LINE株式会社は、コミュニケーションアプリのLINEを中心に様々なサービスを展開し、急成長中のインターネット関連企業です。
「一般向けモバイル動向調査(調査対象:15~79歳男女)」(2020年・NTTドコモモバイル社会研究所)によると、LINEの利用率は72.6%で、Twitter、Facebookなど主要なSNSの中で最も高い結果でした。
普段からLINEを利用している人の中には、「LINEで働いてみたい」「SNSの運営・開発に携わりたい」などと、LINEへの転職を考えている人も多いのではないでしょうか。
この記事では、LINE社員の口コミや公式資料を参考に、LINEの年収を徹底調査します。
年収交渉の余地や、国内トップといわれる社員と役員の年収格差も解説するので、ぜひ参考にしてください。
目次
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LINEの年収を徹底調査!年代・職種別まとめ
無料通信アプリ「LINE」を開発・提供するLINE株式会社は、韓国最大のインターネットサービス会社ネイバー(NAVER)の100%子会社として2000年に設立されました。
その後、商号変更し、昨年にはソフトバンクグループの持ち株会社「Zホールディングス株式会社」との経営統合を発表しました。
ここでは、LINE株式会社の年収を年代・職種別にまとめました。LINEモバイルなどの主要関係会社の年収も説明します。
LINEの平均年収・平均年齢
過去4年間(東証一部上場以降)のLINEの平均年収と平均年齢は、以下の通りです。(有価証券報告書より)
年度 | 平均年収 | 平均年齢 |
2019年 | 771万円 | 34.5歳 |
2018年 | 716万円 | 34.4歳 |
2017年 | 716万円 | 34.3歳 |
2016年 | 743万円 | 34.2歳 |
LINEの平均年収は2017年に一旦減少してから、2018年から2019年にかけて50万円ほど増加しています。
平均年収が同水準の企業には、航空業界大手のANAホールデングス(平均年収761万円)や電気機器大手のパナソニック(平均年収760万円)などがあります。
国税庁の「民間給与統計調査」によると、2019年度の日本の平均年収は441万円です。平均年収700万円台を維持するLINEは、日本の平均年収と比較すると高水準です。
LINEは社員の平均年齢が若い点も特徴です。国税庁によると、給与所得者の平均年齢は46.4歳(2019年度)で、LINEの平均年齢は11.9歳も若いことがわかります。
LINEは役員と社員の年収格差が大きい?
東洋経済新報社が2017年に発表した「社員と役員の年収格差ランキング」によると、LINEは年収格差が165.1倍で、2016年に東証一部上場後、初ランクインで1位でした。
以下の表は、年収格差の大きい企業ランキング(2016年度 平均年収比較)です。
順位 | 会社名 | 年収格差(倍) | 役員平均年収 | 社員平均年収 |
1位 | LINE | 165.1 | 12億2680万円 | 743万円 |
2位 | ネクソン | 57.7 | 3億3833万円 | 586万円 |
3位 | ファーストリテイリング | 31.4 | 2億4000万円 | 764万円 |
2位のネクソンの年収格差とは、2.8倍以上の差があります。
次に、直近3年間のLINEの年収格差の推移を紹介します。
年度 | 年収格差 | 役員平均年収 | 社員平均年収 |
2019年 | 363.2 | 28億円 | 771万円 |
2018年 | 409.8 | 29億3400万円 | 716万円 |
2017年 | 450.0 | 32億2200万円 | 716万円 |
LINEの年収格差は、ランキング1位になった2016年度よりもさらに拡大しています。
役員の中でも、慎ジュンホ(CGO:チームグローバルオフィサー)の役員報酬が65億3000万円で、全体の平均額を大幅に引き上げています。
LINE社員の平均年収は日本の平均年収と比べて高いものの、社員と役員の年収格差は国内最大の企業なのです。
LINEモバイルなど主要関係会社の年収
公式サイトによると、LINE株式会社の主要関係会社は33社あり、LINEモバイル、LINE Pay、LINE MUSICなど、各分野で高い知名度を誇っています。
以下の表は、LINEモバイルとLINE Payの中途入社社員の年収モデルです。
関連会社名 | 年収モデル |
LINEモバイル | 年収600万円:男性・中途・在籍3年未満・部署不明 |
LINE Pay | 年収630万円:男性・中途・在籍3年未満・営業 |
大手転職サイト(リクナビNEXT)に掲載されているLINEモバイルの求人情報は、以下の通りです。(2020年7月時点)
- UX/UIプランナー(プロダクト企画):正社員、新宿オフィス、想定年収400万円~900万円
- プロジェクトマネージャー:正社員、新宿オフィス、想定年収400万円~900万円
- サーバーサイドエンジニア:正社員、新宿オフィス、想定年収400万円~1,000万円
- アプリケーションエンジニア:正社員、新宿オフィス、想定年収400万円~1,000万円
LINEモバイルなど主要関係会社の年収は、中途入社1~3年で年収600万円程度に達し、年収相場は400万円~1,000万円と推定されます。
LINEの年収・年代別
社員の平均年齢が34.5歳と、比較的年齢層が若いLINEですが、年代別の年収に差はあるのでしょうか。
以下の表は、 LINEで働く社員の口コミを参考にした年収モデルです。
20代前半(在籍3年未満) |
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20代後半(在籍3年~5年) |
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30代前半(在籍5年~10年) |
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30代後半以上(在籍10年~) |
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20代前半の年収相場は400万~480万円、20代後半は年収400万~700万円です。年収1,000万円以上の高年収には、30代前半(在籍5~10年)で到達可能です。
LINEの給与体系は、保有スキル・経験・能力で決められる年棒制で、会社・本人の業績、評価に応じて年2回インセンティブが支給されます。
このため、年収相場はあくまでも参考で、年齢や在籍年数に関係なく高年収をもらっているケースがあります。LINEは「年功序列」ではなく、「成果主義」の特徴があるようです。
LINEの年収・職種別|エンジニア年収が低い?
LINEでは、開発エンジニアやインフラエンジニアなど、技術職(エンジニア)を新卒・中途ともに採用しています。
エンジニアの年収は他職種と比較して低いのでしょうか。技術職(エンジニア)、営業職、企画職の年収モデルを比較しました。
技術職(エンジニア) | 営業職 | 企画職 |
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エンジニアの年収相場は年収500万~1250万円で、営業職と企画職の年収相場は420万~900万円です。エンジニアの年収は、営業や企画職よりも高い傾向があります。
職種別の初任給(新卒)は、以下の通りです。
- 技術職(エンジニア):年俸制 5,280,000円~(基本給年額3,900,000円~ 業務手当年額1,380,000円~)
- デザイン職:年俸制 4,800,000円(基本給年額3,552,000円 業務手当年額1,248,000円)
- 企画営業職:年俸制 4,080,000円(基本給年額3,012,000円 業務手当年額1,068,000円)
- サービス企画職:年俸制 4,080,000円(基本給年額3,012,000円 業務手当年額1,068,000円)
- マーケティング職:年俸制 4,080,000円(基本給年額3,012,000円 業務手当年額1,068,000円)
- 情報セキュリティ・年俸制 4,080,000円(基本給年額3,012,000円 業務手当年額1,068,000円)
技術職(エンジニア)の初任給は、全職種の中で最も高いです。実際、「エンジニアはその他職種と給与グレードが異なっているため評価されやすい職種」といった口コミもありました。
LINEの年収・新卒/中途
2000年設立のLINEは99%が中途社員で、その多くが大手IT企業からの転職者といわれています。
ここでは、新卒と中途の年収差について、在籍3年未満の新卒・中途の年収モデルを比較しました。
新卒(在籍3年未満・20代前半) | 中途(在籍3年未満・年齢不明) |
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実際にLINEで働く人の口コミをみると、入社1~2年で年収500万円以上となる中途社員が多くいるようです。
初任給から徐々に年収が上がっていく新卒に対して、中途社員は前職の経験や実績が考慮されて採用時の年収相場が高くなる傾向があります。
ただし、エンジニアの中途社員は、スキル次第で新卒よりも年収が低くなる可能性があるので注意が必要です。
中途社員の年収は前職の給与がベースとなり、採用時に年収交渉の余地があるようです。実際に、以下の口コミがありました。
- 中途採用者の年収は、基本的に前職の給与がベースになります。LINEには住宅手当などの制度がないため、場合によっては手当も込みで年収交渉した方がよいです。
- 中途の年収は交渉次第です。スキルがあれば高年収になれます。
年功序列ではなく実績やスキルを重んじるLINEでは、年収交渉次第で中途社員は新卒よりも早いスピードで高年収が期待できるでしょう。
LINEの退職金制度は?
LINEには退職金制度がありません。退職金がないと「生涯年収が少なくなる」「老後の蓄えがなくなる」と、不安に思う人も多いのではないでしょうか。
ただし、「退職金制度がない会社=悪い会社」ではありません。退職金制度に代わる制度を設けている会社も近年は増えています。
LINEでは年俸のほかに最大年2回、高い成果・貢献に応じたインセンティブを付与しています。LINEならではの諸手当も豊富にあり、実際に以下の口コミがありました。
- ストックオプションの制度があって株を貰えたり、LINEモバイルの使用料を1回線分無料にしてくれます。年に数回、LINEstoreで使えるクーポンも貰えます。
- ストックオプションやRSU(譲渡制限付株式)の制度があるので、毎年基本給以上の年収になることが多いです。
LINEには退職金制度がありませんが、退職金に代わる各種制度や諸手当が充実しているようです。
LINEの転職難易度は?内定率を高め年収交渉を上手に行うコツ
大手転職サイトdodaが発表した「転職人気企業ランキング2020」によると、LINEは総合で39位(全300社中)、業界別(インターネット・メディア・広告)で6位にランクインしています。
LINEは設立20年ほどにも関わらず、圧倒的な知名度と将来性に魅力を感じる人は多く、転職先として人気です。このため、LINEの転職難易度は高いと予想されます。
転職難易度が高いLINEへの転職を成功させるには、個人の力のみで挑むには限界があります。LINNEのような人気企業から内定を得るためには、転職のプロの力を借りることが重要です。
転職エージェントに登録をすると、自分からはなかなか切り出しにくい年収交渉も、専任のキャリアアドバイザーが転職者に代わって企業側とやりとりしてくれるため安心です。
希望年収を叶えるためにも、転職エージェントに登録し、キャリアアドバイザーのサポートを受けることをおすすめします。
ここからは、転職の内定率を高め、年収交渉に強い転職エージェントを紹介します。
パソナキャリア

パソナキャリアは、大手人材派遣サービス会社のパソナが運営する転職エージェントです。オリコン顧客満足度調査で2年連続総合1位(2019年・2020年)を獲得しています。
パソナキャリアを利用した転職者のうち、年収がUPした人の割合は67.1%で、転職支援実績は25万人にものぼります(2018年9月時点:パソナキャリア調べ)。
年収UPが強みのパソナキャリアは、専任のキャリアアドバイザーによる徹底したサポートにも定評があります。実際に以下の口コミがありました。
- 超がつくほど親身な対応で、的確なアドバイスも受けられます。面接対策もしっかりしてくれました。
- 未経験の職種だったため年収が下がることを覚悟してましたが、キャリアアドバイザーの交渉のおかげで前職の年収を下回ることはありませんでした。
パソナキャリアの転職サポートには、企業側との面談日程の調整や年収交渉も含まれます。
年収交渉は、切り出すタイミングや話し方を間違えると、企業側にネガティブな印象を与える可能性があります。
年収交渉が重要となるLINEの中途採用では、豊富な実績と高い交渉力を持つパソナキャリアに交渉を依頼することをおすすめします。
パソナキャリアの公式サイトパソナキャリアの評判と口コミについて詳しく知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。
リクルートエージェント

リクルートエージェントは、人材紹介サービス最大手のリクルートグループが運営する転職エージェントです。
リクルートエージェントの強みは、充実した面接対策と高い交渉力です。実際に以下の口コミがありました。
- 企業の選考ポイントや内部事情を知り尽くしたリクルートエージェントでは、会社の面接傾向を事前に教えてくれ、対応方法も的確なアドバイスを受けられました。
- 選考に落ちてしまった会社でしたが、専任にキャリアアドバイザーが同じ会社の別部署での採用を交渉してくれました。再度面接を受けて、内定を貰うことができました。
- 企業との年収交渉も、キャリアアドバイザーが間に入ってくれたので、スムーズに進めることができました。
リクルートエージェントでは、面接に必要なノウハウを学べる「面接力向上セミナー」に無料で参加できます。セミナー参加者の面接通過率は、受講前と比べて17%UPしたとの結果が報告されています。
高い交渉力に加えて、面接通過率を高められるリクルートエージェントは、難易度の高いLINEの転職におすすめの転職エージェントです。
リクルートエージェントの公式サイトリクルートエージェントの評判と口コミについて詳しく知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。
ランスタッド

ランスタッドは、オランダのアムステルダムに本社を置き、世界に4,800以上の拠点を構える世界最大級の総合人材派遣サービス会社です。
ランスタッドはキャリアアップや年収アップを目指す人におすすめの転職エージェントで、最大の特徴はハイクラス求人に特化していることです。
実際に、ランスタッドを利用して大幅な年収UPを実現できたとの口コミが多くみられました。
- 年収交渉の結果、150万円の年収UPを実現することができました(年収900万円台)。
- 専任のキャリアアドバイザーの尽力もあって、最終段階での年収交渉に成功しました(年収800万円台)。
上記の口コミのように、ランスタッドは高年収を目指す転職者から高評価を得ている転職エージェントです。
転職難易度の高いハイクラス求人を数多く取り扱うランスタッドであれば、LINEへの転職成功率を高められると同時に、希望年収での転職も叶えられるでしょう。
ランスタッドの公式サイトランスタッドの評判と口コミについて詳しく知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。
LINEのエンジニア職で希望年収をかなえたいなら
エンジニア職で希望年収を叶えるためには、エンジニアの業界に精通したキャリアコンサルタントが在籍する転職エージェントに登録することをおすすめします。
ここからは、エンジニア転職に強い3つの転職エージェントを紹介します。
マイナビITエージェント

マイナビITエージェントは、株式会社マイナビが運営するIT・Web業界に特化した転職エージェントです。
マイナビITエージェントの最大の特徴は、IT・Web業界に精通したキャリアアドバイザーによるサポートを受けられることです。
実際に、以下のような口コミがありました。
- 業界を知り尽くしたキャリアアドバイザーから、内部事情や社内の人間関係まで細かく教えてもらい、働きやすい職場を選ぶことができました。
- 他のエージェントの担当者は専門知識がないためキャリアに対して理解が無いように感じましたが、マイナビITエージェントのキャリアアドバイザーは専門知識が豊富だったため、信頼して相談ができました。
マイナビITエージェントにはIT系業界出身のキャリアアドバイザーが多く在籍し、転職者のスキルと業界の需要を正確に把握しています。このため、転職におけるミスマッチを防げます。
LINEのエンジニア職で希望年収を叶えるのに、業界に精通しているキャリアアドバイザーは非常に心強い存在になります。
マイナビITエージェントの公式サイトGeekOut
GeekOutはマイナビITエージェントと同様に、IT・Web業界に特化した転職サイトで、パソナキャリアで有名な株式会社パソナが運営しています。
年収1,000万円以上のハイクラス求人数は1,335件(2020年7月時点)で、非公開求人や独占求人も多数保有しているため、IT・Web業界でハイクラス転職を目指す人におすすめの転職支援サービスです。
GeekOutには2つの登録方法があり、利用者の状況に応じて使い分けることが可能です。
- フィード型サービス:求人検索・閲覧等の情報収集
- エージェント型サービス:キャリアアドバイザーによる転職サポート
エージェント型サービスに登録をすれば、専任のキャリアアドバイザーによる年収交渉、退職交渉、勤務開始日交渉などのサポートを受けられます。
実際に以下の口コミがありました。
- 専任のキャリアアドバイザーが年収交渉や、入社日の調整など、全て代わりに行ってくれました。時間が取れず、効率的に転職活動を進めたい人はおすすめです。
GeekOutのキャリアアドバイザーは、ITやWeb、ゲームなど、分野別に担当が分かれ、希望の業界・職種に精通した担当者によるサポートが受けられます。
年収交渉次第で高年収も期待できるLINEへの転職には、エンジニアのハイクラス転職に強く、エキスパートのサポートが受けられるGeekOutを利用すると良いでしょう。
GeekOutの公式サイトGeekOutの評判と口コミについて詳しく知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。
レバテックエキスパート
レバテックエキスパートは、エンジニア業界とクリエイター業界のハイクラス求人を多数取り扱う転職エージェントです。
年収800万円以上のハイクラス転職を目指す人をターゲットとしており、国家資格保有者と業界経験のあるキャリアアドバイザーによる質の高いサポートを受けられます。
レバテックエキスパートの強みは、企業と強い信頼関係を構築していることです。
レバテックエキスパートの担当者は、年間計3,000回以上も企業訪問し、CTO(最高技術責任者)やPM(プロジェクトマネージャー)と頻繁に会って、信頼関係を構築しています。
選考前にカジュアルに企業側と話ができる場を提供してくれるなど、他のエージェントには無い特別なサービスもあります。
レバテックエキスパートでは、業界に精通したキャリアアドバイザーが適正な市場価値を算出して企業側と年収交渉を行うため、自身の業績や経歴が過小評価される心配はありません。
LINEのエンジニア職で希望年収を叶えるために、企業からの信頼度が高いレバテックエキスパートを利用し、難易度の高い選考を有利に進めていきましょう。
レバテックエキスパートの公式サイト「LINEに転職しました」って人に聞いた!職場環境はどう?
「残業は多い?」「上司や同僚との関係は?」など、LINEの職場環境が気になる人は多いのではないでしょうか。
ここからは、実際にLINEに転職をした人の口コミをもとに、良い評判と悪い評判を徹底調査します。転職後のギャップを防ぐためにも、LINE社員の生の声を参考にしましょう。
LINEの良い評判
実際にLINEに転職した人の口コミには、以下のような良い評判が多くみられました。
- 評価の仕組みとして、360度評価があるのが良いです。普段、上司や同僚に言い出しにくいことでも、評価として正しく伝えられます。異動の希望も、正直に言えます。(中途・女性・サービス運用)
- 上司や同僚からの評価と自分の活躍度合いによって報酬が決まります。頑張れば頑張るほどボーナスなどに反映されるので、全く不満はありません。(中途・女性・専門職)
LINEは、P-reviewとC-reviewの2種類の評価制度を導入しています。
- P-review:自身で目標を設定して上司から評価を受ける仕組み
- C-review:上司・同僚・部下など、周囲の人からの評価を受ける仕組み
LINEの評価制度は、単に成果だけをみるのではなく、上司や同僚からの評価も加味されます。このため、上記の口コミのように評価制度に満足する声が多くみられました。
また、一人ひとりを尊重した働きやすい環境が整っていることを評価する声も多くみられました。
- とにかく自由な社風で個人の裁量に任されています。勤怠についても融通が効くので、職場環境には全く不満はありません。(中途・男性・企画)
- 個人を尊重している会社です。そこは間違いありません。(中途・男性・メディア事業部)
- 仕事は自分次第です。部署によってはリモートワークも可能で、有給も問題なくとれます。(中途・男性・エンジニア)
裁量労働制を導入しているLINEでは、働き方を自分自身でコントロールできる特徴があります。
部署によって多少の違いはありますが、出勤や退勤の時間などを個人の裁量によって決められるLINEは、ワークライフバランスを重視したい人にとって嬉しい職場環境といえるでしょう。
LINEの悪い評判
次に、悪い評判を紹介します。
成果だけでなく、日頃の業務に対する360度評価があるのを評価する声がある一方、所属部署や上司次第で評価が左右されることに不満を抱く社員も多いことがわかりました。
実際に、以下の口コミがありました。
- 非常に透明性が高い評価制度ではありますが、年功序列と比べると給与はあがりにくいです。有名企業とはいえども、ベンチャー気質があります。(中途・女性・マーケティング)
- 上司によってかなり評価がかわります。そのため、定量的な評価がされているとは思いません。(中途・女性・ディレクター)
- 上司によって部署の雰囲気は大きく違います。所属する部署によっては、短いスパンで成果を出さないと評価されないこともあります。(中途・男性・マネージャー)
ほかにも、「上司の評価を得るために、想定以上の成果を出さないといけない」「中途入社後して以来、給与はほとんどあがらない」などと、不満を抱く口コミがみられました。
LINEの年収・転職成功方法まとめ
LINEの平均年収は、日本の平均年収を大幅に上回る高水準です。2016年に東証一部に上場して以来、年収700万円台を維持し続けています。
LINEは年俸制度を導入し、実績や貢献度によってインセンティブが貰える「成果主義」の色が濃く、頑張りに見合った年収が期待できるでしょう。
ただし、「上司や部署によって評価が異なる」「給与があがりにくい」などの悪い評判もあり、不公平感を抱く社員もいることがわかりました。
特に中途社員は前職の給与をベースに年俸が提示されるため、年収アップを目指して転職をする人は注意が必要です。
希望年収でLINEに転職するには、「年収交渉」が非常に重要です。
年収交渉には、この記事で紹介したパソナキャリアやリクルートエージェントなど、年収UPの実績があり、年収交渉にも強い転職エージェントに相談することをおすすめします。
LINEのエンジニア職に転職したい人は、マイナビITエージェントなど業界に特化した転職エージェントを選びましょう。
急成長を続け、圧倒的な知名度を誇るLINEには、多くの転職希望者が集まるため転職の難易度は高いことが予想されます。
内定の可能性を高め、希望通りの年収をかなえるために、転職のプロの力を借りて転職活動を進めましょう。