右され、正社員の方が給与が高いです。

職場別・雇用形態別の平均年収や時給は次の通りです。

職場正社員

平均年収

短時間労働者

平均時給

派遣社員の

平均時給

デイサービス3,490,000円1,326円1,400円
特別養護老人ホーム3,460,000円1,300円
オープニングスタッフ3,370,000円1,048円
小児リハ3,370,000円1,048円
老人保健施設3,344,000円1,390円1,303円
全体3,570,000円1,380円1,403円

作業療法士は非正規雇用の求人も多く、ライフスタイルに合わせた働き方ができます。

作業療法士の年収【年齢別】

作業療法士の男女別・年齢別の平均年収を表にまとめました。

年齢男性の平均年収女性の平均年収
20~24歳3,198,100円3,215,000円
25~29歳3,884,200円3,776,200円
30~34歳4,234,300円3,871,400円
35~39歳4,683,300円4,412,600円
40~44歳4,889,500円4,533,800円
45~49歳5,109,100円4,800,700円
50~54歳5,821,000円4,899,500円
55~59歳5,582,800円5,356,500円
60~64歳4,452,300円4,067,600円
65~69歳4,323,000円3,147,200円
70歳以上5,816,400円

20代は女性の方が男性よりも年収が高く、30代以降は男性が女性の年収を逆転する傾向が見られます。

作業療法士の年収【地域別】

作業療法士の地域別平均年収は次の通りです。

地域平均年収
北海道・東北3,250,000円
甲信越・北陸3,222,000円
関東3,750,000円
東海3,500,000円
関西3,550,000円
中国3,210,000円
四国3,370,000円
九州・沖縄3,250,000円

(※民間調査参照)

地域別では、人口の多い都市がある関東・東海・関西で働く作業療法士の平均年収が高い傾向にあることが分かります。

都道府県別に比較すると、作業療法士の平均年収は東京都の4,040,000円が最も高く最も低いは島根県の2,750,000円でした。

作業療法士の年収【男女別】

作業療法士の平均年齢・年収・資格登録者数を男女別に表にまとめました。

性別平均年齢平均年収資格登録者数
男性33.3歳4,221,800円21,895人
女性33.2歳3,942,700円36,065人

作業療法士の男女別平均年齢に差はないものの、平均年収は男性の方が279,100円高いことがわかります。

男性の方が平均年収が高い原因は、子育て期の女性が労働時間を制限するか、キャリアを中断するため年収増が抑えられるためだと考えられます。

作業療法士は現場で患者のケアを経験することでスキルが磨かれる仕事です。このため、子育てで仕事にブランクが生じる女性は、男性よりも年収が低くなる傾向にあるのでしょう。

一方、作業療法士の登録人数は男性よりも女性の方が多いです。

理由は4つ考えられます。

  1. 作業療法士の資格は取得すると半永久的に有効で、ブランク明けでも職場復帰しやすい。
  2. ライフスタイルに合わせた働き方ができるため、仕事と家庭を両立できる。
  3. 日常生活に寄り添う作業療法は、女性の視点が重宝される。
  4. 高齢者の人口は女性の方が多く、同性の方が支援をしやすい。

作業療法士は、女性の年収は男性より低い傾向にあるものの、生涯の仕事にできると言えます。

作業療法士の年収・30歳女性のモデルケース

30歳女性の作業療法士のモデル年収は次の通りです。

年齢平均年収
30~34歳3,871,400円

その他の医療・介護分野で働く30歳女性の年収と比較してみましょう。

資格区分医療・介護分野の職種(一部)30歳女性の平均年収
国家資格医師10,084,400円
薬剤師5,076,800円
獣医師4,703,600円
臨床検査技師4,536,700円
看護師4,469,300円
歯科医師4,160,400円
歯科衛生士3,680,000円
栄養士3,561,400円
国家資格ではない

免許や資格

准看護師3,630,400円
介護支援専門員

(ケアマネージャー)

3,396,000円
福祉施設介護員3,382,000円
ホームヘルパー3,241,300円
看護補助者3,093,100円

作業療法士は、他の医療系国家資格の職種よりも年収が低い一方、国家資格ではない医療系職種よりも平均年収が高いことが分かります。

作業療法士が年収を上げる確実な方法は?500万円~700万円も狙える!

作業療法士の平均年収は、日本の労働者の平均年収にも満たないことが判明しました。

作業療法士の年収は、同じ職場で長く働き続ければ今よりも年収が100~200万円上がるのでしょうか。

ここでは、作業療法士の昇給や昇格の現状を分析したうえで、年収を大幅に上げるのに最も確実な方法をご紹介します。

そもそも作業療法士の年収は低い?PTやSTと比較

セラピストと呼ばれる、リハビリテーション専門職には次の3職種があります。

職種(略称)英語表記役割
作業療法士(OT)Occupational therapist日常生活を送る機能の回復
理学療法士(PT)Physio Therapist基本的動作機能の回復
言語聴覚士(ST)Speech Language-Hearing Therapist話す、飲み込むなどの機能の回復

作業療法士と理学療法士は、厚生労働省の賃金構造基本統計調査では給与の区別がされていませんが、同水準の年収を得ています

言語聴覚士は勤務先や雇用形態などで給料にばらつきがあり、平均年収は明らかにされていませんが、一般的には作業療法士や理学療法士と同水準の年収が得られると言われています。

作業療法士は長年勤めて昇給を期待したほうがいい?

作業療法士の年収は、勤続年数でどのように変化するのでしょうか。

勤務年数男性女性
0年2,821,600円2,825,400円
1~4年3,582,200円3,550,300円
5~9年4,129,500円3,696,500円
10~14年4,560,300円4,163,000円
15年以上5,135,100円4,589,300円

表によると、男女ともに長く勤めるほど給料が上がり、初年度よりも年収は200万円前後の増加が見込めます

しかし「作業療法士の給料は安い」と嘆く声が聞かれるのは何故でしょうか。

以下の表は、国税庁がまとめた全労働者の平均年収と、厚労省がまとめた作業療法士の給料を比較したものです。

平均年収男性女性
全労働者

(46.4歳)

5,450,000円2,931,000円
作業療法士

(45~49歳)

5,109,100円4,800,700円

全労働者の平均年収は女性の方が男性より圧倒的に低い一方、作業療法士の平均年収は男女でそれほど差がないことが分かります。

男性の平均年収は、全労働者より作業療法士の方が低いことも分かります。このため、「作業療法士の年収は低い」と言われるのです。

作業療法士は役職が上がると収入が上がる?

一般的にセラピストの給料は、働き方によって差がでると言われています。

作業療法士の給料に影響を与える要因は以下の通りです。

  • 勤務先施設の規模
  • 医療機関、介護施設などの勤務先の種類
  • 地域の医療人材の充足具合
  • 常勤、非常勤などの雇用形態

つまり、作業療法士の必要度合いや現場への貢献度、所属する作業療法士の数、雇用形態などによって、稼げる給料が変化します。

このため、作業療法士は同じ職場に長年勤めたからと言って、今よりも100~200万円年収を上げるのは難しいのが現実です。

作業療法士が年収を上げる確実な方法は、転職して職場を変えることです。作業療法士の転職に強いエージェント2社をご紹介します。

作業療法士におすすめ①マイナビコメディカル

マイナビコメディカル

マイナビコメディカルは、医療従事者専門の人材紹介サービスです。

「マイナビ転職」を手がける人材紹介会社「株式会社マイナビ」が運営しているため、転職に関するキャリアアドバイスのノウハウが豊富です。

マイナビコメディカルは、医療業界専任のキャリアアドバイザーがおり、転職先とマッチングを行ってくれます。

マイナビコメディカルのサイトに掲載されている作業療法士の公開求人は、全国各地に約8,000件で、このうち年収500万円以上の高年収求人は約20件です。

公開している求人は保有求人数の約60%で、非公開求人にはさらにハイクラス求人がある可能性があります。

マイナビコメディカルは年収アップやキャリアアップの転職に強く、30代後半~50代の利用者のうち20%の方が管理職での転職を成功させている実績があります。

作業療法士におすすめ②PTOT人材バンク

PTOT人材バンク

PTOT人材バンクは、作業療法士・理学療法士・言語聴覚士専門の転職サイトです。主に医療介護従事者を対象とした転職支援サービスを提供する「株式会社エス・エム・エスキャリア」が運営しています。

エス・エム・エスキャリアに登録している作業療法士・理学療法士・言語聴覚士の就職・転職希望者は約88,000人おり、大手介護事務所から居宅系中小介護事務所まで多くの事業所や施設と強いコネクションがあります。

医療・介護領域に特化した人材紹介会社のため、作業療法士の職場環境や就労状況に詳しいです。的確でスピーディーな求人マッチングに定評があります。

担当のキャリアパートナーは、転職希望者が長く働けるよう転職条件の交渉を代行してくれます。

作業療法士が年収1000万円を狙う方法はある?

作業療法士の求人情報に年収1000万円の条件を提示する事業所は、2020年4月現在見つかりませんでした。作業療法士が勤め先の給料のみで年収1000万円を稼ぐのは難しいようです。

では、作業療法士として独立・起業した場合はどうでしょうか。

作業療法士は医師の指示なく医療行為を実施できません。このため、資格やスキルを活かして起業する方法は次の4つが考えられます。

  1. 整体師として、「整体院」「マッサージ院」「エステ院」などを開業する。
  2. 経営者として、訪問介護ステーションやデイサービスを開業する。
  3. セミナー講師として、介護予防や社会復帰への講演活動をする。
  4. パーソナルトレーナーとして、訓練・指導をする。

起業には多額の費用と煩雑な手続きが必要です。運営を安定させるには、経営手腕だけでなく「運」も必要でしょう。

このため、作業療法士が年収1000万円に届く可能性はあるものの、独立起業して目指すのは簡単ではありません。

作業療法士に「将来性がない」は嘘!業界のプロが需要動向を予測

現在、作業療法士と理学療法士の人数は増えすぎていると言われています。2040年頃には現場で求められる人数の約1.5倍にまで増えるとも予想されているのです。

作業療法士には今後、働ける場所がなくなるのでしょうか。

現在の求人情報から、需要動向を予測します。

作業療法士の現状は?

現在、作業療法士は全国で約70,000人と考えられています。

一方、作業療法士を雇いたい事業所は、全国でどのくらいのあるのでしょうか。転職エージェントや転職サイトが保有する作業療法士の求人数を見てみましょう。

転職エージェント・転職サイト保有求人数
マイナビコメディカル約7,995件
PTOT人材バンク約11,261件
メドフィット約830件
PTOTST WORKER約21,303件
doda約78件
ジョブメドレー約3,784件
グッピー約3,759件
PT-OT-ST.NET約916件
求人ボックス約20,474件

作業療法士を雇いたい事業所は多いことが分かります。

現状でh、転職したい作業療法士はより条件の良い環境を選べるのです

作業療法士は人手不足!

全日本病院協会は2019年4月17日の総合部会で、作業療法士と理学療法士は既に供給過剰であるとの見解を示しました。2040年頃に作業療法士の人数は、必要な数の約1.5倍になると分析しています。

その一方、作業療法士は都市部に集中する傾向があることも指摘しています。

2019年6月15日付の北海道新聞によると、道内市町村の4割で作業療法士がおらず、作業療法士の約半数は都市部の札幌や石狩に集中していると報じています。

つまり、全体的な人数は飽和しているものの、作業療法士の施術を受けられる地域と、受けられない地域に医療格差が生じているのです。

次に述べるように、作業療法士が働ける職場は増え続けており、作業療法士の人数が多い都市部でも需要は今後拡大していくとみられます。

都市部では需要が増え続け、地方では供給が少なすぎるという側面があり、作業療法士の人手不足感は今後も続くでしょう。

作業療法士の活躍できる場所が増えている

作業療法士の働く職場は、患者によって4つに分類できます。

身体障害領域総合病院、整形外科病院、身体障害者福祉センター、保健所等
精神障害領域精神科病院、メンタルクリニック、精神障害者支援センター等
老年期障害領域認知症専門病院、老人保健センター、特別養護老人ホーム、訪問リハビリテーション等
発達障害領域小児病院、発達障害児支援センター、児童福祉施設、擁護学校等

作業療法士はこれまで、病院における傷病後のリハビリ指導や、介護施設における介護予防指導をする人材として求められていました。

近年は、自閉症や学習障害のある子供に対し、生活動作の改善を手助けするのに作業療法士が求められており、学校や幼稚園、保育所などで活躍する人もいます

高齢化の進展で介護施設が増えていることや、高齢者の在宅生活を手助けする訪問リハビリテーションの機会が増えていることもあり、作業療法士は介護の現場でも求められています。

作業療法士は、対象とする患者によって多様な対応を求められる仕事です。患者の数だけ作業療法士の仕事はあり、今後も時代に合わせて活躍できる場所が増えると言えるでしょう。

作業療法士の年収まとめ

作業療法士は患者の身体機能を向上させて日常生活がより良くなるよう手助けをする、リハビリテーション専門職です。

作業療法士の平均年収は医療従事者の中では低く、特に男性は全国の平均年収よりも低いのが現状です。しかも、勤続年数に応じて昇給・昇格できるとは限りません。

このため、作業療法士が高年収を実現するのは簡単ではありません。ただ、転職して職場環境を変えれば、昇進や新しいビジネスに出会い、年収アップする可能性は大いにあります

今後活躍の場が増える作業療法士の転職先は、「先読み」が重要です。そのためには、業界に詳しい転職エージェントの利用が不可欠です。

転職エージェントを利用して業界の動向に関する情報を集め、転職成功・年収アップをつかみ取りましょう。